Canva アイキャッチ

デザイン初心者からプロまで幅広く支持されているCanvaは、誰でも手軽に高品質なビジュアルコンテンツを作成できるグラフィックツールです。

ブラウザやアプリ上で操作でき、テンプレートや素材が豊富なため、SNS投稿やチラシ、プレゼン資料、動画の制作まで対応可能です。Canvaは無料でも多くの機能が使えますが、有料プランに切り替えることでさらに多彩な機能や素材にアクセスできるのが魅力です。

このページでは、Canvaとはどんなサービスかをはじめ、具体的にできること、料金プラン、基本的な使い方まで詳しく解説します。初めてCanvaを使う方や、導入を検討している方にもわかりやすくまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。

記事の執筆者
株式会社EXIDEA 執行役員CTO
梶野 尊弘
新卒採用プラットフォームの開発運用に従事し、Webアプリ、スマホアプリの開発/運用、性能改善/PM/データ分析基盤/クラウドインフラなど、多岐に渡って経験。現在はCTOの他、「EmmaTools」のプロダクトから販売までの事業責任を担っています。データ分析基盤や自然言語処理を専門としています。EXIDEAでは「プロダクトで”楽”を創る」をミッションに、プロダクトを通したマーケティング業務の効率化やコンテンツマーケティングの支援を行なっています。
EmmaBlog監修者

Canvaとは?

Canvaとは、誰でも簡単にデザインができるオンラインのグラフィックデザインツールです。

特別なソフトをインストールする必要がなく、ブラウザ上で操作できるため、デザインに不慣れな初心者でも直感的に扱うことができます。操作画面はシンプルで、豊富に用意されたテンプレートや素材を組み合わせるだけで、短時間で見栄えの良いデザインが完成します。

例えば、Instagramの投稿画像やYouTubeのサムネイル、プレゼン資料なども、Canvaを使えば数分で仕上げられます。ドラッグ&ドロップの操作だけで、文字や画像の配置、色の変更ができるため、専門的なデザインスキルは不要です。Canvaは、日常的にSNSを更新している個人から、マーケティング資料を作成する企業担当者まで、幅広いユーザーに活用されています。

また、クラウドベースのためデータの保存や共有もスムーズで、チームでの共同編集にも対応しています。これにより、遠隔地にいるメンバーともリアルタイムでデザインを進めることが可能です。

このように、Canvaは「誰でもすぐに始められて、本格的なデザインができる」ツールとして、さまざまなシーンで活躍しています。

Canvaでできること5選

こちらでは、Canvaでできることを5つ紹介しています。

SNS投稿やブログ用画像の作成


1つ目は、SNS投稿やブログ用画像の作成です。

InstagramやX(旧Twitter)、Facebookなどの投稿に必要な画像サイズや構成があらかじめ用意されており、ユーザーはそれに合わせてテンプレートを選ぶだけで、手軽にプロ品質のビジュアルを作成できます。文字を入れたり、画像を差し替えたりする操作もドラッグ&ドロップで直感的に行えるため、デザインの知識がない方でも安心して使えます。

例えば、セール告知の投稿やブログのアイキャッチ画像など、目的に応じてカラーやフォントを変更するだけで、印象的なデザインに仕上がります。Canvaには、無料で使える豊富な写真素材やアイコン、イラストも揃っており、短時間で目を引くビジュアルを完成させることができます。

SNS運用をしている企業やインフルエンサーにとって、毎日の投稿作成にかかる工数を大きく削減できる点でもCanvaは重宝されています。

プレゼン資料やチラシの作成


2つ目は、プレゼン資料やチラシの作成です。

PowerPointのようなプレゼン資料は、テンプレートを選ぶだけで構成やデザインが整っており、文字や画像を差し替えるだけで洗練されたスライドに仕上がります。また、アニメーション機能を活用することで、スライドに動きを加えて印象的に見せることも可能です。

チラシの作成においても、用途別に豊富なテンプレートが用意されており、商品の告知やイベントの案内など、目的に応じたデザインをすぐに作り始められます。印刷向けに最適化されたフォーマットも揃っているため、完成後はそのまま印刷業者に入稿できるのも大きな利点です。

このように、Canvaは専門ソフトが不要で、誰でもすぐに魅力的なプレゼン資料やチラシを制作できる便利なツールです。

動画やアニメーションの作成


3つ目は、動画やアニメーションの作成です。

Canvaでは、静止画だけでなく動画やアニメーションも簡単に作成することができます。専門的な動画編集ソフトを使わなくても、テンプレートを選んで素材を配置するだけで、魅力的なショート動画やスライドショーを作成できます。Canva内には、無料・有料の動画素材や音楽、アニメーション効果が豊富に揃っており、ドラッグ&ドロップの直感的な操作で編集可能です。

例えば、商品の紹介動画やInstagramリール、YouTubeショートなどのSNS向け動画、社内用の簡単なマニュアル映像なども手軽に作ることができます。Canvaでは、文字のフェードインや画像のズームなど、動きのある演出もワンクリックで設定できるため、デザイン初心者でもプロのような仕上がりを実現できます。

作成した動画はMP4形式などで保存でき、SNSへの投稿やWebサイトへの埋め込みも簡単です。

チームでの共同編集

4つ目は、チームでの共同編集です。

例えば、社内のマーケティングチームが一つのプレゼン資料を共同で作成する場合、それぞれが別のページや要素を同時に編集しながら進めることが可能です。コメント機能も搭載されているため、修正依頼やフィードバックをその場でやりとりでき、コミュニケーションの効率が格段に向上します。

また、権限の設定によって「編集のみ可能」「閲覧のみ可能」といった役割分担ができるため、大人数での作業でもミスが起こりにくい設計になっています。プロジェクト単位でフォルダを整理したり、共有リンクを活用したりと、チーム内の情報共有もスムーズです。

このように、Canvaは個人の作業だけでなく、複数人でのコラボレーションにも強く、業務効率化に役立つツールとして評価されています。

AIを活用した画像生成機能

Canva AIトップイメージ
5つ目は、AIを活用した画像生成です。

Canvaでは、AI技術を活用した画像生成機能「Text to Image(テキスト トゥ イメージ)」を利用することができます。これは、ユーザーが入力したテキストをもとに、Canva内でオリジナルの画像を自動生成してくれる機能です。例えば「夕焼けの海辺を歩く猫」のような具体的な指示を入れると、わずか数秒でそのイメージに合った画像を複数パターン提示してくれます。

この機能は、商用利用可能なオリジナルビジュアルを短時間で作りたい場合に特に便利で、アイデア出しや雰囲気作り、他にはないデザインの差別化に役立ちます。また、テンプレートとの組み合わせも簡単で、デザイン全体のクオリティ向上にも貢献します。

画像素材の選定に時間がかかる方や、既存の写真では満足できない方にとって、CanvaのAI画像生成は強力な味方になります。次はこのAI機能を使った編集のコツについても理解を深めていきましょう。

Canvaの料金プラン

Canvaの無料プランと有料プランの違い
項目 無料プラン 有料プラン(Proなど)
機能 数千点のテンプレート、基本的な画像編集、無料素材の利用 1億点以上の素材、高度なテンプレート、背景リムーバー、ブランドキットなど
料金 無料 月額1,500円(年払い時は割引あり)
活用例 個人のSNS投稿用画像や簡単な資料作成 ビジネス用プレゼン資料、チームでの共同編集、ブランド統一したデザイン制作

Canvaには、ユーザーの目的や利用頻度に応じて選べる複数の料金プランが用意されています。基本的な機能を無料で利用できるフリープランは、個人での簡単な画像作成やデザイン体験に最適です。SNS投稿やブログ用バナーの作成など、テンプレートと素材を活用してすぐに始められるのが魅力です。

一方で、より本格的に活用したいユーザー向けには、有料のProプランやチーム向けのプランがあります。有料プランに切り替えることで、ブランドカラーやロゴの一括管理、背景の自動削除、高度なテンプレートへのアクセスなど、制作効率を大幅に高める機能が解放されます。例えば、企業の広報担当がブランドに沿ったチラシを短時間で制作したい場合、有料プランであれば効率的に質の高いビジュアルを作成できます。

Canvaの料金体系は非常に柔軟で、用途やスキルレベルに応じて無理なくステップアップできる点が特長です。

Canvaの始め方

Canvaは、デザイン初心者でもすぐに使い始められる手軽さが魅力のオンラインツールです。
Canva ログイン
利用を始めるには、まず公式サイトやアプリからアカウントを作成する必要があります。Googleアカウントやメールアドレスを使って登録できるため、SNSと同じ感覚でスムーズにスタートできます。
Canva テンプレ
登録後は、すぐに豊富なテンプレートの中から用途に合ったものを選び、画像や文字を編集するだけでデザインが完成します。例えば、Instagram投稿用の画像を作りたい場合、「Instagram投稿」と検索することで適したサイズと構成のテンプレートが表示され、編集画面から直感的に操作できます。
Canva ダウンロード
完成したデザインは、ボタン一つでダウンロードしたり、共有リンクを発行してチームやクライアントと共有することも可能です。この手軽さと即時性が、Canvaが広く支持されている理由のひとつです。

Canvaは登録から利用までのハードルが低いため、これからデザインに挑戦したいという方でも安心して始めることができます。次は、編集の基本操作やテンプレートの使い方について見ていきましょう。

Canvaはどんな人におすすめ?

Canvaは、デザイン経験の有無にかかわらず、誰でも手軽にビジュアルコンテンツを作成したいと考えている人におすすめのツールです。特に、個人でSNS投稿を行っているインフルエンサーや、副業でブログ運営をしている人にとって、テンプレートを使った画像やバナーの作成が簡単に行える点は大きなメリットです。

また、業務で資料作成を担当するマーケターや広報担当者にとっても、短時間で高品質なスライドやチラシを作成できるCanvaは、業務効率を大幅に向上させる存在となります。企業に所属している場合でも、チームでの共同編集機能を活用すれば、リモート環境でも円滑に制作作業を進められます。

教育現場や自治体など、専門的なデザインスキルを持たない人が資料やポスターを自作する場面でもCanvaは活躍します。直感的に操作できるインターフェースと豊富なテンプレートが、誰でも見栄えのよいデザインを実現する手助けをしてくれます。

このように、Canvaは個人・法人を問わず、多くの場面で活用できる汎用性の高さが魅力です。

まとめ

Canvaは、誰でも簡単にプロ品質のデザインができるツールとして、多くの個人やビジネスユーザーから支持を集めています。

テンプレートを選んで文字や画像を入れ替えるだけで、SNS投稿やプレゼン資料、動画コンテンツまで幅広い制作が可能です。無料プランでも豊富な機能を備えていますが、より高度な素材や便利な機能を求める方には、有料プランへのアップグレードも視野に入れると良いでしょう。

Canvaを使いこなすことで、業務の効率化やブランディングの強化にもつながります。はじめての方も、この記事で紹介したステップを参考にすればすぐに始められます。気になった方は、まずはアカウントを作成して、Canvaの直感的な操作性と多機能性を体感してみてください。