
当ページをご覧の方の中には、「SEO対策をして、アクセスを伸ばす必要があるけど、やり方がわからない。」というお悩みを持たれている方も多いのではないでしょうか?
いまや、SEO対策はWEBマーケティングには欠かせません。
しかし、SEO対策は、専門家でも意見が別れるほど、難しい領域。また、勘違いされることが多いのですが、小手先のテクニックではなく、ユーザーファーストの本質からぶれないことが非常に大切です。
そこで当ページでは、SEO対策の基礎知識はもちろん、なぜユーザーファーストが重要と言われるのかを解説します。さらに、本場アメリカの資料をもとに2021年最新のSEO対策方法を5つを紹介していきます。
「具体的にどんな施策があるの?」
「SEOの最新トレンドがどうなっているのか知りたい!」
このようにお思いの方は、ぜひ読み進めていただければと思います。
目次
SEO対策とは?初心者の方向けの基本知識
まずは、基本を知るためSEOとは何か、またSEO対策のメリット・デメリットについて見ていきましょう。
SEOとは?
SEOとは、「Search Engine Optimization」の略で、検索エンジン最適化を意味します。
つまり、Google(グーグル)やYahoo!(ヤフー)などの検索エンジンでWebサイトを上位に表示させる一連の施策がSEOです。
検索エンジンで上位に表示されればされるほど、ユーザーのクリック率(CTR)は高くなるため、SEO対策を行うことで、自サイトやページのアクセス増加を狙うことが可能です。
*SEOには既に最適化の意味が含まれており、最適化対策というのは頭痛が痛いといったような二重表現で、SEO対策は厳密にいえば間違った単語です。ただ、当ページでは便宜上、SEOに関する一連の施策のことをSEO対策と呼びます。
SEO対策をするとどんな効果がある?メリットを解説!
まずは、SEO対策のメリットをご紹介します。主なメリットは以下の3点です。
- 費用対効果が高い
- ターゲットとしているユーザーを集客できる
- SEO対策はブランディング効果もある
それぞれのメリットについて、1つずつ見ていきましょう。
費用対効果が高い
SEO対策を行う最も大きなメリットは、費用対効果が高いということ。検索エンジンに上位表示されることで、バナー広告やテキスト広告などの広告費はかけずに集客することができます。
ターゲットとしているユーザーを集客できる
SEOの場合、ユーザーは自分のニーズに基づいたキーワードをGoogleやYahoo!で検索します。つまり、SEOで訪れるユーザーは自社の商品やサービスと関連したニーズを抱いている人が多いのです。
例えば、「SEO 対策」というキーワードで検索した方は、ほとんどがSEO対策についての情報を求めているはずです。
ターゲットとしているユーザーを効率よく集客することができるというのも、SEO対策をするメリットと言えます。
SEO対策はブランディング効果もある
SEO対策をすることで、Webサイトや商品、サービスのブランディング効果も期待できます。
検索結果に上位表示されることで、ユーザーがサイト名や商品名、サービス名を目にする機会も増え、自然と認知度も高まります。認知度が高まることで、ユーザーに安心感を持ってもらうこともできるでしょう。
対策することでデメリットはある?
一方で、SEO対策にはどういったデメリットがあるのでしょうか。 デメリットとしては以下の2点です。
- SEO対策は効果が現れるまでに時間が掛かる
- 検索エンジン側のアルゴリズムアップデートで順位が左右される場合がある
デメリットについても、それぞれ詳しく見ていきます。
SEO対策は効果が現れるまでに時間が掛かる
SEO対策を行ったからと言って、すぐに検索エンジンで上位表示されるわけではありません。
具体的には、ホームページ内にコンテンツを制作する時間、そしてユーザーや検索エンジンから評価される時間です。特にビックキーワードでの上位表示を狙う場合には、かなりの時間がかかることもあります。
つまり、短期での成果を見込むリスティング広告などとは違い、SEO対策はあくまでも中長期の時間軸で成果を狙うマーケテイング手法と言えます。
検索エンジン側のアルゴリズムアップデートで順位が左右される場合がある
検索エンジンのアルゴリズムは、不定期に大きなアップデートを繰り返しています。
アルゴリズムがアップデートされることでページの評価基準が調整され、検索結果の順位にも変動が起きます。極端な例を挙げると、昨日まで1位に表示されていたページが、アップデートの影響で検索結果の圏外になってしまうということもあり得るのです。
そのためSEOは、一過性ではなく、常に検索エンジンの最新情報を取り入れた上で対策し続ける必要があります。
Googleだけで大丈夫?|検索エンジンで上位表示されるために効果的なこと
ここまでSEO対策の基本知識を見てきました。ただし、簡単にSEO対策と言っても、実際に検索エンジンにはかなりの数があります。皆さんがご存知のGoogle、Yahooだけではありません。
それでは、どの検索エンジンに対してSEO対策をするのが最も効果的なのでしょうか。そこでここからは、SEO対策を行う上で最適な検索エンジンについて見ていきます。
日本の検索エンジンシェア
結論からお伝えすると、SEO対策はGoogleの検索エンジンに対して施策を行っていくのが最も効果的です。
それでは、検索エンジンはGoogle、Yahoo!の他にも多く存在しますが、なぜGoogleだけなのでしょうか。
実は、Yahoo!Japanは2010年より、Googleの検索エンジンを使っており、日本語での検索においてGoogleでもYahoo!でも検索結果に違いはないのです。
強いて言うなら、Yahoo!には独自コンテンツのYahooニュースや、知恵袋、Yahooショッピングが検索結果に出てくるのようになっているのですが、検索結果順位のページはYahoo!でもGoogleでも同じ。
GoogleとYahoo!の検索エンジンシェアを合わせると、約9割を占めるのがGoogleの検索エンジンとなるため、SEO対策はGoogleの検索エンジンへ対策を行うことが最も効果的なのです。
Googleが掲げる10の真実
具体的なSEO対策の解説に入る前に、SEO対策を実施していく上で、最も大事なことをお伝えいたします。
それは、ユーザーファースト(ユーザーの利便性)の視点からぶれないこと。ユーザーファーストの視点は、以下の『Googleが掲げる10の真実』の1番目に出てくる項目であり、Googleが最も大切にしていることです。
Googleが掲げる10の真実
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能する。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
引用元:https://www.google.com/about/philosophy.html?hl=ja
ユーザーに焦点を絞るということは、目の前の短期的な収益ではなく、ユーザーのことを考えているサイトがSEO対策でも重要と言えます。
実際に、短期的な利益や、簡単なその場しのぎのSEO対策を行っているホームページやブログはGoogleのアルゴリズムアップデートによって大きくランキングを落とすケースが非常に多く見られます。
ユーザーが真に求めているもの、すなわち『質の高いコンテンツ』を作り続けることが、SEO対策では何よりも大切です。
それでは、ユーザーが求めるコンテンツはどのように作成するのか。次項で見ていきましょう。
コンテンツ作成の基礎-キーワードの重要性-
検索エンジンの基本は、検索語句(キーワード)に対して、最もふさわしいとGoogleが判断したコンテンツを提示するもの。
つまり、キーワードからユーザーのニーズを理解することがSEO対策、コンテンツ作りの真髄と言える作業なのです。
ここでは、キーワードからユーザーニーズを見出す方法をご紹介いたします。
ユーザーニーズを探る方法
ユーザーのニーズを知る方法は、非常にシンプル。その検索キーワードに隠されたユーザーの心理を紐解いていくのみです。
ただ、シンプルでありながら、非常に重要かつ難易度の高い作業でもあります。実際に例を見てみましょう。
例えば、『留学 英語』という検索キーワードで調べているユーザーは、以下のことが知りたいと考えられます。
- 英語の留学ができるのはどこの国だろう?
- それぞれの国の特徴とおすすめはどの国かな?
- 英語の留学にはどんな種類があるの?
このような、一般的で知識やノウハウなどを知りたがっているキーワードを『インフォメーショナルクエリ』と呼びます。
一方で、『留学 奨学金』と調べている人は、「どのような奨学金があるのか知りたい」と考えていることが伺えるでしょう。また、奨学金というキーワードからは「もう既に留学に行きたいと思っていて少しでも費用を抑える方法を探している」、もしくは、「奨学金次第では留学に行きたいと思っている」という心理も読み取れます。
このような、よりアクションに近い(この場合は、留学に行くという具体的な行動)キーワードを『トランザクショナルクエリ』と言います。
このような、それぞれのクエリに対するニーズが分かれば、あとはユーザーの心理に沿ったユーザーが本当に欲しいと考えているコンテンツを作れば良いのです。
SEOの基本は内部対策と外部対策
SEO対策における基本は2つに集約されています。その2つとは、内部対策と外部対策です。
内部対策:Googleに正しく評価してもらう施策
内部対策とは、Webサイトの内容をしっかりとGoogleのクローラーに認識してもらう施策のこと。具体的には以下が挙げられます。
- タイトルタグにキーワードを入れ、何に関する記事なのかをGoogleに認識してもらう
- キーワードをできるだけタイトルの前方に入れ、そのキーワードが重要だとGoogleに伝える
- meta description属性タグを設定し、ユーザーのクリック率(CTR)を上げる
- h1やh2等のタグを正しく使う
- URLを正規化し、評価の分散を防ぐ
外部対策:第三者からの評価(被リンク)をGoogleに伝える施策
一方で、外部対策とは他サイトからのリンクを受けて(被リンク)、第三者からの評価を正しくGoogleに伝えるSEO対策のことです。
被リンク(外部リンク)は、初期のGoogleにおける代表的なランキングファクター(ランキング決定要因)の1つでした。現在は、昔ほど検索結果に与えるインパクトは大きくないですが、未だに重要な要素だと言われています。
ただし、被リンクは基本的に外部のサイトが設定するもの。つまり、自分ではコントロール出来ない要素となるため、SEO対策は主に内部対策に集中して行うのが一般的です。
ここまでは、『SEOとは何か』という話から、SEOにおいて大切なこと、基本的な内部対策や外部対策の概念までを解説してきました。
次は、いよいよ2021年で注目されている、最新のSEO対策を紹介いたします。最先端の波に乗って、SEO対策を先取りしたい方は必見です!
2021年のSEO施策|最先端のやり方でライバルに差をつけよう
一昔前(2000年代)のSEO対策といえば、検索エンジンのアルゴリズムの穴を突くようなブラックハットSEOが中心でした。
自作自演のリンクを増やすPBN(Private blog networks)、キーワードを過剰に詰め込むキーワードスタッフィング、ユーザーと検索エンジンに見せるページを別にするクローキングなどが代表的な手法です。
これらのブラックハットSEO対策は検索エンジンの性能が向上した2021年現在、ほとんど通用しません。
一方で、2021年現在のSEO対策として有効だと言われているのは、Googleのガイドラインに沿ったホワイトハットSEO。それでは、実際に2021年、どのようなSEO対策が必要とされているのか、*Backlinkoの記事を織り交ぜて、紹介いたします。
ランクブレインとUXを制する
ランクブレインとは、2015年からGoogleの検索エンジンに搭載されたアルゴリズム。機械学習を使ったAI(人工知能)で、よりユーザーが求めているコンテンツを検索結果ページに表示するために用いられています。
そして、Googleはランクブレインが3番目に重要なランキングファクター(順位を決める要素)だと正式に証言しています。
Backlinkoによると、ランクブレインが主に注目しているのは、次の2要素。
- 滞在時間
- クリック率(CTR)
順に解説いたします。
①ユーザーの滞在時間を増やすために、質の高いコンテンツに注力する
滞在時間は、ユーザーがページに滞在している時間。長ければ長いほど、ユーザーはそのページに滞在し、よりコンテンツを読み込んでいると言えるでしょう。
ランクブレインは、滞在時間を非常に重視しているとGoogleの人工知能研究チームが明かしています。また、アメリカのSEOコンサルティングファーム、Searchmetricsの研究データによると、検索結果の1~10位の平均滞在時間は3分10秒。
『滞在時間が長い=ユーザーが読み込んでいる』とGoogleは判断します。ユーザーが読み込んでいるコンテンツは質の高いコンテンツだとGoogleは認識するため、ページの順位が上がるのです。
すなわち、ユーザーが最後まで読みたくなるコンテンツを作ることが2021年のSEO対策には必要不可欠だと言えます。
②クリック率を上げるためにタイトルを工夫する
ランクブレインが重要視する要素の2つ目はクリック率。そもそもクリックされないとページは読まれず、評価を受けません。
評価を受けないページは検索順位が下がるため、SEO対策としては失敗です。
クリック率を上げるには、タイトルを工夫し、より魅力的なものにする必要があります。本屋でおもしろそうなタイトル(題名)を手に取るのと同じですね。
また、アメリカの調査会社SparkToroによると、2015年から自然検索によるクリック率は41,4%減少したと言います。
それは、検索の最上部に来る広告にクリックを持っていかれていたり、Googleの検索エンジンが自動生成する強調スニペット(フィーチャドスニペット)がユーザーの求めているものを提示したりして、ユーザーが目的を果たしてしまうから。
つまり、これまでよりもタイトルを工夫し、幾度となくABテストを重ねないと、クリックを呼び込むのは難しくなるということです。工夫を重ねて、ユーザーが思わず読みたくなるタイトルにしましょう。
強調スニペット(フィーチャードスニペット)に向けて最適化する
SEOツールの最大手であるSEMrushによると、全検索結果の11.3%には強調スニペット(フィーチャードスニペット)が出現するといいます。
強調スニペットは、1位よりも上位に来ることから、ポジションゼロとも呼ばれており、強調スニペットに表示されることは2021年のSEO対策における最重要項目の1つと言っても過言ではありません。
ここでは、強調スニペットに表示されるための3ステップをご紹介いたします。
ステップ1:強調スニペットのチャンスを見つける
ここでは、以下の2つを行いましょう
- 既にトップ10にランクインしているキーワードを探す
- 強調スニペットが表示されるキーワードを探す
海外を拠点にSEO分析ツールを提供するAhrefsによれば、強調スニペットの99.58%は1~10位のページが表示されるとのこと。ランクインしていなければ、そもそもノーチャンスのため、ランクインしているキーワード調べるのが第1ステップです。
そして、Ahrefsを使って、強調スニペットを出すキーワードを洗い出します。
オーガニックキーワードをクリックし、SERP機能からfeatured
snippetを選びましょう。試しに、弊社のサイトで試してみると、254キーワード見つかりました。
続いて、ステップ2に移ります。
ステップ2:スニペット用のコンテンツを用意する
強調スニペットに表示されるための、100~150字のパラグラフを用意しましょう。
SEMrushが700万個もの強調スニペットを調査したところ、大多数の強調スニペットが英語では40~60単語だったといいます。その単語量を日本語に変換すると約100~150字です。
100~150字のパラグラフにすることで、強調スニペットに入りやすいコンテンツが出来上がります。
ステップ3:他の強調スニペットにも最適化させる
カナダのSEOコンサルティング会社であるSTAT Search
Analytics*によれば、約82%の強調スニペットは上記の方法で対策できるパラグラフ型のものですが、他にはリスト型のものが約11%、テーブル(表)型のものが7%だと言います。
その約20%からなる2タイプでも強調スニペットに表示される方法をご紹介いたします。
リスト型は例えば、『〇〇のレシピ』や『〇〇のやり方』などの順序などを示すタイプのもの。この場合は、h2やh3などのタグを正しく使ったり、htmlのリストタグを使うことで最適化が可能となります。
また、テーブル型の場合は、コンテンツ中のテーブルから引用されることが多いため、htmlのテーブルタグで表を作成するというのも重要です。
強調スニペットがこれからますます注目されていく技術であることは間違いありません。強調スニペットに対応していくことは2021年のSEO対策で必須となるでしょう。
*引用元:https://getstat.com/blog/featured-snippets/
モバイルファーストインデックス最適化
2018年の3月27日より、Googleはページの評価基準をPCページではなく、モバイルページに移行させています。これは、60%の検索がモバイルからされており、モバイルページに評価を合わせた方が合理的であるため。
つまり、このモバイルファーストインデックスに最適化することで、2021年版SEO対策のスタートラインに立てるのです。
ここでは、モバイルファーストインデックスに最適化するための3ステップを見ていきましょう。
ステップ1:モバイルとPCでコンテンツを一致させる
ユーザビリティを考慮して、モバイルページでのみアコーディオンでWEBコンテンツを隠しているサイトがあります。従来、Google
Webmastersの公式ツイッターでは、それはOKだと言われていました。
しかし、*最近の研究によると、アコーディオンでコンテンツを隠しているサイトは、コンテンツを表示しているサイトよりも順位が低いことが分かっています。
モバイルファーストインデックスに最適化するのであれば、PC、モバイルページの両方ともに同じコンテンツを表示させましょう。
*引用元:https://dejanseo.com.au/mobile-first-test/
ステップ2:レスポンシブデザインにする
レスポンシブデザインは、Googleが公式に推奨しております。モバイル、タブレット、PCで別にページを作るのではなく、レスポンシブデザインで対応しましょう。
SEO対策として優れているだけでなく、1つのコードで済むため、工数的にも楽ですよ。
ステップ3:モバイルフレンドリーテスト
あなたのサイトが本当にモバイルフレンドリー(モバイルユーザーにとって使いやすい)かを図るにはGoogleのSearch
Consoleが提供するモバイルフレンドリーテストを受けましょう。
問題がある箇所を教えてくれるため、そこを修正していけば、SEO対策を行っていることとなります。
さらに、Search
Consoleが提供している、Mobile Usabiliyも利用しましょう。サイトのどのページがモバイルフレンドリーでないかを教えてくれ、更に対応策も提示してくれるので、後は修正すればいいだけです。
ボイスサーチ(音声検索)に最適化させる
Google*によれば、10代55%、20代以上41%が毎日1回以上、ボイスサーチ(音声検索)を利用するといいます。更に現在、モバイル検索の20%がボイスサーチだというのです。
ボイスサーチも2021年のSEO対策において避けては通れないトピックの一つであると言えるでしょう。
ここでは、ボイスサーチ最適化方法の3ステップをご紹介いたします。
*引用元:https://www.blog.google/products/search/omg-mobile-voice-survey-reveals-teens/
①検索結果の3位以内に入る
Backlinkoによれば、1~3位のページからボイスサーチが適応されるのは、約75%。そのため、より上位にランクしている必要があります。
②強調スニペットに表示させる
Backlinkoによれば、40%のボイスサーチの回答は強調スニペットからだといいます。前述した強調スニペットはポジションゼロとして重要なだけでなく、ボイスサーチ最適化するにも欠かせないのです。
コンテンツの中に質問と答えを用意する
従来の検索では『留学 おすすめ 国』のように、単語で検索するものでした。一方で、ボイスサーチの場合は、より会話に近い形になります。この場合、『留学でおすすめの国はどこ?』というような質問になるでしょう。
ボイスサーチに最適化させるには、答えに加えて、上記のような質問もコンテンツ内に用意するべきです。
実際に、上記の質問をGoogleにしてみると、以下の答えが返ってきました。(内容は英語です。)
ページ内を見てみると、答えに加え、質問も記載があります。
質問があったほうがボイスサーチに取り上げられるため、FAQなどをサイトに用意しておくのも良いでしょう。
E-A-Tを高める
2018年の8月1日に行われたコアアップデートでは、多くの医療系のサイトが順位を落としました。このコアアップデートに先立って、Googleは新しいガイドラインを発表。
基本的には、あまり内容に変化がありませんでしたが、新しいガイドラインでは、よりE-A-Tに重点を置いていることが分かります。
E-A-Tとは、Expertise(専門性),
Authoritativeness(権威性),Trustworthiness(信頼性)の頭文字を取ったもの。以前からガイドラインにはあった項目でしたが、あまり注目されていない印象でした。
しかし、このコアアップデートでは、E-A-Tを重点に改善したアルゴリズムになったと見られています。では実際に、E-A-Tにはどのように対応すればいいのでしょうか。
ガイドラインには、ほとんどのウェブサイトには著者の情報、及びコンタクト情報が載っているべきとの記述が見られます。
つまり、Googleはそのコンテンツが誰によって書かれたかを非常に重視し、専門家であることを望んでいるのです。
ここから見えるSEO対策は以下の4つです。
- 運営会社情報・著者情報を載せる
- わかりやすいコンタクト情報
- 引用したサイトの情報やリンクを貼る
- プライバシーポリシーと利用規約を載せる
以上の4点に最低限対応することでE-A-Tを高め、2021年のSEO対策を先取りしていきましょう。
有料・無料の分析ツールをご紹介
これまで、2021年最新のSEO対策について見てまいりました。
方法さえわかれば、後は対策のための施策を行うのみです。ここからは、そんなSEO対策を行う上で欠かせない選りすぐりのツールをご紹介します。
SEO対策で欠かせない要素となる「コンテンツ」、「ユーザー動向」、「被リンク」に関する分析ツールを見ていきましょう。
SEO対策に不可欠!コンテンツ作成ツール
SEO対策の肝となるのが、サイト内のコンテンツです。そのコンテンツを作成するためのツールをご紹介します。
EmmaTools™ for Writing(有料)
EmmaTools™は当社が開発したSEOライティングに特化したSEOオールインワンツールです。
特定のキーワードで上位表示しているサイトを自動で分析し、コンテンツに必要な関連キーワードを抽出してくれます。また、キーワードに応じて重要度も表示してくれるため、どんなコンテンツがSEO対策に効果的かが一目瞭然。
もちろん、SEO未経験の方でも簡単に使えるため、これからSEO対策に取り組んでいきたい、もしくは一度書いたコンテンツが上位表示しないからリライトしたい方にもおすすめです。
ユーザー動向の分析ができる!ヒートマップツール
ヒートマップツールは、ユーザーの動きを視覚的に分析できるツールです。実際にクリックされた箇所や、よく読まれている箇所、ユーザーが離脱した箇所を読み取り、サイトの改善につなげることができます。
それでは早速、おすすめのヒートマップツールを見ていきましょう。
Ptengine(無料/有料)
PtengineはPCサイトだけでなく、タブレットやスマートフォンにも対応しているヒートマップツールです。月間3000PVまでであれば、無料で1つのページのヒートマップを作成することができます。
3,000PVを超える場合や複数のページでヒートマップを作成したい場合は、有料プランとなり月額14,800円からツールを利用することが可能です。
EmmaTools™(有料)
当社で開発しているSEO対策ツールのEmmaTools™はヒートマップの確認も可能。ヒートマップツールに必要な、熟読エリア、クリックエリア、終了エリアの分析ができ、オウンドメディアの成長に欠かせない要素が揃っています。
オウンドメディアの運営者や、インハウスのマーケティングを行っている企業におすすめの有料ツールです。
被リンク分析ツール
最後に、ホームページの被リンクを分析するためのツールを2つ紹介していきます。
akakurage.jp(無料)
akakurage.jpはメールアドレスを登録するだけで使える無料の被リンクチェックツール。自動で質の低いリンクを診断してくれるため、リンクチェックにかかる時間を節約できます。
ahrefs(有料)
ahrefsはSEO業界最大級の被リンク分析ツール。被リンク数の推移が見れたり、アンカーテキストを調査したりすることができます。
また、全ドメインと比較して、自サイトのドメインパワーがどれほどなのかを順位で確認できahrefsランク、URLの強さを測ることができるURやドメインの強さを示すDRなどの独自の指標があり、SEOツールの中でも非常に高性能なツールとなっています。オウンドメディアを運営する上で、ahrefsはおすすめ有料ツールの1つです。
もちろん、上記はSEO対策ツールの一部となっております。さらに詳しくSEO対策ツールを知りたいという方は下記のページもご参考にしてみてください。
検索順位を上げる方法まとめ
いかがでしたか。SEO対策の概要から、最先端のSEO対策までを解説してきました。
Googleの技術は日々変化しており、それに伴って、新しい対策が必要となってきます。
ただ、一つだけ変わらないのは、Googleが常にユーザーファーストを掲げていること。
つまり、ユーザーのことを第一に考えて、コンテンツを作っていけば、自ずと評価されるページになっていくということです。つまり、ユーザーのことを極限まで考え抜くことが、これから必要とされる真のSEO対策だと言えるでしょう。
それでは、最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
また当サイトでは他にも、当社が13年以上かけて貯めた独自のノウハウを、チェックリストとして公開しています。SEO対策に取り組んでいる方は、ぜひ下記の資料をご覧いただければと思います。
外注したい方向け-SEO対策の代行を依頼した場合の費用-
ここまでお読みいただき、オウンドメディアのSEO対策を外注しようか検討しているという方もいらっしゃるでしょう。
そのような方に向けて、SEO対策やコンサルティングを依頼する場合の費用の相場もお伝えしていきます。
SEO対策を外注する場合の業者は6種類
SEO対策を依頼する際は、まずSEO業者の種類を知ることが重要です。なぜなら、業者によって対策内容や費用も異なるため。
現在どのような対策が必要で、どのような業者へ依頼するのが最も効果的かを考える上で、是非ご参考にしてみてください。
SEO対策で利用される業者の種類は、主に以下の6種類です。
- 成果報酬型SEO対策
- 外部リンク対策
- Webサイト製作とセットのSEO対策
- コンテンツマーケティング重視のSEO対策
- 業務委託型コンテンツSEO
- SEOコンサルティング
文字通り、SEO対策を行った成果に対して料金が発生するのが成功報酬型SEO対策です。検索順位が1~3位になった場合、4~10位にランクインした場合など、成果に応じて費用が決定されます。
依頼する会社が運営するWebサイト、もしくは新しくサイトを立ち上げ、被リンクを設置していくのが外部リンク対策です。費用は前払い制となっており、キーワードを基準に価格が決まっていることがほとんど。検索ボリュームの多いビッグワードでは価格が上がるなど、キーワードの種類によって費用が変動するというのが特徴です。
Webサイト製作とSEO対策のサービスをセットで提供する業者もあります。Webサイトを構築しながらSEO対策を行うことで、サイト全体で高いSEO効果を得ることができます。その分、費用としては比較的高い部類となる点は注意が必要です。
文章コンテンツである「記事」の質を高めることを重視しています。SEOで新規顧客を集めるだけではなく、リピーター獲得まで設計されるのが特徴です。
業務委託型は、クラウドソーシングなど外部のライターにコンテンツ作成を依頼します。基本的にはライターと業務委託契約を交わして、報酬を支払います。
SEOコンサルティングは、Webサイトやホームページの現状を分析し、対策を行っていく業者です。SEOコンサルティングは、他の業者と比較すると費用が高めですが、課題発見から対策まで行うことができます。そのため、まだSEOの初心者という方にもおすすめです。
それぞれの業者の費用相場は?
それでは実際に、SEO対策を行う業者ごとの具体的な費用について見ていきましょう。
SEO業者 | 支払い方法 | 費用相場 |
---|---|---|
成果報酬型 SEO対策 |
成果報酬 | 1KW*1= 500~5,000円/日 |
外部リンク 対策 |
月額固定 | 3KW= 3~15万円 |
Webサイト セット型 |
一括支払い | 50~200万円 |
コンテンツ マーケティング |
一括支払い | 1記事= 5,000~20,000円 |
業務委託型 | 契約単位*2 | 1記事= 1,000~10,000円 |
SEO コンサルティング |
月額固定 | 10~30万円 |
*1:KW=キーワード
*2:ライターとの契約内容によって異なる。月額制に対応していることもある
いかがでしょうか。
上記の比較表からも分かる通り、どのようなSEO対策を行うかによって費用は大きく異なります。
オウンドメディアの運営・構築をしていく上で、どのようなSEO対策が必要かをしっかり見極めた上で、業者を選び、費用対効果の高い施策を行っていきましょう。
よくある質問Q&A
最後に、SEO対策を長年行ってきたからこそわかる、よくある質問をご紹介します。あてはまる事例などがありましたら、是非ご参考にしてみてください。
そもそもSEOってなに?
SEOとは、「Search Engine Optimization」の略で、検索エンジン最適化を意味します。わかりやすく言えば、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでWebサイトを上位に表示させるための施策がSEOです。
SEO対策を行うメリットは?
SEO対策を行うメリットは主に以下の3点です。
- 費用対効果が高い
- 購買意欲の高いユーザーを集客できる
- ブランディング効果がある
どんな対策を行えば良いの?
SEO対策を行う上で、最も重要となるのが「コンテンツ」です。ユーザーが求める情報を適切に伝えることが大前提となっています。
その上で、そのコンテンツがユーザーのニーズに応えることができているかを確認するため、「ユーザー動向」や「被リンク」の分析を行っていきましょう。