
SEO対策はWEBマーケティングにおいて必要不可欠ですが、専門家でも意見が別れるほど難しい領域。「WEBサイトのアクセスを伸ばす必要があるけど、SEO対策のやり方がわからない。」と悩まれるのも当然です。
しかし実際には、小手先のテクニックではなく、SEO対策の本質であるユーザーファーストを追求したコンテンツこそが非常に大切。そのコンテンツに効果的なテクニックをプラスすることでSEO効果を最大化することができます。
そこで当ページでは、SEO対策の基本的な知識はもちろん、なぜユーザーファーストが重要と言われるのかをわかりやすく解説します。また、本場アメリカの資料をもとに2021年最新のSEO対策方法を5つご紹介。「具体的な施策」や「SEOの最新トレンド」が知りたい方も満足いただける内容となっています。
さらに、当社独自のSEOノウハウをまとめたチェックリストも公開中。無料でダウンロードできるので、ぜひ自サイトの対策にお役立てください。
目次
SEO対策とは?重要性と初心者向けの基本知識
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、検索エンジン最適化を意味します。つまり、Google(グーグル)やYahoo!(ヤフー)などの検索エンジンでWEBサイトを上位に表示させる一連の施策がSEOです。
検索エンジンで上位に表示されればされるほど、ユーザーのクリック率(CTR)は高くなるため、SEO対策を行うことで、自サイトやページのアクセス増加を狙うことが可能です。
SEO対策の効果・メリットをわかりやすく解説
SEO対策で得られる主なメリット・効果は以下の3点です。
- 費用対効果が高い
- ターゲットユーザーを効率的に集客できる
- SEO対策はブランディング効果もある
それぞれのメリット・効果について、1つずつ見ていきましょう。
費用対効果が高い
SEO対策の最大のメリットは、費用対効果が高いということ。
SEO対策の基本はコンテンツなので、コンテンツ作成やサイト構築を全て自社内(または個人)で行えれば、極端な話、SEO対策にかかる費用は「ドメイン代」と「サーバー代」のみです(時間的コストや人件費を考慮しない場合)。
そして、実際にSEO施策でWEBサイトを検索結果の上位に表示できれば、バナー広告やテキスト広告などの広告費を一切かけずに集客することも可能。このように、SEO対策は費用対効果が高い施策なのです。
ターゲットユーザーを効率的に集客できる
ターゲットとしているユーザーを効率よく集客することができるのも、SEO対策のメリットです。
ユーザーは目的の情報を見つけるために、自分のニーズに基づいたキーワードをGoogleやYahoo!で検索します。例えば、「SEO 対策」というキーワードで検索した方は、ほとんどがSEO対策についての情報を求めてWEBサイトを訪問しているはずです。
つまり、SEO対策をすれば自社の商品やサービスと関連したニーズを抱いているユーザーを効率的に集客することが可能なのです。
SEO対策はブランディング効果もある
SEO対策には、WEBサイトや商品、サービスのブランディング効果も期待できます。
ブランディングをするためには、ユーザーからの認知度を高めることが必要です。認知度を高めるためには頻繁にユーザーの目に触れる必要があるので、広告のみでブランディングしようとすれば多額の予算が必要となります。
一方、SEO対策は前述したように費用対効果の高い施策です。SEO施策でWEBサイトが検索結果に上位表示されることで、ユーザーがサイト名や商品名、サービス名を目にする機会も増え、自然と認知度も高まります。認知度が高まることで、ユーザーに安心感や信頼感を持ってもらうこともできるでしょう。
もちろんブランディングには広告費も必要ですが、ブランディング効果を向上するためにはSEO対策も必要不可欠なのです。
SEO対策のデメリットや注意点はある?
一方で、SEO対策には以下の2つのようなデメリット・注意点があります。
- SEO対策は効果が現れるまでに時間が掛かる
- 検索エンジン側のアルゴリズムアップデートで順位が左右される場合がある
これらのSEO対策のデメリット・注意点について、それぞれ詳しく見ていきます。
SEO対策は効果が現れるまでに時間が掛かる
SEO対策のデメリットの1つに、施策を実行してから効果が現れるまで時間が掛かることが挙げられます。
SEO対策の効果を得るために必要となる時間は、主に2つ。「ホームページ内にコンテンツを制作する時間」と「ユーザーや検索エンジンから評価される時間」です。特にビッグキーワードで上位表示を狙う場合には、コンテンツが評価されるまでにかなりの時間がかかることもあります。
つまり、SEO対策を行ったからと言って、すぐに検索エンジンで上位表示されるわけではありません。短期での成果を見込むリスティング広告などとは違い、SEO対策はあくまでも中長期の時間軸で成果を狙うマーケテイング手法と言えます。
検索エンジン側のアルゴリズムアップデートで順位が左右される場合がある
SEO対策には、検索エンジンのアルゴリズムアップデートでページ順位が大きく変動し、集客数が激減するリスクもあります。
Googleなどの検索エンジンのアルゴリズムは、検索品質向上のために不定期に大きなアップデートを繰り返しています。アルゴリズムがアップデートされることでページの評価基準が調整され、検索結果の順位にも変動が起きます。極端な例を挙げると、昨日まで1位に表示されていたページが、アップデートの影響で検索結果の圏外になってしまうということもあり得るのです。
そのためSEOで安定的に集客するためには、一過性の対策ではなく、常に検索エンジンの評価基準の最新情報を取り入れた上で対策し続けることが必要です。
以上のSEO対策の基本を押さえたところで、ここからは、検索結果で上位を獲得するための方法の基本的な考え方「検索エンジンに向けてページコンテンツを最適化するやり方」について見ていきましょう。
まずはGoogleに最適化!検索エンジンで上位表示されるための効果的な方法
検索エンジンに向けてページコンテンツを最適化するやり方で最も効果的な方法は、Google検索エンジンへの対策です。検索エンジンにはGoogle以外にも、Yahoo!やbingなどをはじめとして実際にはかなりの数があります。
しかし、そうした数ある検索エンジンの中でもGoogleの検索エンジンに対してSEO対策を行っていくのが最も効果的なのです。その理由について以下でご説明します。
Google対策が最優先の理由は日本の検索エンジンシェア率
日本でよく利用される主要な検索エンジンにはGoogle、Yahoo!、bingの3つがありますが、GoogleへのSEO対策を最優先するのは、日本における検索エンジンのシェア率でGoogleがダントツで高いからです。以下の表をご覧ください。
Yahoo! | bing | ||
---|---|---|---|
パソコン | 79.01% | 12.07% | 8.44% |
タブレット | 70.30% | 26.17% | 3.05% |
モバイル | 75.24% | 24.13% | 0.26% |
全デバイス | 77.13% | 17.72% | 4.70% |
データ引用元:https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/all/japan
ご覧のように、日本における検索エンジンのシェア率は、GoogleとYahoo!の2つの検索エンジンで90%以上となっています。
しかも実は、Yahoo!Japanの検索システムには2010年からGoogleの検索エンジンが使われているので、日本語での検索においてはGoogleでもYahoo!でも検索結果に違いはありません。
つまり、GoogleとYahoo!の検索エンジンシェアを合わせると、約9割をGoogleの検索エンジンが占めることになるため、SEO対策はGoogleの検索エンジンに対する施策を行うことが最も効果的なのです。
なお、強いてGoogle検索とYahoo!検索の違いを挙げるならば、Yahoo!検索には独自コンテンツのYahooニュースや、知恵袋、Yahooショッピングが検索結果に出てくるという違いはあります。しかし、そうしたYahoo!独自のサービスを除けば、検索結果に表示されるWEBページの順位はYahoo!でもGoogleでも同じです。
より多くのユーザーに対して効率的かつ効果的にページ情報を届けるために、まずはGoogleへのSEO対策を優先して行っていきましょう。
効果的な対策は『Googleが掲げる10の真実』に準拠する
具体的なSEO対策の解説に入る前に、SEO対策を実施していく上で、最も大事なことをお伝えいたします。
それは、ユーザーファースト(ユーザーの利便性)の視点からぶれないこと。ユーザーファーストの視点は、以下の『Googleが掲げる10の真実』の1番目に出てくる項目であり、Googleが最も大切にしていることです。
Googleが掲げる10の真実
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能する。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
引用元:https://www.google.com/about/philosophy.html?hl=ja
ユーザーが真に求めているもの、すなわち『質の高いコンテンツ』を作り続けることが、SEO対策では何よりも大切。ユーザーに焦点を絞るということは、目の前の短期的な収益ではなく、ユーザーのことを1番に考えてサイトを作るということ。これがSEO対策において最も重要なことなのです。
実際に、短期的な利益や、簡単なその場しのぎのSEO対策を行っているホームページやブログは、Googleのアルゴリズムアップデートによって大きくランキングを落とすケースが非常に多く見られます。
つまり、効果的なSEO対策の本質とは、単なる小手先のテクニックなどではなく、真にユーザーにとって有益なコンテンツ作成、サイト作りをすることに他ならないのです。
以上、検索結果で上位表示するためには、まずはGoogleに対するSEO対策が最優先である理由をご紹介しました。それではここからは、ユーザーが求めるコンテンツを作成するための具体的な施策についてご紹介していきます。
SEO内部対策で重要な3つの基本施策
SEO対策を分類すると、「内部対策」と「外部対策」の大きく2つに分けられます。内部対策とは、WEBサイトやページコンテンツの内容をGoogleに正しく評価してもらうためのSEO施策です。一方、外部対策とは、他サイトからのリンク(被リンク)を獲得し、第三者からの評価を正しくGoogleに伝えるためのSEO施策です。
詳しくは後述しますが、外部対策(被リンクの獲得)は自分でコントロールするのが難しいので、基本的にSEO対策では内部対策が重要となります。
ここでは、内部対策の中でも特に重要な3つの基本施策について見ていきましょう。
- キーワード選定
- コンテンツ最適化
- テクニカルSEO
①キーワード選定
キーワード選定はSEO対策において非常に重要です。対策キーワードの選定が、そのままサイト構造やSEO戦略を立てることに繋がります。キーワード選定方法を誤ると、いくら良い記事を書いても成果(コンバージョン,CV)に繋がらない、コンテンツが全く上位表示してこないという悲惨な事態になりかねないのでしっかり対策しましょう。
SEO対策初心者でも失敗しないキーワードの基本の選び方は以下の通りです。
- WEBサイトの目的と対象とする検索ユーザー像を明確化する
⇒軸となるメインキーワードを決める前にWEBサイトの目的と対象とする検索ユーザー像(ペルソナ)を明確化します。検索キーワードとは、いわば検索ユーザーが抱いている悩みが顕在化したものなので、ペルソナを明確にすることで、SEOで対策すべきキーワードが見えてきます。 - SEO対策の軸となるメインキーワードを決める
⇒まずはWEBサイトに集客できそうなSEOキーワード(自社の商品やサービス、ブランドの対象となるユーザーが検索しそうなキーワード)をいくつか書き出してみます。SEO対策では、メインキーワードを軸にして対策キーワードの幅を広げていくため、メインキーワードにはできるだけ検索ボリューム数が多く、上位概念のキーワードを設定するのがおすすめです。 - ツールを使って対策キーワードの候補をなるべく多く出す
⇒抜けや漏れがないようにキーワードを全て抽出することが重要です。SEOツールを使って検索ニーズがありそうなキーワードをとにかく沢山出しましょう。 - 対象ユーザー(ペルソナ)にヒアリングしてさらに候補を出す
⇒ヒアリングすることで自社サービス・商品にアプローチする別のキーワード候補を見つけられる可能性があるので、実際に、対象とするユーザー(ペルソナ)に自社サービスや商品を検索するときにどのようなキーワードを入力するかヒアリングするのも有効です。 - キーワードを対策するトピック・カテゴリごとに分類・整理する
⇒SEO対策するキーワードの数が多い場合、必ずトピックやカテゴリごとにキーワードを分類・整理しておきましょう。キーワードを対策するトピック・カテゴリごとに分類・整理できていると、自サイトの強み(弱み)がわかる、対策優先度がつけられる、キーワード候補の抜け・漏れを防げるなどのメリットがあります。 - 検索ボリューム・競合性を調査し優先度をつける
⇒SEO対策では、原則、1ページ=1キーワードで対策します。そのため、1つの記事で網羅できるSEOキーワードをカテゴライズし、対策キーワードとして相応しくないSEOキーワードを除外することで、優先度をつけてSEOコンテンツを作成していきましょう。
キーワードの選定方法について、もっと詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。
②コンテンツ最適化
“Content is King(コンテンツがすべてだ)”と言われるように、SEO対策において質の高い良質なコンテンツ作成は最も重要な内部施策の1つです。
良質なコンテンツ作成の基本は、ユーザーファーストで作られた有益な内容であること、かつGoogleなどの検索エンジンがその内容を正しく認識できることです。これはSEO対策において軸となる重要なポイントで、この記事作成の基本をより深く追求していけば、検索結果で上位表示しやすいSEOコンテンツの作成が可能となります。
ここでは、最高のSEOコンテンツを作成するための7つのポイントを簡単にご紹介します。
- ユーザーが求めているSEOコンテンツを提供する
⇒ユーザーの悩みを解決し、ユーザーの検索目的を果たすためのコンテンツを作成します。そのために、次の3点「どんなユーザーが」「どんな悩みを抱えていて」「どうすればその悩みを解決できるのか」を検索キーワードから明確にして作成するSEOコンテンツの方向性を定めましょう。 - ユーザーを引き付け続けるライティングをする
⇒ユーザーの反応が良いコンテンツは上位表示しやすいです。ユーザーが読み進めたくなるように、「言いたいことをはっきりと」「ロジカルに書く」「理解しやすい表現にする」「読みやすい自然な文章構成」というポイントを心がけたライティングをしましょう。 - コンテンツの深堀りをしよう
⇒良質なSEOコンテンツはユーザーが持っている顕在化した悩み(ニーズ)を解決し、更に潜在的に欲しているもの(インサイト)を満たすものである必要があります。基本はユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成することです。 - 適切なビジュアルをつけて理解しやすく
⇒SEOコンテンツにおいてユーザーの理解を助けるビジュアルは非常に重要です。適切な画像やインフォグラフィックスがあるSEOコンテンツは、画像等がないSEOコンテンツより94%多くのビュー数があるというデータもあります。 - SEOコンテンツに信頼性をもたせる
⇒発信するSEOコンテンツは、その情報が信頼に値することを示すためにも、その道のプロまたは権威のある人が書いたものであることが理想的です。例えば、医療情報のSEOコンテンツであれば医者、法律関連のSEOコンテンツであれば弁護士が作成すると信頼性が高まります。 - 0次情報、1次情報を盛り込む
⇒質の高いSEOコンテンツにするためには独自性が重要です。独自性を高める方法としては、自分自身が体験した0次情報や体験した人から直接聞いた1次情報をSEOコンテンツに含めることなどが挙げられます。 - 強調スニペットに載るようにSEOコンテンツを最適化する
⇒強調スニペットは音声検索に使われたり、8.6%ものクリック率があるなどSEO対策においても重要な項目なので、強調スニペットに載るようにSEOコンテンツの対策をしましょう(詳しくは後述)。
コンテンツの最適化は数あるSEO対策の中で最重要と言っても過言ではないので、上記の7つのコツはぜひ押さえておくことをお勧めします。
コンテンツ作成の基本方法について、詳しくは後述します。(⇒内部施策の中で最重要!コンテンツ作成の基本方法)
③テクニカルSEO
テクニカルSEOとは、Googleのガイドラインに準拠した、SEO内部対策の中でも「技術的に仕組みがはっきりしていて、実行可能な施策」のことです。
SEO対策として実施されている施策は数多のサイトを分析した結果に基づくものが多いので、明確にそのSEO効果を断言できない施策の方が多いかもしれません。しかし、以下で紹介するテクニカルSEOに基づいた内部対策は、仕組みが明確化されているため、施策に対する効果を確認しやすいのが特徴です。
SEOに効果的なURLを設定する
URLやドメイン名にもしっかりとSEO対策を施しておくことで、ページランクが向上したり、サイト価値を高めたりすることに役立ちます。
SEO対策において、URLが検索結果に特別大きな影響をもたらすことは少ないため、そこまで神経質になる必要もありません。まずは独自性の高いWEBコンテンツ制作に集中し、URLのSEO対策については、その後に行っていくことをおすすめします。
サイトをモバイルに最適化する
Googleは、モバイルページを評価基準とすることを進めており、ついに2021年3月からは全てのサイトがモバイルファーストインデックス(MFI)に強制移行されます。
モバイルへの最適化は正にSEO対策で必須となったので、以下の3ステップでしっかり対策しましょう。
- ステップ1:モバイルとPCでコンテンツを一致させる
- ステップ2:レスポンシブデザインにする
- ステップ3:モバイルフレンドリーテストでチェックする
詳しくは後述します。(⇒モバイルファーストインデックス最適化)
ページスピードを改善する
ページスピード(コンテンツの読み込み速度、表示速度)が遅いと、ユーザーの離脱を招くなどUXを著しく損います。そのため、GoogleのPageSpeed Insightsを使ってページを分析し、ページスピードの改善をしましょう。
ページスピードの改善項目は全部で34項目ありますが、そのうち以下の4項目は手軽に行えるものなのでぜひ改善させましょう。
- 使用していないJavaScrips/CSSを削除する
- 画像を最適化する
- 画像の遅延読み込みを適用する
- 第三者コードの使用を見直す
タイトル・メタディスクリプションを最適化する
タイトルは、その記事の情報を30文字程度で表したもので直接的なSEO効果があります。タイトル次第でユーザーのクリック率が大きく変化するだけでなく、Google検索エンジンに対してページコンテンツの内容を知らせる役割もあります。タイトルの最適化はSEO内部対策の中でも最重要項目の1つなので、対策キーワードを含めて最適化しましょう。
メタディスクリプション(meta description)は、その記事の内容を120文字程度で表した概要文。メタディスクリプション自体に直接的なSEO効果はありませんが、タイトル同様ユーザーのクリック率を左右するため非常に大切な要素です。メタディスクリプションの最適化方法としては、重要なキーワードを冒頭に書くことを心がけましょう。
>>SEOに効果的なタイトル・メタディスクリプションの最適化方法
見出しタグ(h1〜h4タグ)を適切に設定する
見出しタグ(h1〜h4タグ)は、記事本文を構造的にコーディングし、ユーザーと検索エンジンの両方に対してコンテンツの階層構造を理解しやすくする役割があります。そのため、見出しタグを適切に設定することはSEO対策にも効果的です。
見出しタグ使用の大前提として「h1」タグは各コンテンツページに1つのみ。「h2」以降の見出しタグは1ページ内で複数使用できますが、HTMLの文法構造が決まっています。見出しタグは適切に使用しなければ逆効果となるので、しっかり理解して設定しましょう。
構造化データマークアップをする
構造化データマークアップとは、HTMLの情報が何を意味するのか、Googleのクローラーが理解できるように記述することです。正しく構造化データマークアップができていれば、リッチリザルトとして表示されるなどSEO対策でも効果的なので、設定可能な項目には日頃から構造化データを設定するようにしましょう。
外部対策(被リンク獲得)の重要性
前述したように、外部対策とは、他サイトからのリンク(被リンク)を獲得し、第三者からの評価を正しくGoogleに伝えるためのSEO施策です。
被リンク(外部リンク)は、初期のGoogleにおける代表的なランキングファクター(ランキング決定要因)の1つとして有名です。現在は、昔ほど検索結果に与えるインパクトは大きくないものの、2021年においても重要なSEO対策の1つ。良質な被リンクを獲得し、質の低い被リンクを否認することで、自サイトの評価が上がります。
ただし、被リンクは基本的に外部のサイトが設定するもの。つまり、自分ではコントロール出来ない要素となるため、SEO対策をするなら、まずは上述した内部対策に集中して行うことが基本となります。
なお、SEOを外注する場合「被リンク対策をします」というような業者には注意が必要です。SEO対策のつもりで被リンクを購入したりすると、Googleからペナルティを受けて順位が下落してしまう可能性があります。
外部対策(被リンク獲得)のSEO効果と対策方法について、詳しくは以下のページをご覧ください。
内部施策の中で最重要!コンテンツ作成の基本方法
質の高いコンテンツを作成することはSEO内部施策の中でも最重要なので、ここでは実際にSEOに強いコンテンツを作成するための基本方法を簡単にご紹介します。
以下の作り方に沿って作成するだけで、初心者でも検索結果で上位しやすいSEOコンテンツを作ることが可能です。
- SEO対策するキーワードを選定する
⇒検索エンジンの基本は、検索語句(キーワード)に対して、最もふさわしいとGoogleが判断したコンテンツを提示するもの。つまり、キーワード選定がSEO対策、コンテンツ作りの真髄と言えます。前述した選定方法をもとに、関連キーワード(サジェストキーワード)の取得>月間検索ボリューム・競合性の調査>対策キーワードの絞り込みを行いましょう。 - 検索ユーザー像(ペルソナ)と検索意図を明確化する
⇒なぜそのキーワードで検索をしたのか、今、どのような心理・行動状況にあって何を求めているのかを具体的にイメージすることで、作成するコンテンツに含むべき内容が自然と決まってきます。ターゲットとなる検索ユーザー像を年齢や性別をはじめ、趣味嗜好や利用しているアプリまで、細かく設定してみましょう。 - コンテンツのアウトラインを作成する
⇒原則、1つのコンテンツで対策するキーワードは1つのみ。どのようなコンテンツを作成するかは検索ユーザー像(ペルソナ)と検索意図から考えます。上位表示しているライバルサイトがどのような構成でページを作成しているのかも必ずチェックして、検索ユーザーにとってより有益なコンテンツを提供できるようにアウトラインを作成しましょう。 - 記事の本文を作成する
⇒コンテンツは、基本的にアウトラインに肉付けしていくイメージで作成していきます。コンテンツを作り始めると、作成したアウトラインでは情報が足りないということや、逆に不要な内容だったということが度々起こりますが、「ユーザーにとっては必要(不要)か」を考えてユーザーファーストのコンテンツを作成しましょう。 - アイキャッチ画像など必要な画像を作成する
⇒画像は視覚的にわかりやすく情報を伝えるためだけでなく、ユーザーに飽きずに最後までコンテンツを読んでもらうためにも重要です。ただし、画像を使いすぎるとページの表示スピードが遅くなる可能性もあるので、表示速度の遅延でUXを損ねないように画像サイズを最適化して使用しましょう。 - 記事内容に合うようにタイトルやリード文などを調整する
⇒タイトルはSEO対策でアクセス数を大きく左右します。クリック率を高めるために本文ではほとんど触れられていない文章を含めてしまっているサイトも見かけますが、これは絶対にやめましょう。作成したコンテンツに相応しい魅力的なタイトルを設定してください。 - 文章校正とコピー率のチェックを行う
⇒コンテンツを作成したら必ず文章構成とコピー率のチェックを行いましょう。良質なSEOコンテンツを作成するため、妥協せず何度でもチェック・校正をすることが大切です。 - HTMLマークアップ・構造化データマークアップをする
⇒HTMLマークアップや構造化データマークアップでGoogle検索エンジンにコンテンツの内容を正しく認識してもらいましょう。特に、「見出し」「箇条書き」「引用」「表」「画像」といったHTMLタグはSEOコンテンツ作成の基本なので適切に使用できなければなりません。 - プレビューでコンテンツをチェックして公開
⇒作成したコンテンツがパソコンやタブレット、スマートフォンなど各デバイスできちんと表示されれているか確認してから公開しましょう。なお、コンテンツ公開後も、順位や競合サイト、最新情報、ユーザー動向など、状況に応じてリライトを行い、常にユーザーにとって最適なコンテンツを提供することが大切です。
SEO対策において「コンテンツの質」の重要性は年々増しています。以上の作り方に沿ってコンテンツを作成し、質の高い有益なコンテンツをユーザーに届けていきましょう。
検索順位を上げるための効果的なSEOコンテンツ作成方法について、詳しくは以下のページをご覧ください。
【2021年最新SEO施策】最先端のやり方でライバルに差をつけよう
2021年現在のSEO対策として有効だと言われているのは、Googleのガイドラインに沿ったホワイトハットSEOです。
一昔前(2000年代)のSEO対策といえば、検索エンジンのアルゴリズムの穴を突くようなブラックハットSEOが中心でした。自作自演のリンクを増やすPBN(Private blog networks)や、キーワードを過剰に詰め込むキーワードスタッフィング、ユーザーと検索エンジンに見せるページを別にするクローキングなどが代表的な手法です。
これらのブラックハットSEO対策は検索エンジンの性能が向上した2021年現在、ほとんど通用しません。
それでは、実際に2021年、どのようなSEO対策が必要とされているのか、*Backlinkoの記事を織り交ぜながら、SEO対策方法を5つ紹介いたします。
- ランクブレインとUXを制する
- 強調スニペット(フィーチャードスニペット)に向けて最適化する
- モバイルファーストインデックス最適化
- ボイスサーチ(音声検索)に最適化させる
- E-A-Tを高める
ランクブレインとUXを制する
Googleはランクブレインが3番目に重要なランキングファクター(順位を決める要素)だと正式に証言しています。ランクブレインとは、2015年からGoogleの検索エンジンに搭載されたアルゴリズム。機械学習を使ったAI(人工知能)で、よりユーザーが求めているコンテンツを検索結果ページに表示するために用いられています。
Backlinkoの記事によると、ランクブレインが主に注目しているのは、次の2要素。
- 滞在時間
- クリック率(CTR)
順に解説いたします。
①ユーザーの滞在時間を増やすために、質の高いコンテンツに注力する
ユーザーが最後まで読みたくなる高品質なコンテンツを作ることが2021年のSEO対策には必要不可欠です。
ランクブレインは、滞在時間を非常に重視しているとGoogleの人工知能研究チームが明かしています。滞在時間とは、ユーザーがページに滞在している時間。滞在時間が長ければ長いほど、ユーザーはそのページに滞在し、よりコンテンツを読み込んでいると言えるでしょう。(アメリカのSEOコンサルティングファーム、Searchmetricsの研究データによると、検索結果の1~10位の平均滞在時間は3分10秒。)
つまり、『滞在時間が長い=ユーザーが読み込んでいる』とGoogleは判断するため、ユーザーがしっかり読み込むような質の高いコンテンツを作ることがSEO対策でページの順位を上げるために重要なのです。
②クリック率(CTR)を上げるためにタイトルを工夫する
タイトルはページのクリック率(CTR)を大きく左右するため、SEO対策で最も重要視される要素のひとつです。ランクブレインも検索結果でのクリック率は重要視しています。
そもそも検索結果上でクリックされないとページは読まれないので、評価を受けることができません。評価を受けないページは検索順位が下がるため、SEO対策としては失敗です。
クリック率を上げるには、タイトルを工夫し、より魅力的なものにする必要があります。本屋でおもしろそうなタイトル(題名)を手に取るのと同じですね。
また、アメリカの調査会社SparkToroによると、2015年から自然検索によるクリック率は41.4%減少したと言います。これは、検索の最上部に表示される広告にクリックを持っていかれていたり、Googleの検索エンジンが自動生成する強調スニペット(フィーチャドスニペット)がユーザーの求めているものを提示したりして、ユーザーが検索結果上で目的を果たしてしまうから。
つまり、これまでよりもタイトルを工夫し、幾度となくABテストを重ねないと、クリックを呼び込むのは難しくなるということです。たった数十文字のタイトル次第で検索順位が大きく変動する可能性があるので、工夫を重ねて、ユーザーが思わず読みたくなるタイトルにしましょう。
強調スニペット(フィーチャードスニペット)に向けて最適化する
強調スニペットは、1位よりも上位に来ることから、ポジションゼロとも呼ばれており、強調スニペットに表示されることは2021年のSEO対策における最重要項目の1つと言っても過言ではありません。
SEOツールの最大手であるSEMrushによると、全検索結果の11.3%には強調スニペット(フィーチャードスニペット)が出現するといいます。
ここでは、強調スニペットに表示されるための3ステップをご紹介いたします。
- ステップ1:強調スニペットのチャンスを見つける
- ステップ2:スニペット用のコンテンツを用意する
- ステップ3:他の強調スニペットにも最適化させる
ステップ1:強調スニペットのチャンスを見つける
海外を拠点にSEO分析ツールを提供するAhrefsによれば、強調スニペットの99.58%は1~10位のページが表示されるとのこと。ランクインしていなければそもそもノーチャンスなので、自サイトの中で上位にランクインしているキーワードを調べましょう。
自サイトのページで強調スニペットに表示される可能性があるキーワードを見つけるには、まず以下の2つをチェックします。
- 既に検索順位トップ10にランクインしているSEO対策したいキーワードを探す
- 強調スニペットが表示されるタイプのキーワードを探す
これらは、Ahrefsを使って以下の手順で強調スニペットを出すキーワードを洗い出します。
- ページ上部の『サイトエクスプローラー』をクリック
- 検索窓に『ドメインを入力』して検索
- ページ左部欄の『オーガニックキーワード』をクリック
- 『順位1~10位』に設定
- 『SERP機能』をクリック
- 『Featured snippet』を含めるにチェック
- 『適用』をクリックして表示する
試しに、弊社のサイトで試してみると、254キーワード見つかりました。
ステップ2:強調スニペット用のコンテンツを用意する
強調スニペットに表示されるための、100~150字のパラグラフ(テキスト段落)を用意しましょう。
SEMrushが700万個もの強調スニペットを調査したところ、大多数の強調スニペットが英語では40~60単語だったといいます。その単語量を日本語に変換すると約100~150字です。
100~150字のパラグラフにすることで、強調スニペットに入りやすいコンテンツが出来上がります。
ステップ3:他の強調スニペットにも最適化させる
主な強調スニペットのパターンには、上で紹介した「パラグラフ型」に加え、「リスト型」と「テーブル型(表)」の計3種類があります。
カナダのSEOコンサルティング会社であるSTAT Search
Analytics*によれば、約82%の強調スニペットは上記の方法で対策できるパラグラフ型で、残りはリスト型が約11%、テーブル型が約7%だと言います。
リスト型は例えば、『〇〇のレシピ』や『〇〇のやり方』などの順序などを示すタイプのもの。この場合は、h2やh3などのタグを正しく使ったり、htmlのリストタグを使うことで最適化が可能となります。
また、テーブル型の場合は、コンテンツ中のテーブルから引用されることが多いため、htmlのテーブルタグで表を作成するというのも重要です。
リスト型とテーブル型を合わせると約20%もあるので、強調スニペットに表示される方法を理解してSEOコンテンツを最適化しましょう。
*引用元:https://getstat.com/blog/featured-snippets/
強調スニペットがこれからますます注目されていく技術であることは間違いありません。強調スニペットに対応していくことは2021年のSEO対策で必須となるので、以下のページも参照してしっかり対策していきましょう。
モバイルファーストインデックス最適化
2018年の3月27日より、Googleはページの評価基準をPCページではなく“モバイルページ”に移行させており、2021年3月には全てのサイトがモバイルファーストインデックス(MFI)に強制移行されます。これは、60%の検索がモバイルからされており、モバイルページに評価を合わせた方が合理的であるため。
つまり、このモバイルファーストインデックスに最適化することで、2021年版SEO対策のスタートラインに立てるのです。
ここでは、WEBサイトをモバイルファーストインデックスに最適化するための3ステップを見ていきましょう。
- ステップ1:モバイルとPCでコンテンツを一致させる
- ステップ2:レスポンシブデザインにする
- ステップ3:モバイルフレンドリーテストでチェックする
ステップ1:モバイルとPCでコンテンツを一致させる
モバイルファーストインデックスに最適化するのであれば、PC、モバイルページの両方ともに同じコンテンツを表示させましょう。
ユーザビリティを考慮して、モバイルページでのみアコーディオンでWEBコンテンツを隠しているサイトがあります。Google Webmastersの公式ツイッターでも従来はOKだと言われていました。
しかし、最近の研究*によると、アコーディオンでコンテンツを隠しているサイトは、コンテンツを表示しているサイトよりも順位が低いことが分かっています。
そのため、まずはモバイルとPCで表示させるコンテンツを一致させるところから対策しましょう。
*引用元:https://dejanseo.com.au/mobile-first-test/
ステップ2:レスポンシブデザインにする
モバイル、タブレット、PCで別にページを作るのではなく、レスポンシブデザインで対応しましょう。
レスポンシブデザインは、Googleが公式に推奨しております。SEO対策として優れているだけでなく、1つのコード(1つのページ)で済むため、工数的にも楽ですよ。
ステップ3:モバイルフレンドリーテストでチェックする
あなたのサイトが本当にモバイルフレンドリー(モバイルユーザーにとって使いやすい)かを確認するには、GoogleのSearch Consoleが提供するモバイルフレンドリーテストを受けましょう。
問題がある箇所を教えてくれるため、そこを修正していけば、最適なSEO対策になります。
さらに、Search Consoleが提供している、Mobile Usabiliyも利用しましょう。サイトのどのページがモバイルフレンドリーでないかを教えてくれる上に、そのページの対応策も提示してくれるので、後は提示された対応策に従って修正すればOKです。
※2020年9月に予定されていたモバイルファーストインデックス(MFI)強制移行は2021年3月まで延期されていますので、まだMFIに移行していないサイトは必ず対応しておきましょう。
ボイスサーチ(音声検索)に最適化させる
ボイスサーチ(音声検索)も2021年のSEO対策において避けては通れないトピックの一つです。
Google*によれば、10代55%、20代以上41%が毎日1回以上、ボイスサーチ(音声検索)を利用するといいます。さらに現在、モバイル検索の20%がボイスサーチだというのです。
*引用元:https://www.blog.google/products/search/omg-mobile-voice-survey-reveals-teens/
ここでは、ボイスサーチ最適化方法の3ステップをご紹介いたします。
- ステップ1:検索結果の3位以内に入る
- ステップ2:強調スニペットに表示させる
- ステップ3:コンテンツの中に質問と答えを用意する
ステップ1:検索結果の3位以内に入る
ボイスサーチに最適化するためには、SEO対策で検索結果の3位以内に入ることを目指しましょう。
Backlinkoの記事によれば、ボイスサーチが適応されるページのうち、約75%が1〜3位のページだといいます。そのため、音声検索で利用されるためにも、まずはSEO対策でより上位にランクインする必要があるのです。
ステップ2:強調スニペットに表示させる
前述した強調スニペットは、SEOにおけるポジションゼロとして重要なだけでなく、ボイスサーチに最適化するためにも欠かせない要素です。
Backlinkoの記事によれば、40%のボイスサーチの回答は強調スニペットからだといいます。そのため、上記で紹介した対策方法なども参考にして、コンテンツが強調スニペットに表示されるように対策をしましょう。
ステップ3:コンテンツの中に質問と答えを用意する
ボイスサーチに最適化させるには、検索語句に対する答えに加えて、質問自体もコンテンツ内に用意するべきです。
例えば、従来の検索では『留学 おすすめ 国』のように、単語で検索するものでしたが、ボイスサーチの場合は、より会話に近い形になります。この場合、『留学でおすすめの国はどこ?』というような質問になるでしょう。
実際に、上記の質問をGoogleにしてみると、以下の答えが返ってきました。(内容は英語です。)
ページ内を見てみると、答えに加え、質問も記載があります。
質問があったほうがボイスサーチに取り上げられやすいため、FAQなどをサイトに用意しておくのも良いでしょう。
E-A-Tを高める
2021年のSEO対策では、サイトコンテンツのE-A-Tを高めることが非常に重要となります。
E-A-Tとは、Expertise(専門性),Authoritativeness(権威性),Trustworthiness(信頼性)の頭文字を取ったもの。E-A-Tに関する項目は以前からガイドラインにありましたが、あまり注目されていない印象でした。
しかし、2018年の8月1日に行われたコアアップデートで多くの医療系のサイトが順位を落としたことをきっかけに、E-A-TはSEO対策の最重要項目の1つとして強く認識されました。
では実際に、E-A-Tにはどのように対応すればいいのでしょうか。
Googleのガイドラインには、「ほとんどのウェブサイトには著者の情報、及びコンタクト情報が載っているべき」との記述が見られます。
つまり、Googleはそのコンテンツが誰によって書かれたかを非常に重視し、専門家であることを望んでいるのです。
ここから考えられるSEO対策は以下の4つです。
- 運営会社情報・著者情報を載せる
- わかりやすいコンタクト情報
- 引用したサイトの情報やリンクを貼る
- プライバシーポリシーと利用規約を載せる
最低限この4点に対応することでE-A-Tを高め、2021年のSEO対策を先取りしていきましょう。
SEO対策に必須!有料・無料のサイト分析ツール
これまで、2021年最新のSEO対策について見てまいりました。必要な施策とその対策方法さえわかれば、後は実行するのみです。
ここからは、そんなSEO対策を行う上で欠かせない選りすぐりのツールをご紹介します。
SEO対策で欠かせない3つの要素「コンテンツ」、「ユーザー動向」、「被リンク」に関する分析ツールを見ていきましょう。
SEO対策に不可欠!コンテンツ作成ツール
SEO対策の肝となるのが、サイト内のコンテンツです。そのコンテンツを作成するためのツールをご紹介します。
EmmaTools™ for Writing(有料)
EmmaTools™は当社が開発したSEOライティングに特化したSEOオールインワンツールです。


特定のキーワードで上位表示しているサイトを自動で分析し、コンテンツに必要な関連キーワードを抽出してくれます。また、キーワードに応じて重要度も表示してくれるため、どんなコンテンツがSEO対策に効果的かが一目瞭然。
もちろん、SEO未経験の方でも簡単に使えるため、これからSEO対策に取り組んでいきたい、もしくは一度書いたコンテンツが上位表示しないからリライトしたい方にもおすすめです。
今なら!無料トライアル実施中!
ユーザー動向の分析ができる!ヒートマップツール
ヒートマップツールは、ユーザーの動きを視覚的に分析できるツールです。実際にクリックされた箇所や、よく読まれている箇所、ユーザーが離脱した箇所を読み取り、サイトの改善につなげることができます。
それでは早速、おすすめのヒートマップツールを見ていきましょう。
Ptengine(無料/有料)
PtengineはPCサイトだけでなく、タブレットやスマートフォンにも対応しているヒートマップツールです。月間3,000PVまでであれば、無料で1つのページのヒートマップを作成することができます。
3,000PVを超える場合や複数のページでヒートマップを作成したい場合は、有料プランとなり月額14,800円からツールを利用することが可能です。
EmmaTools™(有料)
当社で開発しているSEO対策ツールのEmmaTools™はヒートマップの確認も可能。ヒートマップツールに必要な、熟読エリア、クリックエリア、終了エリアの分析ができ、オウンドメディアの成長に欠かせない要素が揃っています。
オウンドメディアの運営者や、インハウスのマーケティングを行っている企業におすすめの有料ツールです。
被リンク分析ツール
最後に、ホームページの被リンクを分析するためのツールを2つ紹介していきます。
akakurage.jp(無料)
akakurage.jpはメールアドレスを登録するだけで使える無料の被リンクチェックツール。自動で質の低いリンクを診断してくれるため、リンクチェックにかかる時間を節約できます。
ahrefs(有料)
ahrefsはSEO業界最大級の被リンク分析ツール。被リンク数の推移が見れたり、アンカーテキストを調査したりすることができます。
また、全ドメインと比較して、自サイトのドメインパワーがどれほどなのかを順位で確認できる「ahrefsランク」、URLの強さを測ることができる「UR」やドメインの強さを示す「DR」などの独自の指標があり、SEOツールの中でも非常に高性能なツールとなっています。
オウンドメディアを運営する上で、ahrefsはおすすめ有料ツールの1つです。
以上、SEO対策で欠かせない「コンテンツ」、「ユーザー動向」、「被リンク」の分析ツールを厳選してご紹介しました。
もちろん、上記はSEO対策ツールの一部となっております。さらに詳しくSEO対策ツールを知りたいという方は下記のページもご参考にしてみてください。
外注費用はいくら?代行業者に依頼して効率化する
ここまでお読みいただき、オウンドメディアのSEO対策を外注しようか検討しているという方もいらっしゃるでしょう。
そのような方に向けて、SEO対策やコンサルティングを依頼する場合の費用の相場もお伝えしておきます。
SEO対策を外注する場合の業者は6種類
SEO対策を依頼する際は、まずSEO業者の種類を知ることが重要です。なぜなら、業者によって対策内容や費用も異なるため。
現在どのような対策が必要で、どのような業者へ依頼するのが最も効果的かを考える上で、是非ご参考にしてみてください。
SEO対策で利用される業者の種類は、主に以下の6種類です。
- 成果報酬型SEO対策
⇒文字通り、SEO対策を行った成果に対して料金が発生するのが成功報酬型SEO対策です。検索順位が1~3位になった場合、4~10位にランクインした場合など、成果に応じて費用が決定されます。 - 外部リンク対策
⇒依頼する会社が運営するWebサイト、もしくは新しくサイトを立ち上げ、被リンクを設置していくのが外部リンク対策です。費用は前払い制となっており、キーワードを基準に価格が決まっていることがほとんど。検索ボリュームの多いビッグワードでは価格が上がるなど、キーワードの種類によって費用が変動するというのが特徴です。 - Webサイト製作とセットのSEO対策
⇒Webサイト製作とSEO対策のサービスをセットで提供する業者もあります。Webサイトを構築しながらSEO対策を行うことで、サイト全体で高いSEO効果を得ることができます。その分、費用としては比較的高い部類となる点は注意が必要です。 - コンテンツマーケティング重視のSEO対策
⇒文章コンテンツである「記事」の質を高めることを重視しています。SEOで新規顧客を集めるだけではなく、リピーター獲得まで設計されるのが特徴です。 - 業務委託型コンテンツSEO
⇒業務委託型は、クラウドソーシングなど外部のライターにコンテンツ作成を依頼します。基本的にはライターと業務委託契約を交わして、報酬を支払います。 - SEOコンサルティング
⇒SEOコンサルティングは、Webサイトやホームページの現状を分析し、対策を行っていく業者です。SEOコンサルティングは、他の業者と比較すると費用が高めですが、課題発見から対策まで行うことができます。そのため、まだSEOの初心者という方にもおすすめです。
それぞれの業者の費用相場は?
それでは実際に、SEO対策を行う業者ごとの具体的な費用について見ていきましょう。
SEO業者 | 支払い方法 | 費用相場 |
---|---|---|
成果報酬型 SEO対策 |
成果報酬 | 1KW*1= 500~5,000円/日 |
外部リンク 対策 |
月額固定 | 3KW= 3~15万円 |
Webサイト セット型 |
一括支払い | 50~200万円 |
コンテンツ マーケティング |
一括支払い | 1記事= 5,000~20,000円 |
業務委託型 | 契約単位*2 | 1記事= 1,000~10,000円 |
SEO コンサルティング |
月額固定 | 10~30万円 |
*1:KW=キーワード
*2:ライターとの契約内容によって異なる。月額制に対応していることもある
上記の比較表からも分かる通り、どのようなSEO対策を行うかによって費用は大きく異なります。
オウンドメディアの運営・構築をしていく上で、どのようなSEO対策が必要かをしっかり見極めた上で、業者を選び、費用対効果の高い施策を行っていきましょう。
よくある質問:Q&A
最後に、SEO対策を長年行ってきたからこそわかる、よくある質問をご紹介します。あてはまる事例などがありましたら、是非ご参考にしてみてください。
そもそもSEOってなに?
SEOとは、「Search Engine Optimization」の略で、検索エンジン最適化を意味します。わかりやすく言えば、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでWebサイトを上位に表示させるための施策がSEOです。
SEO対策を行うメリットは?
SEO対策を行うメリットは主に以下の3点です。
- 費用対効果が高い
- 購買意欲の高いユーザーを集客できる
- ブランディング効果がある
どんな対策を行えば良いの?
SEO対策を行う上で、最も重要となるのが「コンテンツ」です。ユーザーが求める情報を適切に伝えることが大前提となっています。
その上で、そのコンテンツがユーザーのニーズに応えることができているかを確認するため、「ユーザー動向」や「被リンク」の分析を行っていきましょう。
【チェックリスト公開】検索順位を上げる効果的な方法まとめ
以上、SEO対策の基本から、最先端のSEO対策までを解説してきました。Googleの技術は日々変化しているので、それに伴って、常に新しいSEO対策を講じていく必要があります。
ただ、一つだけ変わらないのは、Googleが常にユーザーファーストを掲げていること。つまり、ユーザーのことを第一に考えて、コンテンツを作っていけば、自ずと評価されるページになっていくということです。
したがって、ユーザーのことを極限まで考え抜くことが、これから必要とされる真のSEO対策だと言えるでしょう。
それでは、最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
- SEO対策をやっているけれど、なかなか成果が見られない…何がダメなんだろう
- これからオウンドメディアの集客はもっとSEOを意識していきたい
- 自サイトのSEOは何ができていて、これからどんな対策をしていけば良いのか知りたい
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