内部リンクとは?効果的な貼り方を解説

内部リンクとは、同一サイト内のページ同士をつなぐリンクのことです。

内部リンクを最適化すると、SEOにおいてページの発見性やサイト構造の伝わりやすさが高まり、あわせてユーザーも必要な情報へ移動しやすくなります。

このページでは、正しい内部リンクの貼り方や失敗しない設置方法について解説します。アクセスしたユーザーが求める情報を得やすく、クローラーが自社サイト内の隅々まで巡回しやすいWebサイト作りを進めたい方は、内部リンクの基本から整理していきましょう。

この記事の監修者(最終更新者)
株式会社EXIDEA 代表取締役社長
小川 卓真
SEO歴20年。2006年にSEOツールの開発企業を共同創業して以来、SEOを軸にデジタルマーケティングに従事。2013年に「株式会社EXIDEA」を設立。現在はEXIDEAの代表取締役社長として、Webメディア事業、マーケティングDX事業、オールインワンSEOツール「EmmaTools」の事業に携わる。
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EmmaBlog執筆者

動画でわかる内部リンクの全体像

記事の要点を先に音声で掴みたい方は、以下の動画をご覧ください。

▲ 内部リンクの解説動画(ナレーションはAI音声合成を使用)

内部リンクとは

内部リンクとは、同一サイト内にあるページを結び付けるリンクのことです。

リンクには内部リンクだけでなく、外部リンクと呼ばれる外部サイトをつなぐものもあります。どちらもSEO対策において重要ですが、このページでは内部リンクの重要性や設置方法に絞って解説します。

自社サイト運営を続け、自社や自社商材に関係のあるページが増えた場合、内部リンクで結びつけることで、ユーザーに見てもらいたい商材ページへ導きやすくなります。また、内部リンクは、リンクを辿って情報を収集する検索エンジンのクローラーにとって、自社サイト内にあるページを巡回するための道筋にもなります。なお、クローラーに辿ってもらうには<a>タグとhref属性を用いたクロール可能なリンク形式で設置することが前提です。onclickだけで遷移する要素やhrefがない実装だと、Googleがリンクとして安定して解釈しにくい場合があります。

SEO対策において重要な要素の1つでもある内部リンクが、SEOにどのような効果をもたらすのか、次にご紹介します。

内部リンク最適化による4つのSEO効果

内部リンクを正しく使い、サイト内のページ同士を結ぶことを「内部リンクの最適化」と呼びます。

内部リンクの最適化を行うことで得られる、4つのSEO効果について以下、解説します。

関連度が高まり評価が上がる

1つ目の内部リンク最適化によるSEO効果は、リンクを受けるページの重要性や文脈が伝わりやすくなり、検索エンジンからの評価につながりやすくなることです。

検索エンジンのクローラーは、Webサイト巡回時に内部リンクを辿りながら、リンク元とリンク先の関係性を手がかりにサイト構造を理解していきます。Googleのドキュメントでも、リンクがページの発見や関連性判断に使われることが示されています。実務では、リンク元の段落で扱っている話題とリンク先で解決できる内容が自然につながっているほど、検索エンジンにもユーザーにも意図が伝わりやすくなります。

キーワードやテーマの関連性が高いページ同士を内部リンクで結び付けることで、リンク元のページが持つ評価や文脈がリンク先にも伝わりやすくなり、結果としてリンク先ページの評価向上が期待できます。一般に「リンクジュースの受け渡し」と表現されることもありますが、2026年時点ではそれだけで捉えないほうが実務では分かりやすいです。

ただし、リンク元ページとリンク先ページに情報の関連性がなければこの効果は得られません。内部リンクは「評価を流す」ことだけでなく、「文脈を正しく伝えること」と「ページの発見を助けること」が主目的です。

内部リンクの役割
  • 検索エンジンにページを見つけてもらえる状態を作る
  • どのページが中心で、どれが補足かを理解してもらえる状態にする
  • ユーザーが次に知りたい情報へ迷わず進める導線を作る

実務でよくあるのは、重要ページそのものの内容より、そこへ向かう内部リンクが弱くて評価が集まり切っていないケースです。特に、古い記事が孤立していたり、関連記事が自動表示任せになっていたりすると、良いページでも埋もれやすくなります。重要ページを強くしたいときほど、単体改善ではなく周辺ページからのつなぎ方まで見直すことが大切です。

「リンクジュース」という言葉を使う場合でも、評価移動の話だけで終わらせず、文脈設計・構造理解・発見の観点も含めて設計するのが現代のSEOです。

⇒リンクジュースの考え方は、リンクジュースとは?被リンクの重要性とSEO効果についてで整理しています。

ユーザーが求める情報を見つけやすくなる

2つ目のSEO効果は、アクセスしたユーザーが、求める情報を見つけやすくなることです。

ユーザーが閲覧しているページに内部リンクが適切に設置されていれば、知りたい内容を深掘りするために次のページへスムーズに移動できます。

また、内部リンクがあることで、ユーザーが自社サイトから離脱するリスクを下げやすくなります。

ユーザーの検索行動を自社サイト内の情報で完了させられるよう、疑問が次に分岐する場所に内部リンクを設定しておきましょう。たとえば「費用が気になる」「比較したい」「導入手順を知りたい」といった場面で、次に読むべきページが自然に示されていると、回遊の質が上がります。

クローラーが巡回しやすくなる

3つ目は、クローラビリティの改善です。

クローラビリティとは、検索エンジンのクローラーがWebサイト内で巡回しやすく、情報を集めやすい状態になっているかを指す言葉です。

内部リンクを最適化できれば、クローラーは自社サイト内の端々まで巡回しやすくなり、より多くの情報を集められるため、クローラビリティが改善されます。

クローラビリティの高いWebサイトは、新しく公開したページや更新したページが発見されやすくなり、検索エンジンに情報を登録(インデックス)されるまでの流れもスムーズになりやすいです。ただし、クロールされたからといって必ずインデックスされるわけではありません。重複ページや正規化の不備、意図しないnoindexなどがあると登録が保留されることがあるため、内部リンク改善とあわせて正規URLの統一やSearch Consoleでの確認も進めましょう。

⇒クローラビリティの詳細は、クローラビリティとは?SEOにおける重要性と向上させる11つの方法で詳しく解説しています。

ユーザーの滞在時間が長くなる

内部リンクを最適化することで得られる4つ目の効果は、Webサイトにアクセスしたユーザーの滞在時間を伸ばしやすくなることです。

関連する情報が記載されたページ同士を内部リンクで正しくつなげられていれば、ユーザーはそのリンクを辿って、必要なコンテンツを読み進めやすくなります。

こうしてユーザーの滞在時間が伸びること自体を、Googleが直接の順位要因として明言しているわけではありません。ただ、内部リンクによって読者が迷わず次の情報へ進める状態は、結果として満足度の高い体験につながります。

当社でもサイト改善の相談では、単に滞在時間の長短を見るのではなく、「そのページを読んだあとに次の疑問へ進めているか」を導線で確認することがあります。長く読まれていても次の行動に進めなければ導線としては弱く、逆に短時間でも必要なページへ適切に送れていれば内部リンクは機能していると判断しやすいためです。内部リンクが整うと読者は次に読むべきページへ迷いにくくなり、結果として課題解決に繋がりやすくなります。順位のために滞在時間を伸ばすのではなく、課題解決のために導線を整えるという考え方が重要です。

内部リンクを設置する意味をお伝えしたところで、次に正しい貼り方について解説します。

内部リンクの正しい貼り方

内部リンクは、ただ貼ればよいわけではありません。正規URL・アンカーテキスト・画像リンクの扱いを整えてはじめて、SEO効果とユーザー利便性の両方が出やすくなります。

ここからは、内部リンク設置の際に押さえておきたい正しい貼り方やコツについて解説します。

URLを正規化する

内部リンクの正しい貼り方、1つ目のポイントは正規化したURLへのリンクを貼ることです。

自社サイト内にコンテンツ内容は同じにも関わらず、複数のURLが存在する場合、URLの正規化を行います。

URL正規化を行うべき例
  • .htmlの有無(https://sample.com/〇〇.html と https://sample.com/〇〇)
  • wwwの有無(https://sample.com と https://www.sample.com)
  • SSL化の有無(http: と https:)
  • パラメーターの有無(https://sample.com/△△?XX=〇〇 と https://sample.com/△△)

上記のように、コンテンツ内容が同じなのにも関わらず、複数のURLでアクセスできる場合はURLの正規化が必要です。

Googleは、URLの正規化について301リダイレクトやcanonicalタグ(カノニカル)、またはサイトマップを使って正規URLを明確にすることを推奨しています。canonicalは「このURLを正として扱ってほしい」という宣言であり、サイトマップに正規URLを載せることも補助的なシグナルになります。重複URLが残ったままだと内部リンクの評価先がぶれやすくなるため、内部リンクを整える前提として正規URLの統一を揃えておくと運用が安定します。

301リダイレクトは、URLが恒久的に変更になる場合に使われるサーバー側でのリダイレクト処理です。

ただし、Webサイトを運営しているサーバーやCMSの事情によっては、301リダイレクトをすぐに使えないことがあります。その場合はcanonicalタグを使って、複数存在するURLの評価を1つのページへ集約しましょう。ECで色違いの商品ページが複数ある、メディアで計測用パラメータ付きURLが共有されやすい、といったケースでは特に見落としやすいポイントです。

⇒canonicalタグを整理したい場合は、canonical(カノニカル)タグとは?書き方やSEOにおける必要性、役立つツールも是非参照ください。

内部リンク先ページの情報が分かるアンカーテキストにする

内部リンクの貼り方のコツ、2つ目はアンカーテキストで設置する際、リンク先ページの情報が分かる文章を選ぶことです。

アンカーテキストとは、内部リンクを設置する際のテキスト部分を指します。下記に例をあげてみます。

2つのアンカーテキスト
  • リンクはこちら
  • xxに関する紹介をしているページはこちら

上記2つのアンカーテキストをユーザーが見たとき、「リンクはこちら」だとクリックした先のページに何が書かれているか分かりません。一方、「xxに関する紹介をしているページはこちら」という文章なら、ユーザーはリンク先のページに何が書かれているかイメージしやすくなります。

ユーザーだけでなく、検索エンジンのクローラーもアンカーテキストから内部リンク先の情報を理解するため、アンカーテキストには内部リンク先ページの情報がわかる文章を用意しましょう。なお、アンカーテキスト単体だけでなく、リンクの前後で「このリンク先で何が分かるのか」が伝わると意図がさらに明確になります。たとえば「詳細はこちら」よりも、「設定手順を確認したい方は◯◯へ」のように目的を添えたほうが読者の行動につながりやすくなります。

⇒アンカーテキストの詳細は、アンカーテキストとは?SEOへの影響や正しい設置方法、注意点についてで詳しく解説しています。

画像やバナーで内部リンクを作る場合はalt属性を設定する

3つ目は、画像やバナーによる内部リンクを設置する場合、alt属性を設定することです。

alt属性とは、画像やバナーが表示されない場合に、それらの代わりに表示させるテキストを指します。alt属性を設定する理由は、アンカーテキストと同じく、クローラーにalt属性で設定された文字からリンク先の情報を取得してもらうためです。Googleのドキュメントでも、画像をリンクにしている場合はimgタグのalt属性がアンカーテキストとして扱われることが示されています。バナーで重要ページへ誘導する際も、altを空にせず「リンク先で何が分かるか」が伝わる説明にしておきましょう。

画像やバナーで内部リンクを貼る際は、必ずalt属性を活用し、リンク先ページの情報を記載しましょう。特に、資料請求やサービス詳細への導線を画像だけで置いているページでは、altが空欄のままだと意図が伝わりにくくなります。

⇒alt属性の詳細は、alt属性(altタグ)とは?その役割や正しい設定方法で詳しく解説しています。

以上、内部リンクの正しい貼り方をご紹介しました。続いて、内部リンクを設置する「場所」について解説します。

内部リンクの設置におすすめの6つの場所

自社サイト内に内部リンクを設置する際は、場所ごとに役割が異なります。全ページ共通で効く導線と、本文中で強く効く導線を分けて考えることが重要です。

SEO対策を進める多くのサイトが実施している内部施策でもあるため、競合サイトに負けないよう、以下に紹介する位置に正しい内部リンクを設置しましょう。

パンくずリスト

1つ目の内部リンクの設置場所としておすすめなのが、パンくずリストです。

パンくずリストとは、サイトのページ構造をリスト化し、現在位置を表すものです。パンくずリストには、大きく以下3つの種類があります。

  • 位置型パンくずリスト(例 トップ > サービス・商品 > 現在のページ)
  • 属性型パンくずリスト(例 トップス > ジャケット > 黒 > 現在のページ)
  • パス型パンくずリスト(例 最初に見たページ > 次に見たページ > 現在のページ)

位置型パンくずリストは、現在の主流であり、記事と記事の関係性を入れ子構造で表します。位置型パンくずリストは、ユーザーだけでなく、検索エンジンにもサイト構造が分かりやすく、おすすめです。

属性型パンくずリストは、不動産物件サイトや家具家電、洋服などのショッピングサイトでよく見かけます。検索フィルターのように使うことができ、ユーザーによって表示されるリストが異なります。

パス型パンくずリストは、ユーザーのサイト内での閲覧履歴が表示されます。最近では、戻る操作や検索履歴からページを戻すことが容易になっているため、あまり見かけません。最適なパンくずリストは、サイトによって異なりますが、不動産やショッピング系のサイトであれば「属性型パンくずリスト」、一般的なサイトは「位置型パンくずリスト」と覚えておきましょう。画面上にパンくずを出すだけでなく、BreadcrumbListの構造化データでも階層を明示しておくと、検索エンジンにページの位置が伝わりやすくなります。なお、閲覧履歴に基づくパス型パンくずリストはユーザーごとに表示が変わるため、構造把握の観点では採用優先度が低いです。

グローバルナビゲーション

2つ目におすすめする内部リンクの設置場所は、グローバルナビゲーションです。

グローバルナビゲーションとは、WEBサイト(ホームページ)の全てのページに共通して表示される案内リンクのことです。

グローバルナビゲーションに表示させる項目は、サイト内の構造や見せ方によって異なりますが、ユーザーにサイト全体のコンテンツ構成がわかるよう設定します。

企業サイトを例に挙げると、「サービス・商品」「経営方針」「会社概要」「採用情報」「お問い合わせ」「アクセス」などの内部リンクを設置していることが多いです。

グローバルナビゲーションの項目やデザイン、構成に決まった形はありません。ただし、項目が多すぎたり、テキストが何に関するページへのリンクか分かりづらいと、ユーザーはクリックしにくくなります。グローバルナビゲーションに内部リンクを設定する際は、「自社が何を伝えたいか」だけでなく、「ユーザーが最初に探す情報は何か」を前提に設定を進めましょう。

たとえばBtoB商材では、「機能一覧」より「料金」「導入事例」「サポート体制」のほうが先に探されることがあります。ナビゲーションは社内の組織図ではなく、ユーザーの探し方に合わせて並べるほうが機能しやすいです。

サイドバー

3つ目におすすめの内部リンク設置場所は、サイドバーです。

サイドバーは、コンテンツの横にある余白を活用した内部リンクになります。

サイトトップページやサービスページなどを除く、多くのコンテンツページでは、主に文章を書く「メインカラム」と左右の余白に該当する「サイドカラム」があります。

このサイドカラムを活用した内部リンクがサイドバーです。サイドバーは、グローバルナビゲーションには入らないものの、サイト内で重要なカテゴリやページ、検索バー、バナーなどを内部リンクとして設置します。

また、ユーザーがコンテンツを読んでいる途中でも表示されるため、設定する項目によっては、ユーザーの利便性を高められます。ただし、パソコンでのサイドバーとスマホでの表示方法は異なるケースが多いため注意が必要です。

スマホの場合、表示できる画面幅に制限があるため、サイドバーではなく、ハンバーガーメニューなどを使用することがあります。ハンバーガーメニューとは三本線で表示されるナビゲーションメニューを指し、クリックすると情報が表示されるものです。

パソコン版のサイドバーとスマホ版のハンバーガーメニューは同一にする必要はありません。それぞれのデバイスを使っているユーザーに適した内部リンク項目を設定しましょう。モバイルでは最初の数画面で見えるかどうかでクリック率が変わりやすいため、PCで便利だった導線がスマホでは機能しないこともあります。

フッター

4つ目におすすめの内部リンク設置場所は、フッターです。

フッターとは、コンテンツの最下部に表示される全ページ共通の部分です。

フッターには、プライバシーポリシーや利用規約、お問い合わせフォーム、企業情報など、サイトに関する重要な情報を載せたページへの内部リンクが貼られたサイトを多く見かけます。

フッターは、サイドバーとは異なり、コンテンツを読み終えないと表示されないため、ユーザーの利便性を高める効果は大きくありません。

しかし、記事を読み終えたユーザーが、「このページの運営会社はどこだろう」「問い合わせはどこからすればよいのだろう」といった疑問を解消する際に役立ちます。

フッターに設定する内部リンクは、記事を読み終えたユーザーが次に何を確認したくなるかを考えて設定しましょう。信頼性の確認に使われる場所でもあるため、会社情報・ポリシー・問い合わせ導線などを整理しておくことが大切です。

HTMLサイトマップ

5つ目のおすすめ内部リンク設置場所は、HTMLサイトマップです。

サイトマップには、訪問したユーザーにサイト構造を伝える役割があるHTMLファイルと、検索エンジンのクローラーにサイト構造を伝える役割があるXMLファイルの2種類があります。

内部リンクの最適化で活用できるのは、前者のHTMLサイトマップであり、サイト内にある全ページのリンクが貼られたリンク集のようなページを指します。

実際、HTMLサイトマップを利用してお目当ての記事を見つけるユーザーは多くありませんが、自社サイト内にある記事を把握し管理するのには役立ちます。ただし、ナビゲーションが整備された現在のWebサイトでは、HTMLサイトマップ単体のSEO効果は限定的です。クローラー向けにはXMLサイトマップが機能するため、ユーザー向けの導線として本当に必要か、情報が多すぎて逆に見づらくなっていないかという観点で設置を判断するとよいでしょう。

⇒サイトマップの違いを整理したい場合は、サイトマップとは?作成するメリット・デメリットやHTMLとXMLの違いと設定方法も是非参照ください。

コンテンツ内

6つ目は、コンテンツ内に設置する内部リンクです。

これまでに紹介したパンくずリストやグローバルナビゲーション、サイドバー、フッターは全ページに共通して表示される内部リンクであることから、重要度は高いです。

しかし、ユーザーにとって最も有益で、クリックされる可能性が高い場所は、コンテンツ内に設置した内部リンクです。

コンテンツ内に設置する内部リンクは、ユーザーが読み進めていく上で、「行動や情報の分岐が起きる部分」に貼るのがポイントです。

内部リンクの最適化によるSEO効果でご紹介したように、ユーザーが詳細を知りたいであろうポイントや、比較・検討・次の行動に移るタイミング、さらにはコンテンツを読み終えた先に、サイト内にある関連性の高い別ページへの内部リンクを設置しましょう。

当社でも記事改善では、本文中の内部リンクを「とりあえず関連記事を置く」形ではなく、「この段落を読んだ人が次に何を判断したいか」で見直すことがあります。ここが合うと回遊率だけでなく、重要ページへの流入の質まで変わりやすくなります。

内部リンクに関する注意点

内部リンクは増やすほど良いわけではありません。関係性・数・文言・保守の4点を外すと、かえって分かりにくいサイトになります。

このページを読み進め、「内部リンクを整えよう」とお考えいただいた方へ。内部リンクを設置する場合、注意しなければならない点もあるのでご紹介します。

関係のないページ同士はつなげても意味がない

内部リンクにSEO効果があるからと、どんなページでもつなげれば良いというわけではありません。

2つのページに関係性があれば、内部リンクを貼ることでリンク先ページに評価や文脈を集めやすくなります。しかし、無関係なページ同士を内部リンクでつなげても効果は薄く、ユーザーにとっても不親切です。

自社サイト内のコンテンツを管理し、対策キーワードが近いページや内容に関係性があるページだけを内部リンクでつなぐようにしましょう。たとえば、SEOの基礎解説から突然まったく別商材の採用ページへ送るような導線は、クリックされにくく、文脈も崩れます。

1ページに内部リンクを詰め込まない

長くWebサイトを運営していれば、関係性のあるコンテンツを複数持つページも出てきます。

その場合、最も関係が近く、リンクさせることでユーザーにメリットのあるページを選んで内部リンクを貼るようにしましょう。

Googleは、リンク数について「妥当な数」に抑える考え方を示しています。

1ページのリンクを妥当な数に抑えます。

数だけで機械的に判断するのではなく、読者が本文を追ううえで必要なリンクかどうかで整理することが大切です。リンクが多すぎると、どこを押せばよいか分からず、かえって回遊しにくくなります。最大数千個とは記載されていますが、上限の数字を気にするよりも、本文の流れとして必要なリンクか、読者が迷わず辿れるかを基準に整理するほうが実務ではうまくいきます。迷ったときは「このリンクがなくても理解できるか」「このリンクがあることで次の行動が明確になるか」で判断すると整理しやすいです。

アンカーテキストにキーワードを詰め込み過ぎない

内部リンクをアンカーテキストで貼る場合、リンク先ページの情報を入れ込むことが重要なことをご紹介しました。

ただ、このリンク先情報についてキーワードを詰め込み過ぎるのはNGです。作為的なアンカーテキストと判断されないよう、自然な文章を使って内部リンクを設置しましょう。

たとえば「内部リンク SEO 効果 貼り方 設置場所」のように不自然に語句を並べるより、「内部リンクのSEO効果と貼り方を確認したい方はこちら」のように、読者が読んで違和感のない表現にしたほうが伝わりやすくなります。

リンク切れをチェックする

内部リンクを設置した後は、リンク切れが発生していないか注意しましょう。

自社サイト内のコンテンツの中に、質があまり良くない、アクセスの少ないページがあったので削除してしまう場合、他のページからの内部リンクがないか確認しておく必要があります。

リンク切れになったページへの内部リンクをユーザーがクリックすると、404エラーが発生してしまいます。ユーザーの利便性を考え、リンク切れチェックを忘れないようにしましょう。

特に複数担当者で更新するサイトでは、記事本文だけでなく、ヘッダー・フッター・バナー・関連記事パーツなど管理箇所が分かれているため、差し替え漏れが起きやすいです。ページ削除やURL変更の際は、どこからリンクされているかを先に洗い出しておくと事故を減らせます。

よくある質問

内部リンクと外部リンクの違いは何ですか?

内部リンクは同じサイト内のページ同士をつなぐリンクで、外部リンクは別サイトのページへつなぐリンクです。内部リンクはサイト構造の整理や回遊改善に、外部リンクは出典提示や補足情報の提示に役立ちます。

内部リンクは多ければ多いほどSEOに有利ですか?

いいえ、多ければ良いわけではありません。重要なのは数ではなく関連性と文脈です。読者にとって必要なリンクだけを、自然な位置に配置することが大切です。

内部リンクはどこに貼るのが最も効果的ですか?

最も効果が出やすいのはコンテンツ内です。特に、読者が次の疑問を持ちやすい箇所や、比較・詳細確認に進みたくなる箇所に置くと、回遊しやすくなります。

画像リンクだけでも内部リンクとして問題ありませんか?

画像リンクでも問題ありません。ただし、alt属性を設定し、リンク先の内容が伝わる状態にしておくことが重要です。画像だけに頼るより、必要に応じてテキストリンクも併用すると分かりやすくなります。

内部リンク改善はどのページから始めるべきですか?

まずは重要ページに向かう導線から見直すのがおすすめです。問い合わせや資料請求につながるページ、優先的に上げたいカテゴリページ、孤立している有益な記事などから着手すると改善効果を確認しやすくなります。

EXIDEAの見解:内部リンクは「テーマの近さ」と「役割の違い」を両立させる

EXIDEAでは、内部リンクを設計するときに、テーマの関連性ページの役割の両方を見ることをおすすめしています。テーマだけ揃えて似たページ同士を相互リンクすると評価が分散しやすく、役割(基本解説/実装手順/比較/事例)が違うページ同士を結びつけたほうが、ユーザーが次に欲しい情報に自然に導けます。

「とにかく数を増やす」発想で内部リンクを大量に貼ると、ページ内のリンク密度が上がりすぎ、本当に重要なリンクの評価が薄れます。1ページあたりの主要リンクは絞ること、アンカーテキストにキーワードを詰め込みすぎないことを守ると、Googleにも読者にも分かりやすい構造になります。

まとめ

内部リンクは、同一サイト内のページ同士をつなぎ、ユーザーの回遊と検索エンジンの理解を助ける重要な施策です。効果を出すには、関連性のあるページ同士を、正規URL・分かりやすいアンカーテキスト・適切な配置で結ぶことが欠かせません。特に、本文中の自然な導線は回遊の質を大きく左右します。まずは重要ページが孤立していないか、無関係なリンクが増えていないかを確認し、内部リンクの設計を見直してみてください。内部リンクを含む、内部対策について以下のページで詳しく解説していますので、ぜひ、お役立てください。