SEOキーワード選定のやり方を解説!コツや注意点・おすすめツールも紹介【初心者向け】

SEOキーワード選定とは、ユーザーの検索意図と自社の事業目的が重なる語句を見つけ、優先順位をつけて対策対象を決める作業です。

「SEO対策をしても、なかなか検索順位が上がらない」「記事は増えたのにCVや集客につながらない」という状況に陥ってしまうケースでは、記事の書き方以前に、狙うキーワードの選び方がずれていることが少なくありません。

本記事では、SEOツールの提供とWebメディア運営を行う当社の実務知見をもとに、SEOキーワード選定の事前準備、具体的な手順、失敗しやすい注意点、役立つツールまで2026年時点の考え方で整理します。SEOキーワード選定をやり直したい方は、ここからはじめていきましょう。

この記事の監修者
株式会社EXIDEA 代表取締役社長
小川 卓真
SEO歴20年。2006年にSEOツールの開発企業を共同創業して以来、SEOを軸にデジタルマーケティングに従事。2013年に「株式会社EXIDEA」を設立。現在はEXIDEAの代表取締役社長として、Webメディア事業、マーケティングDX事業、オールインワンSEOツール「EmmaTools」の事業に携わる。
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EmmaBlog執筆者

この記事でわかること

SEOにおけるキーワードとは

SEOにおけるキーワードとは、ユーザーが検索すると想定される語句のことです。

例えばSEOに関するものは、「SEO対策とは」「SEO対策 やり方」「seo 初心者 本」などが挙げられます。

このようなキーワードは、サイト運営者やマーケティング担当者が、ユーザーの検索を想定してコンテンツや広告を作成する際の軸になります。

本記事で解説する「キーワード選定」とは、ユーザーが検索する可能性のあるSEOキーワードをリサーチし、そのなかから自社の商材やテーマと適したものを選び出す作業のことです。(※キーワード選定で決まったキーワードは「対策キーワード」という呼び方もします。)

実務上は、単に検索回数が多い語句を選ぶだけでは不十分です。SEOで成果が出るキーワードは、検索意図に合うこと、事業とつながること、現実的に勝てることの3条件を満たしている必要があります。

SEOキーワード選定の事前準備

SEOキーワード選定は、いきなりツールで候補を大量に出すより、先に判断基準を揃えるほうが精度が上がります。特に初心者の方は、「誰に」「何を」「どの段階で」届けるかを先に整理することがおすすめです。

①キーワードの種類と分類を抑えておく

まず押さえたいのは、「キーワードの種類」と「検索クエリの分類」です。

「検索クエリ」とは、ユーザーが検索エンジンで調べ物をする際に入力する単語や文章のことです。

キーワードとほぼ同じように見えますが、違いは主語です。SEOにおけるキーワードは「マーケターから見た、狙うべき語句」であり、検索クエリは「実際にユーザーが入力した語句」です。

以下の例のように、検索クエリは文章になることもあります。

検索クエリとキーワードの違い
種類 使用者 意味
検索クエリ ユーザー 検索エンジンにユーザーが入力する言葉 「東京でおすすめの夜景スポット」
「東京 夜景 おすすめ」
キーワード
(SEO対策)
マーケター ユーザー検索意図を調べるための言葉 「東京 夜景スポット おすすめ」
「東京 夜景 名所」

キーワードの種類と検索クエリの分類を理解しておくと、後の優先順位づけがしやすくなります。

キーワードの3種類

SEOキーワードは、ひと月でどれほど検索されたかを示す「月間検索ボリューム」によって、3種類に分けて考えるのが一般的です。

種類 月間検索ボリューム 特徴
ビッグキーワード 10,000以上 検索頻度が高く、上位表示できれば大きな流入が期待できる。競合が多く難易度は高い。 「SEO」など(1単語で抽象的)
ミドルキーワード 1,000以上、10,000未満 流入とCVの両方を狙いやすく、実務では主戦場になりやすい。 「SEO キーワード」「seo 初心者」など
ロングテールキーワード 1,000未満 流入規模は小さいが、意図が具体的で上位表示しやすい。CVにもつながりやすい。 「SEO キーワード コツ」「seo 初心者 本」など

サイトを立ち上げて間もない場合には、ロングテールキーワードから勝ち筋を作るのが現実的です。筆者の経験でも、新規ドメインがいきなり「SEO」や「マーケティング」のような大きな語句で勝つケースは多くありません。むしろ「SaaS SEO対策」「SEO キーワード選定」のように意図が明確な語句から評価を積み上げるほうが再現性があります。

検索クエリの4分類

検索クエリは、ユーザーの検索意図によって4つに分類できます。

種類 検索意図 特徴・対策の効果
Knowクエリ 「知りたい」ことについて調べる 基礎情報を知りたい段階。認知獲得に向いている。 「SEO対策とは」「キーワード選定とは」など
Doクエリ 「やりたい」という行動意欲を含む 実践方法を探している段階。資料請求や問い合わせにつながりやすい。 「SEO対策 やり方」「SEO対策 始め方」など
Goクエリ 「行きたい」「特定サイトに行きたい」 ブランドやサービス名が明確。指名検索に近い。 特定のサービス名、会社名、店舗名など
Buyクエリ 「買いたい」という購買意欲を含む 比較・検討が進んでおり、CVに近い。 「結婚指輪 おすすめ」「電気会社 安い」など

SEO記事を作るうえで重要なのは、キーワードの文字列ではなく、その背後の意図を読むことです。たとえば「SEOツール」は比較記事向きですが、「SEOとは」は基礎解説向きです。同じSEO領域でも、求められるページ形式は大きく変わります。

②サイトの読者(ペルソナ)を明確にする

次に必要なのが、想定読者(ペルソナ)の明確化です。

ペルソナとは、ターゲットとなるユーザーの具体的な人物像を詳細に設定することを指します。性別や年齢だけでなく、業務上の役割、意思決定の立場、悩み、情報収集の仕方まで具体化すると、検索語句の解像度が上がります。

ペルソナの情報
  • 基本情報:年齢、性別、居住地、家族構成、学歴、職業、年収などを整理し、誰に届けるか判断できる状態にする
  • ライフスタイル・価値観:興味関心、価値観、趣味嗜好などを整理し、どんな表現が刺さるか見える状態にする
  • 行動特性:情報収集の方法、よく見るメディア、意思決定の流れなどを整理し、接点を設計できる状態にする
  • 課題・悩み:解決したい課題、困っていることなどを整理し、検索語句に落とし込める状態にする

キーワードはペルソナの悩みを言語化したものなので、ペルソナが明確になるほど、対策すべきキーワードも見えやすくなります。

たとえば「美容」というテーマでも、20代女性向けなら「スキンケア」「毛穴」「韓国コスメ」が出やすく、30代男性向けなら「清潔感」「髭」「メンズスキンケア」が出やすくなります。BtoBでも同じで、経営者向けとWeb担当者向けでは検索語句が変わります。

当社でも自社のSaaSツール事業や比較サイトのSEO対策では、記事を書く前に「誰が困っているのか」を先に定義しています。実務では、ここが曖昧なままキーワードを増やすと、流入は増えても問い合わせが増えない状態になりやすいです。

事前準備③カスタマージャーニーを作成する

ペルソナ設定をしたら、カスタマージャーニーを作成しましょう。

カスタマージャーニーとは、ユーザーが商品やサービスを認知してから購入に至るまでの一連のプロセスを可視化したものです。各フェーズで何を考え、何に迷い、どんな言葉で検索するかを整理できます。

SEOキーワードを選定するためには、ユーザーがどのフェーズでどのような検索をするのかを理解し、それに応じたコンテンツを提供することが重要です。

カスタマージャーニーの作成例
認知 興味・関心 比較・検討
思考 広告が頭打ちになり、SEO対策を検討している SEO対策についてやり方や進め方を知りたい SEO対策を効率化できる/成果が出せるツールがあったらいいな
悩み・課題 SEO対策の基礎情報やメリットが知りたい SEO対策に関するノウハウがない SEO対策をやってみたが、思うようにはかどらない
対策キーワード候補 「SEO対策 とは」
「SEO対策 初心者」
「SEO対策 やり方」
「SEO 用語」
「seo対策 ツール」
「SEO対策 外注」

このように整理すると、どのフェーズの流入が足りないのか、どのキーワードから着手すべきかが見えます。

【初心者向け】SEOキーワード選定のやり方・手順6ステップ

SEOキーワード選定は、思いつきで候補を並べるより、順番どおりに絞り込むほうが失敗しにくいです。結論から言うと、「広げる→整理する→測る→見極める→優先順位をつける」の流れで進めるのが基本です。

キーワード選定の6ステップ
  1. メインキーワードを洗い出す
  2. 関連キーワードを洗い出す
  3. ニーズが重複しているキーワードを整理する
  4. 洗い出したキーワードの検索ボリュームを確認する
  5. 洗い出したキーワードが適切かチェックする
  6. 対策キーワードの優先度をつけて選定する

ステップ①メインキーワードを洗い出す

最初にやるべきことは、自社の商材やサービスの中心テーマになるメインキーワードを決めることです。

メインキーワードとは、自社の商材やサービスのジャンルやカテゴリーを表すようなキーワードであり、前述のビッグキーワードに該当することが多いです。

メインキーワード例
ジャンル カテゴリー
SEOツールを提供している場合 「SEO対策」 「SEO ツール」
ダイエット食品を提供している場合 「ダイエット」「健康」 「ダイエット食品」
オンライン英会話サービスを提供している場合 「英会話」 「オンライン英会話」

メインキーワードが決まると、そこから関連語を広げやすくなります。

類義語や同義語などがあるか考えておこう

メインキーワードは1つに見えても、検索ユーザーは別の言い回しで探すことがあります。

類義語とは意味が近い語句、同義語とはほぼ置き換え可能な語句です。

類義語と同義語の例
類義語 同義語
「キーワード選定」 「キーワード戦略」 「キーワード選び」
「対策キーワード」 「メインキーワード」
「関連キーワード」
「キーワード」
「SEOキーワード」

Googleは高度な言語マッチングを行うため、完全一致だけを追う必要はありませんが、実務では表現の違いによってSERPsの顔ぶれが変わることがあります。筆者としても、同じ意味に見える語句でも検索結果が比較記事寄りか、解説記事寄りかでズレることはよくあります。まずは言い換え候補を広く出しておくと良いでしょう。

ステップ②関連キーワードを洗い出す

次にやることは、メインキーワードに対する関連キーワードを広げることです。

メインキーワードが決まったら、それに関係するキーワードを調べ、対策候補を増やしていきます。

関連キーワードを洗い出す方法
  • 検索結果にて関連キーワードやサジェストキーワードをチェックし、ユーザーが次に知りたいことを把握できる状態にする
  • 競合となるサイトやページからキーワードを見つけ、抜け漏れを減らせる状態にする
  • ツールを活用し、候補数と判断材料を短時間で増やせる状態にする

検索結果にて関連キーワードやサジェストキーワードをチェックする

関連キーワードやサジェストは、ユーザーの関心が近い語句を知る最も手軽な方法です。

関連キーワードとはどういうもの?

また、サジェストキーワードは、検索窓に語句を入力したときに自動表示される候補です。

サジェストワードはどこに表示される?

これらは、ユーザーが実際にどんな組み合わせで検索しているかを知るヒントになります。特に初心者の方は、いきなりツールに頼る前に、検索結果画面そのものを見ることがおすすめです。順位表だけでは見えませんが、実SERPsにはPAA、動画、ローカル要素、AI要約などが出ることもあり、狙うべきページ形式の判断材料になります。

競合となるサイトやページからキーワードを見つける

競合ページのタイトル、見出し、切り口を見ることも有効です。

たとえば、上位表示されているページのタイトルを見れば、「初心者向け」「比較」「やり方」「おすすめ」など、ユーザーが求めている切り口が見えてきます。ページ本文まで読むと、頻出する論点や共起語も把握できます。

実務では、競合分析は「真似する」ためではなく、検索結果で最低限求められている論点を把握するために行います。他のページよりも具体的に答えるための下調べだと考えると整理しやすいです。

ツールを活用する

候補を一気に広げたい場合は、キーワードツールの活用が有効です。

ツールを使うメリットは、短時間で大量の候補を取得できること、検索ボリュームや競合性などの判断材料を同時に見られることです。特に複数カテゴリを持つオウンドメディアでは、手作業だけで網羅するのは難しいため、ツールの併用が現実的です。

当社の提供ツールになりますが、EmmaToolsのようにキーワード調査から構成作成、執筆支援までつなげられる設計だと、選定後の運用までスムーズです。

ステップ③ニーズが重複しているキーワードを整理する

候補を広げたら、次にやるべきは検索意図が重複するキーワードをまとめることです。

ここで整理しないと、似たページを量産してしまい、評価が分散しやすくなります。

たとえば「SEO キーワード選定」と「SEO キーワード 選び方」で検索結果の上位ページがほぼ同じなら、別記事に分けるより1本に統合したほうが良いケースが多いです。逆に「SEO キーワード選定 ツール」と「SEO キーワード選定 やり方」で上位ページのタイプが違うなら、分ける価値があります。

筆者がアクセス改善を依頼される時も、この整理を最初にしっかりと行います。古い記事や情報が不十分な記事を見直すと、サイト全体の評価に響いている重複や競合が見つかることが少なくありません。記事を増やす前にここを直したほうが成果に近いことのほうが多いです。

ステップ④洗い出したキーワードの検索ボリュームを確認する

次に、各キーワードの検索ボリュームを確認します。

検索ボリュームを見る目的は、単に大きい語句を選ぶためではありません。需要の有無と、どの順番で着手するかを判断するためです。

検索ボリュームが大きいほど難易度は上がりやすく、小さいほど上位表示しやすい傾向があります。一方で、検索ボリュームが0に近い語句は、対策しても流入がほとんど見込めない場合があります。

ただし、ここで注意したいのは、ボリュームだけで切らないことです。BtoBや高単価商材では、月間検索数が少なくても問い合わせに直結する語句があります。たとえば「製造業 SEO」や「SaaS SEO対策」のようなロングテールは、流入規模は小さくても商談につながりやすいです。

ステップ⑤洗い出したキーワードがコラム向きかチェックする

キーワードごとに、どのページ形式で対策すべきかを見極めることも重要です。

たとえば、サービスページ向きのキーワードをコラム記事で狙っても、検索意図とずれて上位表示しにくくなります。逆に、基礎解説が求められている語句にいきなり営業色の強いページを出しても、クリックされにくくなります。

判断方法はシンプルで、実際に検索して上位ページの型を見ることです。

コラム向きか判断する観点
  • 上位ページの半分以上が解説記事なら、情報提供型コンテンツで勝負しやすい状態と判断する
  • 上位ページの多くがサービスページなら、サービスページやLPで対策するほうが自然と判断する
  • 比較記事が多いなら、比較軸や選び方を含む構成が必要な状態と判断する

この見極めは、順位改善の再現性に直結します。当社でも自社の比較サイトや事業サイトの改善では、順位だけでなくモバイルの実SERPsを優先して確認しています。特にBtoC領域では、最初の1画面にどんな形式のページが並ぶかで勝ち筋が変わるためです。

ステップ⑥対策キーワードの優先度をつけて選定する

最後は、対策キーワードに優先順位をつけることです。

ここまで残ったキーワードは、いずれも候補になり得ます。ただし、全部を同時にやるのは現実的ではありません。優先順位は、事業成果への近さ、勝ちやすさ、既存資産とのつながりで決めるのが基本です。

たとえば、CV増加を優先するなら比較・検討フェーズの語句から着手します。アクセス増加を優先するなら、検索ボリュームがありつつ勝てるミドル〜ロングテールから着手します。

トピッククラスターイメージ

トピッククラスター戦略とは、ボリュームの大きなキーワード(ピラーコンテンツ)を軸に、それに関連するスモールキーワード(クラスターコンテンツ)を周辺に配置し、内部リンクで繋ぐ方法です。

そして、競争の少ないスモールキーワードから対策することで、上位表示が難しいキーワードでも上位表示させやすくなります。

正直、昨今のSEOでは、優先順位づけが最も差がつきやすいと私は思っています。良いキーワード候補を100個出すことより、今やるべき10個を決めるほうが難しく、成果にも直結するためです。迷ったら、まずは「CVに近いロングテール」から始めてみてください。

適切なキーワード選定をするポイントと注意点

SEOキーワード選定で成果を分けるのは、手順そのものより判断の質です。ここでは、実務で特に差が出やすいポイントを整理します。

3C分析をする

1つ目のコツは、3C分析を行うことです。

3C分析とは、「市場・顧客(Customer)」「競合(Competitor)」「自社(Company)」の3つの視点から分析を行うフレームワークです。

市場・顧客を見ると、どんな悩みがあり、どんな語句で検索されるかが見えます。競合を見ると、どのテーマで強いプレイヤーがいるか、どこに空白があるかが見えます。自社を見ると、どのテーマなら一次情報や実績を出せるかが見えます。

キーワード選定で重要なのは、検索需要があることより、自社が勝てる理由があることです。たとえば、ECで色違いの靴ページが大量にあるサイトと、専門スタッフが実際の履き心地を比較しているサイトでは、同じ「ランニングシューズ おすすめ」でも勝ち方が違います。後者は一次情報で差別化しやすいです。

既存顧客にヒアリングする

2つ目のコツは、既存顧客へのヒアリングです。

具体的には、商品やサービスを購入・利用している顧客に「どのようなキーワードで検索したか」「どのようなタイミングで調べたか」を聞きます。

社内では当たり前すぎて出てこない言葉が、顧客の口からはよく出てきます。たとえば、SaaS提供企業が「MAツール」で考えていても、顧客は「メール配信 自動化」や「見込み顧客 管理」で探していることがあります。

筆者としても、20年近くSEOに関わる中で、机上のキーワード案より顧客ヒアリングのほうがCVに近い語句を拾える場面を数えきれないくらい見てきました。特にBtoBは、社内用語と検索語句がずれやすい点に注意をしましょう。

Q&Aサイトでユーザーの悩みを調べる

Yahoo!知恵袋やOKWAVEのようなQ&Aサイトは、ユーザーの生の悩みを把握する材料として使えます。

これらのサイトには、ユーザーが実際に困っていることや疑問に思っていることが具体的に投稿されています。検索ボリュームツールでは見えにくい悩みの深さや、比較前の迷いが読み取りやすいです。

たとえば「SEO 外注」であれば、単に費用を知りたいだけでなく、「何を依頼できるのか」「社内でやるべきことは何か」「成果が出ないときの見直し方は何か」といった論点が見えてきます。こうした悩みは、記事構成の見出し設計にも活かせます。

サイトのテーマに関係しないキーワードは対策しない

最後に重要な注意点は、サイトのテーマに関係のないキーワードを無理に対策しないことです。

テーマ外の語句で記事を増やすと、専門性の軸がぶれやすくなります。SEOでは、誰が、どのように、なぜそのコンテンツを作ったかが重要です。特に専門性が求められる領域では、テーマの一貫性が評価に影響しやすいです。(参照:有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成

たとえば、SEO情報を発信しているサイトが、急に美容整形や投資の話を増やしても、読者から見て専門性が伝わりにくくなります。地域名だけ差し替えた店舗紹介ページを大量に作る、関係の薄い比較記事を量産する、といった運用も同じです。

【無料・有料】SEOのキーワード選定や調査に役立つツール8選

キーワード選定の精度と速度を上げるには、ツールの併用が有効です。ここでは、実務で使いやすいものを中心に紹介します。無料で試せるものも多いので、目的に応じて使い分けると良いでしょう。

EmmaTools(有料)

EmmaToolsのご紹介

※1 ITreviewカテゴリーレポート「SEOツール」(2025Spring)※2 ITreviewカテゴリーレポート「AIライティングツール」(2025Spring)※3 ITreviewカテゴリーレポート「コンテンツマーケティング」(2025Spring)
EmmaTools(エマツールズ)は、競合サイトの流入キーワードを分析したり、キーワードの検索ボリュームを調査できるSEOライティングツールです。

また、AI機能を備えており、対策キーワードを選ぶと、タイトルや見出し、さらに内容のたたき台まで作成できます。

当社の提供ツールになりますが、キーワード選定から記事改善までを一連の運用に乗せやすい点が特徴です。少人数運用では、候補出しだけでなく、その後の構成・執筆・リライトまでつながるかが重要になります。EmmaToolsは7日間の無料トライアルがあるので、興味のある方は気軽にお試しください。

Googleキーワードプランナー

Google広告で広告出稿をしていない場合のキーワードプランナーのデータ
引用元:https://trends.google.co.jp/trends/?geo=JP

Googleキーワードプランナー
引用元:https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/

Google広告のキーワードプランナーは、月間検索ボリュームや競合性の目安を確認する際に便利です。

広告出稿額によって表示粒度は変わりますが、無料でも大まかな需要感は把握できます。SEO専用ツールではないため、SEO難易度そのものは分かりませんが、候補の足切りには十分使えます。

Googleトレンド

Googletrend
引用元:https://trends.google.co.jp/trends/?geo=JP

Googleが公式で提供している無料ツールがGoogleトレンドです。

検索回数の絶対値ではなく、関心の推移や季節性を見るのに向いています。たとえば「確定申告 ソフト」は毎年1〜3月に伸びやすく、「日焼け止め」は春先から上がりやすい、といった傾向を掴めます。公開タイミングの判断にも役立ちます。

Google Search Console(サーチコンソール)

Google Search Consoleトップ画面
引用元:https://search.google.com/search-console/about?hl=ja

Google Search Consoleは、既に流入があるサイトなら必ず見たい無料ツールです。

具体的には、その記事が「どのようなキーワードで」「どれくらい表示され」「何回クリックされたか」を確認できます。Google Search Centralでも、どのキーワードから始めればよいか分からない場合は、Search Consoleのパフォーマンスレポートからアイデアを得られると案内されています。

ラッコキーワード

ラッコキーワード
引用元:https://www.related-keywords.com/

ラッコキーワードは、関連語やサジェストを広く集めたいときに便利です。

取得できる候補数が多く、初期の洗い出しに向いています。まずは広く出して、後から意図重複や優先順位で絞る使い方がしやすいツールです。

Ubersuggest

ubersuggest
引用元:https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/

Ubersuggestでは、サジェストキーワード、検索ボリューム、SEO難易度などを確認できます。

候補出しと難易度感の把握を一画面で進めやすいため、初心者にも使いやすい部類です。

Weblio類語辞典

関連キーワードやサジェストキーワード探しに役立つweblio
引用元:https://thesaurus.weblio.jp/

キーワードの幅を広げる際に意外と使えるのが、Weblioの類語検索ツールです。

SEOでは、同じ意味でも表記ゆれや言い換えで検索されることがあります。類語を拾っておくと、見出し設計や関連語の洗い出しに役立ちます。

Ahrefs(有料)

ahrefsでドメインパワーをチェック
引用元:https://ahrefs.jp/

Ahrefs(エイチレフス)は、自社サイトだけでなく競合サイトの被リンク分析や検索流入キーワード、上位キーワードなどを調査できるSEO分析ツールです。

特に競合分析の深さが必要な中〜上級者向けです。競合がどのテーマで評価を得ているか、どのページにリンクが集まっているかまで見たい場合に向いています。

コンテンツ作成時にキーワードを入れるコツ

キーワード選定が終わっても、入れ方を誤ると成果につながりません。結論から言うと、「入れる場所を押さえる」「不自然に詰め込まない」の2点が重要です。

ブログやコラムのタイトル・見出し内にキーワードを入れる

1つ目は、タイトルや見出し内にキーワードを入れることです。

タイトルと見出しは、ユーザーにも検索エンジンにも、そのページが何について書かれているかを伝える重要な要素です。特に見出し直下で結論を言い切る構成は、検索結果上でも内容が伝わりやすくなります。

タイトルには主キーワード、見出しには関連キーワードや論点を自然に含めると、ページ全体のテーマが伝わりやすくなります。

メタディスクリプション内にキーワードを入れる

コンテンツ概要となるメタディスクリプション

2つ目は、メタディスクリプション内にキーワードを入れておくことです。

メタディスクリプションは、検索結果でタイトルの下に表示される説明文です。Googleが必ず採用するわけではありませんが、ページ内容を簡潔に伝える材料になります。

Googleのドキュメントでも、質の高い説明文は検索結果で使われることがあり、ページ内容を正確に表すことが重要だとされています。(参照:検索結果のスニペットを管理する

本文内に自然な形でキーワードを入れる

3つ目は、本文内に自然な形でキーワードを入れることです。

キーワードを決めて書いていれば、通常は自然に本文へ入ります。大切なのは、「キーワードを増やす」ではなく「そのテーマについて詳しく答える」ことです。

昨今はAIで下書きを作りやすくなった分、情報量不足より独自性不足で伸び悩むケースが増えています。筆者としても、キーワードを入れること自体より、一次情報や実務知見をどれだけ盛り込めるかのほうが重要だと感じます。

また、当社の提供ツールになりますが、EmmaToolsではキーワードの使用状況やSEO観点の改善点を確認しながら執筆できます。7日間の無料トライアルや、現在のページのスコアを無料で測れるコンテンツ無料診断もあるので、興味のある方は気軽にお試しください。

アンカーテキストやaltタグにキーワードを入れる

4つ目は、アンカーテキストやaltタグにキーワードを入れることです。

アンカーテキストは、リンク先ページの内容を示す文字列です。「こちら」ではなく、「SEOキーワード選定の方法」のように具体的に書くと、ユーザーにも検索エンジンにも伝わりやすくなります。

また、altタグは画像の代替テキストです。画像が何を表しているかを簡潔に説明し、必要に応じて関連語を含めると理解されやすくなります。Googleも、効果的なアンカーテキストは具体的で簡潔、かつリンク先と関連があることを推奨しています。(参照:クロール可能なリンクと効果的なアンカーテキスト

キーワードを入れる際の注意点

キーワードは入れれば良いわけではなく、入れ方を誤ると逆効果です。ここでは、特に起こりやすい失敗を整理します。

ユーザーの認知度を意識してコンテンツを作成する

SEO記事では、ユーザーのニーズを満たした内容を提供することが重要です。ユーザーのニーズを理解するには、ユーザーの認知度を意識することがポイントです。

たとえば「seo対策 ツール」というキーワードなら、ユーザーはすでにSEOの必要性を理解し、比較・検討に入っています。この段階で「SEOとは何か」から長く説明すると、意図とずれやすくなります。

このように、認知度に適したコンテンツを作成する際は、事前準備で作成したカスタマージャーニーが役立ちます。

キーワードを過剰に入れない

キーワードを適切に配置することは重要ですが、過剰に使用すると逆効果になります。特に、文章の流れを無視してキーワードを乱用する行為は「キーワードスタッフィング」と呼ばれ、スパム扱いのリスクがあります。

Googleのスパムポリシーでも、ランキング操作を目的とした不自然なキーワードの詰め込みは問題視されています。(参照:Google検索のスパムに関するポリシー

例えば、「SEO対策に強いSEOツールでSEOを最適化する方法をSEO初心者向けに解説」といった文章は不自然です。キーワードは適切な頻度で自然に盛り込むことを重視しましょう。

また、キーワードの比率に悩んだら、当社のEmmaToolsが提供する「コンテンツ無料診断」を試してみるのもおすすめです。URLとキーワードを入力するだけで、対策キーワード・関連キーワードの使用率を測定できます。

キーワードカニバリゼーションを避ける

キーワードカニバリゼーションとは、ひとつのサイト内で複数のページが同じ検索キーワードで競合してしまう状態のことです。

この状態になると、評価が分散し、順位が安定しづらくなります。特に、地域名だけ差し替えた店舗紹介ページや、ほぼ同じ内容の比較記事を量産しているサイトで起こりやすいです。

避けるには、似た検索意図のキーワードを統合し、1ページ1意図を意識することが大切です。

よくある質問

SEOキーワード選定は何から始めればよいですか?

まずは、自社の商品・サービスに直結するメインキーワードを3〜10個ほど洗い出すことから始めるのがおすすめです。その後、関連キーワードを広げ、検索意図の重複を整理していく流れが進めやすいです。

検索ボリュームが大きいキーワードを優先すべきですか?

必ずしもそうではありません。新規サイトや専門特化サイトでは、検索ボリュームが小さくても意図が明確でCVに近いロングテールキーワードのほうが成果につながりやすいことがあります。

1記事で複数キーワードを狙ってもよいですか?

問題ありません。ただし、検索意図が近いキーワードに限るのが基本です。意図が大きく異なるキーワードを1記事に詰め込むと、どの検索にも中途半端に見えやすくなります。

キーワードは本文に何回入れればよいですか?

回数の正解はありません。タイトル、見出し、本文の重要箇所に自然に入っていれば十分です。不自然な繰り返しは避け、読者の疑問に具体的に答えることを優先しましょう。

少人数でもSEOキーワード選定を継続できますか?

可能です。まずは顧客ヒアリングやSearch Consoleで候補を集め、優先度の高いものから着手すると運用しやすくなります。少人数運用では、一次情報を整理し、AIライティングツールも組み合わせながら効率化する流れが現実的です。

まとめ

SEOキーワード選定は、検索回数が多い語句を探す作業ではなく、検索意図・事業との関連性・勝ちやすさを見極めて優先順位をつける作業です。

実務では、ペルソナとカスタマージャーニーを整理し、関連語を広げ、意図重複を統合し、SERPsを見てページ形式を判断する流れが最も再現性があります。特に新規サイトは、ビッグキーワードよりロングテールから評価を積み上げるほうが現実的です。

SEOに強いオリジナルコンテンツを作るのであれば、当社が提供するEmmaToolsも是非お試しください。