初心者必見!SEO対策をわかりやすく解説します

知りたい情報があったら、まずインターネットで調べるのが当たり前になりました。

このページを読んでいる方も、知りたい情報があればキーワードを検索エンジンに入力し、検索結果の上位にあるブログや記事を読みますよね。

特定のキーワードで検索した際、自社サイトにあるページを検索結果画面の上位に表示させる手法を「SEO」と呼びます。SEOとは、Search Engine Optimizationの頭文字を取ったもので、日本語に訳すと「検索エンジン最適化」になります。

このページでは、これからSEO対策を進めようとしている初心者の方にも分かりやすいようにSEOのメリットやデメリット、具体的なやり方を解説しています。

記事内で紹介するポイントさえ抑えて進めれば初心者でもSEOで結果が出せるようになります。

それでは、一緒に読み進めていきましょう。

初心者必読!そもそもSEO対策とは?

まずはSEOとはどのようなことを指すのか、初心者の方でも分かりやすく意味や目的から解説します。

Webマーケティングを行う上で、なぜSEOは重要なのか、具体的にどのようなことを行うのかを知っておきましょう。

SEO対策とは検索エンジン最適化

SEOとは、「Search Engine Optimization」の略称で、日本語だと「検索エンジン最適化」と呼ばれています。

SEOは、「GoogleやYahoo!などの検索エンジンで特定のキーワードを検索した際に自社サイトを検索結果画面の上位に表示させる施策」を指します(SEO対策と言います。)。

SEO対策の具体的な施策には、ブログのお役立ち記事やホワイトペーパーのようなコンテンツの作成があります。その他、訪問したユーザーがサイトを使いやすくする(ユーザー体験の改善)サイトの改善、他社サイトから紹介してもらえるような取り組みが挙げられます。

SEOの目的と重要性

なぜ今、SEO対策を進める個人(初心者)や企業が増えているのでしょうか。

インターネットが普及する前までは何かを購入する際には店頭へ直接行って、商品を手に取り、レジでお金を支払わなければなりませんでした。

しかし、インターネットが普及した現在では、時間や場所を問わずWeb上で欲しい物を探すことができるようになっただけでなく、クレジットカードや電子決済で購入まで完了させることが可能になりました。

このようなユーザーの情報収集や購入行動は、検索エンジンを使って行われ、商品やサービスを認知する場もテレビや雑誌、新聞などからスマートフォンなどのモバイル端末へシフトしています。

SEO対策は、新しい情報収集や購入行動の場となっているインターネット上で、自社が発信したい情報や商品を多くのユーザーに認知させることができます。

また、SEO対策は比較的安価な初期費用で始めることができることから、初心者でも参入しやすいWebマーケティング対策の1つとなってます。

SEO対策のメリット

SEOは大切だと分かっているものの、なぜ多くの企業がWebマーケティングの中でもSEO対策に注力しているのでしょうか?

続いては初心者の方に、SEO対策を進めていくとどのようなメリットがあるのかご紹介します。

SEO対策のメリット
  • 費用対効果が高い
  • 自社サイトへのアクセス(検索流入)数が増える
  • ブランディングやポジショニングができる
  • 資産になる

それぞれ詳しく説明します。

費用対効果が高い

費用対効果が高いことはSEO対策の最大のメリットになります。 SEO対策にかかる最低限の初期費用はドメイン代とサーバー代のみ。 あとは発信したい情報のコンテンツを作成し、ブログやサイトにアップし続けることがSEO対策の基礎になります。

そして、SEO施策で自社サイトやブログが検索結果の上位に表示できれば、広告費をかけずに集客できるので、SEO対策は費用対効果が高い施策と言えます。

自社サイトへのアクセス(検索流入)数が増える

2つ目のメリットとして、アクセス数の増加が挙げられます。

Googleなどの検索結果画面で自社サイトが上位に表示されるようになると、より多くの人の目に留まるようになり、自社サイトへのアクセス数(検索流入数)が増えます。

リスティング広告やディスプレイ広告などは、広告予算や媒体にアクセス数が左右されるのに対し、SEOであれば上位にされることで中長期的に安定したアクセス数を得られるようになります。

ブランディングやポジショニングができる

3つ目のメリットは、ブランディングやポジショニングができる点です。

自社商品やサービスに関連するキーワードがGoogleなどの検索結果画面に表示されれば、商品を知らなかったユーザーからも興味を持ってもらうことができます。

例えば、当サイトのようなSEOツールを取り扱う企業なら、「SEO ツール」というキーワードの検索時に上位表示されるようになれば「SEOツールといえばEmmatools」というイメージを持ってもらえる、ブランディング効果が得られます。

また、同じようなSEOツールがいくつもある場合には、競合他社との違いを発信していくことで、商品の差別化(ポジショニング)をはかることも可能です。

資産になる

3つ目のメリットは、資産になるということです。

SEOは自社サイトの運営に関する費用以外に、広告宣伝費のような高額な費用が発生しません。それだけでなく、検索エンジンの検索結果画面で上位表示されている限り、安定したアクセスと収益が見込めるため、自社サイトはそのものが資産といえます。

以上、SEO対策のメリットをご紹介しました。

定期的なサイトや記事のメンテナンスは必要となりますが、継続的な費用はかからず、安定した集客と収益を生めるため、SEO対策に注目が集まっています。

SEO対策を進める上で知っておきたいこと

先程、メリットをご紹介しましたが、必ずしもいいことだけではありません。

ここからは、初心者に知って欲しいSEO対策の注意点を紹介します。

成果が出るまで時間がかかる

SEOは初心者でもポイントを抑えて継続することができれば結果を出せます。しかし、その成果が出るまでに時間がかかるということを忘れてはいけません。

自社のターゲットとなるユーザーが求めている情報を書いた記事を公開しても、いきなり検索エンジンの検索結果画面で自社サイトが上位に表示されることはまずありません。

また、1ページ書いて終わりではなく、複数のページを1ページずつ懇切丁寧に作成し続ける必要があります。

それにもかかわらず、思っていたような結果が出ないと「SEOは成果が出ない、無駄だった」と途中で投げ出してしまう方も少なくありません。成果が出るようになるまで続けるしかないのがSEOであることを覚えておきましょう。

定期的なメンテナンスが必要になる

上記でもお伝えしましたが、SEO対策では「1ページ書いて終わり」ではありません。ページを公開したら定期的に検索エンジンの検索結果画面で何位に表示されるのかを調べ、より上位に表示されるよう書き直し(リライト)が必要です。

加えて、情報の中には時間が経過することで内容が変わり続けるものも多くあるため、作成したページに古い情報が掲載されていないかの確認と最新の情報に更新し続ける必要があります。

このように、新しいコンテンツを作りながら、既存のコンテンツを継続的にメンテナンスしなければなりません。

Googleの使命

検索エンジンのひとつGoogleでは、SEOに関する検索品質評価ガイドラインを設けており、その中で以下の3つを重視しています。

Googleの使命
  • Needs Met(需要との一致)
  • Page Quality(ページの品質)
  • Use(使いやすさ)

すなわち、検索ユーザーが求めている情報であること。

また、その情報を専門家や深い知識を持つ権威のある人物が書いていること。

加えて、その記事が読みやすく分かりやすいもので、ユーザーの役に立つコンテンツを作成することをGoogleの使命としています。

この3つの中で1つでも外れてしまっていると検索エンジンからの評価を得られず、検索結果画面での上位表示も叶いません。

コンテンツを作成する際は、必ず対策キーワードとその関連キーワードを確認しユーザーの求める情報と一致した記事を書く必要があります。また、執筆者は誰でもいいのではなく、その分野に精通する人あるいは専門家の監修のもと作成しなければいけません。

読者が見やすく使いやすいサイトにすることを覚えておきましょう。

初心者が抑えるべきSEO対策における4つの基本と優先度

SEO対策の初心者がコンテンツを作成するとき、抑えておきたい4つの基本項目があります。どれか1つが欠けてもSEOの成果が出なくなる可能性がある重要な項目なのでコンテンツ作成時には必ず意識するようにしましょう。

SEO対策における
4つの基本
  • コンテンツの品質
  • ユーザー動向
  • 内部要因
  • 外部施策

コンテンツの品質

SEO対策を行う上で何より大切なのが1つ目の「コンテンツの品質」です。

先程も「Googleの使命」で紹介しましたが、Googleはコンテンツの品質に関して「>検索品質評価ガイドライン」(英文)を作成しています。

対策キーワードから検索ユーザーがどのような情報を求めているのか考え、コンテンツを読んだユーザーに満足してもらえるぺージを作成する必要があります。

そのためにはまず、ユーザーを惹きつけるライティングを心掛けましょう。具体的には「言いたいことをはっきりと」「ロジカルに書く」「理解しやすい表現にする」「読みやすい自然な文章構成」というポイントを心がけたライティングを行いましょう。

その他、コンテンツ内の情報にその分野の「専門家」あるいは「権威者の監修のもと」書かれていることも重要です。

下記ページでSEO評価を高めるSEOライティング方法を詳しくご紹介しているのでご参照ください。

ユーザー動向

2つ目に重要な項目が、ユーザー動向です。

ユーザー動向は、情報を収集しているユーザーが、検索結果画面に表示されたページへのアクセスからサイト内の滞在時間、内部リンクを使ったページの回遊状態を評価するものです。さらに、ユーザーがサイト内で目的となる情報を得られたか否かも評価対象となります。

ユーザーの検索意図に沿った情報が読みやすく分かりやすい状態で掲載されていれば、ユーザーはしっかりと内容を読み進めることができるでしょう。また、ユーザーが次に求めるであろう情報を内部リンクでつないでいれば、自社サイト内の別ページへ遷移しやすくなります。

このように、ユーザーが検索エンジンで入力したキーワードから求めていた情報を得られるかどうかまで考えたページ作りが求められます。

内部施策

3つ目は、内部施策です。

内部施策とは、自社サイト内で出来るSEO対策を指します。コンテンツのタイトルや見出しに正しいHTMLタグを設置することや、自社サイト内で結びつきの強いページ同士をリンクで結ぶ内部リンクの設定が挙げられます。

安易にページを結びつけるのではなく、正しく内部リンクを最適化することでSEO効果を得ることができます。内部リンクについては以下のページで詳しく解説しているので、ぜひお読みください。

内部施策を行うことで、検索エンジンのクローラーが巡回しやすく、作成されたコンテンツの情報が正しく評価されるようになります。

外部施策

4つ目は、外部施策です。

外部施策は、他社サイトから自社サイトへのリンク(被リンク)を集める施策がメインになります。

検索エンジンは、ページテーマに関連性が強くある外部サイトからの被リンクが集まっているサイトを高く評価します。自社サイトと関連性が強いサイトから被リンクを貼ってもらえるように、他社が紹介したくなるようなサイトやコンテンツ制作を進めることが効果的です。

ただし、注意点として、意図的な被リンク獲得はNGとなります。一昔前では、被リンクをお金で売り買いすることもありましたが、Googleは被リンクの購入はペナルティ対象としております。

ペナルティを受けると、そもそも検索結果画面にサイトやページが表示されなくなってしまうため、自然とリンクが貼られるようなサイトを作成することが重要です。被リンクによるSEO効果や獲得方法は以下のページをご覧ください。

初心者がSEO対策を進める際の優先度

ここまでで紹介した4項目には紹介させていただいた順番と同じ優先度があります。

SEO対策の優先度
  • コンテンツの品質
  • ユーザー動向
  • 内部施策
  • 外部施策

コンテンツの品質が悪ければ、そもそもGoogleのポリシーに反するため、内部施策がしっかりできていたところで評価が上がることはありません。また、品質が悪いコンテンツには外部サイトからの被リンクが集まることもないといえます。

一方、コンテンツの品質が良い場合には、ユーザー動向が自然と良くなり、被リンクが集まりやすくなります。ですので、何より大切なのは「コンテンツの品質」ということを忘れないようにしましょう。

初心者がやるべき5つのSEO対策

それでは、具体的にコンテンツ作成のやり方を5つをご紹介します。初心者がコンテンツSEOをする場合、いずれかの項目が疎かになっていたり、なんとなくで進めてしまったりすることが多いです。

これからご紹介する5つやり方を着実に進め、効果的なSEO対策を進めていきましょう。

SEO対策のやり方
5選
  1. 対策キーワードを決める
  2. タイトルや見出しなどの構成を決める
  3. コンテンツを作成する
  4. 対策ページにリンクを貼る
  5. 定期的な情報の更新

対策キーワードを決める

SEO初心者にとって難しいのがキーワード選びです。

何かをアピールするためにコンテンツを書こうとする場合、どのようなキーワードを選べば良いのか、初心者にとって分かりづらいものです。

また、「このキーワードを対策する」と決めずに、自分で書きたい内容を個人ブログのように書いてしまうケースも見受けられます。それでは、どのようにキーワードを選べば良いのでしょうか。対策キーワードを決める手順は以下のようになります。

 

対策キーワードを決める手順
  1. 自社商品やサービスからユーザーが検索するであろうキーワードを連想する
  2. 競合他社の対策キーワードを調査する
  3. 既存の自社サイトへの流入キーワードを確認する
  4. 1~3のキーワードに関連するキーワードを調べる
  5. 1~4で洗い出したキーワードの月間検索数を調べる

初めに、自社で取り扱う商品やサービスから、ユーザーが検索するであろうキーワードを連想してみます。既存顧客から検索時のキーワードについて、聞いてみるのも効果的です。自分自身が検索ユーザーになりきり考えることで、ふんわりと対策キーワードがイメージできるようになります。

次に、競合となる他社サイトが対策しているキーワードを調査します。具体的には、先程連想したキーワードで検索し競合他社の商品やサービスが表示されるか検索する、あるいは「競合分析ツール」を使って調査します。競合他社の対策キーワードを確認することで、自然と自社での対策キーワードも見えてきます。

続いて、既存の自社サイトが、現状どのようなキーワードで調べられているかを確認します。現状の流入キーワードを確認することで、先程連想したキーワードや調査したキーワードとの関連性や別の視点を見つけることが可能です。

ここまでで、キーワードにある程度のまとまりが見えてきた場合は、それらキーワードの関連キーワードを確認します。関連キーワードの調査には、「有料のSEOツール」または「無料で使える「ラッコキーワード」がおすすめです。

関連キーワードを調べると、中には関係ないワードも含まれていますので、不要なキーワードは削除します。

最後に、これまでに調査したキーワードや関連キーワードなどの月間検索数(キーワードボリューム)を確認します。

キーワードボリュームを調べる代表的なツールには>Google Adwords キーワードプランナーがあります。

キーワードプランナーの特徴、使い方を以下のページにまとめているのでご利用の際、お役立てください。

キーワードボリュームを確認する理由は、対策するキーワードの優先度を決めるためです。キーワードボリュームが多いキーワードは検索結果画面で上位表示されるとアクセス数が期待できるものの、対策している競合サイトも多く、容易には上位表示ができません。

一方で、キーワードボリュームが小さいキーワードは、対策している競合サイトが少ないため上位表示は容易ですが、あまりアクセスが見込めないものになります。

対策キーワードを決める際は、キーワードボリューム数が多すぎず、少なすぎないキーワードを選ぶようにしましょう。

キーワード選びのコツを以下のページでご紹介していますので、ぜひご覧ください。

タイトルや見出しなどの構成を決める

キーワード選びが終わったら、コンテンツのタイトルや見出しなどの構成を決めます。

まずタイトルは、コンテンツの内容がわかるように対策キーワードを含めて付けます。

SEO対策においてタイトルは、最も重要な要素となり、コンテンツの掲載順位だけでなく、ユーザーがクリックするか否かにもかかわります。。また、タイトルに対策キーワードが入っていない場合、クローラ―が何について書かれている記事なのか認識できません。

続いて見出しは、情報が前後しないように流れを意識し、上から順に読み進めれば内容が理解できるようなストーリー仕立てにしましょう。

内容については、対策キーワードを検索した際に、上位表示しているサイトを見比べて決めていきます。というのも、検索結果画面で上位表示しているサイトは、検索エンジンが「ユーザーの検索意図を満たしている」と判断したものなので、紹介されている情報は自社ページの作成でも必須な内容といえます。

ただし、中にはユーザーの検索意図からズレているものや、正しくない情報が記載されていることもあるので、必ず内容を確認をした上で掲載させるべきか否かを判断しましょう。

コンテンツのタイトルは、検索エンジンに「何に関する記事」かを伝える重要な項目です。以下のページでSEO効果のあるタイトル作りについて解説しているので、ぜひご一読ください。

コンテンツを作成する

タイトルや見出し、内容が決まったらいよいよコンテンツを執筆します。

基本的な文章の書き方について解説します。

記事作成の際は、「主語・述語」を明記し「て・に・を・は」を正しく使うことを意識しましょう。また、話の流れを壊さないように、起承転結を意識することも忘れないでください。

コンテンツ内で取り扱う情報の中には、普段見慣れない漢字を含むこともあります。その場合は、ルビをふる、または注釈を入れるなどをして、ユーザーにも分かりやすい情報にして伝えます。

形容表現については、漠然とした形容詞(広い、明るい)ではなく、具体的な数値や例を挙げて、よりイメージが湧きやすい表現を使います(鉛筆より細いなど)。また、可能な限り客観的な証拠やデータを添えて、情報を発信しましょう。

次に、SEO効果を高めるテクニックをご紹介します。

SEO効果を高める文章の書き方として、対策キーワードや関連キーワードを、タイトルや見出しに使う方法があります。対策キーワードや関連キーワードを文章内に追加する際の注意点として、無理矢理キーワードを詰め込む作業はNGです。

文章内にキーワードを詰め込む行為は、ユーザーだけでなくクローラーにとっても、内容が理解しづらくなります。そのような文章が多いコンテンツになっていると、ユーザーは途中で読むのを止め、サイトから離脱してしまうため、ユーザー動向も悪くなります。

あくまでも、主語や述語の追加、類義語の置き換えでキーワードを含めるようにしましょう。

続いて、画像やイラストの追加です。

文字だけのコンテンツでは、ユーザーが途中で飽きてしまい、最後まで読み進めてくれません。ユーザーの途中離脱を軽減するためにも、記載している情報に沿ったイラストや画像を挿入して、より読みやすい記事づくりを心がけてください。

最後に、正しいHTMLタグの設定です。

インターネット上で表示されるページはHTMLという言語で記述されており、正しいHTMLタグを入れなければタイトルや見出しを認識できず、ただの文字列として認識されます。タグを正しく設定することで、クローラーにタイトルや見出しから記事の内容を評価してもらいやすくなります。

対策ページにリンクを貼る

コンテンツを作成したら、関連してるページにリンクを貼ります。リンクには自社サイト内のコンテンツへの内部リンクと、他社サイトからの外部リンク(被リンク)の2種類があります。

内部リンクは、自社サイトにアクセスしてくれたユーザーの回遊率を上げ、求めている情報を見つけやすいようにする役割があります。また、クローラ―が自社サイト内を巡回する際にも役立ちます。ただし、内部リンクを貼る際は、リンクが貼られているページとリンクの移動先ページの内容に繋がりがあるようにしましょう。

他社サイトから自社サイトへの被リンクは、検索エンジンからの評価を高める効果があります。

被リンクが多く集まるページは、検索結果画面で上位表示しやすくなります。しかし、だからといって、意図的に被リンクを集める行為(被リンクの購入やダミーサイトを作成しリンクを集めるなど)はNGになります。意図的な被リンクの獲得をGoogleは禁止しているので、自然と他社サイトから被リンクが貼られるようなコンテンツ作成を心がけるようにしましょう。

自社で対策できる内部リンクの最適化について別ページで詳しく解説しています、ぜひご一読ください。

定期的な情報の更新

コンテンツを作成し公開した後は、定期的な情報の更新が必要です。

コンテンツ作成時には正しい情報だったものが、時間経過と共に古い情報となってしまうことや、間違った情報になってしまうこともあります。

古い情報や正しくない情報をそのままにしておくと、ユーザーの混乱を招くページになってしまいます。更には、Googleからの評価も下がり順位低下にも繋がります。

一度書いた記事は公開終わりではなく、定期的に内容を見返し、古い情報や誤った情報を更新しましょう。

SEOでやってはいけないこと

ここまで、具体的なSEOの対策方法について紹介しましたが、SEO対策を進めていく上で気を付けるべきことがあります。

Google検索の基本事項(旧ウェブマスター向けガイドライン)に反すること

新しく作ったページを検索エンジン、Googleにインデックス(登録)してもらうための基準として、Google検索の基本事項(旧ウェブマスター向けガイドライン)があります。

該当のページは、大きく以下の3つに分かれています。

Googleの基本基準
  • 技術要件
  • スパムに関するポリシー
  • 主なベストプラクティス

このうち、1つ目の技術要件については特殊なページを作成していない限り、ほとんどのWebサイトはクリアしていると記載されています。

2つ目のスパムに関するポリシーとは、ユーザーにとってデメリットとなるキーワードの詰め込みや悪質なサイトへのリンクなどが細かく書かれています。

3つ目の主なベストプラクティスには、「ユーザーにとって有用で信頼性の高いコンテンツ」や「キーワードをタイトルや見出しに含める」、「サイト内をクロールしやすい状態する」、「動画や画像を含める場合は適切な状態(サイズや画像や動画が表示されない場合の代替テキスト)の設定」が挙げられています。

このGoogle検索の基本事項に反したコンテンツは、検索結果画面で上位になることはありませんので、必ず読んでおきましょう。

コピーコンテンツを作成する

対策キーワードで検索結果画面に上位表示されたページを確認していると、印象に残る良い文章を見つけることが少なくありません。

そうした文章を一部、または全部コピーしたページは、SEO対策で低評価を受ける原因になります。また、意図的でなくても、上位表示されたページを新しいページ作りのために参照していると、無意識のうちに読んだ文章を書いてしまうこともあります。

記事を作成した際は、他社ページのコピーになっていないか、コピー率チェックを行いましょう。

初心者におすすめの無料ツール

ここまで具体的なSEO対策をご紹介しました。SEO対策はここまで紹介した対策内容を実施して終わりではなく、分析と改善を続けなくてはなりません。

分析するためにもSEO分析ツールは必須のものとなります。

ここでは初心者にもおすすめのSEO分析ツール2つを紹介します。どちらもGoogleアカウントをお持ちの方であれば無料で利用できるツールなので、サイト改善に活用しましょう。

Google Search Console(グーグルサーチコンソール)

Google Search Consoleは、Googleが提供する無料の解析ツールです。

自社サイトの検索パフォーマンスが分析でき、初心者の方でもしっかり活用できれば自社のSEO対策を最大化することができます。

主にSearch Consoleでできることは下記になります。

Search Consoleでできること
  • 公開した記事のインデックス登録をgoogleにリクエストする
  • インデックスに関するエラーをチェックする
  • Googleからペナルティを受けていないかチェックする
  • サイトマップを登録する
  • 検索クエリ(ユーザーが検索したキーワード)のチェックをする

Google Analytics(グーグルアナリティクス)

Google Analyticsもgoogleが提供する無料のアクセス解析ツールです。

Webサイトに訪問したユーザーの属性や行動が分析でき、問い合せや売り上げを最大化することが可能です。初心者の方でも是非活用してサイト改善に役立てましょう。

主にGoogle Analyticsでできることは下記になります。

Google Analyticsでできること
  • ユーザーの属性分析:性別、デバイスの種類などがわかる
  • 流入経路の分析:検索、SNS、広告など、どこから流入したかがわかる
  • コンバージョンのチェック:設定した目標に対して達成度合いを分析できる

以上、SEO対策で初心者におすすめの無料ツールをご紹介しました。

SEO対策はコンテンツを公開したら終わり、ではありません。SEO実施したパフォーマンスの計測をするためのツールや最速で検索結果上位を獲得するための効率化ツールを適切に使用することが求められます。

SEO対策に取り組むならぜひ活用しましょう。その他初心者でも活用できるSEOツールを知りたい方はこちら。

まとめ:SEO初心者でもポイントを抑えておけば上位表示が可能

SEO初心者の方が、対策を進める上で知っておくべき情報や進めていく上での施策の優先順位と流れ、コンテンツを作成するためのポイントをご紹介しました。

検索ユーザーの意図を調べ、何を求めているかを漏れることなくコンテンツに書き続けることは決して容易なことではありません。また書き終えた後も定期的に情報を確認し、古くなっていれば更新しなければならないというメンテナンスも必要です。

この記事で案内した順番通りにSEO対策を進めても、成果がでるまでに時間がかかるのがSEOです。なかなか結果につながらず、途中で止めてしまうことがあるかもしれませんが、努力を続けていれば必ず結果が出るものです。

成果が出始めれば、自然とアクセス数や収益は増加し、自社サイトそのものが資産となります。SEO対策の初心者でも、この記事を読み進めながら、自社サイトの価値を高めていきましょう。

最後に、当社がまとめたSEO対策で抑えておくべきチェックポイントをリストにまとめ、資料にしています。以下のよりダウンロードしていただき、自社サイトのSEO対策に漏れがないか、確認してみましょう。