2021年11月Googleアップデート最新情報
 このページは、Googleが2021年11月に実施したアップデートについて解説しているページです。最新のアップデート情報については、SEOニュースページをご覧ください。

2021年11月にGoogleが実施したアップデートは、以下の2つです。

2021年11月のアップデート
  • スパムアップデート
  • コアアルゴリズムアップデート

それぞれの具体的な内容を解説します。

6月の2回に続いて年内に3回目のスパムアップデートを実施

Google Search Liaisonは、2021年11月3日に以下のスパムアップデートの実施を発表しました。


検索結果改善のため、スパムアップデートを実施しました。今回のNovember 2021 Spam Updateは、1週間で完了します。

Googleが対策し続けているスパムの内容

今回のスパムアップデートは、2021年11月3日から8日間+1時間をかけて実施されました。

1年に3度もスパムアップデートが実施されるのは、Googleがユーザーに正しく有益な情報を届けようとしている姿勢の顕れと言えます。

Google検索セントラル「Google検索の基本事項」にある、スパムに関するポリシーには以下の項目が記述されています。

スパムに該当する項目
  • クローキング
  • 誘導ページ
  • ハッキングされたコンテンツ
  • 隠しテキストと隠しリンク
  • キーワードの乱用
  • リンクスパム
  • 機械生成トラフィック
  • マルウェアや悪意ある動作
  • 誤解を招く機能
  • 無断で複製されたコンテンツ
  • 不正なリダイレクト
  • スパム行為のある自動生成コンテンツ
  • 内容の薄いアフィリエイトページ
  • ユーザー生成スパム

これらの項目は、かつてブラックハットSEOと呼ばれたアルゴリズムの隙をついた対策方法であり、ユーザーにとって役立つものではありませんでした。

現在では上記いずれかの項目に該当するコンテンツやWebサイトはペナルティの対象になりえます。

3度目のスパムアップデートが実施されたことも踏まえ、より厳しい監視が進むと思われます。もし、今回のアップデートで自社サイト内に順位を下げるコンテンツがあったら、上記の項目に該当するものがないか、確認しておきましょう。

2021年11月のコアアルゴリズムアップデートの実施発表

Gogole Search Centralによる発表は、以下の内容となっています。


本日、この後に年数回実施しているコアアップデートを実施します。名称はNobember 2021 Core Updateです。

アップデートに関するガイドラインはこちらをご参照ください:Googleコアアップデートについてサイト所有者が知っておくべきこと

2021年はすでに6月、7月にもコアアルゴリズムアップデートを行っていることから、今回が3回目の実施となります。

前回のコアアルゴリズムアップデートでは、YMYL領域に関連するWebサイトに大きな影響が出ましたが、今回も引き続き専門領域への影響があるようです。

新型コロナウィルスが世界に蔓延して約1年、インターネット上では治療法、対策法についてフェイクニュースやデマが増えたことから、Googleは人の命に関わるYMYL関連の情報をより厳しく監視するようになったと考えられます。

YMYLに関係するWebサイトを運営している場合は、よりE-E-A-Tを強く意識したコンテンツ作成を進める必要があるでしょう。

コアアルゴリズムアップデート後の対策方法

コアアルゴリズムアップデートは、それまで自社サイト内で展開したSEO対策が正しかったか確認するタイミングと言えます。

アップデート完了後、大きく順位が下がったのであればGoogle Search Centralが提示している「2019年8月のGoogleコアアップデートについてサイト所有者が知っておくべきこと」に沿った内容になっていない可能性が高いです。

上記ページでは、コンテンツの質や記事に関しての専門性、さらにE-A-Tについても言及しています。

今回のコアアルゴリズムアップデートで順位を下げたコンテンツがあれば、ユーザーに役立つ情報を専門的な知識を踏まえて記載、さらにその情報が確かなものか確認できるデータも記載できているか、確認しておきましょう。

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