2023年9月14日、Googleはヘルプフルコンテンツアップデートを実施しました。
具体的な内容や対応について、ご紹介します。
2023年9月に実施されたヘルプフルコンテンツアップデートとは?
Google Search Centralは、September 2023 helpful content updateを実施したことを発表しました。
The September 2023 helpful content update is rolling out with an improved classifier. It will take about two weeks to complete. We'll update our ranking release history page when the rollout is complete: https://t.co/hgjEkfpbA2
— Google Search Central (@googlesearchc) September 14, 2023
September 2023 helpful content updateをリリースしました。完了までは約2週間ほどかかります。
アップデートのヒストリーはGoogle Search Status Dashboardでご確認いただけます。
ヘルプフルコンテンツアップデート後の対応策
2023年9月14日から13日間と11時間をかけてヘルプフルコンテンツアップデートが実施されました。
ヘルプフルコンテンツアップデートは、2022年8月に最初に実施された後、2022年12月に1回、そして今回で3回目となります。
検索順位を変えるために検索エンジン向けの対策をするのではなく、ユーザーに役立つコンテンツを作成することが重要としています。
ChatGPTを始めとするAIを利用して作成したコンテンツでも、独自性があり、ユーザーが読み終えたときに満足できる記事であれば評価してもらえます。
また、今回のアップデート後、Google検索セントラルにある「Google検索のヘルプフルコンテンツシステムとウェブサイト」が更新されました。
その中には、以下の内容が含まれています。
メインサイトまたはサブドメインで第三者のコンテンツをホストしている場合は、Google が生成するサイト全体のシグナル(コンテンツの有用性など)にそのようなコンテンツが含まれる可能性があることをご理解ください。
そのため、そのコンテンツがメインサイトの目的から大きく外れている場合や、厳重な管理またはプライマリサイトの関与なしに制作されている場合は、Google によるインデックス登録をブロックすることをおすすめします。
これは、2021年頃から増えているドメインパワーのあるWebサイト内にサブドメインやサブディレクトリを置き、別サイトを運営することで上位表示を狙う戦略に対する警告と言えます。
ドメインパワーのあるWebサイト運営者に、そうした「宿貸し」(寄生ともいいます)をさせると、本体サイトと関係のないジャンルなどのコンテンツが増え、Webサイトそのものの評価が下がりうる、というものです。
関連する同じ系列の情報を提供するのであれば良いですが、関係性のあまりないコンテンツを提供させる場合には注意が必要です。
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