h1タグにはどのようなSEO効果があるの?
h1タグを使った具体的なSEO対策の方法を知りたい!
このページをご覧のみなさんもこのようにお思いではないでしょうか?
h1タグは、おいて非常に重要な役割を持っているhtmlタグにもかかわらず、適切に設定されていないWEBサイトを多く見かけます。しかし、これではh1の強いSEO効果を発揮することがないため実にもったいないです。
このページでは、h1が持つSEO効果を解説し、その重要性を見ていきます。加えて、h1のSEO効果を最大化させるための具体的な対策方法もご紹介します。
h1タグの使い方がわかると、周りのWEBサイトに差をつけられます。
それでは本格的な解説に入る前に、まず「そもそもh1タグとは何か」から見ていきましょう。
このページで解説する内容を動画でチェック!
この記事でわかること
h1タグとは:ユーザー向けに記述する大見出し
h1タグとは、htmlタグの1つで、文章の大見出しタグのことです。htmlタグでは以下のように使用されます。
<h1>ここにテキスト</h1>
h1タグは、見出しを意味するhタグの中でも最上位の見出しであり、検索エンジンに対してWEBページの内容を伝える重要な役割を果たします。
h1タグの確認方法
ここでは、h1タグの確認方法を3ステップでご確認可能です。
- h1を確認したいページで右クリック
- 『ページのソースを表示』をクリック
- [Ctrl+f]で『h1』を検索
タイトル(title)タグとh1タグの違い
「タイトルとh1タグの違いは何?」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。実際にGoogleのウェブマスター向け公式ヘルプフォーラムにこのような投稿がありました。
h1タグは、ページの大見出しに使う、となっています。大見出しというのは、タイトルということだと思いますが、titleタグも、そのページのタイトルを表記しているタグです。
そうなると必然的に、title=h1となると思うのですが、なぜ2つに分かれているのでしょうか?
機能的にh1はページ上で表示されて、titleは検索結果に表示されるのですが、ページ上で表示されるタイトルと、検索結果に表示されるタイトルが異なるというのは、本来はないはずのことだと思うのですが。
SEO的には、これが分かれている意味はどう解釈されているかわかる方いらっしゃったらご教授お願いします。
(ネット上では、h1はサイトタイトルに使うという意見の人もいますが、どちらかというとサイトタイトルではなくページタイトル派の方が優勢に見えましたので、h1はページタイトル、という理解でいます。)
この投稿に対するベストアンサーが以下です。
タイトルはそのページを外から見た人向けにわかりやすく書きます。
つまり、検索エンジンやSNSから直接来た人向けや、検索エンジンのロボット等
H1はそのサイトを閲覧している人向けに書くようにしています。
そのため、タイトルにはサイト名なんかが入ったりしますが、h1 には入らないですし、一つのページ内でトピックスが大幅に変わる場合は適切な箇所に複数のh1を入れたりしています〜。
引用元:ウェブマスター向け公式ヘルプフォーラム
ここから伺える、タイトルとh1タグのそれぞれの役割は以下です。
タイトルとh1の役割 | |
---|---|
タイトル | 検索エンジンに向けて書くもの |
h1タグ | WEBページの閲覧者に向けて書く見出し |
つまり、検索エンジンに対してのものか、WEBページ閲覧者に対しての見出しかがタイトルとh1の違いだということです。
ここでは、h1とは何か、タイトルとの違いといった基本情報に関して見てきました。続いては、h1が持つSEO効果に関して解説していきます。
h1タグのSEO効果:UXの向上による間接的なSEO効果
h1タグが直接的なSEO効果を発揮することはないとされています。
しかし、それでもh1タグがSEOにおいて重要なのは、h1タグがもたらすUX(ユーザー体験)の向上による間接的なSEO効果であると、世界トップマーケターの1人であるNeil Patelは明言しています。
どういうことなのでしょうか?
h1タグは多くの場合、WEBページ内で1番フォントサイズが大きく、目立つ箇所に設置されています。そのため、h1タグで“あなたが知りたい情報はこのページにあるよ”とアピールできれば、ユーザーの即離脱を抑えられます。
タイトルをクリックしてページを訪問するものの、即離脱することはショートクリックと呼ばれ、UXが良くないことを示します。UXが良くないことは、マイナスのSEO効果をもたらすということです。
反対にh1タグを適切に設置できていれば、ユーザーに長く滞在してもらえます。『長く滞在するページ=ユーザーが満足している』ということでGoogleから高評価を受けるため、間接的なSEO効果が見込めるのです。
SEOに効果的なh1タグの設定方法
ここでは、SEO効果の高いh1タグの設置方法5つを見ていきます。
キーワードを挿入
h1タグには、対策キーワードを挿入するのが基本です。できる限り簡潔に、読者にもGoogleにも分かりやすい見出しを設定しましょう。
また、キーワードを挿入する際には「左寄せ」が効果的といわれています。「腰痛 改善」を対策キーワードとしている下記の例をご覧ください。
左寄せの意味 | |
---|---|
左寄せなしの場合 | 今すぐ実践すべき腰痛改善の方法7選 |
左寄せした場合 | 腰痛改善の秘策とは?今すぐ実践できる日常トレーニング7選 |
この例のように、SEO対策においてh1タグ内で対策キーワードを左寄せで挿入するのは効果的です。
h1タグの使用は1回のみ
h1タグの使用回数はGoogleにおいて使用回数の制限数は設けられていません。
しかし、2つ以上のh1タグを使用するとコンテンツの論理構造が把握しづらくなり、GoogleもWEBページの内容を理解しにくくなるため、結果として上位表示されづらくなります。そのため、h1タグは1ページに1回のみ使用しましょう。
hタグの順番に注意
hタグにはh1~h6まで6つの種類があります。使用する際には順番を守ることが重要です。
hタグの良い使用例
<h2>SEO対策の3つのメリット</h2> <h3>メリット①たくさんのユーザーがサイトを訪れる</h3> <h4>ユーザーの訪問率を表す指標</h4> <h3>メリット②購買意欲の高いユーザーを集中的に集客できる</h3> <h3>メリット③広告費用をかけずに高い効果を期待できる</h3> <h2>SEO対策のデメリットについても知っておこう</h2> <h3>デメリット①成果まで時間がかかる</h3> <h3>デメリット②業者に依頼する場合は高額な費用がかかる</h3> <h2>まとめ</h2>
hタグの悪い使用例
<h2>大見出し</h2> <h4>小見出し</h4> <h3>中見出し</h3> <h2>大見出し</h2> <h4>小見出し</h4>
悪い例では、話の内容に沿ってhタグが順番に使用されておらずバラバラです。良い例のようにhタグの順番を内容に沿って設定するようにしましょう。
h1タグに画像を使用する場合はaltタグでキーワードを使う
画像をh1タグに挿入することもできまが、その場合には画像に「alt属性」を設定しましょう。
alt属性とは、画像の内容を説明するhtml要素のことです。具体的には以下のように記述します。
<h1><img src="aaaaaa.jpeg" alt="画像の説明" /></h1>
「画像の説明」と書かれているところに画像の説明を挿入しましょう。ここに対策キーワードを挿入することで、Googleがその後のコンテンツ内容把握をしやすくなります。
alt属性の意味や設定方法は『alt属性(altタグ)とは?その役割や正しい設定方法を解説』にまとめてあるのでご参照ください。
デザイン上の理由でh1タグを使用しない
hタグをフォントサイズ変更のために使用する人がいます。
WordPressなどのCMSでは、適用しているテーマによってはh1タグにはデザインがなく、h3タグだけオシャレにデザインされるなどのケースがあります。h3がオシャレでかっこいいからといって、デザインのためにh3タグを使ってはいけません。
hタグはGoogleがサイトコンテンツの論理構造を把握し、内容把握するための大切な要素です。デザインやサイズといった、hタグの本来の目的から脱線する使用方法は避けましょう。
h1タグに関するFAQ
ここでは、多くの方が疑問に感じている3項目を取り上げて、FAQ形式でご紹介致します。
h1タグに文字数制限はありますか?
h1タグに文字数制限はありません。
しかし、「記事タイトル」と「h1タグ」を同じ内容にしている場合には注意です。なぜなら記事タイトルは、検索結果に表示されるからです。現状、Googleの検索結果は32文字までの表示となっています。つまり32文字以上にすると途中で途切れて表示されてしまいます。
記事タイトルとh1タグを同じ内容で設定している場合には、32文字以内に設定するか、もしくは記事タイトルとh1タグを別の内容に設定しましょう。
h1タグを複数使用するとスパム判定を受けますか?
h1タグはWEBページの内容をGoogleや読者に適切に伝える役割があります。
h1タグを複数回使用するとGoogleがページの論理構造を理解しにくくなりますが、それによってスパムを受けることはありません。
とはいえ、ページを正しく評価してもらえない可能性もありますから、h1タグは1ページ内に1回だけにした方が無難でしょう。
h1タグを途中から変更しても良いですか?
良いです。読者やGoogleにより分かりやすくページを説明する内容が浮かんだのであれば改善しましょう。
しかし、記事タイトルとh1タグを一緒にしている場合には注意です。記事タイトルは検索結果に表示されるものであり、Googleが検索順位を決める上で大きな要素になっています。
記事タイトルを変えると一時的に圏外に飛ぶこともありますし、そのまま順位を維持することもあります。
いずれにしてもリスクがありますから、記事タイトルは変えず、h1タグの内容だけを変更する方がいいでしょう。
まとめ:h1タグは正しく使用してSEO効果を最大化させよう!
当ページではh1タグのとは何でどのように使用すればSEO効果を最大化できるか解説してきましたが、いかがでしたか。
h1タグはWEBページの中で最重要のタグの1つであり、WEBページの大見出しの役割を果たします。
また、h1タグに直接的なSEO効果はありませんが、UXの向上に寄与し、間接的にSEO効果をもたらすため適切に設定しましょう。
h1タグ以外にも、SEO対策に効果的なHTMLタグを知りたい方は是非下記をチェックしてみてください!