検索エンジンとは?

検索エンジンとは、調べたいモノの名称やそれに関係する語句、画像を入力することで、詳細情報や関連情報を表示するシステムのことです。

昨今では、何かを検索する際にInstagramやYouTube、X(旧Twitter)などのSNSを使う人が増えていますが、まだまだ検索エンジンを使って情報収集をするユーザーが多くいます。検索エンジンには、GoogleやYahoo!、bingなど、多くの種類があり、2024年1月時点の日本ではGoogleを利用するユーザーが8割近くを占めています。

このページでは、検索エンジンの基本や仕組み、各国の主要な検索エンジンなどを解説します。SEO対策を進める上でも役立つ、検索エンジンの基本情報を身に着けておきましょう。

検索エンジンとは

検索エンジンとは、インターネット上に公開されているWebページの中から、語句(キーワード)を入力することで、入力した語句の詳細や関連情報を探し出すツールです。

パソコンはもちろん、スマホやタブレットでも簡単に使用可能で、外出先で行きたい場所までの経路や地図を見るのにも役立ちます。また、キーワードによる検索だけでなく、画像を利用した検索も可能で、画像に関連する人物や場所、商品情報を見るのにも役立ちます。

近年では、欲しいものがあれば検索エンジンで商品名や画像を入力し、評価や金額を調べ、インターネット上で購入できるだけでなく、日常生活で困ったことがあれば、悩みの原因や解決方法まで、知ることができます。

生活の一部になっていると言っても過言ではない検索エンジンには、実は、大きく分けて2つの種類があります。次で検索エンジンの種類について詳しくご紹介します。

検索エンジンの種類

検索エンジンは、ユーザーが求める情報を表示する仕組みによって以下の2種類に分けられます。

仕組みによる検索エンジンの分類
  • ディクトリ型
  • ロボット型

1つ目のディレクトリ型は、検索エンジンが収集した情報をカテゴリごとに分類し、その中から検索に使用されたキーワードに最も近い情報を表示させるものです。

その特徴として、登録(インデックス)される情報は人間による審査を経たのちに登録されるため、登録されているWebページが少ないといえます。一方で、検索結果に表示されるコンテンツは質が高いものが多く、特定のカテゴリに関する情報が集めやすいといえます。

恐らく日本人であればご存知の検索エンジン「Yahoo!」も、かつてはこのディレクトリ型を採用していましたが、2018年3月以降はGoogleのロボット型検索エンジンを採用しています。

2つ目のロボット型は、Googleをはじめ多くの検索エンジンが採用しています。

ロボット型の特徴は、クローラーと呼ばれるロボットをインターネット上に流し、リンクを辿ってさまざまなWebサイトやその中にあるWebページを巡回(クロール)します。そこで得た情報は、ある程度のルールに従って、自動で検索エンジンのデータベースに登録(インデックス)されます。

そして、ロボット型の検索エンジンは、ユーザーが入力したキーワード(検索クエリ)から検索意図を把握し、インデックスされた情報の中からアルゴリズムに基づいて表示順位を決め、ランキング形式で検索結果を表示します。現在の検索エンジンの主流はこのロボット型です。

以上が、検索エンジンの基本的な情報となります。続いては、現在の主要な検索エンジンをご紹介します。

主要な検索エンジン一覧

パソコンやスマホ、タブレットで何かを調べようとしたとき、どの検索エンジンを利用していますか?

現在、人気のある主要な検索エンジンには、以下の7つが挙げられます。

7つの主要な検索エンジン
検索エンジン名 特徴
Google 世界シェアNo.1
Yahoo! 日本の検索エンジン
Microsoft Bing(ビング) アメリカで人気がある検索エンジン
CocCoc(コックコック) ベトナムでシェア率1位の検索エンジン
百度(バイドゥ) 中国の検索エンジン
Yandex(ヤンデックス) ロシアの検索エンジン
DuckDuckGo(ダックダックゴー) 検索履歴が残らない検索エンジン

上記それぞれの特徴、およびその他の検索エンジンを以下、ご紹介します。

Google

Googleトップページ画像

日本国内のみならず、世界で多くのユーザーに利用されている検索エンジンがGoogleです。

実に、8割近いシェアを持ち、日本のインターネットユーザーのほとんどが情報検索にGoogleを利用していると言えます。日本では検索することを、Google(グーグル)という企業名から、「ググる」という口語が生まれるほど、社会に浸透しています。

Webサイトを作成し、検索結果で上位表示を目指すSEOも、主にこのGoogleの求める情報をガイドラインに従って対策することを意味します。ユーザーにとって最適な解を求め続けるGoogleは、不定期に検索順位を決めるアルゴリズムのアップデートを実施しており、SEOに大きな影響を与えることから、常にチェックする必要があります。

Yahoo!

Yahoo!トップページ画像

Googleが検索エンジンのシェアトップになるまで、日本のインターネットユーザーの多くが利用していたYahoo!です。

インターネットブラウザにFirefoxを利用している場合、検索エンジンの標準設定にはYahoo!が設定されています。先にもご紹介しましたが、現在Yahoo!の検索エンジンで使われているアルゴリズムは、Googleと同じものを利用しているため、検索結果に表示される内容はあまり変わりはありません。

Googleのトップページが検索窓のみの簡単なものなのに対し、Yahoo!は最新ニュースやショッピング、オークションなどの情報も表示されます。そのため、昔からインターネットを使うユーザーの中には、Googleではなく使い慣れたYahoo!を利用する方も少なくありません。

Bing(ビング)

bingトップページ画像

Microsoftが提供する検索エンジン、BingはGoogle、Yahoo!に次いで日本国内で多くのユーザーに利用されています。

トップページには日替わりで世界の美しい景色画像が表示され、検索結果には大きなサムネイル画像が表示されるのが特徴です。GoogleやYahoo!とは異なるアルゴリズムが使用されており、アメリカで多く使用されている検索エンジンです。

また、AIを利用したチャット「Bing AI」を利用でき、会話形式で調べたい情報について検索可能です。

CocCoc(コックコック)

CocCocトップページ画像

CocCoc(コックコック)は、ベトナム発祥の検索エンジンで、専用ブラウザに装備されています。

日本とほぼ同じ人口のベトナムで、Googleに次いで2位のポジションにあり、多くのベトナム人ユーザーが利用しています。残念ながら日本語に対応していないため(英語は可能)、語学が苦手な方には向いていません。

百度(バイドゥ)

BaiduTopページ

百度(バイドゥ)は、中国でのシェアNo.1の検索エンジンです。

厳しい検閲がかけられている中国では、Googleを検索エンジンとして利用することができず、代わりに中国で暮らす方の多くがこの百度を使って情報検索をしています。中国版Googleと呼ばれることもあり、Yahoo!のようなニューストピックスも提供しています。

Yandex(ヤンデックス)

YandexTopイメージ

Yandex(ヤンデックス)は、ロシアで圧倒的なシェア率を誇る検索エンジンです。

Googleとは異なるシステムを採用し、ロシア国内のユーザーを対象したニュースなどを掲載、ロシア語を母国語とする方にとっては非常に便利なツールです。Yandexは、Googleと同じようにメールや広告、インターネットブラウザなどのサービスも提供しています。

DuckDuckGo(ダックダックゴー)

DuckDuckGoトップページ画像

DuckDuckGo(ダックダックゴー)というキーワードで検索をかけてみると、「プライバシーを優先する検索エンジン」という情報が表示されます。

その理由は、利用ユーザーの「クッキー」が無効であり、検索履歴が記録されないためです。クッキーは、ユーザーが何を調べたかなどの一時的な情報を記録するもので、次回の検索結果に影響を与えたり、Web広告などに活用されたりします。

DuckDuckGoは、利用したユーザーの履歴が使われることがないことから、個人情報に敏感なユーザーから支持されている検索エンジンです。

その他の検索エンジン

上記でご紹介した検索エンジンの他にも、日本国内では以下の検索エンジンの利用が可能です。

日本で使用可能な検索エンジン一覧
  • ASK(旧ASK Jeeves):検索エンジンとしては歴史があり、Q&A方式で使いやすい。
  • Brave:2021年に作られた比較的新しい検索エンジン。独自のデータベースを持っています。
  • Boardreader:掲示板やフォーラムのための検索エンジン。話題の情報がどのように議論されているかチェックできます。
  • WolfamAlpha:専門知識を得るのに特化した検索エンジンで、検索履歴を記録しないため個人情報が気になるユーザーに人気。
  • StartPage:検索履歴を残さない検索エンジンで、プロキシの利用も可能。
  • Ecosia:二酸化炭素(CO2)対策を行っている検索エンジンで、収益を植樹に充てています。
  • Qwant:Web広告が表示されないフランス発祥の検索エンジン。サイトURLに「&」とキーワードを入力することで、サイト内の検索結果を表示。
  • Search Encrypt:個人情報の保護を優先し、客観的(≠パーソナライズされた)な検索結果を知ることができる検索エンジン。
  • Sear X:オープンソースの検索エンジンで、カスタマイズが可能(ただし、専門知識が必要)。
  • Gibiru:プロキシ経由で調べる検索エンジンで、検索結果には履歴などのバイアスがかからない。
  • Disconnect Search:検索記録が保存されない検索エンジンでプライバシー保護に長けています。
  • Swisscows:スイス発祥の検索履歴を残さない検索エンジン。
  • Lukol:検索履歴を残さず、Googleの検索結果を表示できる検索エンジンです。
  • Metager:非営利組織が運営する検索エンジン。
  • Gibablast:ユーザーの情報によるマーケティング機能のない検索エンジンです。
  • Oscobo:個人情報を保護、検索結果をクリックしてもWebサイト側に情報を伝わることがない検索エンジンです。
  • Infinity Search:オープンソースの検索エンジンであり、独自のデータベースを持っています。

以上、名称が知られていることが少ない検索エンジンですが、それぞれに特徴があり、日本以外の国でのシェアが高い検索エンジンもあります。

続いて、日本ではどの検索エンジンを利用しているユーザーが多いのか、確認してみましょう。

日本における検索エンジンのシェア率

日本でインターネットを使って情報検索をする際、どの検索エンジンが使われているのでしょうか。アイルランドのStatcounterの情報(2024年1月時点)によると、トップ3は以下となっています。

日本の検索エンジンシェアトップ3
  1. Google:76.47%
  2. Yahoo!:12.17%
  3. Bing:9.75%

日本では、インターネット検索にGoogleを利用する人が非常に多く、上記3つの検索エンジンでユーザーはほぼ100%になるほど。

このことから、日本で検索エンジンの最適化(SEO)を行う場合は、GoogleやYahoo!の求める情報を自社サイトに掲載させることが重要であることが分かります。

次に、検索エンジンはユーザーの求める情報を、どのように表示させているのか、その仕組みについて解説します。

検索エンジンの仕組みについて

インターネット上に数多く存在するWebサイトから、検索エンジンはどのようにユーザーにとって最適な情報を提供しているのでしょうか。

その仕組みについて解説します。

クローリングによる情報収集

クローラーがWebサイトの情報を集める

先述でも軽く触れていましたが、検索エンジンは、クローラーと呼ばれるロボットをインターネット上に流し、「リンク」を辿ってWebサイトやサイト内のコンテンツ間を移動し、情報を集めます。

そのため、クローラーがWebサイトを見つけられなければ、そのWebサイトの情報は検索エンジンには届きません。また、Webサイト内でもクローラーが回りやすい環境が整っていなければ、各ページの情報を見つけにくくなります。

SEO対策の第一歩として、クローラーが届き、動きやすい状況(クローラビリティといいます)を高めることが重要です。

インデックスによる情報登録

検索エンジンのデータベースに情報がインデックスされる

次に、クローラーはインターネット上で見つけた情報を、検索エンジンのデータベースに届け、登録しています。そして、Webサイトや各ページの情報を検索エンジンに登録することをインデックスと呼びます。

検索エンジンはインデックスする際に、WEBサイトやWEBページのHTMLソースコードから内容や画像情報などを読み取り、いつでも情報を引き出せるようにしています。そのため、サイトやWEBページのHTMLタグを正しく使用していなければ、検索エンジンに正確な情報は伝わりません。

アルゴリズムによる順位付け(ランキング)

最後に、インデックスされた情報からアルゴリズムに基づいて検索結果に表示される順位(ランキング)を決めます。

検索エンジンは、ユーザーが検索に使用したキーワード(クエリ)と最も関連性の高い情報が掲載されたページを選び、検索結果として表示します。中でもGoogleは、検索順位を決定するアルゴリズムを定期的にアップデートしており、常にユーザーへ最適な情報を提供できるよう改善を続けています。

以上が、検索エンジンの仕組みとなっています。続いては、ここまでご紹介した検索エンジンの種類や仕組みを踏まえ、どのような対策をすれば検索結果で上位表示させられるのか解説します。

検索エンジンによって対策方法は異なるのか?

自社サイトを検索結果で上位表示させるSEO対策を進めるにあたり、それぞれの検索エンジンごとに異なる対策が必要なのか、気になる方もいるのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、日本国内におけるSEO対策であれば、日本の検索エンジンシェア率トップ1、2を誇るGoogleとYahoo!は同じシステムを採用しているため、同じ対策が可能です。

GoogleとYahoo!では検索結果に差がありますが、これはGoogleの検索結果がユーザーの検索履歴や検索位置に影響を受けるパーソナライズド検索を採用していることと、Yahoo!は関連サービスであるYahoo!ショッピングやYahoo!ニュースなどの影響が出ることが関係しています。

しかし、どちらの検索エンジンも、ユーザーの役に立つ情報を網羅したWebページを上位表示させるアルゴリズムには変わりません。

また、その他の検索エンジンもロボット型が多く、収集した情報の中から検索順位を決定するアルゴリズムの基本には「ユーザーが求める情報」を表示させることを最優先にしています。そのため、対策キーワードに対し、徹底的な検索意図の調査を行い、ユーザーが求める情報を網羅することで、どの検索エンジンであっても上位表示されるといえます。

検索エンジンで上位表示させるには

検索エンジンで上位表示されれば、ユーザーの目につきやすく、クリックされる確率が高くなります。

では、どうすれば上位表示されるのか、それこそWebサイトを運営する多くの個人や法人が注力しているSEO対策です。

これまで多くのWebサイトを運営、管理し、それぞれのSEO対策を進めて結果を出してきた弊社の担当者が「SEOとは何か」「SEO対策とは何をすべきか」について、以下のページにまとめています。

SEO初心者の方でも分かりやすく、何からはじめれば良いかが分かるページになっていますので、ぜひご参照ください。