「Content is King(コンテンツがすべてだ)」
これは、現在のようにWebマーケティングが当たり前になるよりも前に、アメリカの実業家、ビル・ゲイツ氏が提唱した言葉です。
この言葉通り、SEOでは質の高いコンテンツ作成が最も重要な対策です。
このページでは、SEO対策として質の高いコンテンツとは何か、またその作成方法について解説します。
そもそもコンテンツとは何を指すものか、ご存知ですか?そして「質が高い」とは、どのような条件をクリアしたものなのでしょうか?
これらを理解していただた上で、SEO効果の得られるコンテンツの作成方法を紹介します。
この記事でわかること
質の高いコンテンツとは?
SEOで評価される質の高いコンテンツとは、ユーザーの利便性を第一に考えた、有益で信頼性のある情報を提供するコンテンツのことです。
Googleは常に「ユーザーファースト」を掲げており、検索エンジン向けに作られたコンテンツは推奨されておらず、実際のユーザーにとって役立つ情報が重視されています。
つい、Webサイトを運営する中で、自分が伝えたいことをコンテンツに詰め込みたくなったり、上位表示を目指すが故に検索エンジン向けにコンテンツを作ることがありますが、これらは要注意です。
このように、SEO対策において質の高いコンテンツを作成するには、検索エンジンではなく、ユーザーにとって価値のある情報を提供することを最優先に考え、Googleの品質評価ガイドラインに沿った作成を心掛けることが不可欠です。
後ほどご紹介する「Googleの品質評価ガイドラインをご紹介」という見出しで、詳細な条件やポイントを解説していますので、そちらも参考にしてみてください。
SEOにおけるコンテンツとは?
英語の「Content(コンテンツ)」は、日本語で「内容」を意味します。
SEOにおいて、コンテンツとは「Webサイトを含むWebメディアで発信する情報の内容」を指します。
- お役立ち記事
- ブログ
- 商品ページ
- FAQ
- 動画
- SNSで発信する動画や音声
つまり、WebサイトやSNSで発信するものすべてがコンテンツに該当します。
このページでは、その中でも検索エンジンでの上位表示を目指すために作成するWebページ、すなわち記事コンテンツについての解説します。
コンテンツSEOとは?
コンテンツSEOとは、SEO対策の一種で、検索エンジンでの上位表示を目指す手法です。そして、コンテンツSEOの基本の考え方は、任意のキーワードで検索したユーザーに対し、そのユーザーのニーズを満たすコンテンツを作成することです。
単にSEOのために記事を作成するのではなく、読者が求める情報を的確に提供し、満足度の高いコンテンツを発信することがコンテンツSEOで重要になります。
また、コンテンツSEOの主な目的は、オウンドメディアを活用し、ブログやサイトの訪問数・閲覧数を増やすことです。例えば、企業が提供するサービスや商品に関連する情報をブログ記事として発信することで、検索エンジン経由で多くのユーザーが訪問し、ブランドの認知度向上やリード獲得につなげることができます。
また、専門的な知識や独自の視点を交えたコンテンツを継続的に発信することで、業界内での信頼性を高め、検索エンジンからの評価も向上します。
このように、コンテンツSEOは、単なる検索順位向上の施策ではなく、ユーザーにとって有益な情報を届けながら、サイト全体の価値を高める戦略的なマーケティング手法になります。
質の高いコンテンツがSEOで重要とされる背景
SEOにおいて高品質なコンテンツが重要視される背景には、Googleのアルゴリズムの進化と、それに伴う検索結果の最適化があります。
かつては、キーワードを過剰に詰め込んだり、大量の被リンクを設置するブラックハットSEOが流行し、検索エンジンのアルゴリズムを悪用することで低品質なコンテンツが上位表示されることがありました。
しかし、この状況を改善するために、Googleは2011年にパンダアップデートを導入し、低品質なコンテンツを検索結果から排除し、オリジナルで価値のある高品質なコンテンツを評価するアルゴリズムへと変更しました。
【Panda システム】
高品質で独自性の高いコンテンツが検索結果に確実に表示されるように設計されたシステムです。2011 年に発表されたこのシステムには「Panda」というニックネームが付けられましたが、開発が進み、2015 年には Google のコア ランキング システムの一部となりました。
引用元:引用元:https://developers.google.com/search/docs/appearance/ranking-systems-guide?hl=ja#panda-system
その後もGoogleはアップデートを繰り返し、2022年にはヘルプフルコンテンツアップデートを発表しました。これは、検索ユーザーにとって有益な情報を提供するサイトを優先的に評価し、検索エンジン向けに作られた低品質なコンテンツの評価を下げることを目的としたアップデートです。
この施策により、単なるSEO対策として作られた記事よりも、実際に読者の疑問を解決し、専門性や信頼性のある情報を提供する、質の高いコンテンツが、より検索結果で上位表示されるようになりました。
このように、Googleのアルゴリズムの進化により、SEOでは検索エンジンではなくユーザーを第一に考えたコンテンツ作成が必須となり、今現在では、より高品質な情報提供が求められるようになっています。
低品質コンテンツがSEOに及ぼす悪影響
ここまで、高品質なコンテンツがなぜ重要視されているのか解説しました。一方、低品質なコンテンツがあることのデメリットや悪影響についてもご紹介いたします。
結論から言うと、低品質なコンテンツは、検索エンジンとユーザーの両方に悪影響を与え、SEOの成果を大きく損なう要因となります。
- 順位が下落する/順位が上がらない
- ユーザーの満足度が下がり、離脱率の増加につながる
- サイト全体の評価が下がる危険性がある
- ペナルティを受ける可能性がある
検索エンジンは、ユーザーにとって価値のある情報を提供するサイトを優遇するため、内容が薄く、検索意図を満たさない低品質コンテンツは評価が下がり、検索順位の低下を招きます。特に、Googleのヘルプフルコンテンツアップデートでは、ユーザーの利便性を考慮しないコンテンツが厳しく評価されるようになり、上位表示が難しくなっています。
また、低品質なコンテンツは、ユーザーの満足度を下げ、離脱率の増加につながります。例えば、検索結果からページを開いたものの、期待していた情報が得られないと判断したユーザーはすぐにサイトを離れ、別のサイトへ移動します。このような行動が増えると、Googleは「このサイトはユーザーのニーズを満たしていない」と判断し、評価をさらに下げる要因となります。
さらに、低品質なコンテンツがサイト内に多く存在すると、サイト全体の評価が下がるリスクもあります。Googleはコンテンツ単体ではなく、サイト全体の品質も評価するため、不適切なコンテンツが多いと、サイト全体の検索順位にも悪影響を及ぼします。
最悪の場合、Googleのガイドラインに違反していると判断されると、ペナルティを受け、検索結果から除外されることもあります。特に、コピーコンテンツや自動生成コンテンツなど、不正なSEO対策とみなされる要素を含んでいる場合は、サイト全体の評価が著しく低下し、復旧に長い時間がかかる可能性があります。
このように、低品質なコンテンツはサイトの成長を妨げる要因となるため、SEOではユーザーにとって価値のある高品質なコンテンツを継続的に提供することが不可欠です。
続いては、Googleが推奨する高品質なコンテンツのガイドラインをご紹介していきます。
Googleの品質評価ガイドラインをご紹介
Googleは、検索結果の品質を向上させるために、コンテンツの評価基準を明確に示した「品質評価ガイドライン」を提供しています。このガイドラインは、検索アルゴリズムのコアアップデートが行われた際に、サイト運営者やコンテンツ制作者が見直すべき項目を整理したものです。
つまり、このガイドラインに沿ってコンテンツを作成、リライトすれば高品質なコンテンツ作成ができるという訳です。
特に、有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」というページでは、Googleがどのようなコンテンツを評価し、どのような要素が低品質とみなされるのかを詳細に説明していますので、詳しく紹介していきます。
- コンテンツの自己評価を行う
- 優れたページエクスペリエンスを提供する
- ユーザーを第一に考えたコンテンツに焦点を当てる
- E-E-A-Tを満たす
- コンテンツに関する「誰が、どのように、なぜ」を考える
- 0次情報、1次情報などの独自情報を盛り込む
- コンテンツの深堀りをしよう
コンテンツの自己評価を行う
まずは、自身のコンテンツが本当に有用で信頼できるものなのか自己評価を行いましょう。
自己評価する際には下記の質問を基に評価することが推奨されています。
【コンテンツと品質に関する質問】
- コンテンツは、独自の情報、レポート、研究または分析の結果を提示しているものですか。
- コンテンツには、特定のトピックに対して実質的な内容を伴う詳細または包括的な説明が記載されていますか。
- コンテンツには、自明の事柄だけでなく、洞察に富んだ分析内容や興味深い情報が含まれていますか。
- コンテンツが他のソースを参考にしたものである場合は、単なるコピーや書き換えではなく、付加価値とオリジナリティを十分に示すものですか。
- メインの見出しやページタイトルは、内容を要約して説明する有用なものですか。
- メインの見出しやページタイトルは、コンテンツを誇張している、または読者に強いショックや不快感を与えるものではありませんか。
- 自分でもブックマークしたい、また友人に教えたりすすめたりしたいと思えるページですか。
- コンテンツには、雑誌、百科事典、書籍に掲載または引用されるような価値がありますか。
- 検索結果に表示された他のページと比較した場合、コンテンツは実質的な価値を提供していますか。
- コンテンツに誤字やスタイルに関する問題はありませんか。
- コンテンツは適切に制作されていますか。雑に、または急いで制作されたような印象を与えるものではありませんか。
- コンテンツが(外部委託されるなどして)多数のクリエイターによって大量に制作されているために、または複数サイトの大規模なネットワークに拡散されているために、個々のページまたはサイトのプレゼンスが低下していませんか。
【専門性に関する質問】
- コンテンツは、明確な情報源、掲載されている専門知識の証左、著者またはコンテンツを公開しているサイトの背景情報(例: 著者のページへのリンク、サイトの概要ページ)を示すなど、掲載内容が信頼性の高いものであることを示すための情報を提供していますか。
- コンテンツを制作しているサイトを誰かが調査したとしたら、対象トピックの権威としてサイトが信頼されている、または広く認知されているという印象を受けますか。
- このコンテンツは、確実にトピックを熟知している専門家または愛好家によって執筆され、レビューされていますか。
- コンテンツに明らかな事実誤認はありませんか。
優れたページエクスペリエンスを提供する
次は、ユーザー体験(ページエクスペリエンス)を向上させることが、質の高いコンテンツに該当します。
というのも、Googleのコアランキングシステムは下記の通り、「ユーザーが快適に情報を得られるページを高く評価するように設計されています。
Googleのコアランキングシステムは、優れたページエクスペリエンスを提供するコンテンツを高く評価するように設計されています。
引用元:引用元:https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/creating-helpful-content?hl=ja#page-experience
そのため、検索順位を向上させるためには、ユーザーがストレスなく閲覧できるページエクスペリエンスを提供することも重要です。
ページエクスペリエンスには、読み込み速度、モバイル対応、視認性、使いやすさなどが含まれます。例えば、ページの読み込みが遅いと、ユーザーはすぐに離脱してしまい、直帰率が上がるため、SEO評価にも悪影響を及ぼします。また、スマートフォンで閲覧した際にテキストが小さすぎたり、クリックできるボタンが適切な位置に配置されていなかったりすると、ユーザーの利便性が損なわれます。
さらに、広告やポップアップが過剰に表示されると、ユーザー体験を悪化させ、Googleの評価が下がる要因となります。
SEO対策を行う際には、ページ全体の使いやすさを向上させ、快適な閲覧環境を提供することが、質の高いコンテンツ作成のポイントとなります。
ユーザーを第一に考えたコンテンツに焦点を当てる
ユーザーを第一に考えたコンテンツとは、検索エンジンの順位を操作するためではなく、読者が求める情報を分かりやすく提供し、ニーズを満たしたコンテンツです。
例えば、あるキーワードで検索した際に、タイトルと内容が一致せず、実際には有益な情報がほとんど含まれていないページが上位表示されると、ユーザーの期待を裏切ることになります。
そのようなコンテンツは直帰率が高くなり、Googleの評価も下がる可能性があります。一方で、検索意図に沿った具体的な情報が掲載されている質の高いコンテンツは、ユーザーの滞在時間が長くなり、検索エンジンからも高く評価されます。
ユーザーを第一に考えられているかどうかの判断は下記の質問に答えれるかどうかで確認していきましょう。
- 特定のユーザー層がすでに存在しているか、想定されており、その人たちがビジネスまたはサイトを直接訪問した際に、コンテンツを有用だと感じてくれると思いますか。
- コンテンツは、実体験や深い知識(たとえば、実際に商品やサービスを使用したり、ある場所を訪れたりした経験に基づく特別な知識)を明確に示していますか。
- サイトには主要な目的またはテーマがありますか。
- コンテンツを読み終わったユーザーは、あるトピックについて、目的を果たすのに十分な情報を得たと感じることができますか。
- コンテンツを読んだユーザーは、有益な時間を過ごせたと感じられますか。
E-E-A-Tを満たす
E-E-A-Tとは、経験(Experience)、専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trust)の頭文字を取った言葉で、Googleがコンテンツを評価する際に非常に重要視している基準です。
- 経験(Experience):実際に体験したことに基づいた情報があるか
- 専門性(Expertise):その分野について十分な知識やスキルを持っているか
- 権威性(Authoritativeness):その分野での評価や実績があるか
- 信頼性(Trust):情報が正確で、信頼できるものか
E-E-A-Tについては『E-E-A-T(旧E-A-T)とは?Googleが重視する評価基準とその対策方法を解説』で別途、詳しく解説しています。
かつては、ブラックハットSEOが横行することで、低品質なコンテンツが上位表示し、ユーザーに不利益をもたらすこともありました。そこで、Googleの使命である「有用で信頼できる結果を検索ユーザーに提供する」を元に、評価基準として登場したのがE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)です。
Googleは、コンテンツをその道のプロ(専門家)、または権威のある人が書いたものであるべきとしています。
例えば、医療に関するコンテンツなら、医師が書いていることが望ましく、法律関連のコンテンツであれば、弁護士が作成したものが信頼できます。
特に医療や金融といった情報は、Your Money or Your Life(YMYL)と呼ばれ、特に信頼性が求められる情報として記載されています。なぜなら、これらの情報にもし、誤りがあると、そのコンテンツを見たユーザーの人生に大きな影響を与えてしまう可能性があるためです。
YMYLは、SEOを進める上で必ず理解しておかなければならない情報です。『YMYLとは?対象となるジャンルやSEOの対策方法を解説』に詳しくまとめているので、ご一読ください。
コンテンツに関する「誰が、どのように、なぜ」を考える
Googleの品質評価ガイドラインでは、コンテンツが「誰によって、どのように、なぜ作成されたのか」を明確にすることも重要とされています。
これらの要素が明確であれば、Googleが重視するE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を直感的に示すことができ、検索エンジンとユーザー双方にとって信頼性の高いコンテンツとして評価されます。
「誰が」作成したのかが明記されていれば、専門家が執筆したのか、信頼できる情報源なのかが判断しやすくなります。例えば、著者情報や経歴を掲載し、専門性を証明するようにしましょう。
「どのように」作成されたのかも重要です。現在では、人間が書いた記事だけでなく、AIによって生成されたコンテンツやAIの支援を受けた記事も増えています。AIにより自動生成されたコンテンツであっても、適切に編集・監修され、信頼できる情報として提供されているかが評価のポイントとなります。
Googleが推奨しているように、もしコンテンツ作成の大部分にAIを使用している場合は、以下の質問をチェックするようにしましょう。
- AI による生成などの自動化を使用していることを、開示などの方法でユーザーに対して明確にしていますか。
- コンテンツの作成に自動化や AI による生成をどのように使用したかを説明していますか。
- 自動化や AI がコンテンツの作成に有用であると考える理由を説明していますか。
「なぜ」そのコンテンツを作成したのかは、特に重要な要素です。ユーザーの役に立つことを目的とした質の高いコンテンツは評価されますが、検索エンジンのアクセスを増やすことを主な目的としたコンテンツは、Googleの評価基準に即していないとみなされ、検索順位が上がりにくくなります。
コンテンツの目的が「ユーザーに有益な情報を提供すること」であるかを常に意識し、検索エンジンではなく読者のためのコンテンツを作成することを心がけましょう。
0次情報、1次情報などの独自情報を盛り込む
質の高いコンテンツを作成するためには、独自性を持たせることも重要です。
検索エンジンで上位表示を狙うには、他のサイトと同じような情報をまとめるだけでは不十分であり、競合との差別化を図る必要があります。ユーザーにとって価値のある情報を提供するためには、0次情報や1次情報を積極的に盛り込むことが効果的です。
0次情報とは、自分自身の体験や経験から得た情報のことであり、例えば、実際にサービスを利用したレビューや、現地での取材内容などが該当します。
1次情報は、専門家や実際に体験した人から直接得た情報を指し、インタビュー記事や独自の調査結果がこれにあたります。
これらの情報をコンテンツに盛り込むことで、他にはない独自性が生まれ、読者にとって価値のある、質の高いコンテンツとなり、Googleからの評価も高まります。
他のページにはない切り口や、新たな視点を提供することで、ユーザーが「このサイトだから得られる情報がある」と感じ、再訪問やシェアにつながる可能性が高まります。
コンテンツの深堀りをしよう
質の高いコンテンツは、ユーザーの抱える顕在化した悩みを解決し、更に潜在的に欲しているもの何かを伝えられる必要があります。
つまり、単に検索キーワードに対する答えを示すだけでなく、その背景や関連情報まで掘り下げ、読者が記事を読み終えたときに「このページで必要な情報がすべて得られた」と感じられるコンテンツを目指す必要があります。
例えば、「SEO対策の方法」を検索したユーザーは、基本的な施策を知りたいだけではなく、それをどのように実践すればよいのか、どのようなツールが役立つのか、さらには最新のGoogleアルゴリズムの動向まで知りたいと考えているかもしれません。このように、顕在化した疑問に答えた上で、さらに関連する深い情報を提供することで、ユーザーの満足度を向上させることができます。
では、1ページの中で、ユーザーの悩みを解決し、満足感を得られる質の高いコンテンツを作るにはどうすれば良いのでしょうか?
そのヒントは、Googleが公式に発表している「>品質評価ガイドライン」に記載されています。
- 検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。
- ユーザーをだますようなことをしない。
- 検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。
⇒ランクを競っているサイトや Google 社員に対して自分が行った対策を説明するときに、やましい点がないかどうかが判断の目安です。その他にも、ユーザーにとって役立つかどうか、検索エンジンがなくても同じことをするかどうか、などのポイントを確認してみてください。- どうすれば自分のウェブサイトが独自性や、価値、魅力のあるサイトと言えるようになるかを考えてみる。
⇒同分野の他のサイトとの差別化を図ります。
質の高いコンテンツを作成する際は、これらの項目を確認した上で、抜け漏れがないよう心がけましょう。
ここまで、質の高いコンテンツを作成するために押さえておきたい、Googleの品質評価ガイドラインをご紹介しました。
続いては、実際に高品質なコンテンツ作成の方法をご紹介しますので、是非最後までご確認ください。
質の高いコンテンツの作成方法
では、質の高いコンテンツを実際に作成する方法を紹介します。
まずは、以下の手順に従って、コンテンツを作成してみてください。
- SEO対策するキーワードを選定する
- 検索ユーザー像(ペルソナ)と検索意図を明確化する
- コンテンツのアウトラインを作成する
- 記事の本文を作成する
- アイキャッチ画像など必要な画像を作成する
- 記事内容に合うようにタイトルやリード文などを調整する
- 文章校正とコピー率のチェックを行う
- HTMLマークアップ・構造化データマークアップをする
- プレビューでコンテンツをチェックして公開
上記の作成手順について、1つずつ具体的な方法を交えて解説します。
SEO対策するキーワードを選定する
まず、どのような検索キーワードに対してコンテンツを作成するのかを決めていきます。
キーワードの選定は次のようなステップで行います。
- 関連キーワード(サジェストキーワード)を取得する
- 取得したキーワードの月間検索ボリューム・競合性を調べる
- 関連キーワードの中からSEO対策するキーワードを絞り込む
関連キーワード(サジェストキーワード)を取得する
SEO対策の軸となるキーワードを決めて、その軸を元に対策キーワードの幅を広げます。この段階では、漏れがないようにキーワードを全て抽出することが大切です。
ここでは、『SEO キーワード』という検索クエリを例にキーワード選定を試してみましょう。
関連キーワードを取得するには以下のツールを使います。
【ラッコキーワード(旧:関連キーワード取得ツール)/無料】
ラッコキーワードは、調査したいキーワードを検索すると、それに関連するキーワードが取得できるツールです。取得可能なキーワード数が非常に多いことが特徴です。
【Googleのサジェスト機能/無料】
Googleのサジェスト機能は、検索窓にキーワードを入力した際に、一緒に検索されやすいキーワードを自動で表示するものです。表示されるキーワードは一定の検索数があるので、流入数を増やすために対策したいところです。
取得したキーワードの月間検索ボリューム・競合性を調べる
関連キーワードを取得したら、次に各キーワードの月間検索ボリュームと競合性を調べましょう。
月間検索ボリュームは、そのキーワードが月間どれくらい検索されているかを表す指標でどれだけ需要があるかが分かります。また、競合性はそのキーワードにどれくらい競合がいるかを表すもので、競合性が高いほど上位表示の難易度が高いことを示します。
月間検索ボリュームと競合性は以下のツールで調べられるので、使いやすい方を利用しましょう。
【Google広告 キーワードプランナー/無料】
Google広告のキーワードプランナーを使用して月間検索ボリュームと競合性が確認できます。
ちなみに、Google広告で広告出稿をしていないと表示される情報に制限があります。以下のように大まかにしか数値を確認することができません。
【Ubersuggest/有料(無料では機能制限あり)】
Ubersuggestでは、キーワードを入力すると、検索ボリューム、SEO難易度、有料難易度(広告の難易度)などを表示してくれます。
SEO難易度の数値が高いほど競争が激しいことを示しているので、SEO対策の優先度を設定する上で重要な情報です。
関連キーワードの中からSEO対策するキーワードを絞り込む
関連キーワードの月間検索ボリュームと競合性を調査し終えたら、その中からSEO対策するキーワードを絞り込みましょう。
以下のような基準で絞り込んでいきます。
- 自分のWEBサイトのテーマや内容に相応しいか
⇒想定したターゲット層が検索するキーワードでなければならない(検索ユーザー像(ペルソナ)と検索意図を明確化する)
⇒そのキーワードで作成したコンテンツで集客したユーザーをコンバージョンに繋げる必要がある(コンバージョンに繋がらないアクセスだけ集めても意味がない) - 月間検索ボリュームは一定数以上存在するか
⇒条件が同じであれば月間検索数が多いキーワードの方が集客効率は高い - 競合性が高すぎないか
⇒競合性が高いキーワードは大規模サイトが競合である場合が多いので、まずは競合性が低いものから対策するのが効率的 - 競合サイトを上回るSEOコンテンツの作成は可能か
⇒大規模サイトは莫大な資金をもとにSEO対策のコンテンツを量産してくるので、競合調査して勝てそうなキーワードから攻めるべき
こうして関連キーワードを絞り込んで以下のようにExcelなどを使ってシートにまとめておきましょう。
SEO対策するキーワード選定表の作成例 | ||||
---|---|---|---|---|
キーワード | 月間検索数 | 競合性 | 競合サイト | 情報収集 |
seo キーワード |
1,600 | 低 | https://www.example.com | 選び方の手順や具体例、ポイント、おすすめのツールなどをイラスト・画像などを使ってわかりやすく網羅的にまとめている。質の高いコンテンツの書き方まで言及。 |
seo キーワード 選定 |
880 | 低 | https://www.example2.jp | キーワード選定における基礎知識やキーワードを選ぶときのポイントとステップ、使用するツールなどをわかりやすくまとめている。「seo キーワード」の内容よりも“選び方”によりフォーカスした内容。 |
seo キーワード ツール |
170 | 中 | https://www.example3.co.jp | キーワードを選定するためのツールを機能ごとにまとめて解説している。もう少しわかりやすくまとめられそう。 |
↑ 対策するキーワードを選ぶ |
↑ キーワードの月間検索ボリュームを記入する |
↑ 競合性(高・中・低)を記入する |
↑ 対策キーワードを検索したときの競合サイトを記入する(複数可) |
↑ 競合サイトのコンテンツの内容を調査し、記事の構成や必要な要素、競合を上回るためのポイントなど分析情報を記入する |
キーワード選定については『【SEOのプロが解説】キーワード選定のやり方やコツ、注意点を解説』で情報をまとめているので、お役立てください。
検索ユーザー像(ペルソナ)と検索意図を明確化する
SEOコンテンツの作成を始める前に、対策キーワードに対する「検索ユーザー像(ペルソナ)」と「検索意図」を明確化します。
なぜそのキーワードで検索をしたのか、今、どのような心理・行動状況にあって何を求めているのかを具体的にイメージすることで、作成するコンテンツに含むべき内容が決まってきます。
ターゲットとなる検索ユーザーは以下のような心理・行動フローを辿ります。
対策キーワードから、検索ユーザーの今の心理・行動状況(どういう背景で検索していて、どのような悩みや願望を持っているのか)を明確にすることで、コンテンツ内でどのようなアプローチをすればいいかも決まってくるわけです。
例えば、『SEO キーワード』で検索するユーザーの表面的なニーズ(顕在ニーズ)は、『SEO キーワード』について選び方・入れ方などのポイントを知ることですが、潜在的には、効果的なツールやSEOコンテンツの作成方法を知りたい、上位表示してオーガニック検索からの集客を回復したい、などのニーズ(潜在ニーズ)が考えられます。
ユーザーは何を知りたくて、どんな悩みや願望を抱えて検索しているかを対策キーワードから汲み取り、顕在ニーズを満足させた上で潜在ニーズも解決するように作成したコンテンツこそ、目指すべき良質なSEOコンテンツです。
そして、コンテンツ作成前に検索ユーザー像(ペルソナ)を明確化しておくことも重要です。ターゲットとなる人物像を年齢や性別をはじめ、趣味嗜好や利用しているアプリまで、細かく設定します。
・28歳
・都内在住
・妻、息子(1歳)と暮らしている
・大手食品メーカーに勤務し、企画・マーケティング部門に在籍している
・最近会社として初めてオウンドメディアを作成し、その運営担当となったのでオーガニック検索からの集客方法について勉強中
・休日はYoutubeで子育て系の動画を見る
・利用しているSNSはTwitter,Instagram
検索ユーザー像(ペルソナ)を詳細に設定することで、「この人物はこんな悩みを抱えているから、商品のこのポイントを打ち出そう」など、コンテンツの企画がしやすくなります。
逆にここが曖昧なままだと、その検索ユーザーが本当に求めているコンテンツとの乖離が生じ、思うように集客に繋がらない可能性も。
検索ユーザー像(ペルソナ)や検索意図(顕在ニーズ、潜在ニーズ)は、キーワード選定表に一緒に書き出すなどして、いつでも確認できるようにしておきましょう。
コンテンツのアウトラインを作成する
SEO対策キーワードを選定し、検索ユーザー像(ペルソナ)を明確化したら、いよいよコンテンツ作成に移ります。
とはいえ、いきなり文章を書き始めるのではなく、まずはコンテンツのアウトライン(記事全体の流れ)を作成しましょう。
アウトライン作成段階では以下の要素を設定します。
コンテンツのアウトライン作成で必要な要素 | ||||
---|---|---|---|---|
要素 | 概要 | |||
タイトル | 検索ユーザーがそのコンテンツに辿り着くまでに最初に目にするのがタイトル。より多くのユーザーに作成した良質なコンテンツを届けられるよう、ターゲットユーザーに対してそのページを読むことで得られるベネフィットをストレートに伝えるタイトルを作成します。なお、タイトルを作成する際は、ターゲットキーワードを必ず盛り込むようにしましょう。 | |||
リード文 | そのページに辿り着いたユーザーが最初に読むコンテンツがリード文(序文、書き出し文)です。本文を読んでもらえるか、そのまま離脱してしまうかはリード文にかかっているので興味を引きつつ情報を与える文章を作成します。そのページでどんな情報を得ることができて、抱えている悩みや願望が解決できるかをリード文でしっかり伝えましょう。 | |||
本文見出し構成 | コンテンツの核となるのが本文です。いくら有益な情報を記載していても、読む順番や流れが悪いと十分な価値を提供することができません。ゴールまでスムーズに納得感を持って読み進めてもらえるように、わかりやすい構成でコンテンツを作成します。アウトライン作成段階では見出しタイトルとその見出しに含める主要な内容を簡単に設定しておきましょう。 | |||
ゴール | そのコンテンツの中で、最終的にユーザーに達成してもらいたいゴールを設定します。情報コンテンツならユーザーにそのコンテンツの中で理解して欲しい最も重要な内容のまとめを記述したり、商品比較コンテンツなら自社商品の強みを明確に伝えてユーザーに購入してもらえるようにします。 |
対策キーワードに対してどのようなコンテンツを作成するかは検索ユーザー像(ペルソナ)と検索意図から考えられます。
例えば、SEOキーワードツールで収益を得ることを目的としたWEBサイトを考えてみましょう。
この場合、SEOキーワードツールを知らない潜在顧客をターゲットとするなら、SEOコンテンツ作成に関するお役立ちコンテンツの中でSEOキーワードツールを紹介して認知を広めることが可能。また、すでにSEOキーワードツールを認知しているユーザーをターゲットとするなら、SEOキーワードツールの特徴を説明し、自社と他社のツールを比較したコンテンツを作成し強みを推すことで契約に繋げることができます。
また、商談など、最終コンバージョンに至るまでのユーザーのカスタマージャーニーを考え、WEBサイト内の他のページとの関係を明確化しておくことも重要です。
原則、質の高いコンテンツ作成では、1つのコンテンツに対して1つのキーワードのみを設定するので、他のページとの関連性も考慮してコンテンツを作成すると自分のWEBサイト内で検索行動を完結することができます。
SEOコンテンツのアウトラインを作成する際は、上位表示しているライバルサイトがどのような構成でページを作成しているのかを必ずチェックして、検索ユーザーにとってより有益なコンテンツを提供できるようにしましょう。
また、Googleの品質ガイドラインでも解説したように、他社と同じ情報ではなく、独自情報をいれるようにしましょう。実際、ランキングシステムのページでも述べられている通り、「独自性の高いコンテンツが評価され、上位に表示されるようなシステム」が存在しているため、極力追加するようにしましょう。
Googleには、独自のレポートなど、独自性の高いコンテンツが、単にそれを引用したものよりも検索結果で上位に表示されて、目立つようにするためのシステムがあります。
引用元:引用元:https://developers.google.com/search/docs/appearance/ranking-systems-guide?hl=ja#original-content
記事の本文を作成する
コンテンツのアウトラインが作成できたら、ようやく記事本文の作成に移ります。ここまでの準備で良質なSEOコンテンツを作成できるかが決まるので、妥協せずにしっかり作り込んでくださいね。
実際に高品質なコンテンツを作る際は、基本的にはアウトラインに肉付けをしていくイメージで作成していきます。その際、画像を入れた方がユーザーにとってわかりやすくなると思えば、どのような画像を入れるか挿入箇所にメモをしておきましょう。
また、動画コンテンツや音声コンテンツなどもユーザーに最高のコンテンツを提供するために必要であれば積極的に使用していきましょう。なお、実際にコンテンツを作り始めると、作成したアウトラインでは情報が足りないということや、逆に不要な内容だったということが度々起こります。
その際は、今一度「ユーザーにとっては必要(不要)か」ということを考えて、ユーザーファーストでコンテンツを作成するようにしましょう。
下記では、ライティングのテクニックとして3つ押さえておきたいポイントを3つご紹介します。
- 言いたいことをはっきりと
- ロジカル(論理的)に書く
- シンプルな表現にする
言いたいことをはっきりと
日本語は、はっきりと言いたいことを言わない言語です。冗長な表現で「結局、何がいいたいの?」というような文章になることも少なくありません。
そうならないよう回りくどい言い回しや、曖昧な表現を使わずに、誰が見ても意味がブレない書き方をしましょう。また、はっきりと分かりやすい文章はGoogleの検索エンジンも内容を理解しやすいため、SEO効果を高められます。
ロジカル(論理的)に書く
ロジカル(論理的)に書くには、その文章を書く目的をはっきりさせる必要があります。おすすめの書き方はPREP法と呼ばれるもので、結論と理由、具体例、そして最後にまた結論の順で文を構成する手法です。
これは、トップコンサルタントなども使っている方法で、伝えたいことをわかりやすく説明できます。PREP法については、下記の例をご覧ください。
- P(point:結論)質の高いSEOコンテンツを作ることが重要です。
- R(reason:理由)なぜなら、Googleの重要なアルゴリズムであるランクブレインはユーザーの滞在時間を評価していると言われているからです。
- E(example:具体例)例えば、SearchMetricsが行った1万キーワードに対する大規模な調査では、1ページ目のコンテンツの平均滞在時間は3分10秒だったとのこと。
- P(point:結論)だから、質の高いSEOコンテンツは重要なのです。
PREP法は、何かを伝えるときに役立つ手法ですが、必ずしもこの通りである必要はありません。とはいえ、文章を書くことに慣れていないのであれば、まずPREP法を試してみて、慣れてきたら自分の書き方にシフトすると良いです。
シンプルな表現にする
質の高いコンテンツは、誰が読んでも理解しやすいことが求められます。つまり、専門用語や難解な表現を使わずにライティングをする必要があるということです。
アメリカの調査(Flesch-Kincaid Grade Level)によると、最も読みやすい文章は中学生レベルの語彙力で書かれたものとのこと。
コンテンツを作成したら、中学生が読んでも分かるレベルになっているか、チェックしましょう。
自然な文章構成を作る
読みやすい文章は、文章全体の前後関係が自然である必要があります。見出しの順番が前後していると、内容が分かりにくくなります。
ライティングを始める際は、全体の設計から始めて文章全体が分かりやすい構成を用意し、書き終えた後も文章の流れに違和感がないか、必ず確かめましょう。
アイキャッチ画像など必要な画像を作成する
本文を書き終えたらアイキャッチ画像やコンテンツ内に挿入する画像を作成しましょう。
画像は視覚的にわかりやすく情報を伝えるためだけでなく、ユーザーに飽きずに最後までコンテンツを読んでもらうためにも重要なのです。
アメリカ・ボストンのマーケティング・広告会社、Skywordが行った調査によると、適切な画像があるコンテンツは、画像のないコンテンツに比べ、94%も多くのビュー数があるとのこと。つまり、画像などのビジュアルは質の高いコンテンツ作成に不可欠な要素と言えます。
社内にデザイナーがいるなら、連携して必要なビジュアルを作ってもらうのも1つの手です。もし、デザイナーがいなければ、コンテンツにふさわしいビジュアルを画像作成ツールを使い、自分で作ってしまっても良いでしょう。それほど複雑なデザインが必要でない限り、無料の画像作成ツールで簡単に作成できます。
画像作成は本文作成と同時行ってもいいのですが、ライティングの流れを断たないように、後からまとめて画像を作成するのがおすすめです。
その代わり、どのような画像を挿入するのか具体的にイメージして挿入箇所も決めておきましょう。ただし、画像を使いすぎるとページの表示スピードが遅くなる可能性もあります。表示速度の遅延は、ユーザーの離脱にもつながるため、画像サイズを最適化した上で使用することをおすすめします。
記事内容に合うようにタイトルやリード文などを調整する
>本文の作成が終わったら、最初に設定したタイトルやリード文などがコンテンツの内容に相応しいものかを確認してください。
特に、タイトルはSEO対策でアクセス数を大きく左右します。クリック率を高めるために本文ではほとんど触れられていない文章を含めてしまっているサイトも見かけますが、これは絶対にやめましょう。
検索ユーザーに不利益を与える行為となり、WEBサイトの信用を貶めるだけでなく、Googleなどの検索エンジンからも低評価を受けます。
コンテンツに含まれるベネフィットをユーザーや検索エンジンに明確に伝えるタイトルやリード文となっているか確認し、調整してください。
文章校正とコピー率のチェックを行う
タイトルやリード文の最終調整が済んだら、内容のチェック、校正、コピー率のチェックを行います。
SEOコンテンツの作成はとても大変な作業なので、せっかく作成したコンテンツはそのまま公開したいところですが、ユーザー目線で見て対策キーワードに対して本当に相応しい内容となっているか必ずチェックするようにしてください。
フラットな目線で見るために、コンテンツ作成直後ではなく、一晩おいて翌日にチェックするのがおすすめです。良質なSEOコンテンツを作成するため、妥協せず何度でもチェック・校正を行いましょう。
なお、他のページの内容と酷似したり、同じようなコンテンツになっているとコピーコンテンツとして検索エンジンから低評価を受けることがあります。
コンテンツを作成したら必ずコピー率のチェックも行いましょう。
- 自分でも読みたいと思うわかりやすく納得できるコンテンツになっているか
- 検索ユーザーの悩みを解決するコンテンツになっているか
- 自分のエゴではなく、本当にユーザーのためになる内容になっているか
- このコンテンツの内容を見て次の行動に移ることができるか
- 誤字脱字はないか
- 読んでいて冗長な表現はないか
- 競合サイトのコンテンツよりも良質なコンテンツになっているか
- コピー率が高くないか
HTMLマークアップ・構造化データマークアップをする
コンテンツを上位表示するためには、Googleなどの検索エンジンにもコンテンツの内容を正しく認識してもらわなければなりません。
そのために、HTMLマークアップや構造化データマークアップで検索エンジンにコンテンツの内容を伝えましょう。
特に、以下の基本的なHTMLタグは適切に使用できる必要があります。
- hタグ
必ず<h1>
、<h2>
、<h3>
の順で使いましょう。デザインのために、h2の次にh4を置いたりするといったことは避けるべきです。 - 箇条書き
<ol>
<ul>
改行ではなく、<ol>
、<ul>
タグで、箇条書きであることを検索エンジンに伝えましょう。 - 引用
<blockquote>
<blockquote>
を使って他サイトや参考資料などから引用した箇所をGoogleに示しましょう。 - 表
<table>
表を作成する際は<table>
タグを使いましょう。SEOのトレンドでもある強調(フィーチャード)スニペットにも現れやすくなります。 - 画像
<alt>
先程も出てきましたが、画像には<alt>
タグを使って、画像が何を指すのかを検索エンジンに明記しましょう。
HTMLタグに関する詳し情報は『SEOに効果的な10個のHTMLタグの書き方とは?【2025年最新版】』にてご覧いただけます。
プレビューでコンテンツをチェックして公開
作成したコンテンツがパソコンやタブレット、スマートフォンなど各デバイスできちんと表示されれているか確認してから公開しましょう。
これでようやくSEO対策コンテンツの公開が完了したわけですが、良質なコンテンツを追及するためにはこれで終わりではありません。コンテンツ公開後は、順位や競合サイト、最新情報、ユーザー動向など、状況に応じて作成したコンテンツのリライトが必要となってきます。
修正・改善を繰り返して、常にユーザーにとって最適なコンテンツを提供している状態を目指しましょう。
SEO対策に必須!おすすめコンテンツ作成ツール
ここまででご紹介したコンテンツの作り方に従って作成すれば、きっと良質なコンテンツを作成できるようになっているはずです。
しかし、やはりSEO対策未経験では初めから最高のコンテンツを作成するのは難しいかもしれません。
そこで最後に、たとえSEO未経験者でも高品質なSEOコンテンツが作成できるツールをご紹介します。
EmmaTools
EmmaToolsは、SEOに゙特化したAIライティングツールです。検索エンジンで上位表示している他社サイトを自動で分析し、コンテンツ内で使うべきキーワードと、その重要度を表示してくれます。
上記でご紹介した良質なSEOコンテンツ作成に必要な機能も備わった万能なSEOツールです。
- キーワード分析
- 競合サイト分析
- コピー率チェック機能
- コンテンツ作成・改善
- 検索順位チェック
さらに、独自のアルゴリズムで作成したコンテンツの『SEOにおける質』をスコア化してくれるので、SEO効果の高いコンテンツかどうかが一目瞭然。SEO対策未経験の方でもプロレベルのライティングが可能になります。
SEOスコアを測定してくれるSEOツールは、EmmaToolsだけです。
これから質の高いコンテンツの作成に取り組んでいきたい方、もしくは一度書いたコンテンツが上位表示せずにお悩みの方は、無料トライアルも実施しているので、ぜひチェックしてみてください。