SEOのメリット・デメリット

SEO対策のメリットやデメリットについて調べていて、この記事を見つけた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

SEO対策の最大のメリットは、安定した顧客獲得やブランディングがノーコストでできることです。

しかし、成果が出るまでに中長期の時間が必要なことや、継続的なメンテナンスが必要ということデメリットも理解しておかなければ、途中でSEO対策を止めてしまう可能性があります。

この記事では、SEO対策を進めるか否かを悩まれている場合の判断方法を解説します。Webマーケティングの基本とも言えるSEOの利点を理解し、対策をスタートさせましょう。

自社サイトがあるならSEO対策は必須

SEOのメリットやデメリットを紹介する前に、企業が自社サイトを保有しているのであればSEO対策は必須です。

そもそもSEO対策は、検索ユーザーと検索エンジンの両方に、理解しやすくわかりやすいサイトを提供する施策すべてを指します。企業サイトは、インターネット上での顔や看板と同じ役割があります。そのため、SEO対策を行っているサイトとそうでないサイトでは、デザインや情報量、使いやすさに大きな差ができ、企業のイメージを良くも悪くもします。

最悪の場合、「サイトがわかりにくいから」「デザインが古いから」などの理由で、競合他社に顧客が流れてしまう可能性もあります。つまり、SEO対策を進めることで得られるメリットよりも、SEO対策を行わないことで生じている損失を可能な限り抑えることが、最優先すべきことだといえます。

もし、自社サイトを作ったものの、特に対策ができていない場合には、以下で紹介するメリットも踏まえ、SEO対策を進めていきましょう。

SEO対策で得られる6つのメリット

Webマーケティングが主流となっている今、SEO対策をなんとなくやったほうがいいと分かってはいるものの、本格的進められていない方もいるかと思います。

ここからは、SEO対策を進めることで得られる6つのメリットを紹介していきます。

1.費用対効果が高い

SEOのメリットの1つ目は、費用対効果が高いことです。

インターネットが普及する前までは、新しい商品やサービスを世間で認知してもらうためには、テレビや新聞、電車の中吊り広告などの高額な宣伝費用が必要でした。しかし、SEO対策は、広告費用が不要です。

コンテンツの作成や更新などの工数は必要ですが、商品やサービスと関連の強いキーワードで検索された際に、上位表示されるようになれば、自社サイト上に情報を掲載するだけで認知してもらえます。また、リスティング広告を始めとするWeb広告のように、継続的な費用が必要ありません。

自社サイトを上位表示させることは容易いことではないですが、一度上位表示させることができれば、継続的な費用をかけることなく、集約させることが可能です。

2.初心者や未経験者でも始められる

SEOのメリットの2つ目は、初心者・未経験者でも始められるという点です。

自社の商品やサービスの知識を持っていれば、上位表示を狙える質の高いコンテンツ作りは不可能ではありません。もちろん、SEOに関する知識があればベターですが、スタート時点で特別なコンピューター言語の知識などは不要です。

SEO対策で最も大切なことは、ユーザーの検索意図に沿ったコンテンツの作成です。検索ユーザーのニーズを満たすための情報をまとめることや、サイトを使いやすくすることは、経験者や未経験者を問わず考えることができます。

ユーザーのことを第一に考え、使いやすく有益なサイト作りを心がけていれば、初心者や未経験者でも、成果を出すことが可能です。

3.上位表示できれば高い集客力がある

SEOの3つ目のメリットは、自社サイトのページが検索結果画面で上位表示されるようになれば、安定したユーザーアクセスを見込めることです。

SEO対策は、すぐに成果が出るものではありません。しかし、継続的なコンテンツの作成や改善を行うことで、徐々に上位表示されるページが増えていきます。そして、月間検索ボリュームの大きいキーワードで上位表示されるようになれば、アクセス数を大きく増やすことも可能です。

様々なキーワードで自社サイトが上位表示されるようになれば、多くのユーザーの目に留まる機会が増えるため、多くの集客を見込めます。

4.潜在顧客や見込み顧客へアプローチできる

SEOの4つ目のメリットは、潜在顧客や見込み顧客へのアプローチも可能なことです。

もちろん、悩みや課題が顕在化しているユーザーが検索するであろうキーワードを対策すれば、顧客となるユーザーにアプローチ出来ます。加えて、潜在的に悩みや課題を抱えているユーザーが検索するであろうキーワードを選定して対策すれば、潜在顧客や見込み顧客へのアプローチも可能です。


例えば、記事内で、情報収集をしているユーザー自身がまだ気づいていない悩みや課題に気付くような注意喚起や情報提供をすることで、見込み顧客に変えることができます。

また、サイト全体の導線がしっかりとしていれば、そんな見込み顧客を、そのまま「お問い合わせ」に繋げることも可能です。SEO対策なら、潜在顧客から購入意図のある顕在顧客まで、幅広い種類の顧客獲得を狙えます。

5.ブランディング・ポジショニングができる

SEOの5つ目のメリットはブランディングおよび業界でのポジショニングができることです。

SEOに成功し、上位表示されれば、自社サイトへのアクセス数が増えます。


例えば、自社商材に関係のある特定のキーワードで検索されたとき、検索結果画面に自社サイトが出れば、「〇〇といえばこの商品」と想起してもらえるようになります。

また、自社商材がどのようなものか、競合他社よりも早く発信することで、ポジションを確立させるポジショニング効果も得られます。自社商品・サービスの特徴やメリットを明確に打ち出し、ターゲットに届きやすくなることで成約に結び付きやすくなります。

6.安定した集客が見込めるため資産になる

SEOの6つ目のメリットは、安定した顧客獲得がサイトの資産になることです。

正しいSEOを進めると、自社サイトの上位表示したページから、安定したアクセスが発生します。というのも、基本的に上位表示されたページは、検索エンジンのアルゴリズムアップデートがない限り、急激な順位変動が少なく、アクセス数は安定します。

また、アクセス数が増えれば、コンバージョン数も比例して増えるため、顧客獲得も安定します。つまり、安定した収益を生み出せるようになるため、サイトが資産の1つになります。

以上がSEO対策におけるメリットとなります。

知っておきたいSEO対策における3つのデメリット

自社サイトのSEO対策を始めれば、上記でご紹介した6つのメリットが得られます。しかし、SEO対策にあるのはメリットだけではありません。

続いては、SEO対策に取り組む際に、気を付けるべき3つのデメリットをご紹介します。

1.成果が出るまでに時間がかかる

1つ目のデメリットは、成果が出るまでに時間がかかるということです。

SEOは、初心者でも始めることができ、費用対効果の良いWebマーケティング施策の1つですが、自社サイトを上位表示させるには時間がかかります。検索エンジンは、ユーザーの役に立つ質の高いコンテンツを上位表示させるため、サイトへの信頼性や情報の網羅性、専門性など様々な要素を分析・評価して掲載順位を判断します。

そのため、SEO対策では高品質なコンテンツを作り続け、サイトの専門性や信頼性を高める必要があります。加えて、外部サイトからのリンクの質や数からも、サイトが評価されるため、被リンクが集まるようなサイト運営が必要です。

このように、上位表示に必要な要素は、一朝一夕で集まるものではないため、時間がかかります。SEO対策を始めて成果につながるまでは、最低でも半年~数年程度はかかることを知っておきましょう。

2.コンテンツ作成やメンテナンスに時間や手間がかかる

2つ目のデメリットは、リソースと時間が必要になることです。

SEO対策の施策の1つに、コンテンツ作成と改善が挙げられます。まず、新規コンテンツの作成の場合、対策キーワードに対するユーザーの検索意図の確認や競合サイトの調査が必要です。

また、それらの調査した情報を整理し、ユーザーが読みやすい構成での執筆やコーディングもしなければなりません。というのも、ただ情報を並べただけの記事は、他のサイトが公開しているページと大差ないだけでなく、ユーザーの役にも立たないため、上位表示されることはありません。

このように、新規コンテンツを作成し、上位表示を狙う場合、ユーザーの検索意図に適した内容かつ、有益な情報を丁寧にまとめることが求められるため、執筆するのに時間がかかります。また、一度公開したコンテンツは作って終わりではなく、上位表示されない場合には改善(リライト)が必要です。

加えて、上位表示されるようになったとしても、順位が下がらないよう情報を最新の状態に保つための更新や、ニーズの変更に合わせた修正などのメンテナンスが必要になります。

以上のように、SEO対策では記事の作成や改善を定期的に行う必要があり、時間と労力がかかり続けるものだと覚えておきましょう。

3.アルゴリズムのアップデートで影響を受けやすい

3つ目のデメリットは、Googleアルゴリズムのアップデートによる影響が大きいことです。

Googleアルゴリズムとは、検索エンジンであるGoogleが、検索結果画面にどのページを上位表示させるべきかを決めるシステムになります。具体的には、ユーザーが検索するキーワードに対し、インターネット上に存在するページの中から、最もユーザーの検索意図に沿った有益なページを評価し掲載順位を決めるため、定期的にアルゴリズムのアップデートを行っています。

アルゴリズムアップデートの内容は大小さまざまで、中でも検索順位に大きな影響を与えるものを、コアアルゴリズムのアップデートと呼びます。アルゴリズムのアップデートは、SEO対策に様々な影響を与え、場合によっては1位で表示されていたページの順位が大きく下落することもあります。

このように、SEO担当者は定期的に更新されるアルゴリズムのアップデートに対し、都度、適切な対策を行う必要があります。

以上が、SEO対策を進める際に知っておきたいデメリットになります。

SEO対策を始めるか迷ったら?確認したいこと

今から始めても十分なメリットを見込めるSEOですが、抑えておかなければならないデメリットがあることもご紹介しました。

ここまでの内容を踏まえ、SEO対策を始めるべきか、まだ迷いがある方は、以下にご紹介するSEO対策の向き、不向きに関する項目を確認し、判断しましょう。

1.十分な時間が確保できるリソースがあるか

1つ目のポイントは、十分な時間が確保できるリソースがあるかです。

SEO対策は誰でもスタートできるのがメリットですが、やるべきことは多く、片手間で対策できるほどそんなに簡単な内容ではありません。

しっかりとしたSEO対策では、キーワードの調査と分析、ユーザーの検索意図の把握、上位表示サイトの分析、構成案の作成、執筆、コーディング、定期的なリライトなどを行う必要があり、多くの時間を要します。新しく入社した社員などに、「とりあえずSEO対策でもやらせてみよう」という軽い気持ちで進めたとしても、成果が出ることはありません。

また、SEO対策は成果が出るまでに時間がかかる施策であるため、数ヶ月程度経過して、思ったような成果が出ないから止めるようであれば、SEO対策は進めないほうが良いでしょう。

というのも、リソース不足で十分な内容のコンテンツが作れなかったり、更新頻度が下がったりで中途半端になると、逆にサイトの評価を下げる原因になります。

SEO対策を自社で補うことが難しい場合は、部分的または全体的なSEO対策を専門家に外注するのも1つの手段です。

2.競合となるサイトやサービスがあるか

2つ目のポイントは、競合となるサイトやサービスがあるか否かです。

自社商品やサービスと同様のものを取り扱う企業が、SEO対策を進めているかどうかを確認することをおすすめします。もし、競合となるサイトがないようであれば、SEO対策を進めることで上位表示させやすく、収益増加のチャンスになるため、進めるべきです。

一方で、同業他社がSEO対策を進めている場合は、少なくとも競合サイトと同じ、またはそれ以上のサイトを作る必要があるため、自社のリソースを考えて、スタートするか否かを判断する必要があります。

他にも、金融や医療、不動産などの業種は、Googleの品詞評価ガイドラインのYMYL(Your Mone or Your Life)に該当するため、競合他社のSEO対策はレベルが高く、ある程度のSEO知識や専門性、権威性がないと上位表示を狙えません。

3.SEO対策の相性がいいか

3つ目は、SEO対策と相性がいい商材やサービスか否かです。

実は、インターネット上の全てのサイトがSEO対策と相性が良いわけではありません。SEOのデメリットとして時間がかかることを挙げましたが、短期的に収益を伸ばさなければならない企業にSEOは向いていません。また、商品やサービスの顧客となるユーザーの行動(カスタマージャーニー)に、「検索エンジンを使った検索」が想定されないような商材の場合も、SEO対策が不向きなことが多いです。

具体的には、Googleマップなどで検索されるような地域密着型の企業や店舗が該当します。ユーザーの検索行動が、「地域名 × 店名」や「地域名 × サービス」で検索されるような商材の場合は、SEO対策よりも先にMEO(Map Engine Optimization)の強化やローカルSEO対策の相性が良いといえます。

SEO対策を始める前に、取り扱う商品やサービスのターゲットとなる顧客が、「検索エンジンを使った検索」を行うか否かを考えてみましょう。もし、想定されるユーザーの行動の中に、「検索エンジンでの検索」が含まれない場合は、コンサルティング企業などに相談してみましょう。

メリット・デメリットを理解してSEOを始めよう

SEO対策にはブランディングやポジショニング、安定した顧客獲得など、様々なメリットがあります。

また、サイトの適切な管理や運営、更新ができていないと、思わぬところで損をしている可能性があるため、自社サイトを保有する場合には、SEO対策は必須です。ただし、だからといって無計画にSEO対策を進めるべきではありません。

メリットが大きい反面、やるべきことは多く、継続的に更新や改善を進めなければならないため、十分な人的やリソースと時間が必要です。SEOのメリット・デメリットを理解し、自社商品やサービスとSEOの相性、リソース状況を踏まえ、SEO対策を進めるか否かを判断しましょう。

その上で、SEO対策に取り組む際には、SEOの基礎知識や必要な対策について、以下のページをお役立ていただければ幸いです。