このページでは、WordPressで作ったサイトのSEO対策の方法を詳しくお話ししていきます。
WordPressは初期状態でもSEOに取り組みやすいCMSですが、何もしなくても上位表示されるわけではありません。実務上は、URL設計・表示速度・内部リンク・重複対策の4つを先に整えるだけでも、後からの運用負荷が大きく変わります。
この記事では、2026年時点で有効なWordPressのSEO対策を、初期設定と実践施策11個に分けて整理します。WordPressでのSEO対策を基礎から着実に進めたい方は、ここからはじめていきましょう。
この記事でわかること
- 1 WordPress(ワードプレス)でSEO対策を行うための設定
- 2 1.【www】のあり・なしを統一
- 3 2.SEOのためにURL(パーマリンク)を最適化
- 4 3.WordPressでパンくずリストを設定
- 5 4.コメントスパムを防止してSEO効果を狙う
- 6 5.画像にはaltタグを使用
- 7 6.タイトル(title)・メタディスクリプション(meta description)を最適化してSEO効果を最大化
- 8 7.サイトを高速化させる(ページスピードを上げる)
- 9 8.WordPressで内部リンクを最適化
- 10 9.WordPressでXMLサイトマップを作成
- 11 10.noindex、canonicalを設定して低品質評価のリスクを回避する
- 12 11.ソーシャルメディアのシェアボタンを設置
- 13 よくある質問
- 14 まとめ
WordPress(ワードプレス)でSEO対策を行うための設定
WordPressでSEO対策を進める前に、まずは「どのプラグインSEOプラグインを入れるのか」と「モバイル・表示速度に強いテーマか」を決めることが重要です。
この2つが曖昧なままプラグインを追加すると、機能重複や速度低下が起きやすくなります。筆者の経験では、順位が伸びないWordPressサイトの多くで、最初の問題は記事本文よりも「設定の競合」にあります。
SEO設定プラグイン「All in One SEO」をインストールする
画像引用元:https://ja.wordpress.org/plugins/all-in-one-seo-pack/
WordPressではSEO設定を1つの総合プラグインに集約するのがおすすめです。
代表例が『All in One SEO』です。タイトル、メタディスクリプション、XMLサイトマップ、canonical、noindexなど、SEOの基本設定をまとめて管理できます。同系統のプラグインとして『Yoast SEO』もありますが、どちらか1つに絞るのが基本です。
WordPressにプラグインを追加する方法は以下のどちらでも問題ありません。
- 自サイトのWordPress管理画面(ダッシュボード)から[プラグイン]>[新規追加]>検索キーワードに『All in One SEO』と入力して[今すぐインストール]
- WordPress公式サイトのAll in One SEO のページfa-external-linkでzipファイルをダウンロード>自サイトのWordPress管理画面(ダッシュボード)から[プラグイン]>[新規追加]>ページ上にある[プラグインのアップロード]>ダウンロードしたzipファイルを選択して[今すぐインストール]
- 2026年時点では、All in One SEOは総合SEOプラグインとして十分な機能を備えています。タイトルやメタ情報だけでなく、サイトマップやスキーマ設定まで一元管理しやすいのが強みです。
- WordPressテーマの中には、SEO設定機能を標準搭載しているものがあります。その場合、テーマ機能とSEOプラグインを二重で有効化すると、titleタグやメタタグ、構造化データが重複することがあります。導入前に「ご利用のWordPressテーマ名 + All in One SEO」で確認しておくと安心です。
当社でも運営するほぼ全てのサイトでWordPressを使っていますが、立ち上げる際に「何をテーマ側で持ち、何をプラグイン側で持つか」を整理します。ここが曖昧だと、後から不具合調査に余計な作業負荷がかかりやすいです。
レスポンシブデザイン対応テーマを用意する
レスポンシブ対応テーマは必須です。昨今のSEOでは、モバイルで見やすく、速く、崩れにくいテーマを選ぶことが前提になっています。
自サイトのWordPress管理画面(ダッシュボード)から[外観]>[テーマ]と進むと、各テーマの「テーマの詳細」を確認できます。デモページをスマートフォンで実際に開き、文字サイズ、余白、ボタンの押しやすさ、画像の崩れを確認することもおすすめです。
以前はAMP対応が強く意識される時期もありましたが、2026年時点ではAMPそのものより、Core Web Vitalsや安定した表示のほうが重要です。特にINPやLCPに影響する重いアニメーション、過剰なスクリプト、読み込みの遅い画像が多いテーマは避けたほうが良いでしょう。
テーマ選定時は、次の点を確認してください。
- モバイル表示で本文が読みやすく、CTAやボタンが押しやすい状態になっている
- 不要な機能が少なく、プラグインを増やさなくても基本運用ができる状態になっている
- パンくずリスト、関連記事、構造化データなどが標準対応しているか判断できる
- PageSpeed InsightsやLighthouseで速度面の大きな問題が出ていない状態を確認できる
SEOでは、ユーザーが使いやすいサイト設計が土台です。
上記2つの設定を終えたところで、ここからはWordPress(ワードプレス)で実施可能な効果的なSEO対策11選をご紹介していきます。
- 【www】のあり・なしを統一する
- SEOのためにURL(パーマリンク)を最適化する
- パンくずリストを設定する
- コメントスパムを防止してSEO効果を狙う
- 画像にはaltタグを使用する
- タイトル(title)・メタディスクリプション(meta description)を最適化してSEO効果を最大化する
- サイトを高速化させる(ページスピードを上げる)
- WordPPressで内部リンクを最適化する
- WordPressでXMLサイトマップを作成する
- noindex、canonicalを設定して低品質評価のリスクを回避する
- ソーシャルメディアのシェアボタンを設置する
この11項目について、具体的なSEO対策方法を交えて解説していきます。
1.【www】のあり・なしを統一
wwwのあり・なしは、どちらを選んでも構いません。重要なのは、サイト全体で正規URLを1つに統一し、別URLからは301リダイレクトで寄せることです。
wwwあり・なしが混在すると、外部リンクや内部リンクの評価が分散しやすくなります。実務上は、Search Consoleの設定だけでなく、サーバー側の転送設定まで行ってはじめて対策完了です。
以下では、Googleに正しいURLを伝える方法を、WordPress側とGoogle側に分けて見ていきます。
WordPress側
自サイトのWordPress管理画面(ダッシュボード)から[設定]>[一般]とクリックして、[WordPress アドレス (URL)]と[サイトアドレス (URL)]にURLを入力します。ここで、wwwのありなしを揃えましょう。
Google側
Google側では、Search Consoleで正規URLの状態を確認しつつ、実際の統一はサーバー側で行うのが基本です。Search Consoleの「URL検査」で、意図したURLが正規URLとして認識されているか確認しましょう。
wwwの有無を統一する際は、Search Consoleの設定だけに頼らず、サーバー側で「301リダイレクト」を設定することが重要です。ユーザーがどちらのURLにアクセスしても正しいURLへ自動転送される状態を作ることで、評価の分散を防ぎやすくなります。
また、ドメインやURL設計の基礎から整理したい場合は、ドメインとは?種類や取得方法、注意点を初心者にわかりやすく解説もあわせてご覧ください。
2.SEOのためにURL(パーマリンク)を最適化
パーマリンクは、短く・意味が伝わり・後から変えなくて済む形にするのが正解です。
URL自体が順位を大きく押し上げるわけではありませんが、検索結果での理解しやすさ、共有しやすさ、重複管理のしやすさに直結します。特にWordPressでは、初期設定のまま運用を始めると後から直しにくくなります。
試しに、以下の2つをご覧ください。
- https://example.com/?p=123
- https://example.com/wordpress-seo/
下のURLの方がひと目で内容を想像しやすいかと思います。ユーザーにも検索エンジンにも伝わりやすいので、ページ内容を端的に表したパーマリンクを設定しましょう。
パーマリンクは日本語でも設定できますが、SNSやメールで共有した際に長いエンコード文字列になりやすいため、半角英数字の短いスラッグがおすすめです。
なお、パーマリンクは1度設定したら基本的には変更しないほうが安全です。変更すると別URLとして扱われ、評価の引き継ぎに追加対応が必要になります。筆者がアクセス改善をクライアントから依頼される時も、一番最初に確認するのがURL設計です。古い記事のURLルールがばらついていると、リライト以前にクロール効率や評価集約で不利になりやすいためです。
もし、どうしてもパーマリンクを変更しなければならない場合は、「.htaccess」やサーバー設定を使って、必ず旧URLから新URLへ301リダイレクトを設定しておきましょう。
パーマリンクについては、『パーマリンクとは?SEOに配慮した決め方と設定方法』で詳しく解説しています。ぜひご一読ください。
WordPress内で設定できるパーマリンク
自サイトのWordPress管理画面(ダッシュボード)から[設定]>[パーマリンク設定]と進むと、以下のようなWordPress内で設定できるパーマリンク一覧が表示されます。
- デフォルト設定
https://example.com/?p=123 - 日付と投稿名
https://example.com/2026/02/12/sample-post/ - 月と投稿名
https://example.com/2026/02/sample-post/ - 数字ベース
https://example.com/archives/123 - 投稿名
https://example.com/sample-post/ - カスタム構造
https://example.com/〜〜
カスタム構造で利用可能なタグ:- [%year%]:年
- [%monthnum%]:月
- [%day%]:日
- [%hour%]:時
- [%minute%]:分
- [%second%]:秒
- [%post_id%]:投稿ID
- [%postname%]:投稿名(任意の文字列)
- [%category%]:カテゴリ名
- [%author%]:作成者
WordPressでパーマリンクを設定する際は、「投稿名」または「カスタム構造」を選択することをおすすめします。
カスタム構造を選択する場合は、サイト構造を明確にする目的で「https://ドメイン名/%category%/%postname%/」という形式も選択肢になります。ただし、後からカテゴリを変更する可能性があるなら「投稿名」のほうが安全です。カテゴリ変更でURLが変わると、運用上の手戻りが増えます。
正直、WordPressのURL設計は「あとで直せばいい」と考えないほうが良いと私は思っています。SEOは記事単体だけでなく、サイト全体の整合性で差がつくためです。特にECで色違いの商品ページが大量にある、地域名だけ差し替えた店舗ページが複数ある、といったサイトでは、URL設計の甘さが重複問題に直結します。
URL構造では、不要なパラメータを減らし、わかりやすいURLを使うことが推奨されています(参照:Google 検索における URL 構造のベスト プラクティス)。
3.WordPressでパンくずリストを設定
パンくずリストは、ユーザーの現在地を示し、検索エンジンにサイト階層を伝えるために有効です。WordPressでのSEO対策では優先度の高い内部リンク施策の1つです。
ユーザーにとっては「このページがどのカテゴリに属するか」が分かりやすくなり、Googleにとってはサイト構造の理解を助けます。特に記事数が増えるほど効果を感じやすくなります。
WordPressの場合は、無料プラグインの『Breadcrumb NavXT』で実装できます。
画像引用元:https://ja.wordpress.org/plugins/breadcrumb-navxt/
「Breadcrumb NavXT」プラグインをインストールしたら、記事内でパンくずリストを表示したい位置に以下のコードを設置します。
<div class="breadcrumbs" typeof="BreadcrumbList" vocab="https://schema.org/"> <?php if(function_exists('bcn_display')) { bcn_display(); }?> </div>
パンくずリストをサイト全体に適用させる場合は、[外観]>[テーマエディター](テーマ編集)と移動し、ヘッダー領域内(header.php)に記述しましょう。投稿ページだけに表示するならsingle.php内に記述します。
テーマの編集に抵抗がある場合は、[外観]>[ウィジェット]から設置する方法もあります。また、最近のテーマでは標準でパンくずリスト機能を持つものも多いため、まずはテーマ機能の有無を確認すると良いでしょう。
パンくずリストの重要性や設定方法については『パンくずリストとは?種類やSEO効果、実装方法を徹底解説』で詳しく解説しているのでぜひ、ご覧ください。
パンくずリストの構造化データを使うと、検索エンジンが階層を理解しやすくなります(参考:パンくずリスト(BreadcrumbList)のマークアップを追加する方法)。
4.コメントスパムを防止してSEO効果を狙う
コメント欄を使うなら、スパム対策は必須です。良質なコメントはページの価値を補強しますが、スパムコメントは信頼性を下げ、管理負荷も増やします。
特に、古い記事のコメント欄に英語の宣伝文や不自然なリンクが大量に入っているケースは珍しくありません。放置すると、ユーザー体験だけでなくサイト全体の品質管理にも悪影響が出ます。
WordPressでスパムコメントの対策を行うのに便利なのが、『Akismet』というプラグインです。インストール後にAPIキーを設定すれば、自動でスパム判定を行えます。
また、WordPressではコメントを承認制にすることも可能です。手動で確認し、承認したものだけを表示することで、スパムを抑えやすくなります。
実務上は、コメント欄を開放するなら次の運用が現実的です。
- 初回投稿者は承認制にして、不審な投稿が公開されない状態にする
- URL付きコメントや外国語スパムを自動判定できる状態にする
- 古い記事のコメント欄も定期的に見直し、放置ページを作らない状態にする
- コミュニティ性が低いサイトでは、無理にコメント欄を設置しない判断もできる
5.画像にはaltタグを使用
画像のalt属性は、アクセシビリティと画像理解の両方に関わる重要な要素です。WordPressのSEO対策では見落とされやすいですが、効果のある基本設定です。
スクリーンリーダーは、画像に設置されたaltテキストを読み上げます。そのため、画像の意味をテキストで補えるようにしておくことが重要です。
<img src="sample-image.jpg" alt="画像を説明するテキスト" title="画像の名前" />
つまり、altタグを正しく使うことで、画像の内容をユーザーにも検索エンジンにも伝えやすくなります。
ただし、キーワードを詰め込めば良いわけではありません。たとえば、WordPress管理画面の設定画面のスクリーンショットなら「WordPressの一般設定画面でサイトURLを確認している様子」のように、画像の役割が分かる説明が理想です。ECであれば「黒のランニングシューズを横から撮影した商品画像」のように具体的に書くと良いでしょう。
なお、画像タイトル属性はSEO上の中心ではありません。まず優先すべきはalt属性です。
altタグの意味、設定方法は『alt属性(altタグ)とは?その役割や正しい設定方法を解説』でより詳しく解説しています。
画像の代替テキストは、画像理解とアクセシビリティの両面で重要です(参考:Google 画像検索のベスト プラクティス)。
6.タイトル(title)・メタディスクリプション(meta description)を最適化してSEO効果を最大化
タイトルとメタディスクリプションは、検索結果で「クリックされるか」を左右する重要な要素です。順位だけでなく、流入の質にも影響します。
なお、CTRは直接的な順位要因と断定できるものではありませんが、検索結果で選ばれやすい見え方を作ることは重要です。特に2026年は、AI要約や検索結果の多様化で、タイトルの明確さが以前より求められています。
HTMLコードで直接記述するより、WordPressではプラグインやテーマ機能で管理するほうが安全です。『All in One SEO』をインストールしていれば、記事タイトルやメタディスクリプションを簡単に調整できます。
SEOに強いと言われるWordPressテーマの中には、プラグインを使わずとも最適なタイトルやメタディスクリプションが設定できるものもあるので、『All in One SEO』などのSEOプラグインを導入する際は機能が重複しないように注意してください。
最適なページタイトル(title)の設定方法
WordPressのSEO対策で最適なページタイトル(title)を設定する方法は以下の通りです。
- タイトルの文字数は32文字前後を目安にし、重要語を前半に入れた状態にする
- 記事の内容に沿ったタイトルにして、検索後の期待とズレない状態にする
- 対策キーワードや関連キーワードを自然に含め、何のページか判断できる状態にする
- それぞれ記事固有のタイトルにして、他ページと重複しない状態にする
さらに詳しいSEOに効果的なタイトルの付け方は『【事例付き】SEOに強いタイトルの付け方とは?文字数や書き方、タグの設定方法も解説』をご一読ください。
最適なメタディスクリプションの設定方法
WordPressのSEO対策で最適なメタディスクリプション(meta description)を設定する方法は以下の通りです。
- メタディスクリプションの基本文字数は120文字前後にし、要点が伝わる状態にする
- スマホ表示を考慮して前半50文字に重要なキーワードや結論を入れ、途中で切れても意味が伝わる状態にする
- ページ固有の内容を要約し、他ページと同じ説明文を使い回さない状態にする
さらに詳しいSEOに効果的なメタディスクリプションの書き方については『メタディスクリプションとは?SEO効果のある設定方法や最適な文字数・書き方を解説!』をご覧ください。
7.サイトを高速化させる(ページスピードを上げる)
WordPressでSEO対策を進めるうえで、表示速度は重要です。結論としては、重いテーマ・画像・プラグインを減らし、サーバー側の高速化も含めて改善するのが効果的です。
ページの表示が遅いと、離脱が増えやすくなります。特にモバイルでは差が出やすく、体感速度の悪さがそのままCVR低下につながることもあります。
では、WordPressサイトのページスピードはどのように上げれば良いのでしょうか。ここでは2つの方法を紹介します。
WordPressのプラグインでキャッシュさせる
1つ目はプラグインなどを使ってブラウザにキャッシュを残すことで、サイトの表示速度を改善させる方法です。ユーザーが以前ダウンロードした情報を再利用するため、読み込み時間を短縮しやすくなります。
WordPressでは『W3 Total Cache』のようなプラグインが候補になります。
画像引用元:https://ja.wordpress.org/plugins/w3-total-cache/
ただし、最近のレンタルサーバーではサーバーサイドキャッシュが標準搭載されていることも多いため、まずはサーバー機能を確認するのがおすすめです。プラグインを重ねるほど速くなるわけではありません。
画像を圧縮する
2つ目は画像を圧縮する方法です。ページスピードを遅くする原因として、画像ファイル容量の大きさは非常に多いです。この場合、画像を圧縮することで表示速度を改善できます。
画像を圧縮するには、『TinyPNG』のようなプラグインが使えます。
)
画像引用元:https://ja.wordpress.org/plugins/tiny-compress-images/
2026年時点では、画像圧縮に加えてWebPやAVIFへの変換も有効です。さらに、ファーストビュー画像の遅延読み込み設定や、不要なJavaScriptの削減も見直すと良いでしょう。
当社で運営する自社の比較サイトや事業サイトでも、速度改善で最も効くのは「プラグイン追加」より「不要機能の削減」と「画像最適化」です。新規でもコンテンツを作り続け、作ったものも新しくし続けるという倍々で運用負荷が上がっていくのがサイト運営の難所なので、速度面は早い段階で軽くしておく価値があります。
自サイトのページスピードを分析・確認するには、PageSpeed InsightsやLighthouseを使用しましょう。
8.WordPressで内部リンクを最適化
内部リンクは、関連ページ同士をつなぎ、重要ページに評価と回遊を集めるための施策です。記事数が増えるほど差が出ます。
サイト内での回遊率を上げ、ユーザーが次に読むべきページへ自然に進めることで、SEOにも運用成果にも良い影響が出やすくなります。特にオウンドメディア型のサイトでは重要です。全体設計から見直したい場合は、オウンドメディアのSEO対策方法もあわせてご覧ください。
関連する記事に向けて効果的にリンクを張ることや、よく読まれている記事、人気の高い記事をサイドバーなどに入れることが内部リンク最適化の例にあたります。
このような内部リンクをHTMLで作ることもできますが、WordPressではプラグインやブロック機能を使う方法が現実的です。関連記事は『WordPress Related Posts』などが候補になります。
画像引用元:https://ja.wordpress.org/plugins/wordpress-23-related-posts-plugin/
また、人気記事は『WordPress Popular Posts』プラグインで表示させることが可能です。
画像引用元:https://ja.wordpress.org/plugins/wordpress-popular-posts/
ただし、2026年時点では、関連記事や人気記事の表示はテーマ標準機能やブロックエディタのクエリーループブロックで代替できる場合も多いです。データベース負荷が高いプラグインは、速度面で不利になることがあります。
その他にも「グローバルナビゲーション」や「サイトマップ」の作成、前述した「パンくずリスト」なども内部リンク最適化に有効です。
HTMLサイトマップは『WP Sitemap Page』というWordPressプラグインで作成可能です。
)
画像引用元:https://ja.wordpress.org/plugins/wp-sitemap-page/
内部リンクについては『内部リンクとは?SEOの効果や正しい貼り方、おすすめのリンク設置場所を解説』にて詳しく解説しています、ぜひ、ご一読ください。
9.WordPressでXMLサイトマップを作成
XMLサイトマップは、検索エンジンに重要URLを伝えるための基本施策です。特に公開したばかりのページや、内部リンクだけでは見つかりにくいページがあるサイトで有効です。
サイトの構造をGoogleに正しく認識してもらう手段として、XMLサイトマップの作成が挙げられます。検索エンジンに対してサイトがどのような構造になっているのかを知らせることで、クロールを助けやすくなります。
2026年時点では、WordPress 5.5以降の標準機能でもXMLサイトマップを生成できます。また、All in One SEOなどの総合SEOプラグインにも同機能が含まれます。そのため、専用プラグインを追加して二重生成しないことが大切です。
以前から使われている『XML Sitemap Generator for Google』のような専用プラグインもありますが、現在は標準機能か総合SEOプラグインのどちらか一方に任せる運用が現実的です。
)
画像引用元:https://ja.wordpress.org/plugins/google-sitemap-generator/
サイトマップは重要URLを伝えるヒントとして有効ですが、正規URLだけを含めることが大切です(参照:サイトマップの作成と送信)。
10.noindex、canonicalを設定して低品質評価のリスクを回避する
WordPressのSEO対策で見落とされやすいのが、インデックスさせるページと、させないページを分けることです。特にカテゴリ、タグ、検索結果、並び替えページが多いサイトでは重要です。
アーカイブページやタグページなどの類似コンテンツ、オリジナリティや情報量が不足しているページが増えると、サイト全体の評価判断が難しくなります。たとえば、ECで色違いの靴ページが大量にある、地域名だけ差し替えた店舗紹介ページが複数ある、といったケースでは、重複や類似が起きやすいです。
そのようなページには「noindex」や「canonical」を使い分けましょう。
noindexの設定
つまり、noindexを設定すれば検索結果に出す必要のないページを整理し、重要ページに評価を集めやすくできます。
- アーカイブページ
- タグページ
- サイト内検索結果ページ
- 類似コンテンツページ
- コンテンツが薄いページ
noindexを入れる方法としてはheadタグ内に記述することもできますが、WordPressなら『All in One SEO』で設定しやすいです。
//noindexの記述例 <head> <meta name="robots" content="noindex"> </head> <body> </body>
なお、2026年時点の実務では、noindexとnofollowを常にセットにする必要はありません。内部リンクを辿らせたいページでは、noindexのみのほうが扱いやすい場面も多いです。
noindexに関する詳しい解説は『noindexとは?設定方法と注意点を2026年版で解説』にまとめてあるのでご一読ください。
canonicalの設定
また、URLは違うけれど内容が似ている、または同じページ、いわゆる重複コンテンツにはcanonicalを使います。
canonicalを設定すると、正規に評価してほしいURLを伝え、評価分散を防ぎやすくなります。
//canonicalの記述例
<head>
<link rel="canonical" href="https://example.com/article">
</head>
<body>
</body>
canonicalもWordPressのプラグイン『All in One SEO』で設定できます。canonicalに関する詳しい説明や設定方法は『canonical(カノニカル)とは?URLの正規化でSEO対策を進めよう』にてご確認ください。
正直、WordPress運用で順位が伸びない原因の一部は、記事の質そのものより「不要ページを増やしすぎていること」だと私は思っています。特にタグページを無制限に作る、検索結果ページをインデックスさせる、パラメータ違いのURLを放置する、といった構造的な問題は後から効いてきます。
11.ソーシャルメディアのシェアボタンを設置
SNSのシェアボタンは、検索順位に直接効く施策ではありませんが、認知拡大や被リンク獲得のきっかけを作る施策として有効です。
FacebookやX(旧Twitter)などで記事がシェアされると、記事を見つける人が増えます。その結果、他サイトで紹介されたり、指名検索が増えたりすることがあります。日本では、SEO対策で被リンクが勝手に沢山集まるということはあまりないです。素晴らしいコンテンツを作ったならば、発信をしたり、紹介を積極的に集めることが重要です。私のSEO対策約20年の経験からも、被リンクは「待つ」より「見つけてもらう導線を作る」ほうが現実的です。
また、シェアボタンを設置する場合は、軽量な実装を優先しましょう。古い外部スクリプト型のシェアボタンは、表示速度に悪影響を与えることがあります。
WordPressでシェアボタンを設置する簡単な方法は、テーマ標準機能や軽量なブロックを使うことです。以前使われていたAddThisはすでに終了しているため、古い記事の情報をそのまま採用しないよう注意してください。
WordPressテーマの中には、デフォルトでシェアボタン機能を搭載しているものがあるので、プラグイン導入の際は事前にチェックしてから行うようにしてください。
なお、シェアボタンの設置自体がE-E-A-Tを直接高めるわけではありませんが、記事が読まれ、引用され、紹介される導線としては有効です。一次情報や独自の見解がある記事ほど、SNS経由で広がった後に被リンクやサイテーションへつながりやすくなります。
よくある質問
Q1. WordPressで最初に行うべきSEO対策は何ですか?
特にパーマリンク設定は、記事が増えてから変えると301リダイレクト対応が必要になり、運用が複雑になります。加えて、テーマとプラグインの機能重複を避けて、titleやサイトマップの管理場所を最初に決めておくことがおすすめです。
Q2. WordPressのSEO対策にプラグインは必須ですか?
ただし、テーマ側にSEO機能が十分ある場合は、無理に追加しない判断もあります。重要なのは「プラグインを増やすこと」ではなく、「必要な設定を重複なく管理できること」です。
Q3. WordPressで記事を書けば自然に上位表示されますか?
実務上は、WordPressそのものよりも、キーワード設計や記事品質、公開後の改善体制の差が結果に出ます。
Q4. noindexとcanonicalはどう使い分ければ良いですか?
たとえば、サイト内検索結果ページや薄いタグページはnoindex候補です。一方、同じ商品に対して色違いURLや計測パラメータ付きURLがある場合はcanonicalで正規URLを示す運用が向いています。
Q5. 少人数でもWordPressのSEO対策は継続できますか?
一次情報や独自のナレッジの整理を行い、そのうえで、構成作成や下書き、リライト支援にはAIライティングツールを組み合わせると、少人数でも回しやすくなります。
まとめ
WordPressでSEO対策を行う際にまず押さえるべきなのは、プラグインの入れ方そのものではなく、URL・内部リンク・表示速度・重複管理の4つを整えることです。WordPressはSEOに取り組みやすいCMSですが、設定の競合や不要ページの放置があると、本来の強みを活かしにくくなります。
今回紹介した11施策をすべて一度に完璧に行う必要はありません。まずは、正規URLの統一、パーマリンク設定、タイトル・ディスクリプション、XMLサイトマップ、noindex/canonicalの見直しから着手すると良いでしょう。
もしお困りであれば、以下から当サイトを運営している株式会社EXIDEAまでお問い合わせください。
当社への相談が向いているケース
- WordPressで記事は増やしているが、検索流入や問い合わせが伸びる状態にできていない
- テクニカルSEO、内部リンク、リライトの優先順位を整理し、改善計画を立てられる状態にしたい
- SEO戦略やコンテンツ運用の見直しを進め、自社で継続できる体制を作りたい
これらに該当するケースでしたら、是非、以下からご相談ください。

