E-E-A-Tとは?SEO対策における重要性

Googleが2018年8月に行ったコアアップデートから、SEO対策で重要視されるようになったE-A-T。さらに、2022年12月15日には検索品質評価ガイドラインで「E(経験)」が追加され、「E-E-A-T」が注目されています。

WEBサイトやコンテンツのSEO対策をするなら、E-E-A-Tは必ず対策しなければならない重要項目の1つです。

【2026年現在の補足:ランキング要因に関する誤解の是正】
2026年現在では、E-E-A-Tは「特定の施策を行えば直接順位が上がる評価項目」というよりも、Googleがコンテンツ全体の信頼性や妥当性を判断するための考え方・基準として捉えられています。実際、GoogleもE-E-A-Tをスコア化してランキングに直接反映しているとは明言していませんが、検索品質評価ガイドラインや近年のアップデートを見る限り、「信頼できる情報源かどうか」を判断する前提条件として、E-E-A-Tが強く参照されていると考えるのが自然でしょう。特にAIによる検索結果要約(AI Overview)が一般化した現在では、順位以前に「この情報をAIが要約しても問題ないか」「参照元として適切か」という観点で評価される場面が増えており、E-E-A-Tの重要性はむしろ以前より高まっていると言えます。

このページでは、E-E-A-Tの意味や、SEO対策における重要性、E-E-A-Tの具体的な対策方法をご紹介します。
Googleに認められた海外ブログのSEO施策の情報も織り交ぜて対策方法を紹介しているので、E-E-A-Tに関する信頼性の高い情報が知りたい方はぜひ最後までご覧ください。

この記事の監修者
株式会社EXIDEA 代表取締役社長
小川 卓真
SEO歴18年。2006年にSEOツールの開発企業を共同創業して以来、SEOを軸にデジタルマーケティングに従事。2013年に「株式会社EXIDEA」を設立。現在はEXIDEAの代表取締役社長として、Webメディア事業、マーケティングDX事業、オールインワンSEOツール「EmmaTools」の事業に携わる。
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E-E-A-T(旧E-A-T)とは?Googleが最重要視する4つの評価基準

E-E-A-Tとは、経験(Experience)、専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trust)の頭文字を取った言葉で、Googleがコンテンツを評価する際に非常に重要視している基準です。

E-E-A-Tとは?
  • Experience(経験)
  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trust(信頼性)

もともとはE-A-Tの3つの評価基準から構成されていましたが、2022年12月に「経験(Experience)」が追加されました。
E-E-A-Tに関してGoogleは検索品質評価ガイドライン(General Guidelines)で、「全てのページにおいて非常に重要です」と明確に記載しています。

「For all other pages that have a beneficial purpose, the amount of expertise, authoritativeness, and Trust (E-E-A-T) is very important. 」

引用元:検索品質評価ガイドライン

この検索品質評価ガイドラインには、E-E-A-TだけでなくGoogleがどのようなページを高く評価したいと考えているかが記述されているため、WEBサイトのSEOに取り組むならば必ず確認しておきたい非常に重要な資料です。

また、E-A-Tに新しく追加されたもう1つのE、「Experience(経験)」について、Googleの見解をご紹介します。

このたび、検索結果の評価を改善するために、E-A-T に E(経験)を追加しました。つまり、実際に製品を使用している、実際にその場所を訪問している、誰かが経験したことを伝えているなど、コンテンツにある程度の経験が織り込まれているかどうかも評価されます。状況によっては、そのトピックに関連して実体験をもつ人が作成したコンテンツが最も高く評価される場合もあります。

引用元:品質評価ガイドラインの最新情報: E-A-T に Experience の E を追加
このように、E-E-A-Tはページの品質に大きく関わる重要な評価基準であることが分かります。

また、E-E-A-Tのイメージとして、Googleは「信頼性(Trust)」が中心となり、その上で経験や専門性、権威性が成り立っていることを述べています。

最もE-E-A-T ファミリーの中心にある重要なメンバーは信頼です。

引用元:General Guidelines
以上、E-E-A-Tの基本的な知識やGoogleの見解についてご紹介しました。
続いてはE-E-A-Tが重要視される背景をSEO観点で解説していきます。

なぜSEO対策ではE-E-A-Tが重要?

一昔前までは検索キーワードの詰め込みや大量の被リンク設置などのような手法(ブラックハットSEO)で対策したWEBサイトがSEO評価されていました。

ブラックハットSEOなど小手先のSEO対策を講じたWEBサイトが検索結果で多く上位表示されていたころは、有益な情報が掲載されていなくてもテクニックだけで上位表示されたため、ユーザーが不利益を被ることも多くありました。

しかし、Googleが掲げる10の事実からもわかるように、Googleが理想とするWEBサイトはユーザーを重視し、信頼性が高いものです。

そのため、Googleは検索エンジンのアルゴリズム、検索品質評価基準などをアップデートすることで、徐々に検索エンジンの精度を高め、近年はコンテンツに含まれる内容の品質まで認識しSEO評価できるようなってきています。

こうした背景から登場してきた評価基準こそがE-E-A-Tです。
「Content is King(コンテンツの質が全て)」だと叫ばれるSEO対策において、E-E-A-Tは最も重要で必要不可欠な要素なのです。

【2026年現在の補足:AI大量生成時代における役割】
2026年現在の視点で見ると、E-E-A-Tが注目される理由はさらに明確になっています。生成AIの普及によって、文法的にも構成的にも整ったコンテンツは、誰でも短時間で大量に作れるようになりました。その一方で、「実際にやってみてどうだったのか」「現場では何が起きたのか」といった固有の体験や判断が含まれないコンテンツも急増しています。こうした状況の中で、E-E-A-Tは単なるSEO用語ではなく、その情報が“実在する人間の経験や専門的判断に基づいているかどうか”を見極めるための重要な手がかりとして、これまで以上に重視されているのです。

E-E-A-Tの観点を具体的に解説!

上記ではSEO対策におけるE-E-A-Tの重要性や背景について解説しました。
では、実際にコンテンツへ取り入れる際、E-E-A-Tはどのような観点になるのでしょうか?続いて、E-E-A-Tの経験、専門性、権威性、信頼性の具体的な観点を解説していきます。

経験(Experience)とは

E-E-A-Tの「経験、Experience」とは、コンテンツ作成者がどんな経験や実体験を持っているのかという観点です。

例えば、SEOに関する情報を発信する際に知識だけをインプットした人が発信する情報と実体験で成果を出している人の情報があるとします。
その場合どちらがユーザーにとって利便性のあるコンテンツでしょうか。

成功体験を持つ人の情報は、信頼に足るものであり、品質が高い希少な情報です。
Googleはこのような自分にしかない独自情報のコンテンツを高く評価しているため、上位表示できる可能性が高まります。

専門性(Expertise)とは

E-E-A-Tの「専門性、Expertise」とは、WEBサイトのテーマやジャンルが特定の分野や領域において専門性をもっているかという観点です。

例えば、1つのWEBサイトで「投資に関するコンテンツ」と「SEOに関するコンテンツ」の両方を取り扱っている場合、Googleは「投資」と「SEO」の両方を評価対象とするので、専門性の評価がブレやすくなってしまいます。

様々な内容に広く浅く手を出すよりも、特定のジャンルにおいて深く価値のある情報を提供する方が、Googleからは専門性が高いWEBサイトだと評価されやすくなります。

また、専門性を考える際にはユーザーの検索意図を考えてみると良いでしょう。 例えば、webマーケティングについて知りたいと考えているユーザーにとっては、webマーケティングを支援しているサイトの専門性は高いと判断されます。

では、SEO対策を知りたいと思って検索したユーザーにとってはどうでしょうか? webマーケティングのサイトよりもSEOの専門サイトの方が目的の情報を探しやすくなります。そのため、SEO対策を知りたいユーザーにとってはSEO専門サイトの方が専門性が高くなります。

さらに言えば、SEO対策の中でも「SEOのツール」や「SEOのコンサルティング」などより特化している方が、それぞれ探しているユーザーにとってSEOの専門性が高いと評価されます。

このように、特定のテーマやジャンルに特化しているということは、ユーザーのニーズをより早く、的確に解決することができるため、SEO対策をする上でもWEBサイトが専門性を持っていることは非常に重要です。

権威性(Authoritativeness)とは

E-E-A-Tにおける「権威性、Authoritativeness」とは、コンテンツの内容ではなく、そのコンテンツを誰が発信しているのかという観点です。

例えば、法律に関するコンテンツであれば弁護士、病気の治療に関するコンテンツであれば医者、栄養に関する情報なら管理栄養士、というように、各領域のスペシャリストが作成したコンテンツは権威性が高いと言えます。 権威性について、医療に関する情報を例に考えてみましょう。

Googleは医療の専門家ではないので、コンテンツに記載された病気の予防法や治療法に関する情報が正しいか判断できません。 例えば、病気の治療法について、一個人が自分の見解を述べているコンテンツよりも、医者や病院などの医療専門機関がアドバイスしている治療法の方が信頼できますよね。

このように、Google検索エンジンは、医療の専門家である医者や医療機関などが発信するアドバイスの方がユーザーにとって信頼できる正しい情報(権威性が高い)と判断し、検索結果の上位に表示します。

権威性にはコンテンツ作成者の資格や肩書き、経験など一朝一夕には獲得できない要素も関係してきますが、SEO対策で権威性を高める方法もあるのでしっかり対策していきましょう。

信頼性(Trustworthiness)とは

E-E-A-Tにおける「信頼性、Trustworthiness」とは、そのコンテンツに含まれる情報や作成者、WEBサイトの運営者が信用できるかどうかという観点です。

例えば、商品やお店のレビュー、クチコミなどの情報は、実際に商品を購入した人やお店に訪問した人による経験に基づいた情報や体験談(一次情報)の方が信頼性は高くなります。

また、コンテンツ内で事実に基づいている科学的根拠(エビデンス)をきちんと示してあること、信憑性が高い公的機関などの情報を引用していることなども信頼性の評価に大きく関係します。

そして、信頼性はコンテンツの内容だけでなく、そのコンテンツに専門性や権威性があるかも重要です。作成したコンテンツに専門性や権威性があるほど信頼性の評価も高まります。

このように、WEBサイト・コンテンツを作る際は、E-E-A-Tのどれかひとつだけではなく、4つの要素すべてを満たすように作成することが重要です。

経験を高める方法

では、実際にE-E-A-Tを高めるためのSEO対策方法をご紹介していきます。
先にも述べたように、E-E-A-Tを高めるにはどれかひとつだけを高めるよりも、経験、専門性、権威性、信頼性の4つの要素をすべて満たすようにすることがSEO対策では重要です。

そのため、まず1番はE-E-A-Tを高めるため、それぞれの対策方法をしっかり理解することから始めましょう。

E-E-A-Tのうち、まずは経験を高める方法について解説します。
経験を高める方法としては「実体験したことをコンテンツに盛り込む」に限ります。経験したことで得た情報やノウハウ、感想は希少性が高く、最も信頼性に近い情報になります。

Googleなどの検索エンジンは「ユーザーの利便性」を最重要としており、それを元に検索順位が決められています。もし仮に何かの製品やサービスを利用する際、実際に体験したレビューがあるなら購入などの行動を後押しするきっかけになりますよね。

このように経験はユーザーの利便性に直結するため、可能な限りご自身が経験した内容をコンテンツに盛り込むことが経験を高める手段になります。

【2026年現在の補足:Experienceの実在性証明】
2026年現在では、単に体験談を文章で書くだけでは、その体験が本物かどうか判断しづらくなっています。テキスト表現そのものは、生成AIでも高い精度で再現できるようになったからです。そのため、Experience(経験)をより強く伝えるには、実際に撮影した写真や動画、操作画面のキャプチャ、現地での様子が分かる素材などを併せて掲載することが効果的です。読者にとっても「本当に体験したんだな」と伝わりやすくなりますし、検索エンジンにとっても、実体験に基づく一次情報として認識されやすくなります。

専門性を高める方法

続いてE-E-A-Tのうち、専門性を高める方法としては以下の3つがあります。

E-E-A-Tの専門性を高める方法
  • テーマ・ジャンルに特化したWEBサイトにする
  • 専門知識の量と質を高める
  • 専門家に取材やインタビューする
  • 専門家に監修・コメントをしてもらう
  • 一次情報(経験に基づいた情報、体験談)を伝える

それぞれの対策方法について解説します。

テーマ・ジャンルに特化したWEBサイトにする

E-E-A-Tの専門性を高めるために、大前提としてWEBサイトのテーマやジャンルが1つに特化しているかが重要です。
「専門性とは」の見出しで説明したように、ユーザーが欲しい情報をより深くより価値のある内容で届けることで専門性の評価は高まります。

つまり、広く浅く情報を発信するWEBサイトを作るより、初めからテーマやジャンルを絞ってそれに特化したWEBサイト作りをすることが専門性を高めるための重要なSEO対策となります。 専門性の高いWEBサイトを作るためには、初めからSEOを意識してキーワード選定をしっかり行うことが大切です。

専門知識の量と質を高める

専門性を高めるためには、必ずしも専門家になる必要はありません。 大切なのは専門家になることではなく、ユーザーに、より多くの専門知識を提供することです。

Googleに専門性が高いWEBサイトだと評価してもらうには、専門的な情報が十分に掲載されている必要があります。 そのためには、まずテーマやジャンルに特化した情報の量を増やしていくことが重要です。そして、そのテーマ・ジャンルに関連する情報も網羅することで情報の質を上げていきましょう。 もちろん、より情報の質を高めるためには専門家・有資格者として情報を発信することも大切となります。

専門家に取材やインタビューする

自分が専門家ではない場合は、専門家に取材やインタビューをすることも専門性を高める方法として有効なSEO対策です。
例えば、医療情報に関しては医者や病院などの医療機関に取材をして専門的なアドバイスが得られると、より信憑性の高い専門的な情報を含んだSEOコンテンツ作りが可能となります。

自身が資格などを取得して専門家になれるのがベストですが、そう簡単に取得できる資格ばかりではないですよね。そのため、SEOコンテンツの専門性を高める方法として、専門家に取材やインタビューするという選択肢があることも知っておきましょう。

専門家に監修・コメントをしてもらう

専門家への取材やインタビューをした情報に基づいてSEOコンテンツ作成をする以外に、作成したコンテンツを専門家に監修してもらったり、より専門的なアドバイスをコメントしてもらうという方法も専門性を高めるために有効です。

コンテンツ作成者に専門性が足りないと思われる場合は、専門の資格を持った人(例えば、医療情報なら医師や法律関連なら弁護士など)に依頼して監修・コメントしてもらうことで、専門性を高めることが可能です。

また、専門家に監修・コメントをしてもらうことは権威性や信頼性を高めることにも関係します。 なお、専門家に監修やコメントを依頼した場合は、記事中で監修・コメントしてくれた専門家のプロフィールなどの情報も掲載しましょう。

一次情報(経験に基づいた情報、体験談)を伝える

WEBサイトのテーマやジャンルにもよりますが、専門性を高めるために専門家による監修・コメントを受けた記事が必ずしも最適とは限りません。
専門家に監修をしてもらっていないコンテンツでも、ユーザーが実際に経験した情報や体験談などの一次情報で作成されたコンテンツは、専門性が高いと評価されやすくなります。

また、一次情報の掲載は専門性だけでなく信頼性を高めるためにも有効な手段です。 さらに、一次情報はオリジナリティがあるものなので、Googleなどの検索エンジンからも評価されやすくなりSEO対策としても有効です。 一次情報をコンテンツに含める場合は、伝聞の情報ではなく作成者自身が経験した内容を記載することを心がけましょう。

権威性を高める方法

E-E-A-Tのうち、権威性を高める方法としては以下の3つがあります。

E-E-A-Tの権威性を高める方法
  • 著者名・運営会社名などの情報を開示する
  • WEBサイトを評価してもらいドメインパワーの強いサイトから質の高い被リンクを獲得する
  • SNSなどを積極的に活用してサイテーションを獲得する

それぞれの対策方法について解説します。

著者名・運営会社名などの情報を開示する

前述で説明したように、E-E-A-Tの権威性の評価には、コンテンツの「内容」ではなく「誰が発信しているのか」が重要です。

Googleなどの検索エンジンは「誰が発信しているのか」を判断するために「著者名(コンテンツ作成者名)」やWEBサイトの「運営会社名(個人の場合は運営者情報)」などの情報を利用しています。

そのため、権威性を高めるためには大前提として著者名や運営会社名といった情報は必ず記載しておく必要があります。もちろん、ユーザーにとっても著者や運営会社として掲載された名前の認知度が高ければ、安心してWEBサイトの情報を利用できるため信頼性を高める対策にもなります。

【2026年現在の補足:構造化データとエンティティ認識】
2026年現在では、著者名を単にテキストで記載するだけでなく、「その人物が誰なのか」を検索エンジンに正確に伝えることが、より重要になっています。具体的には、Schema.orgの構造化データを用いて、著者のプロフィールや実績、SNSアカウントなどを紐づけることで、実在する人物としての認識(エンティティ認識)を強化する方法が一般的になっています。こうした取り組みは、権威性や信頼性を裏側から支える役割を果たし、E-E-A-T全体の評価にも良い影響を与えます。

WEBサイトを評価してもらいドメインパワーの強いサイトから質の高い被リンクを獲得する

SEOにおいても重要な被リンク対策で権威性を高めることも可能です。
とりわけ、Googleからすでに権威があると評価されているWEBサイトから被リンクを獲得することは権威性を高めるSEO対策として非常に有効です。 そのためには、自身のWEBサイト、ページコンテンツの内容がGoogleやユーザーから評価される有益なものとなっていなければなりません。

例えば、料理のレシピを専門家よりもわかりやすく動画なども使って説明したコンテンツを作成していれば、食品メーカーや有名な料理研究家が公式サイトやブログなどで紹介してくれるかもしれません。

このように、ユーザーにとって有益なWEBサイト、コンテンツを作ることが権威性を高めることにも繋がります。 WEBサイトの認知度を上げることも重要となるので、SEO対策だけでなくSNSなども積極的に活用していきましょう。

ドメインパワーとは何か、詳しくはにて解説していますのでご参照ください

SNSなどを積極的に活用してサイテーションを獲得する

被リンク以外にも権威性を高める方法として、サイテーションの獲得があります。
サイテーション(Citation)とは「引用・言及」という意味で、SEO業界においては「リンクは張られていないが、サイト名やページタイトルなどの情報が他サイト内で言及されること」を指します。

Googleなどの検索エンジンは、そのページのSEO評価を判断するための材料として被リンクを非常に重要視しています。もちろん被リンクの質にもよりますが、基本的には「様々なサイトから被リンクが張られている=多くのユーザーから評価されている」と判断されます。

しかし、リンクを張らずに他コンテンツの参照をしている場合もあります。
例えば、リンクは張っていないがURLをテキストで掲載したり、参照元のサイト名をテキストだけで記載したりといった場合です。 実際、ローカル検索(地図検索、プレイス検索)では、検索した対象がWEBサイトを持たない実店舗である場合など、参照元としてリンクを使えないこともあります。

こうしたリンクなしで言及されているものを「サイテーション」と呼び、検索エンジンはページ評価の判断材料として利用すると言われています。 そのため、他社のブログやSNSなどで、自サイトの著者名や運営会社名、店舗名、サイト名などを言及してもらうことは権威性を高めるのにも有効です。

サイテーションについてもっと詳しく知りたい方は『サイテーションとは?必要性やSEO効果、被リンクとの違いについて』にまとめてありますのでぜひ、ご参照ください。

信頼性を高める方法

最後にE-E-A-Tのうち、信頼性を高める方法としては以下の6つがあります。

E-E-A-Tの信頼性を高める方法
  • 会社情報やコンテンツの公開日・更新日など情報を詳しく開示する
  • 古い情報を放置せず定期的にコンテンツの内容を最新の情報に更新する
  • ニュースサイトやメディアの場合、編集ポリシーを公開する
  • 専門性の高いサイトや公的機関など信頼できるページから情報を引用・参照する
  • Googleマイビジネスを登録・運用し口コミを管理する
  • whois情報を公開する

それぞれの対策方法について解説します。

会社情報やコンテンツの公開日・更新日など情報を詳しく開示する

権威性を高める方法でも紹介した著者名や運営会社名を開示することはE-E-A-Tの信頼性を高めるためにも有効なSEO施策です。
さらに信頼性を高めるために公開する情報としては以下のようなものが挙げられます。

信頼性を得られる情報
  • コンテンツの公開日・更新日
  • 会社の住所
  • 責任者
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • お問い合わせ先
  • 運営会社HPのアドレス
  • サービス名
  • 組織人数
  • オフィスの写真など

こうした詳しい情報が開示されていると、ユーザーに安心感を与えることができ、E-E-A-Tを高めることができます。
また、ユーザーからも検索エンジンからもWEBサイトのSEO評価が高まります。

古い情報を放置せず定期的にコンテンツの内容を最新の情報に更新する

SEO対策において新しい記事を公開することはもちろん重要ですが、古い情報を最新の内容に更新することもSEO対策には非常に重要です。

例えばSEO対策に関する情報においても、基本方針は変わらないものの、Googleなどの検索エンジンがコアアップデートを実施するたびに最適なSEO対策や効果的な施策は変化しています。数年もするとこれまで常識だった施策がペナルティ対象行為に該当してしまうということも十分ありえます。

その他にも、料金プランが改定されたにもかかわらず古い料金プランのまま掲載し続けたり、販売終了となった商品情報を修正せずにいたりすると、ユーザーを混乱させます。

このような、古い情報を掲載したまま放置し、誤った情報を発信し続けることはE-E-A-Tに悪影響を及ぼし、ユーザーに不利益を与える行為です。結果としてユーザーと検索エンジンの信頼を失い、信頼性の低いWEBサイトとしてSEO評価でマイナスの影響があります。

有益な情報を提供することはSEO対策において大前提です。コンテンツを公開した後は定期的に内容に変化がないか確認し、常に正確で有益な情報が掲載されている状態を心がけましょう。

ユーザーに役立つ情報を更新し続けるためのリライト、そのポイントを『【2026年版】SEOリライトのやり方とおすすめツール7選、効果的なコツと選定方法』にまとめているので、ぜひ、ご一読ください。

中でもE-E-A-Tが需要視されるYMYL領域の情報を掲載している場合は、サイト全体のSEOに悪影響を及ぼす可能性があるので特に注意が必要です。※YMYLについては後述で解説します。

ニュースサイトやメディアの場合、編集ポリシーを公開する

数あるWEBサイトのテーマ・ジャンルの中でも、特にニュースサイトやメディアの場合は、「編集ポリシー」を公開するようにしましょう。 編集ポリシーとは、WEBサイト・WEBメディアをどのような理念で運営しているか(コンテンツの方向性など)を明示することです。

編集ポリシーページを作成し公開することは、ユーザーや検索エンジンに対して自サイトがどのような運営元なのかを理解してもらうために大切で、信頼性を高めることにもつながります。

編集ポリシーページ以外に、プライバシーポリシーや利用規約ページ、ECサイトならキャンセル・返金ポリシーページなどを作成して公開しておくこともE-E-A-Tの信頼性を高める施策になり、SEO対策に有効です。

専門性の高いサイトや公的機関など信頼できるページから情報を引用・参照する

公的機関が発表している情報は信憑性が高いため、WEBサイトのコンテンツ内で公的機関が発表しているデータなどを引用することで、そのコンテンツの信頼性を高められます。

もし日本の公的機関から引用・参照できるデータ等がない場合は、外国の公的機関のものを引用・参照することもSEO対策には有効です。もちろん、引用・参照元は明記し、語弊のある表現とならないよう注意が必要です。

どうしても公的機関からの引用・参照が難しい場合は、なるべく専門家が発信した情報や専門性の高いサイトなど信頼できるページから引用・参照することでE-E-A-Tを高めることができます。

素人のブログやSNS、匿名掲示板などの情報を引用しても信頼性を高めることはできません。 ちなみに、データを引用したいWEBサイトが公的機関のものかどうかを簡単に見分ける方法があります。

それはWEBサイトの「ドメイン」を確認すること。
ドメイン名には種類がありますが、それぞれ登録できる組織が決められています。以下表でその一例をご紹介します。

公的機関ドメインの一例
ドメイン名
種別
登録できる組織
~~.go.jp
  • 日本の政府機関や各省庁所管の研究所
  • 特殊法人
  • 独立行政法人など

使用例:jma.go.jp(気象庁)、mhlw.go.jp(厚生労働省)など

~~.or.jp
  • 財団法人
  • 社団法人
  • 医療法人
  • 監査法人
  • 宗教法人
  • 特定非営利活動法人
  • 特殊法人
  • 独立行政法人
  • 農業協同組合
  • 消費生活協同組合
  • 国連等の公的な国際機関、国連NGOまたはその日本支部
  • 外国政府の在日公館など

使用例:unesco.or.jp(日本ユネスコ協会連盟)、jrc.or.jp(日本赤十字社)、unicef.or.jp(日本ユニセフ協会)、zennoh.or.jp(JA全農)、ajhc.or.jp(日本医療法人協会)

~~.ac.jp
  • 学校法人
  • 職業訓練法人
  • 国立大学法人
  • 大学共同利用機関法人
  • 公立大学法人など

使用例:u-tokyo.ac.jp(東京大学)、nii.ac.jp(国立情報学研究所)

~~.int
  • 国際機関

使用例:who.int(WHO/世界保健機関)、un.int(国際連合)など

なお、データや情報を引用・参照する際、たとえ公的機関であっても無断で引用したりコピペしたりするのはSEO対策においてNGとされています。
必ず引用元を記載した上で、引用した情報は引用タグ(blockquoteタグ)で囲むなど適切に表記してE-E-A-Tを高めるようにしてください。

Googleビジネスプロフィールを登録・運用し口コミを管理する

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)とは、Google検索やGoogleマップ検索(ローカル検索)などに会社情報や店舗情報などを表示し、管理することができるGoogleの無料ツールです。
Googleビジネスプロフィールに登録すれば、住所や電話番号だけでなく、営業時間やWEBサイトのURL、位置情報や写真など、ビジネスで伝えたい情報を正確にユーザーに提供できるためE-E-A-Tに良い影響があります。

こうした運営情報の開示は、信頼性を高めることはもちろん、権威性の向上にもつながり、対策に良い影響を与えます。
その他にも、Googleビジネスプロフィールは、ユーザーが口コミ・評判を投稿することが可能になります。投稿された口コミに対して真摯に返信できれば、ユーザー満足度を上げるだけでなく、そのやり取りを見た他のユーザーからの信頼を獲得でき、E-E-A-Tを高めることにつながります。

Googleはあらゆる評判をE-E-A-Tの情報源としてWEBサイトのSEO評価をしていて、もちろんGoogleビジネスプロフィールもその要素の1つです。Googleビジネスプロフィールをしっかり運用することでユーザーからだけでなくGoogleからの信頼性も高めることが可能です。

whois情報を公開する

その他にWEBサイトの信頼性を高める方法として、whois情報を公開する方法があります。
whois情報とは、IPアドレスや登録ドメイン名、ドメイン登録者の名前・住所などの情報のことで、whois情報を公開することで誰でもその情報を閲覧できるようになります。

もちろん、必ずしもすべてのWEBサイトがwhois情報を公開する必要はありません。個人が運営しているWEBサイトなど、個人情報を知られたくない場合も多くあります。 企業が運営しているWEBサイトなど、すでに企業ホームページ上でも運営者情報を更新している場合は、whois情報を公開することでより信頼性が高くなり、SEO評価してもらいやすくなるので、ぜひ実施してみましょう。

その他にできるE-E-A-Tの対策方法

その他、E-E-A-Tを高めるための対策として、「サイトURLをSSL化(http→https)すること」、「適切な構造化データマークアップを設置すること」などがあります。

サイトURLのSSL化はGoogleが推奨しているSEO対策で、WEBサイト情報やユーザー情報の保護(セキュリティ面)の観点からも必ず対策しておきたいE-E-A-Tの項目です。

SSL化していないWEBサイトはGoogleからのSEO評価が下げるため、E-E-A-Tを高めるというよりはE-E-A-Tを下げないための対策と言えます。

構造化データマークアップはGoogle検索エンジンに対してコンテンツの内容を正しく認識してもらうためのSEO対策方法なので、E-E-A-T要素の認識をサポートすることができます。

また、正しく構造化データマークアップができていれば検索結果上でリッチリザルトが表示されやすくなり検索ユーザーの利便性が向上するなど、SEO対策でも有効に働くので、設定可能な項目には日頃から構造化データを設定しておくことをおすすめします。
以上、SEO対策の評価を高める信頼性の施策について解説しました。

SEO対策におけるE-E-A-TとYMYLの関係性

ここまで説明してきたように、E-E-A-Tはすべてのコンテンツにおいて重要なSEO要素ですが、特にE-E-A-Tが重要だとされている分野があります。

それは、YMYLと呼ばれている分野です。YMYLとは、“Your Money or Your Life”の略語で、人々の幸福や健康、経済的安定、安全などに影響を与える可能性があるページ、いわゆるお金と健康に関わる分野です。

YMYLにE-E-A-Tが重視される理由としては、その分野の情報がユーザーの生活に非常に大きな影響を与えるためです。 Googleが近年行ったコアアップデートでは、いずれもYMYLサイトにおける検索順位の大幅な上下動が見られることから、Googleが非常にYMYL領域におけるE-E-A-Tを重要視していることが伺えます。

また、Googleの検索品質評価ガイドライン(General Guidelines)にもYMYLに関して以下のように明確に記載されています。

YMYLトピックのページは、ページ品質評価について最も精査する必要があります。

引用元:General Guidelines
このように、YMYL領域ではより品質評価が求められるため、E-E-A-Tを高めたコンテンツ作成が必須となることを覚えておきましょう。

E-E-A-Tが求められる種類

GoogleのGeneral Guidelinesで紹介されている、YMYLに該当するのは以下の種類のページです。

E-E-A-Tで特に重要なYMYLに
該当するページの種類
YMYLの
ページの種類
詳細
ショッピングページまたは金融取引ページ ユーザーが購入、送金、支払いを行えるウェブページ
オンラインの請求書など(オンラインストアやオンラインバンキングページなど)。
財務情報ページ 投資、税金、退職に関するアドバイスや情報を提供するウェブページ
計画、家の購入、大学の支払い、保険の購入など。
医療情報ページ 健康、薬物、特定の病気や状態、メンタルヘルス、栄養など関するアドバイスや情報を提供するウェブページ
法的情報ページ 法律上のアドバイスや離婚、子供などのトピックに関する情報を提供するウェブページ
監護権、遺言の作成、市民になるなど。
市民に情報を提供するために
重要なニュース記事
または公開/公式情報ページ
地方/州/国の政府のプロセス、政策、人、および法律に関する情報が含まれます。
その他 子どもの養子縁組、自動車の安全性に関する情報など。

YMYLを検討できるトピックは上記の他にもたくさんあります。これらのYMYLページについては、特に厳しくページクオリティの評価をするとGoogleは述べており、中でも重視されるSEO評価項目が上でご紹介したE-E-A-Tです。

Googleが紹介した記事のE-E-A-T対策方法を解説

ここでは、Googleが公式ブログで紹介した記事を参考に、E-E-A-Tの対策方法を6つ解説いたします。

オンライン上で良いレビューをもらう

GoogleのGeneral Guidelinesでは、WEBサイトのオンライン上のレビューは、ユーザーが実際に経験したものに基づいており、それゆえに非常に重要とのこと。

実際にGeneral GuidelinesではYelpやBBB(Better Business Bureau)、Amazon、Google Shoppingで評判調査をするようにRater(外部評価者)に指示しています。

General GuidelinesはGoogleのアルゴリズムを反映したものだと言われているため、General Guidelinesにオンラインレビューに関する項目がある以上、良いレビューを集めることが欠かせません。 記事の中では、以下のことは確認するように言っています。

  • 競合はあなたよりもオンライン上でのレビューが多くないか?もし、多いなら競合のほうが権威性が高く、E-E-A-Tも優れているかも知れない。
  • 競合はあなたよりも良いレビューが多くないか?
  • レビューは全体的に否定的か?

上記のような状態のサイトは、E-E-A-Tが低く、SEO評価もあまり望ましくありません。E-E-A-Tを高めるためには良いレビューが自然と集まるように、ユーザーファーストのサイト運営を行いましょう。

Wikipediaで言及される

WikipediaについてはGeneral Guidelinesで何度も言及されており、Googleが信頼している参照元であることが伺えます。ウエブマスターの間ではWikipediaのリンクにはnofollowが入っているため、被リンクとしてのSEO効果がないというのが通説です。

しかし記事によると、リンクジュースは流れなくとも、そのような権威のある情報元から言及されていることが重要であり、E-E-A-Tの向上に繋がるとのことです。

自社のWikipediaページがあることが理想的ではありますが、それは非常に難易度が高いため、他トピックのWikipediaページ内で自社のことについて言及するのもSEO効果が高いとしています。

その方法として、自分でWikipediaを編集し、自社のことを言及することを挙げていますが、同時に禁止されているセルフプロモーションだと認識されないようにする難しさもあるとのこと。

セルフプロモーションはWikipediaのルールで禁止されており、実際にこのガイドラインに反したセルフプロモーションを行って批判された出来事もありました。

特に、競合が既にWikipediaページを有している程有名な場合は、SEOで勝つのが非常に難しくなることが予想されます。その際には、セルフプロモーションにならないようにWikipediaでE-E-A-Tの向上を図ってみてください。

【2026年現在の補足:Wikipedia編集のリスク】
2026年現在では注意が必要です。 Wikipediaは編集基準が年々厳しくなっており、特に当事者による編集や宣伝と受け取られる内容は、削除や編集制限の対象になりやすくなっています。意図せずセルフプロモーションと判断されるケースも少なくないため、自社で直接編集する行為はリスクが高いと考えた方がよいでしょう。それよりも、第三者メディアでの自然な紹介や、業界内での実績を積み重ねた結果として言及される形を目指す方が、長期的には安全で現実的です。

権威性の高いサイトで言及される

権威性の高いサイトとは、誰もが信頼を寄せるサイトのこと。有名なサイトや、信頼性の高いニュースサイト、教育機関や政府機関のサイトなどが含まれます。

この権威性の高いサイトというところがポイントです。と言いますのも、Googleは数年前から、どのリンクが自然発生の価値あるリンクか、また自作自演や買われたリンクかを判別できるようになっているため。

つまり、Googleに小手先のごまかしは効かないということです。 確かに、権威性の高いサイトからのリンクは非常に難易度が高いSEO対策でしょう。

しかし、General Guidelinesで紹介されている例からも、そのようなリンクの重要性が伺えるため、E-E-A-Tを伸ばしたいのなら避けることはできません。 では、どうすれば権威性が高いサイトからリンクをしてもらえるのでしょうか。こちらを参考にしてみてください。

独自の調査を発表する

SEO対策にとって0次情報は非常に価値が高く、リンクを獲得しやすいです。まだ誰も行ったことがない実験や調査をして、サイト上で発表しましよう。

新しい科学論文を誰にでも分かるように要約すること

科学論文自体の価値は非常に高いですが、誰にでも理解できるものではありません。しかし、それをわかりやすく噛み砕いて要約・解説すれば、その情報自体に付加価値がつきます。そして、高付加価値の情報はリンクをもらいやすくなり、SEO評価が高くなります。

オンライン上で信頼を獲得する

記事によれば、Googleは2018年8月のコアアップデートから、SEO対策において信頼性は非常に重きをおいているとのこと。 その証拠に、2018年8月のコアアップデート前に更新されたGeneral Guidelinesには、”safety(安全性)”という単語が追加されています。

E-E-A-Tの中でも信頼性が大切なのは、以下のような傾向があるWEBサイトの検索順位が下落したことからも明白です。

  • オンライン上で多くの否定的なコメントを受けている
  • 返金ができないとユーザーのクレームがある
  • 科学的な証拠に則っていない、もしくは現在の科学的意見を否定する記事が存在する

このような傾向があるサイトは、Googleが掲げるユーザーファーストの観点からも非常に質が低く、SEO評価が低いものになります。つまり、順位が落ちるのは必然、もしくは時間の問題です。

サイト運営のスタンスの話になりますが、自分の短期的な利益ではなく、ユーザーにとって有益かどうかを最優先に考え、サイトを運営しましょう。 長期的には、その方が検索順位が伸び、大きなSEO評価が見込めます。

公式サイト上でE-E-A-Tをアピールする

記事によれば、Googleはサイト外のリンク等でE-E-A-Tを測りますが、公式サイト内でE-E-A-TをアピールすることもSEO対策では重要としています。
気になるWebサイトを運営しているのがどのような会社かを調べる際、公式サイトの情報を参考にしますよね。それと同じことです。

つまり、公式サイトにはできるだけE-E-A-Tに繋がる情報を載せることがSEO対策では重要だということ。

権威のある賞を取っていたり、自身の専門性の裏付けになる証拠を載せたりすることが必要となります。 SEO対策で必要不可欠となったE-E-A-Tへの対策は以上となります。

やってはいけないE-E-A-T対策の誤解

E-E-A-Tは重要ですが、誤解したまま施策化すると逆効果です。よくある誤りを整理しておくと、改善の精度が上がります。

誤解1:資格者名を載せれば十分

監修者名や資格を載せるだけで、本文が薄ければ評価は伸びません。監修の有無は補強材料であって、メインコンテンツの質を置き換えるものではないためです。「監修済み」と書いてあるだけで内容が一般論なら、読者にとっての価値は変わりません。

誤解2:被リンクを増やせば権威性が作れる

権威性はリンク数だけで決まりません。関連性の低いリンクや不自然な獲得は、むしろ不信感につながります。紹介される理由があるか、文脈のある言及かが重要です。

誤解3:AIを使うとE-E-A-Tが下がる

AI利用そのものが問題なのではなく、役に立たない量産や、経験のないテーマへの安易な拡張が問題です。AIを下書きや構成整理に使い、人間が検証・編集・追記する運用なら十分に成立します。Google公式も、AI生成コンテンツ自体を禁止しているわけではなく、人に役立つ高品質なコンテンツであることを重視するとしています。

誤解4:YMYLは専門家しか書けない

YMYLでも、経験共有として価値がある内容はあります。ただし、体験談と助言を混同しないことが大切です。経験として書くのか、専門的判断として書くのかを明確に分ける必要があります。

誤解5:著者プロフィールを整備すれば順位が上がる

著者プロフィール明示は、順位を「上げる」というより、順位下落リスクを「下げる」防御要素です。プロフィール整備だけで順位が大きく動くことを期待すると、施策の優先順位を見誤ります。

誤解6:監修者を入れれば必ず順位が上がる

YMYLでは監修導入が順位に効きやすいですが、非YMYL領域では監修者を入れただけで順位が大きく動くわけではありません。本文の独自性・網羅性・最新性が伴って初めて、監修が補強として機能します。

誤解7:構造化データやスキーマだけで効く

Article、Author、FAQPageなどの構造化データはE-E-A-Tの補助として有効ですが、本文に経験・専門性が入っていなければ効きません。構造化データはあくまで「中身がある記事」を機械可読にする補助であり、中身が薄ければ加点はほぼありません。

業種別のE-E-A-T重点項目

E-E-A-Tの重点は、業種・記事タイプによって変わります。EXIDEAの実務経験から、業種別の重点項目を整理します。

YMYL(医療・金融・法律・健康)

監修者の確実な導入が必須に近い領域です。重点項目は以下です。

YMYLでの重点項目
  • 有資格者による監修(実際に内容確認したことが分かる形で)
  • 公的機関・学会・一次情報の出典明示
  • 更新日の頻繁な見直し(制度変更・法改正への追随)
  • 断定表現の回避と但し書きの明確化
  • 運営会社の所在地・連絡先・許認可情報の整備

BtoB SaaS・サービス系

著者の業界経験と、自社の実装ノウハウが効きます。

BtoB SaaSでの重点項目
  • 管理画面のスクリーンショット、設定例の提示
  • 導入事例・顧客インタビュー
  • 商談ログから抽出した「よくある質問」への回答
  • 著者の業界経験・実装経験の明示
  • ホワイトペーパー・調査レポートでの一次データ発信

EC・通販

取引の透明性と運営者情報の整備が決定的に重要です。

EC/通販での重点項目
  • 特商法表記の整備(運営者・所在地・連絡先・返品条件)
  • レビューの真正性(提供品・広告の区別表示)
  • 支払い・配送・返品の説明の明確化
  • 商品実物の写真と検証結果
  • サポート窓口・問い合わせ手段の明示

比較メディア

公平性の説明と、比較条件の明示が肝です。

比較メディアでの重点項目
  • アフィリエイト・広告の関係性の明示
  • 比較条件・評価基準の事前説明
  • 実際に使用したかどうかの明記
  • 編集方針・編集体制の公開
  • 各製品の検証結果・スクリーンショット

一般ノウハウメディア

専門性と一次情報の量で差がつく領域です。

一般ノウハウメディアでの重点項目
  • そのテーマの専門家が著者として執筆していること
  • テーマを絞ったコンテンツ群(広く浅くを避ける)
  • 記事内に独自データ・体験・事例が入っていること
  • 読者の判断基準を具体化する内容
  • 更新運用が継続していること

Experienceを可視化する6つの手法

4要素のうち、最も差別化に効くのがExperience。「経験を入れましょう」と言われても、何をどう入れればいいのか分からない、という声をよく聞きます。EXIDEAでは、Experienceを可視化するために主に以下の6つの手法を使っています。

1. クライアントヒアリング

クライアントの社内には、Web上にまだ出ていない一次情報が多く眠っています。以下のような質問で引き出す。

クライアントヒアリングで聞く論点
  • 実際の顧客は何に悩んでいるのか
  • 営業現場でよく聞かれる質問は何か
  • 失注理由は何か
  • 成約する顧客にはどんな共通点があるか
  • 競合と比較されたときに何を見られているか
  • 初心者が誤解しやすいポイントは何か
  • 現場担当者だけが知っている判断基準は何か
  • 業界内で常識だが、ユーザーには知られていないことは何か

これらをコンテンツ化することが、Experience可視化の第一歩です。

2. 顧客インタビュー・ユーザーヒアリング

実際の顧客やユーザーに聞く。N=1のインタビューでも、5〜10人に聞くだけで価値の高いインサイトが得られます。
特に「購入前に不安だったこと」「比較したサービス」「最終的に選んだ理由」「使ってみて良かった点/不満だった点」「事前に知りたかったこと」「検索しても見つからなかった情報」は、コンテンツに反映しやすい論点。ユーザーの生の言葉は、AIでは作れない独自情報になります。

3. 商談ログ・サポート問い合わせの活用

営業やカスタマーサポートには、検索ニーズの原石がある。特にBtoBでは、商談ログや問い合わせ履歴を分析すると、検索キーワードだけでは見えないユーザーの本当の悩みが見えてきます。

導入前の不安、導入後のつまずき、比較検討時の論点、価格に対する懸念、社内稟議で聞かれること、競合サービスとの違い。これらを記事に反映すると、単なるSEO記事ではなく、営業やCVにもつながるコンテンツになる。

4. 自社で実際に使ってみる

商品・サービス紹介系の記事では、実際に使ってみることが大事です。使うことで以下のような情報が得られる。

自社で使うことで得られる情報
  • 使いやすい点/使いにくい点
  • 初心者が迷うポイント
  • 導入時の注意点
  • 公式情報だけではわからない感想
  • 競合との違い
  • どんな人に向いているか

体験に基づく情報は、E-E-A-TのExperienceに直接つながります。冒頭で書いた当社の「HonNe」でも、自分たちで商品・サービスを使った検証を運用の一部に組み込んでいる。

5. 独自調査・アンケート

テーマによっては、外部パネルやクラウドソーシングを活用して独自調査を行います。統計的にしっかりした調査であれば300件以上を目安にすることもありますが、目的によっては少人数の定性調査でも価値がある。

このような調査データは、SEOだけでなく被リンク獲得・PR・ホワイトペーパー・営業資料にも活用できる、複数施策に効く一次情報になります。

6. 専門家監修・専門家コメント

YMYL領域や専門性の高いテーマでは、専門家監修や専門家コメントも大事です。ただし、名前だけの監修では不十分。重要なのは、専門家が実際に内容を確認し、必要に応じて独自コメントや注意点を加えること。Experience可視化のうえでは、専門家の「現場感」や「判断基準」まで入れられると差別化が進みます。

【EXIDEA事例】CINEMATO(動画制作系サービスサイト)のE-E-A-T改善

EXIDEAの実務経験では、E-E-A-T施策の中でも、特に成果につながりやすいのは一次情報の追加です。
冒頭でも触れた通り、当社が運営している動画制作関連のサービスサイト「CINEMATO」では、一次情報や独自の経験に基づく内容を追加したことで、順位が大幅に改善したケースがあります。

具体的に行った改善

11位〜20位付近にいた記事について、以下のような改善を行いました。

改善内容
  • 自社の実務経験に基づく情報を追加
  • 実際の制作現場で得た知見を反映
  • ユーザーが判断しやすい具体例を追加
  • 一般論ではなく、独自の見解を加える
  • 読者の不安や疑問に対して、実務目線で回答する

その結果、10位以内に入る記事が増えたケースがありました。

このケースから読み取れること

重要なのは、文章を言い換えたり、文字数を増やしたりしただけではなく、「現場でしか知り得ない情報」を本文に増やした点。一般論で書ける部分はAIでも他社でも書けますが、自社の制作現場で得た知見、よくある失敗、判断に迷う場面の具体例は、当社にしか書けません。

逆に、著者プロフィールの明示や監修者の追加だけで、順位が大幅に上がったという実感は強くない。これらは順位を安定させる防御要素として有効ですが、攻めの順位改善は「本文の中身」で決まる、というのが当社の実務感です。

E-E-A-Tは「肩書き」より「行動の痕跡」で示す

冒頭で書いた当社の率直な反省点でもあるのですが、EmmaToolsマガジンは長らく一次情報や独自データが不足したまま、記事制作ベースでコンテンツを作ってきた結果、順位が思うように伸びきらなかったという経験をしています。

一方、CINEMATOでは一次情報・独自データの追加で順位が大幅に改善し、HonNeでは専門家取材・自社検証・独自データの盛り込みに相当の力を入れている。この対比から見えるのが、E-E-A-Tの中で最も差別化に効くのはExperience(経験)の可視化だ、ということです。

資格や肩書きはあくまでExpertiseの証拠の一つにすぎません。実際に手を動かした記録(数値・画面キャプチャ・現場メモ・失敗事例)を本文に残すほうが、検索ユーザーにも、Search Quality Raterにも、生成AIの引用判断にも届きやすい。

2026年以降は、AI Overviewsが要約段階で出典を選別する場面が増えており、「他では書かれていない一次情報が1段落以上あるか」が、引用される/されないの分かれ目になります。著者プロフィールの整備や監修者の追加だけで満足せず、本文の中に「この会社・この著者だから書ける具体性」を必ず1つ入れることをおすすめしています。

逆に、被リンクを増やすことや、E-E-A-Tに関する解説文を本文に書くことは、E-E-A-Tそのものの強化にはほぼ寄与しません。Googleが見ているのは外形的な権威性ではなく、コンテンツに残る経験の痕跡です。

著者プロフィールに何を載せるべきか

著者プロフィールは「名前を出すかどうか」ではなく「なぜそのテーマを語れるのかが伝わるか」で見ます。Googleの「役立つ、信頼できる、人間中心のコンテンツ」でも、コンテンツ制作において「Who, How, Why(誰が、どのように、なぜ作ったか)」を考えることが推奨されている。

EXIDEAが著者プロフィールに載せている項目

EmmaToolsマガジンの記事では、以下のような項目を掲載しています。

著者プロフィールの記載項目
  • 氏名
  • 社内ロール
  • 担当領域
  • 業界経験年数
  • 得意領域
  • 保有スキル
  • 執筆実績
  • 監修実績
  • 登壇歴
  • メディア掲載歴
  • 運営サービス・プロジェクトでの実務経験
  • SEO・コンテンツマーケティングなどの専門領域
  • SNSや外部プロフィールへのリンク
  • 読者に向けた簡単な紹介文

最も重要なのは「テーマとの関連性」

プロフィール項目を網羅することよりも重要なのは、記事テーマとの関連性
たとえばSEO記事であれば、SEO支援経験、コンテンツ制作経験、ツール開発経験、メディア運営経験などを明示することで、「この人が書いているから信頼できる」と読者が判断しやすい。逆に、SEO記事の著者プロフィールに、SEOと無関係な趣味・経歴ばかりが並んでいると、テーマとの結びつきが伝わらない。

EXIDEAとしては、著者プロフィールは単なるSEO対策ではなく、読者に対する説明責任だと考えています。順位を押し上げる加点要素というより、信頼性を補強し、順位下落リスクを抑える防御要素として機能する位置づけ。

監修者を入れる/入れないの判断基準

E-E-A-T対策の質問で多いのが「YMYLでなくても監修者は必要か」。EXIDEAでは、テーマによって判断を分けています。

YMYL領域では専門家確認・監修体制を検討する

医療、法律、金融、健康、保険、投資、税務などの領域では、誤った情報がユーザーの人生・健康・資産に大きな影響を与える可能性があります。Googleの検索品質評価ガイドラインでも、YMYLトピックでは品質評価基準が高くなることが示されており、監修費用を惜しむべきではない領域。

冒頭で書いた当社の運用方針として、こうしたYMYL領域では監修者を必ず入れるようにしています。順位の話だけでなく、人々の生活に影響が及ぶ可能性を考えると、倫理観の観点からシビアに対応しないといけない。法律コンテンツで監修が入っていない場合は、必ず監修を入れる。これくらい厳しく扱っている分野です。

ただし、専門家の名前を載せるだけでは不十分。実際に内容を確認し、必要に応じて専門家のコメントや注意点を加えることが大事です。

YMYL以外で監修者を入れるべきケース

YMYL領域以外でも、以下のようなケースでは監修者を入れることをおすすめします。

YMYL以外で監修推奨のケース
  • 誤情報によるユーザーへの影響が大きい
  • 法律・規制・ガイドラインに関わる
  • 薬機法・景表法・特商法などに触れる可能性がある
  • 専門知識がないと誤解を招きやすい
  • 商品比較で公平性や表現リスクが高い
  • BtoBでも技術的・専門的な正確性が重要
  • 読者が専門家の確認を求めるテーマ
  • 企業としての信頼性を強く示したい記事
  • 外部からの指摘リスクが高い記事

監修者なしでも成立しやすいケース

逆に、以下のようなケースでは、外部監修者がなくても自社の専門性で成立しやすい。

監修者なしで成立しやすいケース
  • 自社がそのテーマの専門企業である
  • 自社の経験・事例・ノウハウを語る記事
  • 自社サービスの使い方や活用方法
  • SEO、マーケティング、コンテンツ制作など自社の専門領域
  • 一般的なノウハウ記事で、法的・健康的・金銭的リスクが低い
  • 著者・編集者の専門性を十分に示せる記事

たとえば、SEO記事であれば、EXIDEA自体がSEO支援やSEOツール開発を長年行っているので、必ずしも外部監修者が必要とは考えていません。一方、薬機法や景表法に関わる商品比較記事、医療・金融・法律に近いテーマでは、監修者を入れるべきです。

ただし、YMYL以外でも、著者や監修者情報はないよりあった方がよい。順位を大きく押し上げる加点要素というより、信頼性を補強し、順位下落リスクを抑える防御的要素として有効です。

AI/LLMO時代のE-E-A-T

2026年は、E-E-A-Tの考え方をAI Overviewsや生成AIによる引用も視野に入れて捉える必要があります。

AI Overviewsでも参照されやすい情報設計を考える

ChatGPT・Gemini・Perplexity・Google AI Overviewsなどは、回答を生成する際に複数の情報源を参照し、要約します。引用元として表示されたURLからは依然として一定のクリックが発生するので、「引用される側に回る」設計がLLMO時代のE-E-A-Tに直結する。

当社の見解として、AI Overviewsに引用されやすいコンテンツには以下9つの共通点があります。

AI Overviewsに引用されやすい9つの特徴
  • 業界内で信頼されているサイトである
  • 比較サイト・第三者メディアに掲載されている
  • 自社サイト内の情報が明確で分かりやすい
  • 結論・定義・手順・比較情報が整理されている
  • 著者や運営主体の専門性が伝わる
  • 構造化データが適切に整備されている
  • YouTubeなど動画コンテンツも運用している
  • ユーザーの質問に対して直接的に答えている
  • ブランド名とカテゴリーの結びつきがWeb上に存在している

E-E-A-Tの4要素はSEOだけでなくLLMO観点でも引用判断に効いていると言える状況です。

AI生成記事をE-E-A-T的に「OK」にする手順

AI生成コンテンツ自体はGoogleも禁止していません。問題は、経験のないテーマへの安易な拡張や、根拠確認なしの量産。
実は、AI生成記事は特にE-E-A-Tが弱くなりがちです。理由ははっきりしていて、AIが書く文章は一般論が中心になるから。当社でも、AIで記事を作る場合は特に意識して自社のナレッジベースを作り込んで使うようにしています。AIにナレッジを素材として渡したうえで生成させ、出来上がったコンテンツを人間がチェックして整える——この役割分担を当社では大事にしている。

当社では、AI下書きを使う場合、「入口は人間、中間はAI、出口は人間」のワークフローを推奨しています。

AI記事をE-E-A-T的にOKにする3工程
  • 入口(人間):論点・読者像・根拠となる一次情報を人が決める
  • 中間(AI):表記ゆれ・冗長表現・構成整理をAIが圧縮する
  • 出口(人間):事実関係・独自性・公開可否を人が確認する

最後の「出口」工程では、以下の観点で確認します。

AI生成記事の公開前チェック12項目
  • 事実関係は正しいか
  • 最新情報に更新されているか
  • 検索意図に合っているか
  • 読者の疑問に答えているか
  • 独自の体験や知見が残っているか
  • 専門家としての判断が入っているか
  • 文章が一般論になりすぎていないか
  • AIっぽい無難な表現になっていないか
  • 読者にとって本当に役立つか
  • 企業やブランドの考え方とズレていないか
  • 誤情報や根拠のない断定がないか
  • CV導線が自然か

このチェックを経ているAI記事は、E-E-A-T観点で問題になりにくくなります。
⇒AIコンテンツのSEO評価については、新しいGoogleのAI機能「AI Overview」とは?使い方やSEOへの影響、対策方法などを解説もあわせてご覧ください。

2026年に優先したいE-E-A-T改善の着手順

何から着手すべきか迷う場合は、以下の順で進めると無駄が出にくい。

E-E-A-T改善の優先着手順
  • 1. 著者・監修者・運営会社が明記され、読者が発信元を判断できる状態にする
  • 2. 古い情報・根拠不足の主張・誤解を招く表現を本文から減らす
  • 3. 記事内に一次情報・実体験・独自データを増やし、Experienceを可視化する
  • 4. 読者の判断に必要な論点を網羅し、Expertiseの深さを示す
  • 5. 問い合わせ先、会社概要、ポリシー類を整え、サイト全体の信頼性を担保する
  • 6. 独自データ・調査レポート・寄稿などで外部に紹介される材料を作る

この順番にしているのは、土台が弱いまま外部施策へ進んでも成果が出にくいから。まずは「怪しく見える理由」を減らし、その後で「選ばれる理由」を増やす流れが、限られた工数で成果を出すには動きやすい。

当社EXIDEAが考えるE-E-A-T対策の本質

当社では、E-E-A-Tを「順位を上げるためのチェックリスト」としてではなく、その記事を読者が信じて行動できるかどうかの設計指針として捉えています。著者情報、運営会社情報、一次情報、専門資格——これらはすべて「あなたが書いていることを信じてよいですか」というユーザーの問いへの回答です。

運用の基本動作は3つあります。1つ目は、Trust(信頼性)を中心に4要素を組み立てること。2022年12月のE-A-T→E-E-A-Tアップデートで、Googleは「Trustは中心であり、その他の3要素はTrustを支える」と明示しました。Experience・Expertise・Authoritativenessはそれぞれ単独でも価値がありますが、最終的にはTrustに収束する設計が機能します。

2つ目は、Experience(経験)を可視化すること。AI生成コンテンツが容易に量産できる時代だからこそ、「実際にこのテーマを実務で扱っている著者・運営者」であることを示すコンテンツが評価されやすくなっています。当社のクライアント支援でも、著者プロフィールに具体的な経歴・実績数字・関わった案件を載せると、検索パフォーマンスが安定する傾向を確認しています。

3つ目は、業種・記事タイプに応じて重点項目を変えること。YMYL領域では監修者の導入が必須に近い一方、BtoB SaaS・サービス系では自社実例と独自ノウハウが効きます。一律のチェックリストではなく、テーマごとに評価される要素を見極めて施策を選ぶのが現実的です。

よくある質問

E-E-A-Tはランキング要因ですか?

E-E-A-T自体が単独のスコアとして順位に直接入る、と理解するのは正確ではありません。Googleが有用で信頼できる情報を見分けるための評価思想として捉えるのが実務では適切です。直接スコアではないものの、E-E-A-Tの考え方に沿った改善は、結果的に順位や評価の安定につながります。

E-E-A-Tは中小企業サイトでも強化できますか?

はい、可能です。大手の知名度がなくても、著者情報の明示、一次情報の充実、更新の丁寧さ、問い合わせ先の整備などで改善できます。むしろ、特定テーマで深く答える専門サイトのほうが、広く浅いメディアより評価されやすい傾向があります。テーマを絞り、その領域での記事群を継続的に蓄積していくのが小規模サイトの基本戦略です。

ExperienceとExpertiseの違いは何ですか?

Experienceは実際にやった・使った・体験したこと、Expertiseはその分野を正しく深く説明できる知識や技能です。レビューや体験談では前者、制度解説や医療助言では後者の比重が高くなりやすいです。両者は対立ではなく補完関係で、優れた記事は両方を備えています。

AIで作った記事はE-E-A-Tに不利ですか?

AI利用だけで不利になるわけではありません。問題は、経験のない内容を量産したり、根拠確認をせず公開したりする運用です。「入口は人間、中間はAI、出口は人間」のワークフローで、人間の検証と一次情報の追記があれば、十分に改善可能です。

監修者を入れずに自社だけで書いてOKなテーマはありますか?

あります。自社が長年その領域の専門企業である場合、SEO・マーケティング・コンテンツ制作・自社サービスの使い方など、法的・健康的・金銭的リスクが低いテーマでは、外部監修なしでも著者・編集者の専門性を示すことで成立します。一方、薬機法・景表法・医療・金融・法律に関わるテーマでは、自社専門であっても監修を入れたほうが安全です。

E-E-A-T改善はどれくらいの期間で成果が出ますか?

サイト規模、クロール頻度、既存評価、競合状況によって変わりますが、目安として、軽微なリライトなら数週間〜1か月、大幅なリライトや独自情報追加なら1〜3か月、低品質ページの整理やサイト全体の見直しなら3〜6か月以上かかることがあります。コアアップデート直後は判断を急がず、ロールアウト完了後にSearch Consoleでアップデート前後を比較してから動き出すのが推奨される流れです。

著者プロフィールには何を必ず載せるべきですか?

最低限は、氏名、所属、担当領域、業界経験年数、専門領域です。さらに信頼性を伝えやすくするなら、執筆実績、登壇歴、SNSや外部プロフィールへのリンク、読者向けの紹介文を加えます。最も重要なのは「記事テーマとの関連性」が伝わることで、テーマと無関係な経歴ばかりではプロフィールの効果が出ません。

E-E-A-T対策で構造化データは必要ですか?

あるとよいですが、優先順位は本文の中身より下です。Article、Author、Organization、FAQPageなどの構造化データは、本文にE-E-A-Tの実体(経験・専門性・信頼性)が伴って初めて補助として機能します。「構造化データを実装すれば順位が上がる」発想は誤りです。

まとめ:SEOにおけるE-E-A-T対策方法一覧

さて、ここではSEO対策におけるE-E-A-Tの定義や対策方法について詳しくご紹介してきましたが、いかがでしたか?
最後に、SEO対策において重要なE-E-A-Tを高めるための対策方法を一覧表にまとめましたのでぜひご覧ください。

   

E-E-A-Tを高めるための対策方法一覧表
E-E-A-T
カテゴリー
E-E-A-Tを高める対策方法
経験
(Experience)
実体験したことをコンテンツに盛り込む
専門性
(Expertise)
テーマ・ジャンルに特化したWEBサイトにする
専門知識の量と質を高める
専門家に取材やインタビューする
専門家に監修・コメントをしてもらう
一次情報(経験に基づいた情報、体験談)を伝える
権威性
(Authoritativeness)
著者名・運営会社名などの情報を開示する
WEBサイトを評価してもらいドメインパワーの強いサイトから質の高い被リンクを獲得する
SNSなどを積極的に活用してサイテーションを獲得する
信頼性
(Trust)
会社情報やコンテンツの公開日・更新日など情報を詳しく開示する
古い情報を放置せず定期的にコンテンツの内容を最新の情報に更新する
ニュースサイトやメディアの場合、編集ポリシーを公開する
専門性の高いサイトや公的機関など信頼できるページから情報を引用・参照する
Googleマイビジネスを登録・運用し口コミを管理する
whois情報を公開する
その他 サイトURLをSSL化(http→https)する
適切な構造化データマークアップを設置する

Googleはコンテンツの質に対するSEO評価を年々高めており、それゆえ、E-E-A-Tの重要性も増す一方です。
E-E-A-Tはごまかしが効かず一朝一夕で伸びるものではありませんが、地道に取り組んでいくことで、コアアップデートの際に順位が大きく伸びるキッカケになる可能性もあります。

上記で紹介したE-E-A-Tの対策方法を参考にE-E-A-Tを強化し、Googleからもユーザーからも、よりSEO評価されるサイト作りをしていきましょう。

【2026年現在の補足:AI Overview時代のSEO】
2026年現在では、検索結果の上部にAIによる要約が表示されるケースが増え、必ずしもユーザーがページをクリックしないまま情報を得る場面も珍しくありません。そのため、SEO対策においては流入数だけでなく、検索結果画面やAI要約の中で、自社やコンテンツがどのように説明・理解されているかという視点も重要になっています。E-E-A-Tを意識した情報設計は、こうしたAI検索時代においても、ブランドや情報の信頼性を保つための土台になります。

質の高いコンテンツを作るために求められるSEOライティングについて、以下のページで詳しく解説しています。ぜひ、ご一読ください。