専門的なSEO用語を解説します

Webマーケティングをこれから始める方や最近始めた方の中には、用語の多さに驚いている方もいるのではないでしょうか。

サイトへのアクセスを増やすためにSEO対策を始めたものの基本的な用語が分からなければ、インターネットで調べたとしても、その説明に入っている用語の意味もわからず謎が深まるばかりかと思います。

このページは、最近SEO対策を始めた初心者の方や、SEOに関する用語を復習したい方向けに用語集として作成いたしました。

お気に入りページに追加し、見慣れないSEO用語と遭遇したら、ページ内で調べるようにご活用ください (WindowsならCtrl+F、Macなら⌘ command + F)。ジャンル別に50音順に並べているので、求めている答えがすぐに見つかるはずです。

目次

基本的なSEO用語

これからサイトを作成し、SEOをスタートさせる場合によく見かける用語からご紹介します。

アルゴリズム

一般的なアルゴリズムとは、算術や計算式という意味ですが、SEOではGoogleアルゴリズムや検索アルゴリズムなどと呼ばれ、ユーザーの検索意図に沿い、求められている情報が掲載されたページを選び出すシステムを指します。

SEOにおけるアルゴリズムは、ユーザーがより良い答えを見つけられるようにと、日々進化し続けています。Googleアルゴリズムについては以下のページで詳しく解説しています、ご参照ください。

インデックス

インデックスとは、作成したサイトやページが、検索エンジンのデータベースに登録されることを指す用語です。

検索結果画面に表示されるサイト(またはページ)は、検索エンジンのデータベースに登録(インデックス)されたページのみになります。

そのため、ページを作成してインターネット上に公開する際は、検索エンジンにインデックスへの登録リクエストを送る必要があります。

リクエストしてもインデックスされない、その場合は、以下のページで解決方法をご確認ください。

SEO(Search Engine Optimization)

SEOはSearch Engine Optimizationの略語であり、日本語では「検索エンジン最適化」という意味になります。

SEO(検索エンジンの最適化)とは、GoogleやYahooなどの検索エンジンで、キーワードを調べた際に表示される画面の中で、自社サイトを上位に表示させる施策を指します。

SEO対策の基礎知識や、上位表示させるコツを以下のページでご紹介しています、ご参照ください。

オーガニック検索(自然検索)

オーガニック検索とは、Googleなどの検索結果画面に表示されるページの広告を除いた部分を指し、自然検索などとも言います。

具体的には、オーガニック検索に該当するページは、URLの横に「広告」や「スポンサー」の記載がないものになります。 オーガニック検索に表示されるページは、検索エンジンのアルゴリズムによって決まるため、SEO対策によって上位表示が可能です。

オーガニック検索については以下のページで詳しく解説しています。

オフページSEO

オフページSEOとは、自社サイト以外からの影響によるSEO対策のことで、外部施策とも呼ばれるWeb用語です。

オフページSEOには、外部サイトからのリンクを集め、自社サイト(ドメイン)の評価を高めることが挙げられます。自社サイトで紹介している内容と関係性の強い外部サイトからリンクを受けると、検索エンジンから自社サイトへの評価が高くなります。

オンページSEO(内部施策)

オンページSEOとは、サイト内で行う施策を指し、内部施策とも言います。

オンページSEO(内部施策)には、コンテンツの作成やHTMLタグの最適化、URLの正規化、内部リンクの最適化などが挙げられます。

サイト内部の構造を最適化し、ユーザーやクローラーがサイト内の情報を読みやすい状態にする施策です。

Googleが掲げる10の事実

Googleが掲げる10の事実は、Googleの経営理念をまとめた10項目であり、以下となります。

Googleが掲げる10の事実
  1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
  2. 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
  3. 遅いより速いほうがいい。
  4. ウェブ上の民主主義は機能します。
  5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
  6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
  7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
  8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
  9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
  10. 「すばらしい」では足りない。

SEOを進める上で、Googleが目指す世界観を理解するために役立ちます。これらの10項目は、SEO対策の基本的な考えとなるため、重要です。

クローラー

クローラーとは、GoogleやBingといった検索エンジンが、無数にあるWebサイトの情報を収集・巡回するために使っている自動プログラム(ロボット)を指します。

また、主にHTML、テキストファイル、CSSファイル、JavaScript、画像などの情報を収集しています。SEO対策においては、自社サイト内のページ情報を正確にクローラーが認識できるようにする施策が重要です。

クローラーに関する詳しい情報は、以下のページでご確認いただけます。

クローラビリティ

クローラビリティとは、サイト内におけるクローラーの巡回しやすさや、巡回しやすくする施策を意味します。

クローラビリティが高いサイトは、クローラーがサイト内を巡回しやすくなるだけでなく、インデックスもされやすくなります。

正しいHTMLでタグ入力をして、サイトの内部リンクを最適化し、ページ内の情報を収集してもらいやすい環境を整えましょう。XMLサイトマップを用意し、クローラーに巡回させたいページを伝えることでクローラビリティを改善できます。

クローリング

クローリングとは、検索エンジンのクローラーがサイト内を巡回し、情報収集を行うことです(クロールとも呼ばれます)。

クローラーが自社サイトをクローリングしなければ、検索結果画面に自社サイトが表示されることはありません。

コンテンツSEO

コンテンツSEOとは、ユーザーの検索意図に沿った質の高いコンテンツを継続的に作成し、自然検索(オーガニック検索)での上位表示させてサイトへのアクセス数を増加させる施策です。

Webマーケティングの手法の1つとして、多くの企業や個人がホームページを作成し、コンテンツSEOに取り組んでいます。コンテンツSEOは、広告費用をかけずに商品やサービスの認知を広げることができる上、自社のブランディングにも活用できます。

ユーザーの役に立つ良質なコンテンツの作成方法を以下のページにまとめているので、記事作成時にお役立てくだdさい。

コンバージョン(CV)

コンバージョン(Conversion、CV)とは、英語で「変換」を意味し、SEO用語としてはサイトにアクセスした「ユーザー」が目標となる行動を実行し、「顧客」に変わることを意味します。

また、サイトへアクセスしたユーザーがどのくらいコンバージョンしたかを表す数値をコンバージョンレート(CVR)と呼びます。

CVRについては以下のページで別途、詳しく解説しています。Webサイト運営の目的でもあるCVの数を改善させたい方はぜひ、ご覧ください。

SERP / SERPs(Search Engine Result Pages)

SERP(またはSERPs)とは、サープ(またはサープス)と読み、Search Engine Result Pagesの頭文字をとった言葉で、検索エンジンでキーワードを調べた際に表示される検索結果画面を指します。

また、SERPは広告枠と自然検索(オーガニック検索)枠で構成されており、広告枠が画面上部、その下に自然検索枠が表示されます。

なお、SERPの広告枠以外に表示される情報は、検索エンジンのアルゴリズムにより表示される情報が決定します。

サイテーション

サイテーションとは、特定のサイトまたは商材・ブランド名が、外部サイトやSNS上に掲載されていることを指し、英語のCitation(引用)から来ているWeb用語です。

よく外部サイトから貼られるリンクと混同されがちですが、サイテーションにおいて、必ずしもリンクを受けるものではありません。

以前は、自社サイトや自社商材へのリンクがなければ、SEO効果はないと言われていましたが、現在では、リンクがなくても多くのサイトで紹介されているのであれば評価され、検索順位に影響を与えていると考えられます。

サイテーションについては以下のページで詳しく解説しています。

サジェスト

サジェストは、検索エンジンが検索ワードを提案(=サジェスト)する機能で、ユーザーの過去の検索履歴から関連性の高いキーワードを表示させます。


例えば、Google検索で「SEO」と入力した際に、検索欄に表示される「seo対策とは」や「seoとは わかりやすく」がサジェストに該当します。

指名検索

指名検索とは、商品やサービス、企業や店の名称を入力して検索することを指します。


例えば、「Amazon」や「吉野家」、「iPhone」のようなキーワードでの検索が該当します。数あるSEO対策の中で、最もコンバージョンに結びつきやすいキーワードなので、忘れずに対策を進めましょう。

指名検索の重要性、対策方法は以下のページをご参照ください。

スニペット

スニペットとは、英語のSnipett(断片)からきたSEO用語で、検索結果画面に表示される各ページの説明文を指します。

検索エンジンは、ページタイトルやURLとあわせて、スニペット(ページの説明文)を表示させることで、ユーザーがページの情報を判断しやすくしています。

他にも、SEO用語には、リッチスニペットや強調スニペットと呼ばれる種類もあります。

テクニカルSEO

テクニカルSEOとは、検索エンジンが求める最適な形でコンテンツを作成し、サイト内部を整備することです。

クローラーがサイト内のページ情報を集めやすいように、タイトルや見出し、内部リンク、ページの表示速度などを最適化させる施策が該当します。

コンテンツSEOがユーザーの検索意図にあった記事を作成するものであるのに対し、テクニカルSEOは、作成した記事をインターネット上で正しく表示させるための施策となります。

テクニカルSEOに関する詳しい情報は以下のページにてご確認ください。

ドメインパワー

ドメインパワーとは、Webサイトが検索エンジンからどれだけ評価を受けているか、その強さを表す指標です。

ユーザーに役立つコンテンツを長い期間に渡って作成し続け、外部サイトからのリンクを受けることでドメインパワーは強くなります。

検索エンジンからサイトのドメインが高い評価を受けていれば、新しいコンテンツを作成したときもインデックスされやすくなります。

SEO対策を進める上で重要な意味を持つドメインパワーを詳しく知りたい方は以下をご覧ください。

BERT

BERT(Bidirectional Encoder Representations from Transformers)とは、人口知能を用いた自然言語処理技術で、検索エンジンに入力されたキーワードから、より正確にユーザーの検索意図を把握するために導入されました。

具体的には、文章を文頭と文末、それぞれから読み込むことで、ユーザーが伝えたいことをより深く理解するシステムです。

BERTが採用されることにより、検索クエリからユーザーの検索意図を理解し、最適な情報を掲載したページを上位表示させられるようになりました。

BERTについて詳しい情報をまとめたページを用意しているので、以下よりご確認ください。

ユーザビリティ

ユーザビリティは、英語で「使いやすさ」を意味し、SEO上ではアクセスしたユーザーに対するサイトの使いやすさを指します。

ページに掲載された情報が、ユーザーの検索意図にマッチしているかどうかはもちろん、次に求める情報が掲載されたページへの導線が分かりやすく設定されていると、ユーザーにとっては使いやすいサイト、ページになります。

ユーザビリティが高ければ、ユーザーが離脱することなくページを読み進め、サイト内のその他ページへ回遊し、ページ滞在時間も長くなるためSEO効果が期待できます。

リダイレクト

リダイレクトは、特定のページ(URL)に訪れたユーザーを別のページ(URL)へ自動で転送する仕組みを指し、主に古いURLから新しいURLに変えるときに使用します。

また、リダイレクトは、古いURLで得たSEOの評価を、新しいURLへ受け継ぐ効果もあるので設定は必須です。リダイレクトが適切に設定されていない場合、今まで獲得したユーザーや評価を失ってしまうので、注意しましょう。

他にもリダイレクトには、301(恒久的)リダイレクトや302(一時的)リダイレクトなどの種類があります。

リダイレクトについて詳しく知りたい方は、以下のページをご参照ください。

ローカルSEO

ローカルSEOは、日本ではMEO(Map Engine Optimization)と呼ばれる地域性に特化したSEO対策です。

地域の影響を受けるキーワードが検索された際に、検索結果画面で上位表示させやすくする施策を指します。具体的な「地域の影響を受けるキーワード」には、飲食店や医療施設、公共サービスに関係するものが該当します。

ローカルSEOにはGoogleマイビジネスを利用し、ローカルパックと呼ばれる枠内に施設名と地図、電話番号を掲載させると効果的です。

地域密着ビジネスに欠かせないローカルSEO(MEO)について、以下のページで詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

サイトに関するSEO用語

続いて、サイトやページ作成時に見かける用語について解説します。

アンカーテキスト

アンカーテキストは、リンクとなるテキストやボタンに記述される文字を指し、リンクテキストとも呼ばれていWeb用語です。

また、画像やバナーを使ったリンクの場合、altタグ内に記述する文言がアンカーテキストに該当します。

アンカーテキストに設定するテキストは、遷移先のページに関する情報を簡単にまとめた文言を入力しましょう。

AMP

AMP(Accelerated Mobile Pages)とは、Googleが推奨するWebページの読み込み速度を上げる手法です。

AMPを用いて作成されたページは、元々のサーバにアクセスして情報を読み込まず、キャッシュからコンテンツを表示させるため高速でページを見れるようになります。

ページの表示速度が上がるため、ユーザーのストレスを軽減できる施策です。

AMP導入について、以下のページでまとめているのでぜひご覧ください。

H1

H1は、「heading(見出し)」の意味を持つ見出しタグの1つであり、コンテンツテーマを表すためのHTMLタグです。

コンテンツ作成を行う上で、タイトルタグに次いで重要なタグであり、タイトルタグの代わりに検索結果のタイトルとして表示されることもあります。

コンテンツ内におけるH1タグの、使用回数制限はありませんが、「ページ内容のまとめ」を表すタグであることから、1記事あたり1つが適切です。

H1タグの重要性や設定方法は、以下のページでご確認いただけます。

SSL化

SSL(Secure Sockets Layer)化とは、インターネット上の通信を暗号化する技術です。

インターネット上のデータ通信は、第三者による介入で傍受・改竄される危険性があります。

サイトをSSL化することで、アクセスするユーザーからのデータ通信が暗号化されるため、第三者による傍受・改竄のリスクを減らすことができ、サイトのURLが「http」から「https」に変わります。

SSL化はSEOにも影響を与えます。詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。

altタグ(オルトタグ)

altタグは、画像について説明を入れる際に使用するHTMLタグです。また、画像が表示されない場合には、テキストが表示されるため、「代替テキスト」とも呼ばれます。

altタグの設置は、検索エンジンへ適切にコンテンツの情報を伝えられるようになるため、SEO対策において重要な要素の1つです。

検索エンジンに画像の意味を伝えられるaltタグの設定方法は以下のページをご覧ください。

canonicalタグ(カノニカル)

canonicalタグは、「正規化」という意味の単語で、Webサイト内で内容が重複または類似しているコンテンツが複数存在する場合に、評価してもらいたいページを1つ指定し、検索エンジンに伝えるためのタグです。

コンテンツSEOを進める上で、やむを得ず記事の内容が似てしまうものや、重複してしまうものが出てきた際に、canonicalタグを設置します。canonicalタグを設定することで、検索エンジンからの評価を、指定するコンテンツへ集めることができ評価の分散を防ぎます。

canonicalタグの設定方法は以下のページで詳しく解説しています。

強調スニペット

強調スニペットは、検索エンジンがユーザーの検索意図の回答になると判断したページの一部を抜粋し、検索結果画面の上部に表示する枠を指します。

強調スニペットに表示される情報は、検索エンジンのアルゴリズムにより判断されるため、検索エンジンがページ内の情報を理解しやすい状態にしておくことが大切です。

ユーザーに認知されやすくなる強調スニペットに表示させえるためのポイントを以下のページで解説しています。

グローバルナビゲーション

グローバルナビゲーションとは、サイトの全ページに共通して表示させるメニューを指し、グロナビともいいます。

グローバルナビゲーションでは、主要ページやユーザーに有益な情報ページをメニューに設置することでユーザーはサイト構成を把握しやすく、求めている情報を探しやすくなります。

グローバルナビゲーション作りのコツを以下のページにまとめているのでぜひご覧くだsだい。

構造化データ

構造化データとは、検索エンジンにページの内容をより正しく伝えるためのデータ形式を指します。

主に構造化データは、 schema.org のボキャブラリを使用して記述し、Google検索においては、FAQやレシピ、レビュー、リストなどが該当します。

コンテンツ内の情報と一致する構造化データを設定することで、検索エンジンに理解してもらいやすくなるだけでなく、検索結果画面に表示される可能性もあるSEO施策の1つです。

構造化データとは何か、またマークアップの方法などを以下のページで詳しく解説しています。

サイトマップ

サイトマップとは、Webサイト内にある全てのページを、地図のように一覧で記載したページで「HTMLファイル形式」と「XMLファイル形式」の2つがあります。

HTMLファイル形式のサイトマップは、ユーザーのために作るHTMLページで、サイト内全てのページを紹介します。

XMLファイル形式のサイトマップは、クローラーのために作るXMLファイルで、ユーザーが見ることはありません。

サイトマップに関する詳しい情報や作成方法は、以下のページでご確認いただけます。

サブディレクトリ

サブディレクトリとは、メインドメインの下層にあるディレクトリを指します。

わかりやすくパソコンに置き換えて考えると、デスクトップが「メインドメイン」に相当し、デスクトップ内のフォルダが「サブディレクトリ」に該当します。

ディレクトリイメージ

サブドメイン

サブドメインとは、自社サイトのメイン商材とは別で、他の商材やサービスを提供する際に、メインサイトを元に任意で設定するドメインのことです。

サブドメインは、新しくドメインを取得する手間や費用がかからず、メインドメインのブランドやイメージを維持しやすい特徴があります。

すでに自社サイトを作成していて別サイトを立ち上げる際に使えるサブドメインのメリットや設定方法は以下のページでご確認ください。

301リダイレクト

301リダイレクトとは、古いページから新しいページへURLの変更を恒久的に行う場合に使う転送処理のステータスコードです。

主に、サイト移転やドメイン変更、URL正規化を行う場合は301リダイレクトを設定し、古いページへアクセスしようとしたユーザーを新しいページへ導きます。

301リダイレクトの設定方法など詳しい情報は以下のページでご確認いただけます。

302リダイレクト

302リダイレクトとは、Webページの設置場所が一時的に変更になる場合に、変更されたURLへ転送処理を行うためのステータスコードです。


分かりやすい302リダイレクトの使用例にはABテストやサイトメンテナンスなどが挙げられます。

ABテストでは、302リダイレクトでページ内容を部分的に改修したページへ転送させ、ユーザー動向をチェックします。その他、ページ内情報の更新やシステム変更を行う際にも使われます。

302リダイレクトに関する詳しい情報は、以下のページにまとめていますのでご参照ください。

CSS

CSS(Cascading Style Sheets)とは、Webページの見た目、スタイルを指定するために使われる言語です。

基本的にWebサイトはHTMLという言語で文章を書き、CSSでページのレイアウトや装飾、色や文字サイズの変更を行います。

CSSを使わずにWEBサイトを作成すると、文字や画像だけが上から下に羅列されている単調なページになってしまうため、CSSを使い見栄えをよくする必要があります。

CSSの意味や使い方は、以下の別ページでご紹介しているので、ぜひ、ご覧ください。

タイトル

タイトル(ページタイトル)とは、ページの内容を端的に表すテキストのことです。

タイトルは、検索結果画面で大きく表示されるもので、ユーザーが見たときにページを読んでみたいと思えるような内容である必要があります。

また、検索エンジンもタイトルから記事の情報を読み取っているため、SEOでは重要な要素の1つになります。

タイトル付け方について以下のページで詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

ディスクリプション

ディスクリプションとは、ページを要約した文章で、検索結果画面のページタイトル下部に表示されます。

また、ディスクリプションは、Meta Description(メタディスクリプション)タグで設定可能です。

検索結果画面では、ページタイトルとディスクリプションを併せて表示することで、ユーザーにページの情報を分かりやすく伝え、ページクリックを手助けします。

ディスクリプションの設定方法については、以下のページで詳しく解説しています。

ドメイン

ドメインとは、インターネット上のどこにWebサイトがあるのかを示す住所のようなものです。

ドメイン名は自分で選んだ任意の文字列にすることができます。ただし、該当のドメイン名をすでに使用されている場合は、重複するドメイン名は使用できません。

また、ドメインの後半部分、「.」以降はトップレベルドメイン(TLD)と呼ばれており、用途や分野、属性、地域や国を表すものが入ります。(例:co.jp)。

noindex

noindexとは、検索エンジンにページをインデックスさせないようにするためのメタタグの一つです。

ユーザーページなどの検索結果画面に表示させたくないページや、情報量が少ないまたは内容が似ていることでGoogleから低評価を受ける可能性があるページにnoindexを記述します。

noindexに関して、以下のページで詳しく解説しているのでご一読ください。

nofollow

nofollowとは、検索エンジンのクローラーにリンクを辿らせないヒントとなるメタタグです(2022年12月までリンクを辿らせたくないと意思表示するメタタグでした)。

nofollowを含むリンクは、リンク先へ評価が譲渡されず、クローリングやインデックスがされません。

かつては「クローラーにリンクを辿らせない命令」でしたが、現在では「クローラーがリンクを辿る場合のヒント」に変わっており、rel属性にsponsored(有料リンク)やugc(ユーザーが作成したコンテンツ)といったリンクの説明を付与できるようになりました。

使い分けが重要なnofollowについて、以下のページで詳しく解説しているのでご参照ください。

パーマリンク

パーマリンクは、Webサイト内のページごとに与えられるURLを指し、URLのドメイン以下の部分が該当します。


例えば、https://emma.tools/magazine/の場合、/magazine/がパーマリンクになります。

パーマリンクは任意で設定できるため、シンプルで絵文字やひらがな、漢字、アンダースコア(_)を使わず、英語とハイフン(-)を使用して設定しましょう。

パーマリンクを設定する際のポイントを以下のページにまとめました。

パンくずリスト

パンくずリストとは、WEBサイトにアクセスしたユーザーが、どこにいるかを視覚化したリストのことです。

パンくずリストは、大きく分けて位置型パンくずリスト(階層位置を表示)、属性型パンくずリスト(カテゴリを表示)、パス型パンくずリスト(現在のページまでの履歴を表示)の3種類に分けられます。

パンくずリストを設定することでユーザビリティとクローラビリティの向上につながります。

設定方法など、詳しい情報は以下のページでご確認ください。

ファビコン

ファビコンは、「Favorite Icon(お気に入りのアイコン)」の略でWebサイトのシンボルのようなものです。

インターネットブラウザのタブやアドレスバー、スマートフォンやタブレットのトップ画面にサイトへのショートカットを設置した場合に表示されるアイコンが該当します。

当サイトの場合、EmmaToolsの「E」をモチーフにした、以下の画像になります。

Exideaファビコン

URLの正規化

URLの正規化とは、URLは異なるものの、表示されるコンテンツが同じページが存在する場合に、URLを1つにまとめることを指します。


例として、wwwや.htmlの有無、SSL化(httpかhttps)などのシステムによるものや、ECサイトのようなカラーバリエーションなどの内容が類似・重複するものがある場合にURLの正規化を行います。

URLの正規化を行うことで、検索エンジンからの被リンクによる評価の分散を抑える役割があります。

ファビコンの作成、設定方法は以下のページをご参照ください。

リッチリザルト

リッチリザルトとは、Googleの検索結果画面に表示される情報がユーザーにとって不十分だと判断された場合に追加で表示される情報のことです。

通常、検索結果画面ではページのタイトルとディスクリプションのみが表示されますが、Googleがそれでは情報不足だと判断した場合、その他の情報を追加で表示させるのがリッチリザルトです。

また、リッチリザルトは、リッチスニペット、リッチカード、エンリッチの3つの表示方法を総称したものになります。

リッチリザルトについては以下のページで詳しくまとめているので、ぜひご覧ください。

レスポンシブ

レスポンシブとは、パソコンやスマートフォン、タブレットなどの画面幅が異なる端末でWebサイトを見やすいように自動でサイズ変更して表示させることを指します。

パソコン用とスマートフォン用を別ページで作成している場合はそれぞれ変更させなければなりませんが、レスポンシブ対応させたサイトであれば、1つのページを変更するだけで、それぞれのデバイスで適応されます。

Googleはレスポンシブ対応を推奨しているため、パソコン、スマートフォンで別ページ管理をしている場合は、出来るだけ早くレスポンシブ対応サイトに変更することをおすすめします。

robots.txt

robots.txtは、クローラーのアクセスを制御するためのファイルです。

robots,txtを使用すると、アクセス制限をしたページにはクローラーが回らず、情報収集はされません。また、新しいページであればインデックスされず、既にインデックスされたページの場合は、情報更新されなくなります。

主に、会員限定のページや非公開ページなど、検索エンジンにインデックス登録させたくない場合に、活用しましょう。

robots.txtの設定方法など、詳しい情報は以下のページにてご確認ください。

キーワードに関するSEO用語

SEO対策を進めるためにはキーワードに関する用語も把握しておく必要があります。

関連キーワード

関連キーワードとは、SEOで対策したいキーワードとの結びつきの強いキーワードを指し、検索結果画面の下部に表示されるキーワードなどが該当します。

SEOでは、対策したいキーワードと関連キーワードを併せて対策することで、ユーザーのニーズを網羅的に押さえることができます。

また、関連キーワードからユーザーの検索意図を把握する際にも役立ちます。

関連キーワードの調べ方など、詳しい情報は以下のぺージでご覧いただけます。

共起語

共起語とは、キーワードについて調べる際、頻繁または同時に検索される言葉のことです。


例として「SEO」がキーワードの場合、「対策」や「ツール」、「関連」などが共起語になります。

似ているものにサジェストワードが挙げられますが、サジェストワードはユーザーの検索履歴を元に、キーワードとの関連度合に合わせて自動的に提示されるものなので、異なります。

共起語について詳しく解説したページを以下にご用意しています、ぜひご覧ください。

QDF(Query Deserves Freshness)

QDFとは、検索エンジンで調べられたキーワードの検索結果において「新鮮さ=Freshness」をより評価するアルゴリズムの1つです。

ユーザーが時事ネタのような最新の情報を求めている場合などに、最近の情報が掲載されたページを上位表示させます。

QDFの注意点は常時採用されるものではなく、ニュースなどの情報が更新される場合にのみ適用され、時間経過によって効果が薄れていきます。

QDFについてもっと詳しく知りたい方は、以下のページをご参照ください。

QDD(Query Deserves Diversity)

QDDは、検索エンジンで調べられたキーワードの検索結果において「多様性=Diversity」が求められる場合に、様々なページを表示させるものです。


例えば「朝食」というキーワードで検索した場合、「朝ご飯のレシピ」や「近所で美味しく食べられる朝食のお店」、「朝食の意味」などの検索意図が表示されます。

このような、検索結果画面に様々な情報を表示させ、ユーザーごとに最適な結果が異なるキーワードを指します。

QDDに関して、以下のページでより詳しくまとめているので、ご一読ください。

検索クエリ

検索クエリとは、ユーザーが検索エンジンで入力した単語、または単語の組み合わせを指します。

英語でクエリ(Query)は、問い合わせるという意味を持つことから、検索エンジンでユーザーが知りたいと思い、入力したキーワードを検索クエリというようになりました。

よく混同されがちな「キーワード」との違いとして、ユーザーが検索に使うワードを「検索クエリ」といい、SEO担当者が対策しようとする場合のワードなどを「キーワード」といいます。

検索クエリを詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。

検索ボリューム(月間検索数)

検索ボリューム(月間検索数)は、検索エンジンでキーワードが、1ヵ月の間にどのくらい検索されたかを数値化したものです。

検索ボリュームが大きいキーワードほど調べるユーザーが多く、サイトへのアクセスを増やしやすくなります。

これは自社だけでなく、他社にとっても同じであり、検索ボリュームが大きいキーワードは他社も対策を進めるため、SEO対策の難易度が高くなります。

検索ボリュームの違いはSEOにどのような影響を与えるのか、別ページで詳しく解説しています。

ビッグキーワード

ビッグキーワードとは、検索エンジンでの月間検索ボリュームが10,000回以上を超えるキーワードを指します。


例として「SEO」は月間検索ボリュームが49,500(2024年1月時点)なので、ビッグキーワードに該当します。

ブランドキーワード

ブランドキーワードとは、社名や商品・サービス名など自社のブランドに関連するキーワードを指します。


例えば弊社で取り扱っている「Emmatools」(月間検索ボリューム170、2024年1月時点)もブランドキーワードの1つです。

ミドルキーワード

ミドルキーワードとは、月間検索ボリュームが1,000以上9,999以下のキーワードを指します。

ビッグキーワードに次いでアクセス増加に繋がりやすいキーワードで、ユーザー獲得数を増やしやすいと同時に、より具体性があることからコンバージョンが発生しやすい特徴ものもあります。


例として「SEO 対策 とは」は、月間検索ボリュームが6,600(2024年1月時点)なので、ミドルキーワードに該当します。

ロングテールキーワード

ロングテールキーワードとは、月間検索ボリュームが999以下のキーワードのことです。

検索ボリュームが少ないためSEO対策の難易度は低く、上位表示させやすくなります。一方で、検索するユーザーが少ないためアクセス数は増やしにくいキーワードです。


例えば「SEO 対策とは わかりやすく」は月間検索ボリュームが320(2024年1月時点)なので、ロングテールキーワードに該当します。

コンテンツに関するSEO用語

続いて、コンテンツを作成する上で見かける機会の増えるSEO用語をご紹介します。

アイキャッチ画像

アイキャッチ(Eye Catch)画像とは、コンテンツ内でユーザーの目線を捕えるするために設置する画像のことです。

具体的には、コンテンツを読み進めるユーザーの注意を引き付けるための画像やイラストを指します。

アイキャッチ画像を使うと、テキストよりもイメージが伝わりやすく、ページの見た目も華やかになり、読者の注意を引くことができます。

E-E-A-T(旧E-A-T)

E-E-A-Tとは、Experience(経験)とExpertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)とTrustworthiness(信頼性)の頭文字を取った略語で、Googleが高品質なコンテンツに求める評価の基準です。

コンテンツ制作を進める上で、ユーザーの検索意図に沿った情報が記載されていなければなりませんが、同時にその情報が信頼に足るものでなければなりません。

専門家や権威者が作成または監修した内容で、経験に基づいた事実であるかどうかをGoogleは重視します。

E-E-A-Tについて詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。

CTA(Call To Action)

CTA(Call To Action)とは、行動を喚起する要素を指し、SEO用語として使われる場合には、ユーザーに目標行動を促すためのボタンや画像、テキストを意味します。


例えば、サイト運営の目的が、ユーザーに自社商材の資料請求をしてもらうことであれば、「資料請求」などのボタンが、CTAに該当します。

CTAはユーザーの目に付きやすいヘッダーやフッター、サイドバーに設置するのが基本です。

以下のページにCTAに関する情報をまとめているのでご参照ください。

コアウェブバイタル

コアウェブバイタル(Core Web Vitals)とは、サイトを訪れたユーザーが得られる経験の質を計測するための指標です。

コアウェブバイタルは、LCP(Largest Contentful Paint:ページ読み込み速度)、FID(First Input Dealy:ユーザーがサイトで最初にクリックしたときに起こる遅延)およびCLS(Cumulative Layout Shift:ページ読み込み中のレイアウトのズレ)の3要素から構成されており、サイトの使い勝手の良さ(=ユーザビリティ)を表します。

SEO対策にもつながるコアウェブバイタルについて、もっと詳しいことを知りたい方は以下のページをご参照ください。

構成案

構成案とは、SEO対策のコンテンツを作成する際に作るもので、企画案や骨子、ディレクションなどとも言います。

構成案では、検索ユーザーにはどのようなニーズがあるのか、どのような情報が求められているか、どのような手順で伝えるか、を具体的に決める作業です。また、それに伴い、タイトルや見出し、コンテンツ内容を大まかに決めます。

構成案を作成せずにライティングを始めると、支離滅裂な構成になってしまったり、ユーザーの検索意図を捉えられないコンテンツになったりするため、SEO対策では重要な工程です。

静的なサイト(ページ)

静的なサイト(ページ)は、いつ誰がアクセスしても表示される情報が変わらないページを指します。

また、サイト運営者が情報を更新しない限り、内容は変更されません。

基本的にSEO対策を進めていく上で、作成するページはこの静的なページが該当します。

動的なサイト(ページ)

動的なサイト(ページ)は、ユーザーがアクセスするタイミングによって表示される情報が変化するページを指します。また、掲示板やブログのような、第三者が書き込みをすることで、情報が変わるページもあります。

他にもユーザーのアクセスデータによっておすすめ商品の表示が変わるショッピングサイトも動的ページに該当します。

前項の静的なサイト(ページ)と動的なサイト(ページ)について、以下のページで分かりやすくまとめているので、ぜひ、ご覧ください。

トピッククラスター

トピッククラスターとは、サイト内のコンテンツをキーワードの関係性によってクラスター(集団)として内部リンクでつなぎ、記事全体のSEO評価を高める戦略を指します。

具体的には、クラスターの中心となるピラーコンテンツをメインキーワードで対策し、それらの関連情報となるクラスターコンテンツを関連キーワードで対策し、内部リンクでつなぎ合わせる手法です。

こうしたトピッククラスターを作成することで、単ページでは、対策難易度の高いキーワードでも上位表示を狙えるようになります。

クラスターイメージ

トピッククラスターによる記事作成方法を以下のページにまとめているのでご参照ください。

モバイルファーストインデックス(MFI)

モバイルファーストインデックス(MFI)とは、ユーザーがスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末からアクセスすることを考え、モバイル画面に適したページを優先的にインデックスさせるシステムです。

PCページを基準に検索順位を決めると、PCページとモバイル端末向けページに違いがあった場合に、モバイルユーザーが使いにくくなることから、Googleは2018年3月より、モバイル端末で表示されるページを検索順位の決定要素に変えました。

モバイルファーストインデックスについては、以下のページで詳しく解説しています。

モバイルフレンドリー

モバイルフレンドリーとは、モバイル端末で検索するユーザー向けに、サイトが最適化されているかを検索順位の決定要素とするアルゴリズムの1つです。

パソコン向けのサイトにしていると、モバイル端末でアクセスした場合に、テキストが小さすぎたり、画像が大きすぎたりとユーザーの利便性を妨げることになり、モバイルフレンドリーとは言えません。

モバイルフレンドリーとは何か、もっと詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。

UI/UX

UI(User Interface)/UX(User Experience)とは、ユーザーとサイトの接点となる見た目や使い勝手(UI)と、アクセスしたユーザーがサイトで得られる経験(UX)を指す言葉です。

UIは、サイトで使用されている文字フォントやデザインなどアクセスした際に見える情報が該当します。

一方、UXは、サイトの読み込み速度や入力フォームの使い勝手や情報の読みやすさ、見つけやすさといったUIを通したユーザー体験が該当します。

サイトの利便性を向上させ、ユーザー体験を良くしていく取り組みは、SEO評価を高めることにも繋がるため、Webマーケターは覚えておきたい用語です。

UI/UXについてもっと詳しく知りたい方は、以下のページをご参照ください。

YMYL

YMYLは、Your Money、Your Lifeの4語の頭文字を取った略語で、幸せな人生を送るために必要なお金や健康に関する分野を指します。

Googleのコンテンツ品質評価ガイドラインでは、YMYLに関するジャンルのサイトやページについては、通常よりも審査や評価が厳しくなることを記載しています。

具体的には、以下の分野に関するサイトが該当します。

YMYLに該当する分野
  • お金に関する情報サイト(金融や不動産、資産運用など)
  • 健康に関する情報サイト(医療や健康維持、ダイエットなど)
  • ショッピングサイト(オンラインショッピングサイト・ECサイトなど)
  • 法律や政治(弁護士、政治家など)
  • 時事問題(ニュース、災害速報など)
  • 人権問題(宗教、思想など)
  • その他、生活に関わるサイト

YMYLに関する詳しいページを以下にご用意していますのでお役立てください。

LP(ランディングページ)

LP(ランディングページ)とは、ユーザーがサイトにアクセスする際、最初に到着するページを指します。

ただし、Webマーケティングの施策の種類によっては、LPが指すページが異なります。

LPの違いについて
施策 ランディングページが示すもの
SEO(オーガニック検索) 検索結果画面から最初に訪れたページ
広告 広告をクリックした際に表示されるページ
SNS(FacebookやTwitterなど) SNSから最初に訪れたページ

リード文

リード文とは、コンテンツ本文に入る前のページ内容をまとめた紹介文を指し、導入文とも呼ばれます。

リード文では、執筆者の簡単な挨拶から始まり、コンテンツ内容を要約し、記事を読み終えるとどのようなメリットがユーザーにあるかを簡潔にまとめます。

いわゆる掴みの部分になるため、リード文が分かりにくかったり、つまらないものではユーザーの離脱につながるため、コンテンツにおいては重要な要素です。

リライト

SEO用語としてのリライト(Rewrite)は、既に公開しているコンテンツ内容を改善することを意味します。

具体的には、タイトルや見出し、本文の情報を、ユーザーの検索意図に合わせた情報に変更したり、最新の情報に更新したりする作業がリライトにあたり、文末の表現や接続詞を変えるような作業はリライトには該当しません。

作成済みのページを定期的にリライトし、情報更新を行うことは、上位表示を目指すための重要な施策です。

リライトの重要性や抑えておきたいポイントを以下のページにまとめています。

リンクに関するSEO用語

コンテンツ作成だけでなく、サイト内や外部サイトからのリンクもSEOには大きな影響があります。次はリンクに関する用語をご紹介します。

アウトバウンドリンク

アウトバウンドリンクとは、自社サイト内にある外部サイトにアクセスするためのリンクを指し、外部リンクともいいます。

主にコンテンツ内の情報に対する引用元や、参考にしたサイト情報がある場合に、アウトバウンドリンクを貼ります。

インバウンドリンク

インバウンドリンクとは、外部サイトから自分のサイトへアクセスするためのリンクを指し、被リンクや外部リンクとも呼ばれます。

自社サイトの内容と関連性のある外部サイトからリンクを受けると検索エンジンからの評価が上がります。

外部リンク

外部リンクとは、自社サイトから他社サイト、他社サイトから自社サイト、および他社サイトから他社サイト、といった別サイトへのリンクを指します。

アウトバウンドリンクやインバウンドリンクも外部リンクの一種となり、基準となるドメインから別のドメインへ移動するリンクは、すべて外部リンクに該当します。

相互リンク

相互リンクとは、2つのページまたはサイトがお互いにリンクを貼ることを指します。

両サイトの関連性が高い場合、SEO対策として有効になるものの、逆に関係性が希薄なページの相互リンクはGoogleウェブマスター向けガイドラインが求める内容と異なるため、評価が下がる可能性があるので注意が必要です。

相互リンク設定について、以下のページにまとめているのでご一読ください。

スパムリンク

スパムリンクとは、内容の乏しい低品質なWebページからの悪質なリンクを指します。

自社サイトの内容と関係がなく、リンク集を集めただけのページや、キーワードを詰め込んだだけで日本語として意味が分からないページからのリンクを受けるとスパムリンクとして扱われ、検索順位が上がりにくくなります。

基本的には検索アルゴリズムが自動でスパムリンクは評価対象外にしていますが、悪質なリンクは必要に応じて削除や否認がSEO対策では重要です。

内部リンク

内部リンクとは、同一サイト内のページ同士をつなぐリンクを指します。

サイト内で関連性があるページ同士を結び付けることで、ユーザーが求める情報にたどり着きやすくなるだけでなく、サイトに訪れたクローラーもページ内を巡回しやすくなります。

内部リンクの最適化は、ユーザーと検索エンジンの両方にメリットがあるため、SEO対策の中では重要な施策のひとつです。

内部リンクの意味や最適化によるSEO効果を以下のページでご紹介しています。

ナチュラルリンク

ナチュラルリンクとは、外部サイトから自分のサイトへ自然に張られたリンクのことを指します。

外部サイトからのリンクは、検索エンジンからの評価を上げる要因の1つであるため、ナチュラルリンクを得られることはSEO対策では重要です。

ナチュラルリンクはあくまで外部サイトが自然に貼ったリンクのみで、自作自演や売買、相互リンクなどは、ナチュラルリンクには該当しません。

発リンク

発リンクとは、Webページから別のページへ移動するためのリンクを指します。

同一サイト内の別ページへ移動する内部リンクや、別サイトへ移動する外部リンクのどちらも発リンクとなります。

ただし、一般的に発リンクは、Webサイトから別のWebサイトへ移動するリンクを意味するため、同一サイト内のページ同士をつなぐリンクは内部リンクと呼ばれることが多いです。

被リンク

被リンクとは、外部サイトから自社サイトに貼られたリンクを指し、バックリンクとも呼ばれています。

被リンクは、「Googleが掲げる10の事実」の中でも言及されているように、SEO対策において評価項目の一つであると認められています。

ただし、自作自演サイトからの被リンクや、リンクの売買、有償でのリンク獲得は評価対象にならないだけでなく、サイトの評価を下げる原因になるため、注意しましょう。

被リンクの意味やSEOへの影響は以下のページで詳しく解説しています。

ペイドリンク

ペイドリンクとは、お金を支払うこと(=paid)によって生じるリンクを指します。

ペイドリンクは、SEO対策における施策の一つである「被リンクの獲得」に対し、お金で被リンクを集める行為が該当し、Googleはこの行為(ペイドリンク)を禁止しています。

ペイドリンクがある場合、Googleのガイドライン違反となり自社サイトが検索結果画面に表示されなくなる可能性が高いため、行わないようにしましょう。

リンク切れ

リンク切れとは、デッドリンク(dead link)とも呼ばれ、リンクが設置されているテキストやボタンなどをクリックしてもリンク先へ遷移せずにエラーが出ることを指します。

リンク切れの主な原因は、リンク先のページ情報が消去され存在していないことや、リンク先に設定しているURLの記述ミスが多くなります。

リンク切れが起こると、ユーザビリティやクローラビリティの低下に繋がり、検索エンジンからの評価を下げる原因になりますので、注意しましょう。

もし、リンク切れが起こるとどのような影響が起こるか、またチェック方法などを以下のページにまとめているのでご一読ください。

SEOでやってはいけないことに関する用語

SEO対策を進めていると、効率を重視してしまうことで、知らない間にGoogleが禁じている項目に抵触してしまうことがあります。やってはいけないSEOに関する用語をご紹介します。

インタースティシャル広告

インタースティシャル広告とは、Webサイトを開いた直後に画面の一部または全体を覆うように出てくる広告です。

ユーザーの視界に必ず入るため視認性が高い広告であるものの、ユーザーが見ようとしている情報を隠してしまうことからユーザビリティを下げてしまいます。

Googleはインタースティシャル広告をユーザビリティに悪影響を与えるものとしており、検索順位に悪影響を与える可能性が高いです。

隠しテキスト・リンク

隠しテキスト・リンクとは、ユーザーには見えず検索エンジンのクローラーにのみ認識させるテキストおよびリンクのことです。

以下のようなものが例として挙げられます。

隠しテキスト・隠しリンクの例
  • 文字を白にして見えにくくする
  • 背景色と文字色を同じにして隠す
  • 画像の背後にテキストを設置する
  • フォントサイズを極端に小さくする、または透明にして見えない状態にする
  • ドット(.)やハイフン(-)のみにリンクを貼る

CSSやHTMLのstyleタグを使ってサイトのレイアウトや装飾をする場合、無意識に隠しテキストや隠しリンクになる可能性もあるため、注意しましょう。

カニバリゼーション

カニバリゼーション(カニバリ)とは、直訳では「共食い」の意味を持ちますが、SEO用語においては複数ページで同じキーワード対策をしてしまうことを指します。

具体的には、1つのキーワードまたは検索意図に対して、複数の対策ページが存在し、自社サイト内で、コンテンツが競合しあい評価が適切にされない状態です。

コンテンツ作成を進める際は、カニバリが起きないようにサイト内にあるコンテンツの内容把握と、新規コンテンツ作成時の構成案が重要になります。

キーワードスタッフィング

キーワードスタッフィングとは、ページ内に対策キーワードや関連キーワードを詰め込みすぎる状態を指します。

SEO対策として、コンテンツ内やページタイトル、見出しにキーワードが入っていることが望ましいですが、SEOを意識しすぎてキーワード比率が高くなり、文章として不自然なほどキーワードが詰め込まれたものが該当します。

ユーザーの利便性を損なうSEO対策は、Googleのガイドラインに違反となるため、注意しましょう。

クローキング

クローキングは、ユーザー(読み手)と検索エンジン(クローラー)のそれぞれにページの表示内容を変えることを指します。

ユーザー側に表示する画面は、画像や動画などの見栄えが良いページにするのに対し、検索エンジン側にはテキストだらけのページを提示させる手法が該当します。

パソコンとモバイル端末で別ページを用意していたり、会員限定のページだったりと、状況に応じて表示されるページに違いが出ることは、ユーザーに役立つもので悪意あるものではないため問題ありません。

クリックベイト

クリックベイトとは、マウスのボタンをクリックする(click)ことと、餌や囮を意味するベイト(Bait)の2つの意味から作られた造語で、クリックさせるための餌や囮という意味があります。

具体的には、コンテンツの内容とはかけ離れたタイトルをつけたり、再生ボタンのようなイメージを画像内に入れ動画が見れるように錯覚させるものなどがクリックベイトに該当します。

クイックベイトは、Googleが禁止するマーケティング手法の1つになるため、行わないようにしましょう。

重複コンテンツ

重複コンテンツとは、ページ全体の内容やページの部分的な情報や(タイトル、見出し、書き方)がほぼ同じ状態のコンテンツを指し、コピーコンテンツとも呼ばれます。

悪意のある重複コンテンツは、ユーザーの利便性を損なうだけでなく、Googleの品質ガイドラインへの違反に該当するため、意図的なコンテンツの複製はやめましょう。

一方、意図的ではない重複コンテンツに関しては、SEO評価の分散につながるため、なるべく重複とみなされないようなコンテンツ作りを心がけることが大切です。

SEO対策を進める上で、注意しなければならない重複コンテンツについては以下のページで詳しく解説しています。

ブラックハットSEO

ブラックハットSEOとは、低品質なコンテンツを正しいSEO対策ではなく、不正な方法を用いて検索順位の上昇を狙う手法です。

Googleのアップデートにより、リンク売買による被リンク取得やキーワードスタッフィング、隠しテキスト・隠しリンクはペナルティ対象となっています。これらはかつてブラックハットSEOと呼ばれる施策として蔓延しており、ユーザーが求める情報ではなく、単純に検索順位を上げるためだけに行われていました。

このブラックハットSEOに対し、現在のようにユーザーに役立つサイト作りを優先させる対策をホワイトハットSEOと呼びます。

ペナルティ

ペナルティとは、SEO用語においてはGoogleのガイドラインに違反したサイトに課される罰を指し、GoogleペナルティやSEOペナルティなどと呼ばれます。

サイトがペナルティを受けた場合、Webページがインデックスされなかったり、検索結果画面での表示順位が落ちるなどの影響を受けます。

「インタースティシャル広告」や「隠しテキスト・リンク」、「クローキング」、「キーワードスタッフィング」、「クイックベイト」、「コピーコンテンツ」がペナルティの対象となります。

ツールやサイトに関する用語

SEO対策に必要となるツールやサイトに関する用語をご紹介します。

Google Analytics(グーグルアナリティクス)

Google Analyticsとは、Googleが無料で提供しているアクセス解析ツールです。

Google Analyticsでは、サイトへアクセスしているユーザー数や流入経路、ユーザーの性別や年齢などの情報を数値で把握することができます。

サイトの現状数値を無料で把握できるSEOツールなので、Webマーケティングを進める際には必ずGoogle Analyticsを活用しましょう。

現在のGoogle Analyticsは、GA4となっています。詳しい情報や設定方法は以下のページをご覧ください。

Google Search Console(グーグルサーチコンソール)

Google Search Consoleは、ユーザーが自社サイトにアクセスする際の検索クエリや、インデックス状況などを把握できる無料ツールです。

検索クエリごとの表示順位や、改善すべきページの確認、新しいページをアップロードした際のクローリングリクエストが出来ます。

その他にも自社サイトが受けている被リンク、スパムやエラーを検出したときにアラートを出してくれるSEOの進捗状況を把握できる便利なツールです。

以下のページで詳しい情報や設定方法をご紹介しています。

Google Discover(グーグルディスカバー)

Google Discoverは、ユーザーごとのアクセス履歴や行動に基づき、おすすめページを表示させる機能です。

Google Discoverは、SEO対策のように意図的に対策できるものではないですが、Google Discoverに表示されることで、サイトへのアクセス数の増加が見込めます。

Google Discoverに表示されるためには、ユーザーのためになるコンテンツであることが前提となっているので、良質なコンテンツ制作を進めましょう。

Googleトレンド(グーグルトレンド)

Googleトレンドとは、Googleが無料提供しているキーワードの世界的な需要を確認できるツールです。

Googleが集積したビッグデータから、キーワードが時系列ごとにどのくらい検索されたかを確認できます。季節に応じて検索されるキーワードであれば、それぞれの時期に検索ボリュームが増えることを確認ができるため、ピークまでにSEO対策を行うことで効果的にアクセス数を増やすことが可能です。

Googleトレンドに関する情報を以下のページにまとめているので、ぜひご参照ください。

Googleビジネスプロフィール

Googleビジネスプロフィールとは、Googleが無料提供しているローカルビジネスのための情報管理ツールです。

Googleビジネスプロフィールにデータを登録すると、その情報がGoogle検索やGoogleマップ検索の結果画面に反映されます。Googleビジネスプロフィールを活用すると、営業時間や電話番号、WebサイトのURLがユーザーに伝わりやすくなるだけでなく、地域が指定できるため、近隣で暮らすユーザーからのアクセス増加につながります。

Googleトレンドに関する情報を以下のページにまとめているので、ぜひご参照ください。

PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)

PageSpeed Insightsは、Googleが無料提供しているWebページの表示速度を計測、数値化してくれるツールです。

計測したいページのURLを入力すると、携帯電話とパソコンで表示されるそれぞれの速度を数値にして表示してくれます。

0から49なら遅い、50から89で平均、90から100なら速いという判定になり、速度を上げるために改善すべきポイントも提示してくれます。

PageSpeed Insightsに関する情報は以下のページでより詳しくご覧いただけます。

WordPress(ワードプレス)

WordPressは、CMS(Contents Management System、コンテンツ管理システム)の1つで、簡単にWebサイトやブログ運営を行うことができる無料ツールです。

WordPressは、日本を含む世界中のWebサイトの運営や管理に使われており、テーマやプラグインを選ぶことで、見た目の良いホームページ作りができるのはもちろん、様々なカスタマイズも可能です。

予算を抑えて、サイトの立ち上げや運営を行いたい場合には、WordPressの活用をおすすめします。

その他

SEO対策のために知っておきたい用語をご紹介しました。

最後は、SEO用語ではないですが、Googleがこれまで行ってきた有名なアルゴリズムアップデートを3つご紹介します。

ハミングバードアップデート

ハミングバードアップデートは、日常会話のような検索クエリからでも、ユーザーの検索意図を正確に汲み取り、適切な検索結果画面を表示できるようにしたGoogleアルゴリズムです。

具体例としては、「おすすめ ランチ」という検索に対し、ハミングバードアップデート後は「現在地近くでランチがおすすめなお店」と判断し、ユーザーの現在地近くでランチがおすすめなお店を上位表示させるようになりました。

ハミングバードアップデートが実施されたことで、キーワードの検索意図に沿った回答が得られるようになったことから、ユーザーにとってGoogleはより便利なものに進化したと言えます。

パンダアップデート

パンダアップデートは、日本で2012年7月に実施された低品質なコンテンツを上位表示させないためのシステムです。

2012年7月以前は、SEO対策の手法として内容の似通ったページを量産したり、ページ内にやたらと広告リンクが貼られているページが氾濫していました。

こうしたページの作成は、ユーザーに有益ではないため、ペナルティの対象となりました。

ペンギンアップデート

ペンギンアップデートは、スパム行為を行ったサイトにペナルティを与え、検索結果画面の上位に表示させないシステムです。

スパム行為とみなされる行為には、自作自演リンクやペイドリンク、クローキングや隠しテキスト・リンクが挙げられます。

以上、SEO対策を進める際に、よく使われる用語集のご紹介でした。

このページをお気に入り登録いただき、知らないSEO用語が出てきたときには、辞書のようにご活用ください。