SEOツールと一口に言っても、キーワード選定やサイト解析、競合サイトの分析ができるものなど、種類が沢山あります。
しかし、どのツールをどのように利用すれば良いか分からず、お困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このページでは、SEO対策に有効なツールを種類別にご紹介します。
年間100本以上のSEOコンテンツを作成している筆者が、おすすめできるSEOツール(無料・有料)を機能別に解説。利用目的ごとに選択の基準となる機能を確認しながら、自社サイトに必要なSEOツールを見つけましょう。
この記事でわかること
【比較表】おすすめのSEOツール一覧
以下の表では、今回紹介しているSEOツールを一覧で比較しています。
得意領域や無料トライアルの有無なども記載しているため、興味のあるツールがあれば、ボタンをクリックして詳細をご覧ください。
ツール名 | キーワード調査 | ライティング機能 | 順位計測 | 費用/無料トライアル | 得意領域 |
---|---|---|---|---|---|
Google Analytics(GA4) | △ | × | × | 無料 | アクセス分析 行動分析 |
Google Search Console | ◯ | × | ◯ | 無料 | アクセス分析 インデックス管理 |
キーワードプランナー | ◯ | × | × | 無料(一部広告出稿で詳細利用可) | キーワード調査 |
EmmaTools | ◯ | ◯ | ◯ | 無料プランあり(有料プランは無料トライアルあり) | 記事執筆 キーワード分析 |
残りのSEOツール一覧を表示
SEARCH WRITE | ◯ | ◯ | ◯ | 有料(無料トライアルについては要確認) | コンテンツ改善・キーワード提案 |
MIERUCA | ◯ | ◯ | ◯ | 60日間無料トライアルあり | SEO分析・競合比較 |
TACT SEO | ◯ | ◯ | ◯ | 無料プランあり | 記事構成作成・SEO分析 |
Pascal | ◯ | ◯ | ◯ | 有料(4日間の無料体験あり) | 順位計測・サイト分析 |
tami-co | ◯ | ◯ | ◯ | 有料(無料トライアルについては要確認) | キーワード分析・市場調査 |
Deep Editor | × | ◯ | × | 7日間の無料トライアルあり | 記事リライト・構成最適化 |
ツクレルSEO | ◯ | ◯ | ◯ | 有料(無料トライアルについては要確認) | SEO記事作成・内部施策支援 |
PageSpeed Insights | × | × | × | 無料 | サイト速度改善・モバイル最適化 |
Lumar | × | × | × | 有料(無料トライアルあり) | コンテンツ監査・構造改善 |
Screaming Frog | × | × | × | 無料版あり(有料版は年間ライセンス制) | クローリング・内部リンク分析 |
Ahrefs | ◯ | × | ◯ | 有料(7日間7ドルの有料トライアルあり) | 被リンク分析・競合調査 |
SEMrush | ◯ | × | ◯ | 7日間の無料トライアルあり | 総合SEO分析・海外向け施策 |
SimilarWeb | △ | × | × | 無料版あり(有料プランあり) | アクセス解析 競合トラフィック分析 |
MOZ | ◯ | × | ◯ | 無料プランあり(有料プランは30日間の無料トライアルあり) | ドメイン評価・SEO分析 |
ラッコキーワード | ◯ | × | × | 無料版あり(有料プランあり) | 関連キーワード抽出・ネタ探し |
Ubersuggest | ◯ | × | ◯ | 無料版あり(有料プランあり) | キーワード分析・競合調査 |
Keywordmap | ◯ | × | ◯ | 1週間の無料トライアルあり(企業向け) | コンテンツ企画・市場分析 |
GMO順位チェッカー | × | × | ◯ | 無料版あり(有料プランあり) | 順位計測・簡易SEO分析 |
GRC | × | × | ◯ | 無料版あり(有料版は買い切り型や月額制など) | 順位計測・推移分析 |
BULL | ◯ | ◯ | ◯ | 有料(無料トライアルについては要確認) | 順位計測・競合比較 |
User Insight | × | × | × | 有料(無料トライアルについては要確認) | ユーザー行動解析・ヒートマップ |
Microsoft Clarity | × | × | × | 無料 | ユーザー行動解析・ヒートマップ |
Google公式の無料SEOツール
それでは、具体的にSEOツールを紹介していきます。
まずはGoogleが公式で提供している、SEO対策に欠かせない無料ツールを紹介します。
Google Analytics(GA4)
Google Analytics(グーグルアナリティクス)は、Webサイト内にトラッキングコードを埋め込むことで、流入したユーザーのアクセス解析や流入後のユーザー動向を分析できる無料ツールです。例えば、ユーザーがWebサイト内のどのページに着地し、どのように回遊してコンバージョンに達したのか追跡できます。
Google Analyticsで解析できるデータは非常に多く、取得したデータの解析には専門性が求められるものの、SEO対策をはじめ、Webサイトの分析を行う上で欠かせないSEOツールです。
Webサイトを立ち上げ、これからSEO対策に注力していくのであれば、まずGoogle Analyticsの設定を済ませましょう。
Google Analyticsの設定方法については、『GA4(Googleアナリティクス4)とは?UAとの違いや設定方法、注意点をわかりやすく解説』に分かりやすくまとめていますので、ご参照ください。
Google Search Console
Google Search Console(グーグルサーチコンソール)は、Webサイト内の各ページがどのようなキーワードで検索されているのか、そこから何回クリックされたか、インデックスされているかなど、Webサイトの検索パフォーマンスを確認できるSEOツールです。また、アップロードしたWebページのインデックス登録をリクエストしたり、SEOペナルティを受けた際にGoogleからのメッセージを受け取ったりできる機能を備えています。
先に紹介したGoogle Analyticが「Webサイトへアクセスしたユーザーの行動」を分析するSEOツールであるのに対し、Google Search Consoleは「ユーザーがWebサイトにアクセスするまでの動向」を確認できるSEOツールです。
Google Search Consoleも、SEO対策に必要なデータを無料で取得できるSEOツールなので、Webサイトをローンチさせたら必ず設定を済ませておきましょう。
Google Search Consoleの設定方法や使い方は『Googleサーチコンソールとは?基本機能と使い方をわかりやすく解説』にまとめているので、ご参照ください。
キーワードプランナー
キーワードプランナーは、キーワードの月間検索ボリューム数をチェックできる無料のSEOツールです。
Google広告を利用する際、設定するキーワードを選ぶための無料ツールですが、SEO対策のキーワード選定にも活用できます。キーワードプランナーは、月間検索ボリュームの他、競合性や広告を出した際の入札金額も提示してくれるため、そこから対策キーワードの難易度を予測するのに役立ちます。
ただし、Google広告で一定数以上の広告費用を運用しないと、キーワードプランナーに表示される月間検索ボリューム数は具体的な数値ではなく、「1000~1万」などの幅で表示されるので注意が必要です。
キーワードプランナーの詳しい使い方については『キーワードプランナーとはどんなツール?基本機能と使い方を解説!』をご参照ください。
ここまで、Googleが無料で提供するSEOツールを紹介しました。いずれもSEO対策を含む、Webマーケティングには必須となるものばかりなので、設定を済ませ、データ収集や戦略立案にお役立てください。
おすすめのコンテンツSEOツール8選
SEO対策の最重要項目の一つ、コンテンツSEOに役立つおすすめのSEOツールを紹介します。
EmmaTools
EmmaTools(エマツールズ)は、弊社、株式会社EXIDEAが開発、提供しているSEO対策に特化したツールです。
EmmaToolsには、これまで多くのWebサイトをコンテンツSEOで上位表示させ、成功に導いた弊社のノウハウが詰め込まれています。
コンテンツSEOでは、ユーザーの検索意図に沿った高品質なコンテンツ作成が必要です。とはいえ、「高品質」という表現は抽象的で、コンテンツを作成する際、何を目標にすれば良いかは分かりません。EmmaToolsは、作成するコンテンツの内容を独自のSEO評価で数値化します。その上で、対策キーワードで上位表示されているWebページを基に目標スコアを設定、クリアを目指すことでSEO対策未経験の方でも、プロレベルの「高品質」なコンテンツライティングが可能になります。
また、対策キーワード選択後、ワンクリックでコンテンツのタイトルや見出し、さらに文章もAIによる自動生成が可能なため、コンテンツSEOの業務効率化に貢献します。
その他、EmmaToolsにはSEOツールとして以下の機能を搭載しています。
- 検索順位チェック
- キーワード分析
- 競合サイト分析
- コピー率チェック機能
- コンテンツ作成・改善
これからSEO対策に取り組んでいきたい方やコンテンツSEOにチャレンジしたものの上位表示されないことにお悩みの方に、EmmaToolsはおすすめです。
7日間の無料トライアルを用意しているのでぜひ、お試しください。有料プランは個人なら月額2,728円から、法人の場合は月額25,000円からとなっています。
SEARCH WRITE
SEARCH WRITE(サーチライト)は、株式会社PLAN-Bが提供しているSEOツールです。
Webサイトのテーマを選択すると、対策すべきキーワード候補を列挙してくれます。そこからキーワードを選ぶと、タイトルや見出し、文章を独自のデータベースに基づいてAIが自動生成。コンテンツSEOを効率よく進めるのに役立ちます。
SEARCH WRITEは、「わかりやすく誰でも使えること」「分析に時間をかけないこと」「施策の立案まで行えること」「効果検証まで行えること」を特徴としています。 また、SEO施策の効果検証ができる機能など、他にはない独自機能を搭載しています。
さらに、支援実績5000社を超えるSEOコンサルタントチームが活用方法やSEOのノウハウを教えてくれます。
SEARCH WRITEは1週間の無料トライアルを用意しています。有料プランは契約内容ごとに問い合わせが必要です。
MIERUCA
MIERUCA(ミエルカ)は、株式会社Faber Company(ファベルカンパニー)が提供するSEOツールです。
キーワードは、分析機能が優れており、ユーザーニーズに適したコンテンツSEOに最適です。対策したいキーワードを選ぶと、AIがタイトルや見出し、文章を自動作成してくれます。
また、MIERUCAはWebサイト内で不足している要素を可視化できます。そこから競合サイトに負けないコンテンツSEOを進め、ライバルに負けないWebサイト作りを目指します。
アカウントを作成すると10日間の無料トライアルを利用可能です。有料プランは、問い合わせをして確認する必要があります。
TACT SEO
TACT SEO(タクト エスイーオー)は、株式会社ウィルゲートが提供しているSEOツールです。
TACT SEOは、ChatGPTと連携してコンテンツSEOに必要な記事構成や文章の作成をすることができます。また、競合サイトの流入キーワードの確認や関連キーワードチェック、さらにURLを入力するだけで競合サイトと比較を行い課題点を自動抽出する機能を搭載しています。
SEOの専門知識がない初心者でも、TACT SEOの指示に沿ってSEO対策を進めることができます。
無料プランも用意されており、実際に使いやすさや機能を試すことができます。有料プランは初期費用100,000円から、月額利用料金は90,000円からとなっています。
Pascal
Pascal(パスカル)は、パスカル株式会社が提供するSEOツールです。
競合サイトを分析し、統計データから運営しているWebサイトに不足している要素を抽出します。また、分析したデータを抽出できるレポート機能があるため、コンテンツSEOに必要な改善内容を指示書にまとめることができます。
さらに、指定エリアの検索順位が確認できる機能や使いやすいUIデザインなど、SEO対策に役立つ機能が搭載されています。
Pacalは4日間の無料トライアルを提供、有料プランは8万円からとなっています。
tami-co
tami-co(タミコ)は、CROCO株式会社が提供しているSEOツールです。
コンテンツSEOに必要な「SEO記事をAIでサクッと作成」としており、AIがキーワード選定からタイトルや見出し、文章まで自動生成、それらを独自データに基づいてスコアリングします。また、コンテンツSEOに欠かせない競合調査やユーザーニーズの解析機能も搭載しています。さらに導入後、3カ月間の手厚いサポート体制も用意しています。
7日間の無料トライアルが用意されており、有料プランは月額39,800円からとなっています。
Deep Editor
DeepEditor(ディープエディター)は、株式会社ipeが提供するSEO特化型のAIライティングツールです。このツールは、Webサイト固有の情報を学習し、オリジナリティの高いコンテンツを生み出すことを可能にします。
主な機能としては、テーマに沿ったキーワードの提案から、見出し構成や文章生成、さらにコンテンツの効果検証まで、一連の作業を効率的に支援できる点が挙げられます。キーワード調査や検索意図の理解を基盤とするため、初稿の作成だけでなく、その後の修正や改善もスムーズに行え、SEO記事制作のスピードを大幅に高めることができます。
料金体系は「初期費用+月額料金+オプション」で構成され、利用目的に合わせて「ライト」「スタンダード」「エキスパート」の3種類のプランが用意されています。ライトプランは小規模サイトに適し、エキスパートプランは複数サイトを運営する場合に最適です。
このように、DeepEditorはSEO初心者から中級者まで、記事制作における「品質」と「効率」の両立を目指す方に特におすすめできるツールです。
ツクレルSEO
ツクレルSEO(ツクレルエスイーオー)は、株式会社マイナビが提供する、SEO記事制作を支援するツールです。
このツールには、指定したキーワードからペルソナやニーズ、記事の構成案、さらに本文までをAIが自動生成する「記事作成支援機能」が備わっており、効率的な執筆を強力にサポートしてくれます。また、その後の工程では「ファクトチェック機能」が働き、本文に含まれる誤りやコピーの疑いをAIが検出し、根拠と代替案を提示することで、記事全体の信頼性を高めることができます。
料金面においては、導入を検討しやすいよう無料トライアルが用意されており、基本プランは月額45,000円(初期費用なし)。さらに、生成する記事数やアカウント数に応じて柔軟な契約が可能となっています。
おすすめの内部対策用SEOツール3選
次は、検索エンジンにWebサイトの情報を正しく読み取ってもらうための内部対策に役立つSEOツールを紹介します。
PageSpeed Insights
PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)は、Webページの表示速度をスコアで測定してくれるSEOツールです。
Webページの表示速度は、ユーザービリティに大きな影響を与えます。表示されるまでに時間がかかると、ユーザーはコンテンツを見る前にWebページから離脱します。一方、表示速度が速い快適なWebページであれば、ユーザーにコンテンツを読み進めてもらえる可能性が高くなります。
PageSpeed InsightsにWebページのURLを入力すると、表示速度を数値化し、基準に達しているか診断してくれます。問題点がある場合は、具体的な改善策と一緒に表示されるので、対策しやすいです。
Googleは、ユーザーにとって快適なWebページであるかを評価しており、Webページの表示速度を改善することは、SEO評価に良い影響をもたらす可能性が高いです。
PageSpeed Insightsの使い方やデータの見方は『PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)の使い方と表示速度の改善方法』で解説しています。
Lumar
Lumar(ルマー)は、GMO TECH株式会社が提供しているSEOツールです。
対象となるWebサイトのドメインを入力すると、Googleのエンジニアとディスカッションしながら開発された高精度なクローリング技術で、JavaScriptを使用したWebサイトでもクロールすることができます。
Webサイトを調べ上げ、コアウェブバイタル指標を含む、250以上のSEO内部評価指標を自動で監査。目視だけでは困難な問題点を素早く可視化してくれます。ECサイトなど規模の大きなWebサイトを運営している場合、手放せない内部対策SEOツールと言えます。
問い合わせをすると、無料でWebサイトの内部対策SEO診断をしてもらえます。利用料金についても問い合わせが必要です。
Screaming Frog
Screaming Frog(スクリーミングフロッグ)は、イギリスのScreaming Frog Ltdが提供している内部対策SEOツールです。
Webサイトのドメインを入力すると、内部対策に関連する情報を一覧化し、診断します。抽出したデータはエクスポートすることも可能となっており、XMLサイトマップの作成もできます。
無料で利用できるプランもありますが、年額199ポンドの有料版を利用すると高度な情報を取得、分析できます。本格的な内部対策SEO対策を進めたい方におすすめです。
ただし、Screaming Frogは英語版のみとなっているので注意が必要です。
おすすめの競合調査用SEOツール4選
競合他社サイトに勝つことができなければ、上位表示させることはできません。そのためには、競合他社サイトを調査し、勝つために必要なSEO対策を知る必要があります。
ここから、競合他社サイトを調査するためのSEOツールを紹介します。
Ahrefs
Ahrefs(エイチレフス)は、シンガポールにあるAhrefs Pte. Ltd.が運営するSEOツールです。
Ahrefsのツールの1つ、被リンクチェッカーを使うと、Webサイトに貼られた被リンク数やリンク元のWebサイト情報、アンカーテキストを調べることができます。また、Ahrefsはその他にもサイトエクスプローラーという外部対策用SEOツールを提供しており、こちらではWebサイトのページ数や構造、内部リンクを確認することが可能です。
Ahrefsは、その他にもキーワードや競合サイトの分析、検索順位の確認ができるツールなど、複数のSEOツールを提供しています。
無料で利用できるツールもありますが、表示される情報に制限がかかっています。月額19,900円からの有料プランだと詳しい情報を調査することができます
SEMrush
SEMrush(セムラッシュ)は、アメリカのSemrush Inc.が提供しているSEOツールです。
運営しているWebサイトおよび競合サイトのアクセス数や流入経路、さらに推定アクセス数を調査することができます。また、被リンクの数を確認することができるため、競合サイトがどのくらいのドメインパワーを持つのか知ることも可能です。
さらに、競合調査用SEOツールとしてだけでなく、SEO対策やWeb広告対策に必要な情報を全て調べることのできるオールインワンツールです。
14日間の無料トライアルが用意されており、有料プランは月額139.95USドルからとなっています。
なお、SEMrushは一部表記が英語になっているので注意しましょう。
SimilarWeb
SimilarWeb(シミラーウェブ)は、イスラエルのSimilarweb社が提供しているSEOツールです。
調査したい競合サイトのURLを入力すると、推定アクセス数やカテゴリー内での検索順位、直帰率などのSEOデータを表示してくれます。また、ユーザーがアクセスする前に、どのWebサイトから流入したかを知ることも可能です。
さらに、Webサイトの情報から、Similarwebが競合と認識したWebサイトの一覧も見ることができます。
アカウントを作成することで無料でも利用できますが、表示されるデータに制限があります。月額125USドルからの有料プランなら、SEO対策に必要な詳細データを閲覧できるようになります。
MOZ
MOZ(モズ)は、アメリカのMOZ社が提供しているSEOツールです。
MOZのSite Explorerに調査したいWebサイトのURLを入力すると、被リンクの数やリンク元のWebサイト、アンカーテキストの情報に加え、その中にスパムと判断される可能性のあるリンクの数も表示します。
また、MOZはキーワードや競合サイト、中古ドメインを調査するSEOツールや対策キーワードの検索結果画面の表示情報などをチェックするSEOツールを用意しています。
アカウントを作成すれば無料で利用できるものがあるものの、閲覧できるのは一部の情報のみとなっています。月額99USドルからの有料プランにアップグレードすれば、閲覧できる情報を増やすことができます。
注意点として、MOZは英語表記のSEOツールなので、翻訳ツールを併用しましょう。
おすすめのキーワード分析用SEOツール3選
SEO対策において、キーワード選びが重要なのは言うまでもありません。ここでは、キーワードの競合の強さや検索ボリューム、関連キーワードなどの調査に役立つキーワード分析用SEOツールを紹介します。
ラッコキーワード
ラッコキーワードは、ラッコ株式会社が運営するキーワード分析用SEOツールです。
検索窓に調査したいキーワードを入力すると、関連キーワードやサジェストキーワード、共起語などを50音順に表示してくれます。これらの情報は、キーワードの検索意図を調べるのに役立ちます。
また、推定流入数の多いキーワードや月間検索ボリューム、Q&Aサイトでの表示情報などの調査を行うことも可能です。
登録なしでも無料で1日5回まで利用可能、アカウント作成をすると1日30回まで利用回数を増やすことができます。さらに月額440円からの有料プランにアップグレードすると、調査できる回数や利用できる機能を増やすことができます。
Ubersuggest
UberSuggest(ウーバーサジェスト)は、アメリカのNEILPATER社が提供しているSEOツールです。
トップページの検索窓にキーワードを入力すると、月間検索ボリューム数やWeb広告でのクリック単価、それらに基づいたSEO難易度を確認できます。
また、UbesSuggestの検索窓にWebサイトのURLを入力すると、上位表示できているキーワードや月間推定アクセス数、独自データから算出したドメインパワーなどを調べることも可能です。
無料で1日3回まで利用可能ですが、表示される情報に制限があります。有料プランでは、検索回数や閲覧できる情報量を増やすことができます。月額プランなら4,999円から、買い切りは49,990円からとなっています。
Keywordmap
Keywordmap(キーワードマップ)は、株式会社CINCが提供する総合型のSEO・マーケティング分析ツールです。
このツールでは、入力したキーワードに関連する検索意図や、競合が上位表示しているページを分析できます。そのため、コンテンツ制作の方向性を効率的に決定することが可能です。さらに、Webサイト全体の流入状況や競合の集客施策を俯瞰して把握できるため、SEO戦略の立案から改善までを一貫して支援します。
また、無料トライアルが用意されており、有料プランは利用規模や必要な機能に応じて複数の選択肢から契約できます。
キーワード分析ツールについては、『キーワードツールおすすめ23選!有料・無料それぞれ使い方を紹介』にもっと詳しくまとめていますので、ご参照ください。
おすすめの検索順位チェック用SEOツール3選
続いて、対策キーワードの検索順位を計測する検索順位チェック用SEOツールを紹介します。
GMO順位チェッカー
GMO順位チェッカーは、GMOソリューションパートナー株式会社が提供する検索順位チェックツールです。自社サイトや競合サイトのキーワード順位を日々自動で記録し、その推移をグラフで視覚的に確認できるため、SEO施策の効果検証に役立ちます。
クラウド型サービスのため、どのデバイスからでも最新データにアクセスでき、さらに直感的な分析を可能にするグラフ表示機能を備えています。また、レポートを自動で出力できるので、社内共有やクライアントへの報告もスムーズです。
料金体系は無料版と有料プランがあり、まずは無料で気軽に試せる点も魅力のひとつです。初心者から実務担当者まで幅広く利用できる、実用的な順位計測ツールといえるでしょう。
GRC
GRCは、SEOツールラボが提供する、検索順位チェック用SEOツールです。
最新の検索順位だけでなく、順位変動をグラフ形式で確認できます。GRCを利用するには、ダウンロードして端末にインストールする必要があります。
無料でも利用できますが、詳細情報を閲覧したい場合は有料版へのアップデートとなります。有料版は年間4,860円で、5ドメインの検索順位をチェックすることができます。
BULL
BULL(ブル)は、株式会社ディーボが提供している検索順位チェック用ツールです。
GoogleとYahoo!、Bingの検索順位をキーワードごとに100位まで表示してくれます。また、1ヶ月から12か月まで、期間別の順位変動データを見ることができます。さらに、クラウド型ツールなのでインストールが不要、Webブラウザ上で操作できます。
2週間の無料トライアルを用意しており、継続して利用したい場合は月額1,150円からの有料プランへの加入が必要です。
おすすめのヒートマップツール2選
ヒートマップツールを使い、ユーザーの行動を読み取ることで、ユーザビリティの向上させ、CVRを改善することに役立ちます。
ここではユーザー動向改善に役立つヒートマップツールをご紹介します。
User Insight
User Insight(ユーザーインサイト)は、株式会社ユーザーローカルが提供しているSEOツールです。
Webページを訪れたユーザー行動やクリック行動を可視化できるヒートマップツールです。ユーザーの属性(性別や年齢や地域)を細かく解析でき、顧客データを可視化できます。
User Insightは有料ツールであり、資料請求や料金確認には問い合わせが必要です。
Microsoft Clarity
Microsoft Clarity(マイクロソフト クラリティ)は、マイクロソフト社が提供する無料のユーザー行動解析ツールです。
ユーザーが実際にページをどのように閲覧しているかを再現できる「セッションリプレイ」や、クリックの集中箇所を可視化できる「ヒートマップ」といった機能を備えています。これらを活用することで、離脱ポイントや改善すべきUIの課題を明確にし、SEO対策やコンバージョン率の向上に役立てることが可能です。
料金は完全に無料で、利用にあたって追加費用や有料プランは一切不要です。そのため、初心者から上級者まで幅広く活用でき、導入のハードルが低い解析ツールといえるでしょう。
SEOツールの種類
こちらでは、SEOツールにはどのような種類があるのか、目的別に紹介します。
- コンテンツSEOツール
- 内部対策SEOツール
- 外部対策SEOツール
- キーワード分析用SEOツール
- 検索順位チェック用SEOツール
- 競合調査用SEOツール
- ヒートマップツール
各ツールの特徴や機能について紹介していきます。
コンテンツSEOツール
コンテンツSEOツールは、新しいコンテンツの作成や既存コンテンツのリライトなどに利用するツールです。
検索エンジンは、対策キーワードに関連し、ユーザーの検索意図に合った情報を提供しているコンテンツを高く評価します。コンテンツSEOツールは、検索エンジンから高評価を得られるコンテンツ作成を支援するためのツールです。
コンテンツSEOツールを活用することで、初心者でも効率的に質の高いコンテンツを作成でき、検索結果で上位表示を目指すことが可能になります。
内部対策SEOツール
内部対策SEOツールは、Webサイト内の情報を検索エンジンに正しく伝えるためのツールです。
SEOに影響を及ぼすHTMLタグや内部リンク、リダイレクトページの最適化やリンク切れなどをチェックし、改善点を教えてくれます。これらの対策を進めることで、検索エンジンにWebサイトを正しく理解してもらい、上位表示を目指します。
外部対策SEOツール
外部対策SEOツールは、運営するWebサイトが外部サイトからどのような影響を受けているか確認できるツールです。
外部サイトから貼られた被リンクの数やリンク元Webサイトの評価を調べることができます。質の悪い被リンクの否認や運営するWebサイトと関係のない外部サイトからの被リンクを見つけて処理するのに役立ちます。
キーワード分析用SEOツール
キーワード分析用SEOツールを使うと、キーワードごとの月間検索ボリュームや関連キーワードなどを調べ、分析するのに役立ちます。
対策キーワードと結びつきの強い関連キーワードをチェックすることで、ユーザーの検索意図を把握しやすくなります。また、Webサイトの成長に合わせた対策キーワード選びにも役立ちます。
検索順位チェック用SEOツール
対策キーワードを決め、コンテンツを作成した後の検索順位を確認したい場合、検索順位チェック用SEOツールを利用します。
コンテンツSEOに注力し、ユーザーの求める情報を網羅したコンテンツを作成できたら、表示される検索順位が気になるもの。検索順位チェック用SEOツールを使えば、インターネット公開後、対策キーワードに対する検索順位を確認できます。SEO評価を上げるための現状把握にも、必要不可欠なツールと言えます。
競合調査用SEOツール
SEO対策では、競合サイトの調査も重要な施策の1つです。
競合調査用SEOツールを使うことで、ライバルとなる競合サイトが検索エンジンからどのように評価され、どのようなキーワードで上位表示されているか調べることができます。
これらの情報を把握することで、運営するWebサイトに何が必要かを確認し、不足した情報を加えることで上位表示を目指します。
ヒートマップツール
ヒートマップツールとは、ユーザーがWebサイトに流入した際、どこまで読み進め、どこをクリックしたのか、視覚的にチェックできるツールです。
SEO評価には、ユーザー動向も影響しており、ユーザーがページを読み進めずに離脱すると、検索エンジンに「すぐにユーザーが離脱する満足度の低いコンテンツ」と判断されてしまい、その結果、検索順位が下がります。
ヒートマップツールを使ってユーザー動向の解析を進め、問題点を改善することでユーザーの満足度を高めて検索エンジンからの評価を獲得しましょう。
SEOツールの選び方
SEOツールは、どれもSEO対策に役立つものですが、運営するWebサイトに最適なものを選ぶにはどうすれば良いのでしょうか。
ここでは、SEOツールの選び方について解説します。
進めたいSEO対策とSEOツールの特性が一致しているか確認する
SEO対策は、大きく「コンテンツSEO」「内部対策」「外部対策」の3つに分けられ、それぞれで必要となるSEOツールも異なることをお伝えしました。例えば、Webサイトをローンチしたばかりの段階では、まずコンテンツ作成に注力することが重要です。コンテンツがある程度整ってきたら、次に内部対策に取り組むべきです。その後、Webサイト内部が最適化された段階で、外部サイトからの被リンクを調整する外部対策に進むとよいでしょう。
このように、Webサイトの成長段階に応じて、実施すべきSEO対策の内容は変化します。そのため、それぞれの段階に合った特性を持つSEOツールを選ぶことが重要です。
ただし、SEOツールを選ぶ際に、機能だけを見比べてしまうと、あれもこれも試してみたくなることがあります。まずは現在運営しているWebサイトの状態を確認し、必要なSEO対策を明確にした上で、それに最適なSEOツールを選ぶようにしましょう。
無料トライアルで使いやすさをチェックする
SEOツールは、目的に合わせて開発されているため、それぞれ使い方や仕様が異なります。
WebサイトのSEO対策に必要な機能を持つSEOツールを見つけたら、無料トライアルの有無を確認し、実際に利用してみることをおすすめします。SEO対策は継続して行わなければならないため、SEOツールを導入する際は機能面だけでなく、使いやすさを確認することも重要です。
SEOツールの使いやすさは、SEO対策の作業効率に影響を及ぼします。SEOツールの導入を検討する際は、SEO対策の担当者が実際に試した上で使いやすいものを選ぶことが重要です。
困った時のサポート体制を確認する
求めている機能を備えた使いやすいSEOツールを導入しても、その機能を十分に活用するためには正しい使い方を理解することが不可欠です。ツールには説明書や解説動画が用意されていることが一般的ですが、これらは基本的な使い方の説明にとどまり、特定の状況に対応した情報が見つからない場合もあります。
さらに、誤った使い方をしてデータを損傷させてしまうと、復元が必要になります。しかし、復元方法がすぐに見つからなければ、大きな問題となります。
そのため、SEOツールを選ぶ際には、トラブルが発生したときに迅速に対応してくれるサポート体制が整っているかどうかも重要なポイントです。
安心して使い続けるためにも、SEOツールを選ぶ際はサポートが整備されたものを選ぶようにしましょう。
まとめ:Webサイトの成長に合わせたSEOツールを選ぶなら
SEO対策を効率的に進めるには、目的に合ったツールを選ぶことが大切です。今回ご紹介した26種類のSEOツールは、キーワード調査や記事作成、順位チェック、アクセス解析など、それぞれ得意分野が異なります。「とにかく手軽に始めたい」「業務効率を高めたい」「競合に差をつけたい」など、自分の課題に合うツールを見極めることで、無駄な作業を省き、成果を最短で引き寄せることができます。
このように、Webサイトの成長度合いに合わせ、「今」必要なSEOツールが何なのかを見極めましょう。その上で、無料トライアルを利用し、使いやすさを実感できたSEOツールを導入すると良いです。
もし、Webサイトをスタートさせて間もない方やコンテンツを作成し続けているものの上位表示されるWebページが少ないことにお悩みなのであれば、弊社が開発、提供しているEmmaToolsをぜひ、お試しください。
SEO知識がない方でも、検索エンジンに評価してもらえるコンテンツを可視化された「スコア」を見つつ、作成できます。以下のボタンから、7日間の無料トライアルをご利用いただけます。