
このページでは、SEO対策に有効なツールを機能別に紹介しています。
SEOツールと一口に言っても、キーワード選定やサイト解析、競合サイトの分析ができるものなど、沢山あります。どのツールをどう利用すべきか分からず、お困りの方も多いのではないでしょうか。
そこでこのページでは、年間100本以上のSEOコンテンツを作成している筆者が、おすすめできるSEOツール(無料・有料)を分析機能別に紹介いたします。
まず初めにSEOツールを選ぶ際の基準になる分析機能を説明し、機能別におすすめのSEOツールを紹介しています。
それでは早速見ていきましょう。
目次
SEOツールの種類を紹介!各分析に応じた違いを比較
SEOツールには、SEO効果を診断できるツールやキーワード分析ができるツールなど、様々な種類があります。自社サイトに必要なSEOツールを判断するために、まずはどんな種類があるのかを知りましょう。
- SEOライティング・リライトツール
- 検索順位チェックツール
- キーワード分析ツール
- 競合サイト分析ツール
- 内部分析ツール
- ヒートマップツール(ユーザー動向分析)
- 被リンクチェックツール
- リンク切れチェッツール
- コピー率チェックツール
次に各ツールの特徴や機能をご紹介します。
SEOライティング・リライトツール
新規でSEOコンテンツを作成する際や、SEOコンテンツのリライトに使えるツールです。
検索順位チェックや、コピー率チェックなどに加え、コンテンツ内で使用すべきキーワードがサジェストされます。
コンテンツ領域のSEO対策において、どこを改善すべきかを教えてくれます。
SEOコンテンツの書き方がよくわからない方や、既存コンテンツの検索順位が上がらない方におすすめのSEOツールです。
検索順位チェックツール
対策KWに対して自社サイトの検索順位をチェックするseoツールです。
SEO評価を上げるための現状把握や管理には必要不可欠のツールでしょう。
毎日の順位変動が一目で判断できるため、対策が練りやすくなります。
キーワード分析ツール
キーワード分析ツールは、検索ボリュームの調査や関連キーワードの取得などができるツールです。
コンテンツ作成に必要なユーザーニーズを簡単に分析することができます。
競合サイト分析ツール
競合サイトがどんなキーワードを取得しているのか、どの順位にいるのか、チェックできるツールです。
SEO対策はコンテンツの品質以外にも、コンテンツ数や被リンク数・ドメインパワーなど、様々な要素が複合的に影響します。
そのため、競合サイトの対策キーワードや流入キーワードを分析・比較し、自社サイトの不足点を対策する必要があります。
内部分析ツール
サイト内部において、SEO対策が最適化されているかを分析するツールです。
SEOに影響度が高いタグや内部リンク、リダイレクトページの最適化など、様々な観点から内部要因の改善点が分かります。
ヒートマップツール
ユーザーがページへ流入した際に、どこまで読んだのか・どこをクリックしたのか視覚的にチェックできるツールです。
SEOの評価には、ユーザー動向も影響します。仮にユーザーがページを読み進めずに離脱すると、Googleは「ユーザーのニーズを満たせていない」と判断します。
そのため、ヒートマップツールを用いて、ユーザー動向の解析と改善をしましょう。
被リンクチェックツール
被リンクチェックツールは、サイトのドメインや各ページに被リンクが存在しているかをチェックできるツールです。
被リンクも、SEOの評価を決める重要な要素の1つです。
競合サイトとの被リンク数やリンクの質を比較し、不足している点は対策を行いましょう。
リンク切れチェックツール
リンク切れチェックツールは、ページ内で無効になっているリンクが一括でチェックできるツールです。
リンク切れのボタンやアンカーテキストをクリックすると、“404 File
not Found”と表示され、ユーザー体験(UX)に悪影響を及ぼします。
検索順位にマイナスの影響を与える可能性があるため、ツールを活用して対策を行いましょう。
コピー率チェックツール
作成したコンテンツが他社コンテンツと比較し、コピー具合のチェックができるツールです。
コピーコンテンツと評価された場合、Googleからペナルティを受ける可能性があります。コンテンツをアップする前には、必ずツールを使ってチェックすることをおすすめします。
以上が、SEO対策で必須となる解析ツールの一覧です。
ここからはサイト運営で使用するSEOツールを具体的に見ていきましょう。
まずはGoogleが公式で提供しているSEOツールを紹介します。
Google公式の無料SEOツール
まずはGoogleが公式で提供している利用必須のSEOツールを見ていきましょう。
Google Analytics(グーグルアナリティクス)
2023年の7月1日以降はgoogle analyicsのデータ取得ができなくなるため、後継であるGoogleアナリティクス4の導入を検討すると良いでしょう。
Google Search Console(グーグルサーチコンソール)
Analyticsと比較するとシンプルで使いやすい仕様です。アップロードしたページのインデックス登録をリクエストしたり、SEOペナルティを受けた際などにGoogleからのメッセージを受け取ったりといった機能も備えています。
キーワードプランナー
ただし、一定数以上の広告費用を運用していないと、取得データに一部制限がされるため注意が必要です。
Googleトレンド
PageSpeed Insights
(ページスピードインサイト)
ここまでGoogleが無料で提供するSEOツールを紹介しました。
しかし、効率的に対策するためには、上記のSEOツールだけでは不安が残ります。
次より紹介するSEOツールもチェックして、抜かりなくSEO対策を行っていきましょう。
SEOライティング・リライトツール
SEO対策で最重要項目の一つとしてコンテンツの品質があります。
ここで紹介するSEOライティング・リライトツールは、コンテンツのSEO対策に特化したツールです。
EmmaTools™(エマツールズ)
コンテンツのSEO対策に必要な機能が揃っている万能SEOツールです。
・検索順位チェック・キーワード分析
・競合サイト分析
・コピー率チェック機能
・コンテンツ作成・改善
特におすすめなのは、コンテンツ作成・改善機能。検索エンジンで上位表示している他社サイトを自動で分析し、コンテンツ内で使うべきキーワードと、その重要度を表示してくれます。
さらに、作成した記事のSEOスコアが測定されるため、SEO効果の高いコンテンツが一目瞭然。
SEO対策未経験の方でもプロレベルのライティングが可能になります。
これからSEO対策に取り組んでいきたい、もしくは一度書いたコンテンツが上位表示せずにお悩みの方は、ぜひEmmaTools™をおすすめします。
SEARCH WRITE(サーチライト)
「わかりやすく誰でも使えること」「分析に時間をかけないこと」「施策の立案まで行えること」「効果検証まで行えること」を特徴としております。
SEOコンテンツに必要な上位サイトの見出し構造や検索意図が一目で分かります。
競合サイトを分析し、対策すべきキーワードと施策の方針を提案してくれる機能があります。また、SEO施策の効果検証ができる機能など、他のツールにはない機能が搭載されています。
支援実績5000社を超えるSEOコンサルタントチームが、導入支援でツールの活用方法からSEOのノウハウまでをお教えするため、インハウス化に不安のある方でも安心して使いこなせるツールです。
MIERUCA(ミエルカ)
自社コンテンツで不足している要素が可視化でき、SEO評価の向上に役立ちます。
また、AI機能が搭載されており、サジェストキーワードを自動分類してくれます。
キーワード対策の効率化を図りたい方におすすめのツールです。
TACT SEO(タクト エスイーオー)
また、URLを入力するだけで競合サイトと自社サイトを比較し、課題点を自動的に抽出してくれます。
SEOの専門知識がない方でもツールの指示に沿うことでSEO対策ができるため、初心者の方でも安心して活用できます。
Pascal(パスカル)
分析時間はわずか1分程度で行えるため作業の効率化を図ることができます。
また、分析したデータを抽出できるレポート機能があるため、改善指示書として活用することができます。
その他にも、指定エリアの検索順位が確認できる機能や見やすいUIデザインなど、SEO対策に役立つ機能が搭載されているツールです。
tami-co(タミコ)
また、コンテンツ作成に時間がかかる競合調査やユーザーニーズの解析がわずか3分で完了するため、大幅な作業効率化が可能になります。
導入後に3カ月間の手厚いサポート体制があるため、安心して利用を開始することができます。
SEO極
効果的な文章を作成するための補助機能や競合サイトの分析ができ、具体的にどの箇所を修正すべきなのかサジェストされます。
また、google analyticsやSearch Consoleとの連携ができ、自動でレポートの作成ができます。
コンテンツの質を担保しつつ、業務効率をしたい方におすすめです。
検索順位チェックツール
SEO対策を進める上で、対策キーワードの検索順位を計測することは必須です。
ここでは検索順位の取得に特化したSEOツールを紹介します。
検索順位チェッカー(無料)
1URLにつき5つのキーワード順位を一括でチェック可能です。
GRC(無料)
Windows、Macともに対応しているダウンロード型のツールで、最新の検索順位だけでなく、順位変動をグラフ形式で確認可能です。無料でも一部機能を利用できますがSEO対策に本腰を入れるなら有料版にアップデートが必須。
有料と言っても、年間4,860円で5ドメインの検索順位をチェックできるかなりコスパのいいSEOツールです。
BULL(有料:1,100円~/月)
クラウド型のため、インストール不要で便利です。
GRCと比較すると価格は少し高いですが、登録するキーワードをカテゴリごとに表示できるなど、対策キーワードが増えても管理しやすいのがポイント。
ビックサイトなどを運用していて対策キーワードが多い場合は、BULLの利用がおすすめです。
以上が検索順位を計測することがツールのご紹介でした。
当社の別記事ではさら細かく検索順位チェックツールをまとめていますので、ご興味ある方は是非下記よりご覧ください。
キーワード分析ツール
SEO対策において、キーワード選びが重要なのは言うまでもありません。
SEO対策で勝つには、競合の強さ、検索ボリューム、関連性などを総合的に判断し、キーワードの選定をする必要があります。
ここでは、キーワード分析に関するツールを3つ紹介いたします。
ラッコキーワード(無料)
検索窓に対策キーワードを入れるだけで関連キーワードを50音順に一覧で大量に表示してくれるので、ユーザーのニーズを漏れなく把握するのに役立ちます。
また、対策キーワードの選定を行う時にも便利です。
ちなみに、『SEO』と入れると、899もの関連キーワードが表示されます。
このように、ラッコキーワードでは、他のツールよりも大量の関連キーワードを一気に取得可能です。
Ubersuggest(無料)
そのキーワードで上位表示する可能性、競合の激しさ、検索ボリュームが確認可能です。
上位表示しないキーワードに費やす時間と労力を減らし、より効率的なキーワードに注力することができます。
SEOチェキ(無料)
内部リンク数とリンク先ページを一覧で確認することができ、ページ単位の改善に便利です。
キーワードファインダー
また、自社に不足しているキーワードが自動抽出されるため、思いがけないキーワードを見つけることが可能です。
さらには、売上につながったCVワードも分かるため、どのキーワードから対策するのか優先度をつけてSEO対策を進めることができます、
日本だけでなく、アメリカや台湾など海外も一部対応しているため、国外の調査をしたい方にもおすすめです。
競合サイト分析ツール
SEO対策で重要なことは、競合サイトに勝つことです。つまり、競合サイトより検索順位を上げる施策が必要です。どんな対策をすべきかは、競合サイトの分析をすることで見えてきます。
ahrefs
被リンク数の推移やアンカーテキストの調査だけでなく、流入キーワードの分析なども幅広く対応。
また、全ドメインの中でURLの強さを測れるURやドメインの強さを示すDRなどの独自の指標があります。
SEOツールの中でも非常に高性能なツールで、おすすめ有料ツールの1つです。
SEMrush
競合分析、SEO対策、広告効果改善など、SEOに必要な要素が全て完結するオールインワンツールです。
SEMrushは世界中で使われています。2017年、2018年と続いて、最高のSEOツールに選ばれており、世界中のユーザー数はなんと300万人。
ただし、日本での知名度を比較すると、ahrefsの方がよりおすすめできるSEOツールです。
SimilarWeb
トラッキングコードなどを使わずして、競合サイトのアクセス状況や検索キーワードを分析することができる強力なツールです。
従来はできなかった競合サイトの分析もできるため、自サイトと比較したり、自サイトの改善に役立てたりできます。
無料版もありますが、精度が低くあまりおすすめできません。使うなら、有料版がおすすめです。
SEOquake
解析したい競合ページをワンクリックするだけでタグ周りの細かい情報を閲覧することが可能です。
内部分析ツール
内部SEO対策とは「googleに自サイトの内容をきちんと読み取ってもらうための対策」です。ここでは内部対策におすすめのツールをご紹介します。
DeepCrawl
Googleのエンジニアとディスカッションしながら開発された高精度なクローリング技術で、JavaScriptを使用したサイトもクロール可能です。
コアウェブバイタル指標を含む、250以上のSEO内部評価指標を自動で監査。
目視だけでは困難な問題点を素早く可視化できます。
メディアサイトやECなどの大規模サイトを運営しているSEO担当者には手放せないツールです。
Lighthouse
google chromeの拡張機能として利用でき、ワンクリックで自社サイトの課題を抽出することが可能です。
自社サイトのパフォーマンスを三段階で色分けされており、点数が低い項目が一目で分かります。
改善指示には専門的な内容が含まれているため、初心者の方には難しく感じるかもしれません。
Screaming Frog
基本的には無料で利用開始できますが、有料版にすると高度な情報を分析できるため、専門的に活用したい方におすすめです。
抽出した情報はエクスポートしたり、XMLサイトマップの作成が可能です。
ANATOMY(アナトミー)
ANATOMYは、自社のGoogle analyticsと連携するだけで利用開始できます。
4つの情報源(Googleアナリティクス、Googleサーチコンソール、HTMLソース、画面キャプチャ)+αの情報を結合し、情報を横断的に分析することが可能です。
専門家でも時間を要する解析を大幅に短縮でき、直観的に誰でも操作することができます。
talabagani.jp
キーワードとサイトURLを指定するだけで上位10サイトの内部状況が確認でき、初心者の方でも活用しやすいツールです。
ヒートマップツール (ユーザー動向改善)
SEO対策の中でもユーザー動向の改善は重要な指標の一つです。ユーザーの行動を読み取ることでユーザビリティの向上やCVRの向上を図ることができます。
ここではおすすめのヒートマップツールをご紹介します。
Ptengine(無料~)
月間3000PVまでなら無料で1つのヒートマップを作成することができます。
3,000PVを超える場合や複数のヒートマップを作成したい場合は、月額14,800円~で利用可能です。
Mouseflow
(有料:月額2,686円〜)
計測サイト数は1ヶ月でデータ保存期間は3ヶ月です。
比較的低価格で利用できる上、オンラインサポートがついてくるので、初めてヒートマップを導入する方にもおすすめです。
以上がヒートマップツール (ユーザー動向改善)のご紹介でした。
当社の別記事ではさら細かくヒートマップツールをまとめていますので、ご興味ある方は是非下記よりご覧ください。
被リンクチェックツール
被リンクは依然として、ランキングを決める重要な要素の1つです。Backlinkoが100万サイトを調べた結果によれば、リンクの数と検索順位の間には正の相関関係があるといいます。
ただ、リンク数だけでなく、リンクの質も重要です。どんなサイトから被リンクされているかを把握し、SEO対策に役立てましょう。
ここでは、おすすめの被リンクチェックツールを紹介します。
User Insight
ユーザーの属性(性別や年齢や地域)を細かく解析でき、顧客データを可視化できます。
akakurage.jp(無料)
質の低いリンクを洗い出してくれるため、リンクチェックにかかる時間を節約できます。
Majestic SEO(有料:$49~/月)
特徴は、独自の指標であるTF(トラストフロー)によってリンクの質やパワーが確認できる点。
0~100までのスコアで被リンク先サイトの信頼性を評価できます。
また、被リンクチェック以外に、競合調査のツールとしても利用可能です。
リンク切れチェックツール
リンク切れ自体が検索順位に与える影響はないとGoogle社のJohn Muellerは発表していますが、リンク切れによりユーザー体験が損なわれ、検索順位が下がる可能性があります。
とはいえ、一つずつリンクをチェックするのは面倒ですよね。そんな時は、リンク切れを一括でチェックできるSEOツールを利用しましょう。
リンクチェッカーdead-link-checker.com(無料)
チェックには5分程かかりますが、精度が高いためリンク切れをチェックするのには最適です。
リンクチェッカーdead-link-checker.comの詳細はこちら
takotubo.jp
リンク切れチェック以外にも、インデックス状況やタイトルテキストの重複チェックが調査できます。
コピー率チェックツール
他のサイトを参考にしてコンテンツを作成した場合、そのつもりがなくてもコピー率が高くなってしまうことがあります。類似サイトとしてペナルティを受けないためにも、コピペチェックツールを利用して、コピー率をチェックしましょう。
コピペチェックツール(無料)
無料版は4,000文字以下、有料版は8000字までのコンテンツがチェック可能です。
まとめ:自社にあったSEOツールを選ぶなら
ここまで有料・無料のSEO関係のツールを紹介してきました。SEOツールには様々な種類や機能があるため、どのツールがおすすめなのか判断しづらいことが現状です。
そのため、まずはどんな機能があるのかを知り自社サイトに必要なツールを見極めましょう。
また、有料ツールの場合、導入したけど使いこなせずにお金だけ無駄になったという声も少なくありません。費やす時間とお金を考えれば、ツール選びの失敗は避けたいところです。
以下の無料資料では、年間2億円を稼ぐSEOのプロ達が実際に利用しているSEOツールと使い方を初心者向けにまとめています。ぜひSEOツールの導入前にご覧ください。