キーワードツールとは、キーワードの性質(検索ボリュームやSEO難易度)や対策キーワードの候補を調査・分析でき、自社のSEO対策のキーワード選定に役立つツールです。
SEO対策において、キーワード調査は成果を左右する重要な要素といっても過言ではありません。
そこでこのページでは、キーワードツールの基本的な機能や活用メリットを詳しく紹介し、有料・無料それぞれで厳選したおすすめキーワードツール23選も紹介、特徴を詳しく解説します。
また、キーワードツールの選び方や活用する際に注意すべきポイントも解説します。
SEO効果の最大化のために、この記事を参考にキーワードツールを検討してみましょう。
この記事でわかること
キーワードツールとは?主な機能や実現できることを紹介
キーワードツールとは、SEO対策で重要なキーワード選定に欠かせないツールであり、特定のキーワードについて詳細なデータを確認できるツールです。
キーワードによって検索ボリュームや上位表示の難易度が異なるため、適切なキーワードを選ばないと、「いつまで経っても目標の成果が得れない」場合もあり、キーワードの調査はSEO対策の成果を左右する重要な工程ともいえます。
つまり、キーワードツールを活用することがSEO対策の効果を最大化することにつながるのです。
では、キーワードツールの主な機能や具体的にどんなことを実現できるのかを紹介します。
キーワードツールの主な機能 | |
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SEO対策のキーワード候補の調査 | 自社の業界や商材にマッチしたキーワード候補を自動で抽出可能 |
競合サイトの流入分析 | 競合サイトが上位表示しているキーワードを自動で発見できる |
トレンドキーワードの発見 | 業界や市場のトレンドから、需要が高いキーワードを発見できる |
月間検索数(検索ボリューム)の調査 | あるキーワードが毎月何回検索されているかを確認できる |
関連キーワードの調査 | 特定のキーワードに関連するサブキーワードを発見でき、SEO対策のキーワード候補を広げることができる |
共起語の調査 | 共起語(同じ文脈でよく使われる単語)を分析でき、対策キーワードの候補や記事コンテンツ内で使用すべきキーワードを調査できる |
SEO難易度の確認 | 検索結果で上位表示するための難易度や競合状況を把握できる |
検索結果順位の確認 | 自社のコンテンツが検索結果の何位に表示されているか分かる |
広告出稿単価(CPC)の確認 | キーワードごとの広告単価(CPC)を確認でき、SEOだけでなく広告運用に役立つ |
このように、キーワードツールを使用すれば、キーワードの検索ボリュームから競合サイトのSEO対策状況・上位表示の状況、関連キーワードなどが分かり、SEO対策の戦略立案やキーワード選定に活用できます。
キーワードツールの活用メリット
キーワードツールでできることに続き、どんなメリットがあるのか、SEO対策のどんな作業に役立つのかを解説します。
キーワード選定を効率化できる
まずは、キーワードツールを活用することで、SEO対策のキーワード選定作業を効率化できます。
一般的に自社がSEO対策すべきキーワードを選定するには、「競合サイトが上位表示中のキーワードを調査する」「すでに自社が対策中のキーワードの関連キーワードを調査する」「(対策の優先度を決めるため)検索ボリュームを調査する」といった方法が考えられます。
これらの調査を短時間で効率良く実行できるのがキーワードツールの活用メリットです。
競合サイトが上位表示しているキーワードの分析
例えば、競合サイトを分析して対策キーワードを選定しようとしても競合サイトが膨大な数の記事を公開している場合、1つ1つの記事を確認してキーワード候補を探すのは非常に時間がかかります。
キーワードツールによっては競合サイトのURLを指定するだけで、競合サイトが上位表示中のキーワードや検索結果順位などを一覧で確認でき、競合サイトへのユーザーの流入状況を分析できます。
関連キーワードの調査
さらに、自社が対策中のキーワードの関連キーワードを自力で調査する場合、どこまで掘り下げるべきか、どのキーワードが重要かの見極めるも困難です。
こうした作業を手動で行うには膨大な時間が必要ですが、キーワードツールを利用すれば、これらのキーワード選定作業を短時間で効率よく進めることができます。
検索ボリュームの調査
また、キーワードツールを使う最大のメリットは、検索ボリュームが把握できる点。そもそも検索ボリュームはツールなしでは調査が難しく、検索ボリュームを把握できればより検索数の多いキーワードを選定するなども可能になります。
以上、より多くのキーワードを短時間で分析、選定できるようになる点がキーワードツールの活用メリットの1つです。
SEO戦略を組むことができる
キーワードツールを活用すれば、SEO戦略を組み立てることもできるようになります。
SEO戦略を策定するには、まず対策すべき候補のキーワードを洗い出すことから始まります。この時、キーワードツールを活用すれば、想像できなかった新しいキーワードの発見ができ、戦略が立てやすくなります。
そして次に、洗い出したキーワードの中から、検索ボリュームや上位表示の難易度を調査し、自社に最適なキーワードを選定していきます。
この時もキーワードツールを使うことで、これらのデータを迅速かつ正確に把握することが可能となり、どのキーワードから取り組むべきかが明確に分かります。
このように、効率的にSEO戦略を組み立てるためにもキーワードツールが役に立ちますので、リソースがない方にこそ活用がおすすめです。
SEO戦略の立て方については『SEO戦略の立て方をプロが解説!具体的な手順や、重要性とは?』に情報をまとめているのでご参照ください。
無料で使えるおすすめキーワードツール15選
SEO対策を進める上で、無料で使えるキーワードツールは非常に便利です。検索ボリュームの確認や関連キーワードの発見、競合分析など、ツールごとに特徴が異なります。
無料ながら高機能なツールを活用すれば、コストをかけずに効果的なキーワード選定が可能です。
ここでは、SEO初心者から上級者まで幅広く活用できる厳選無料キーワードツールを15個、紹介します。
Googleキーワードプランナー
引用元:https://ads.google.com/home/tools/keyword-planner/
1つ目は、Google公式のキーワードツールであるGoogleキーワードプランナーです。
Googleキーワードプランナーは無料ツールの代表格で、Web広告のためのツールです。アカウントを登録をすれば、キーワードの検索ボリュームを無料で調べられます。
ただし、Googleで広告を出稿していないと、キーワードの月間検索数は「おおよそ(1万~10万などの幅のある情報)」で表示されます。
対策したいキーワードの月間検索数を正確に確認したい場合は不向きですが、Google広告を出稿している場合は積極的に活用すべきツールです。
キーワードプランナーの使い方などは『キーワードプランナーとはどんなツール?基本機能と使い方を解説!』にまとめています、ぜひご覧ください。
Googleトレンド
引用元:https://trends.google.co.jp/trends/
2つ目は、対策しようとしているキーワードの需要と推移を調べられるGoogleトレンドです。
Googleトレンドは、国や対象期間、ジャンル、媒体(文字だけでなく画像やYouTube、ニュースから選択可能)を選択し検索することで、対策したいキーワードの検索ニーズを時系列で確認できます。
時期によって検索ニーズが変化するキーワードなら、前年の傾向を見てニーズに合わせてコンテンツを作成するなどのSEO対策も可能になります。
Googleトレンドの詳しい解説は『Googleトレンドの使い方とマーケティングへの活用方法を解説』にてご確認いただけます。
aramakijake.jp
引用元:https://aramakijake.jp/
3つ目のaramakijake(アラマキジャケ)は、対策したいキーワードの月間検索数を無料で調査できるキーワードツールです。
キーワードを入力すると月間検索数だけでなく、関連語(関連キーワード)も表示します。さらに、オーガニック検索で上位表示された場合に、どのくらいのユーザーがアクセスするかの予測値も確認できます。
aramakijakeは、キーワード調査以外にも、競合サイトの調査にも役立ちます。競合検索数予測ツールを使い、競合サイトのURLと対策キーワードを入力すると、検索エンジンでの表示順位やアクセスするユーザーの予測数を算出します。
Keyword Tool(キーワードツール)
引用元:https://keywordtool.io/jp
無料で利用できるキーワードツ―ル、4つ目のKeyword Toolは、サジェストキーワードを無料で提示してくれます。
海外製ですが、検索のための空欄右にある国を日本、言語を日本語にすれば問題なく簡単に利用できます。 また、GoogleだけでなくYouTubeやTwitter、Instagramなどのサジェストキーワードも確認可能することができるため、幅広い業界のSEO対策に使われています。
ただし、検索ボリュームの確認には、有料の登録が必要です。Keyword Toolを無料で利用する場合は、別のキーワードツールを併用し、検索ボリュームを確認しましょう。
KOUHO
引用元:https://kouho.jp/
5つ目のKOUHOは、無料で使えるサジェストキーワード検索ツールとしてもよく知られています。
KOUHOは、GoogleだけでなくAmazonやTwitterでのサジェストキーワードを表示することも可能で、検索結果を五十音順で表示してくれます。
一方で、対策キーワードの検索ボリュームや競合性などは表示されないため、あくまでもサジェストキーワードの確認で活用しましょう。
Moz Keyword Explorer
引用元:https://moz.com/explorer/
6つ目にご紹介するMoz Keyword Explorerは、アメリカ企業が提供する海外のSEOツールの中でも認知が高いツールです。
このツールは、アカウント登録をすれば対策したいキーワードの月間検索数やSEO対策の難易度、ユーザーが検索した際のクリック率予測などを表示してくれます。
また、関連キーワードとその月間検索数も表示してくれるため、対策キーワードの次にどの関連キーワードのためのコンテンツを作成すべきかを把握しやすくなります。
ohotuku.jp
引用元:http://ohotuku.jp
7つ目のohotuku.jpは、メインキーワードの検索ボリュームだけでなく、関連キーワードの検索ボリュームや対策の難易度をまとめて表示してくれるツールです。
その他にも自社サイトや競合他社サイトの対策ページURLを入力することで、対策キーワードの出現率を確認することができ、キーワードを増減させるのに役立ちます。
対策キーワードから次に選ぶべきキーワードの選定や既存の公開コンテンツで上位表示できていないページのキーワード比率の調整に役立ちます。
rishirikonbu.jp
引用元:http://rishirikonbu.jp/
8つ目は、rishirikonbu.jpです。
rishirikonbu.jpでは、キーワードの月間検索数や関連キーワードを調査できるだけでなく、該当キーワードで1位表示した際のアクセス予測も確認できます。
また、一度に3つまでの制限はありますが、対策キーワードおよび関連キーワードの難易度も無料で調査可能です。
自社サイトを立ち上げ、サイト運営を始めたばかりのときは、キーワードの難易度をもとにSEO対策の優先度を決めると良いでしょう。
SEOチェキ
引用元:https://seocheki.net/
9つ目は、SEOチェキです。
自社サイトを含むWebサイトの基本情報や、キーワードごとの検索順位、対象ページのキーワード出現率などを調べられる便利な無料ツールです。
検索順位のチェックでは調査対象URLの検索順位を最大3ワードまで同時に確認できます。また、SEOチェキのキーワード出現頻度チェックなら、キーワードの使用回数を確認でき、比率が高すぎる場合の共起語などへの置き換えに役立ちます。
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
引用元:https://neilpatel.com/ubersuggest/
10番目のUbersuggest(ウーバーサジェスト)は、キーワードの月間検索数チェックだけでなく、ドメインを入力することで対象サイトへのアクセス予測値も出してくれる無料SEOツールです。
キーワードツールとして使うと月間検索数以外にSEO対策の難易度やWeb広告で対策した際の難易度も表示してくれます。
ただし、アカウント登録をしていない場合は1日に3回までしか使えないので、SEO対策を本格的に進めている場合にはアカウント登録をして利用しましょう。
ラッコキーワード
引用元:https://related-keywords.com/
11番目は、関連キーワードの調査ツールとしておすすめのラッコキーワードをご紹介します。
ラッコキーワードは、対策したいキーワードを検索すると、サジェストキーワードを表示します。
また、表示されたサジェストキーワードの一覧をCSVデータでダウンロードでき、Googleトレンドでの推移やキーワードに関するニュースも確認できます。
Yahoo!知恵袋や教えて!gooでの検索結果も表示され、ユーザーニーズの把握にも役立つ無料キーワードツールです。
ruri-co
12番目のruri-coはユーザー登録やログインなしで、ウェブサイトにアクセスするだけで使用できる検索ボリュームチェックツールです。
主な機能として、調査キーワードに関連するキーワードや、サジェストキーワードの月間検索ボリューム、類似率が確認できます。また、競合サイトのタイトルタグ内でのキーワード使用状況も調査でき、効果的なコンテンツ戦略を立てるのにおすすめです。
Keyword Surfer
13番目のKeyword SurferはGoogle Chromeブラウザで使用できる無料の拡張機能です。
この拡張機能をインストールすれば、Google検索を行う際に、検索ボックスに入力したキーワードの推定月間検索ボリュームを確認することができます。
さらには、検索結果ページの右側に、関連するキーワードとその検索ボリュームの一覧が表示されますので、キーワード選定の際におすすめです。
GetKeyword
14番目のGetKeywordはサジェストワードの調査や検索ボリューム、広告の出稿単価(CPC)、さらにはSEOの難易度も分析できるSEOキーワードツールです。
キーワード分析にかかる作業が大幅に短縮できるため、効率化したい方におすすめです。
また、無料で利用できますが、ログインした方が利用回数が多くなるため、ログインでの利用をおすすめします。
Weblio類語辞典
15番目に、キーワード候補の幅を広げる際におすすめなのが、Weblioの類語検索ツールです。
メインとなるSEOキーワードを検索することで、言い換えるための同意語や同義語を無料で抽出することができます。
SEO対策においては、同じ意味でも表記が異なれば検索ボリュームが変わることもしばしばあります。検索ボリュームの多いキーワードで対策することがアクセスを増やすことにつながるため、Weblio類語辞典ツールを用いてキーワードの抜け漏れを防ぎましょう。
以上、ここまでにご紹介した15個のキーワードツールの中には、有料のアカウント登録をすることで利用できるサービスの幅が広がるものもあります。
無料キーワードツールとして利用を始め、自社サイトの運営に使いやすいものがあれば有料にシフトすると良いでしょう。
有料で便利なキーワードツール8選
より高度なSEO対策には、有料のキーワードツールの活用が効果的です。
精度の高い検索ボリュームの分析や競合サイトの流入キーワードの調査、コンテンツ作成の支援機能など、無料のキーワードツールにはない強力な機能も利用できます。
ここから、SEOの成果を最大化するために役立つ、プロも活用する有料のキーワードツール8個を紹介します。
Ahrefs(エイチレフス)
引用元:https://ahrefs.jp/
1つ目は、SEO分析ツールのAhrefs(エイチレフス)です。
各キーワードのSEO対策の難易度や関連キーワード、月間検索ボリュームを確認できる上、競合サイトの上位表示キーワードの分析機能も利用でき、SEO戦略やコンテンツマーケティング戦略の検討に役立ちます。
他にも、自社サイトの被リンク数やドメインの強さなどを数値で確認できます。日本語にも対応し、他の有料キーワードツールと比較して月額利用料金89ドル~と安い点もメリットです。
Ahrefsの使い方について詳しく知りたい方は『Ahrefs(エイチレフス)でできることって?SEO対策の活用術や使い方を解説』をご一読ください。
Keyword Finder(キーワードファインダー)
引用元:https://kwfinder.com/
2つ目のKeyword Finder(キーワードファインダー)は、月額料金10万円(税別)から利用可能な、自社サイトで対策すべきキーワードを提示してくれるツールです。
Keyword Finderでは月間検索数が多く、SEO難易度の低いキーワードを自動で見つけてくれるためキーワード分析の手間が減ります。
また、検索順位の自動更新や各キーワードのSEO対策の進捗状況をスコアで提示してくれる機能もあります。
EmmaTools(エマツールズ)
EmmaTools(エマツールズ)は、株式会社EXIDEAが提供する日本語対応のオールインワンSEOツールです。
競合サイトの上位表示キーワードや広告出稿キーワードの分析機能や、各キーワードの検索ボリュームの調査機能を兼ね備え、SEO難易度も簡単にわかるため、キーワード調査にもおすすめのツールです。また自社サイトの検索結果順位のモニタリング機能も利用可能です。
他にも、記事コンテンツのSEO品質のスコアリング機能や、AIライティング機能も利用でき、高品質なコンテンツを短時間で作成可能なツールです。
有料のSEOツールですが無料トライアルも可能で、キーワード調査・分析機能も無料でお試しできます。是非一度ご確認ください。
Keywordmap(キーワードマップ)
引用元:https://keywordmap.jp/
4つ目は、月額98,000円(税別)から利用できるKeywordmap(キーワードマップ)です。
検索ボリュームの調査はもちろん、ユーザーニーズや検索意図の調査、共起語の分析などもできるキーワードツールです。
また、キーワードの調査・分析機能だけでなく、競合サイトの分析や検索順位のチェック、ページ構成の分析などSEO対策に必要な機能を幅広く提供しています。
SEO対策以外にも、広告やTwitterなどWebマーケティングに関する業務の支援ができるツールで、幅広い企業に役立つツールです。
Mieruca(ミエルカ)
引用元:https://mieru-ca.com/
5つ目は、株式会社Faber Campanyが提供するMieruca(ミエルカ)です。
月額49,800円(税別)から利用できるSEOツールであり、キーワードの調査・分析に関する機能には、キーワードの検索ボリュームや想定アクセス数の確認、キーワードのサジェスト機能などがあります。
その他にも、アクセス解析やコンテンツ分析などSEO対策に関する機能を幅広く提供しています。 キーワードの調査・分析機能だけを利用したい方には不要な機能が多く感じるかと思いますが、網羅的にSEO対策を進めたい方には役立つツールです。
SEARCH WRITE
引用元:https://searchwrite.jp/
6つ目は、株式会社PLAN-Bが提供するSEARCH WRITEです。
SEARCH WRITEは、月額50,000円から利用できるSEOツールで、対策キーワードの検索ボリュームや関連キーワードだけでなく、ユーザーの検索意図を提示してくれる機能も利用できます。
また、成果に繋がるキーワードを可視化してくれる機能などSEO対策に役立つ機能も多く、SEO対策を幅広く進めたい場合におすすめの有料SEOツールです。
Tact SEO
引用元:https://tact-seo.com/
7つ目は、株式会社ウィルゲートが提供しているTact SEOです。
Tace SEOは、対策したいキーワードで上位表示しているサイトを分析し、出現頻度の高いキーワードを表示してくれます。
また、自社サイトをオーガニック検索で上位表示させるために必要な課題を提案してくれる機能もあります。
自社サイトの分析からSEO対策キーワードを選定したい方に役立つツールといえます。Tact SEOはライトプランなら月額料金30,000円(税別)から利用可能です。
Gyro-n SEO
続いて紹介する有料キーワードツールが、株式会社Gyro-nが提供するGyro-n SEOです。
キーワードの調査から検索順位のチェック、競合分析、ページ分析など、SEO施策に必要な機能が多く、初心者の方にもおすすめのツールです。
3ヶ月無料で始められ、月額料金500円~利用可能なので、気軽に始められる点もメリットです。
【番外編】chat-gpt
最後は、OpenAIが開発したChatGPTです。既に利用している方もいるかと思いますが、キーワード選定に大いに役立ちます。
入力するプロンプト次第では、自社に適したキーワードの候補を抽出したり、キーワードのユーザーニーズを調査したり、幅広くSEO対策にも活用ができます。
また、SEO戦略やコンテンツ作成、リライトにも活用できるため、SEO対策のプロが欲しいという方におすすめです。
以上、無料および有料のキーワードツール、合計23個をご紹介しました。
続いては、「たくさんツールがあるけど、どれが自身に適しているのか分からない」という方に向けて選び方やポイントをご紹介します。
キーワードツールの選び方やポイント
キーワードツールを選ぶ際には、そのツールが自社のSEO対策の目的に合った機能を持っているかの確認が非常に重要です。
キーワードツールは、検索ボリュームの調査や競合分析、関連キーワードの発見など利用可能な機能が多い一方、すべての機能が必要なわけではありません。
自社のSEO対策でどのような作業が必要かを明確にし、その目的を解決できるツール選びが大事です。
例えば、無料のキーワードツールは、基本的な機能を提供する一方で、データの深さや精度に限界があります。検索ボリュームやキーワード候補の発見はできても、その後のコンテンツ作成やSEO観点での分析には不十分な場合があります。
一方で、有料ツールは、キーワード調査だけでなく、コンテンツのSEO分析や競合サイトのデータ分析機能が充実し、SEO対策全般に役立ちます。
自社のSEO対策に必要な機能がしっかり備わっているツールを選ぶことで、ツールの管理も簡単になり、無駄な費用をかけなくて済むのです。
キーワードツールを使う際の注意点
キーワードツールを活用する際は、データの特性やツールごとの違いを理解することが重要です。
同じキーワードでもツールによって数値や関連キーワードが異なるため、正しく分析しなければ誤った判断につながる可能性があります。
キーワードツールを使う上で注意すべきポイントを紹介します。
ツールによりキーワード検索ボリュームの数値が異なる
1つ目の注意点は、キーワードツールごとに検索ボリュームの数値が異なることです。
原因は、各ツールが参照しているデータベースが異なるためです。特にGoogleの公式ツール以外を利用する場合、一つのツールだけに頼るのではなく、複数のツールで比較しながら分析することが重要です。
また、検索ボリュームは一定ではなく、時期によって変動することもあります。例えば、「扇風機」は気温が上昇する6月後半から検索数が増加し、「こたつ」は寒さを感じ始める10月初旬頃から検索される頻度が高まる傾向にあります。このような季節性の影響を受けるキーワードでは、一時的な検索ボリュームに惑わされず、長期的なデータをもとに戦略を立てることが求められます。
適切なキーワード選定のためには、異なるツールのデータを比較し、検索トレンドの変化も考慮した上で分析を行うことが大切です。
ツールごとに関連キーワードが異なる
2つ目は関連キーワードもキーワードツールによって異なることです。
原因は、やはりツールごとに異なるデータベースを基にしているためです。そのため、1つのツールだけに頼ると、重要な関連キーワードを見逃してしまう可能性があります。
複数のツールを併用し、幅広い関連キーワードを把握することが大切です。また、関連キーワードは時間の経過とともに変化する特徴があります。例えば、Googleの検索結果画面下部に表示される関連キーワードも、3ヶ月から6ヶ月程度の頻度で更新されています。
同様に、キーワードツールが提供する関連キーワードも定期的に見直しされています。このため、3ヶ月から半年ごとに関連キーワードを再度確認することで、最新のトレンドや検索意図の変化を捉えやすくなります。
キーワード選定の精度を高めるには、ツールの違いや更新頻度を理解し、継続的にデータを見直すことが重要です。
このように、検索ボリュームや関連キーワードを調べる場合には、複数のキーワードツールを活用しましょう。
日本語に対応していない海外のキーワードツールに注意
SEO対策向けのキーワードツールの中には海外のツールもあり、日本語に対応していない場合に注意が必要です。日本語対応のツールと比較して、検索ボリュームや関連キーワードの内容、共起語の提案などが大きく違う場合もあり、海外のキーワードツールを利用する場合は最初に日本語対応のツールと同時に利用して、信頼性を確認するなどの作業がおすすめです。
まとめ:目的にあったキーワードツールを選びSEO対策を進めよう
キーワードツールは、SEO対策において重要なSEOツールの1つです。
キーワードツールは、無料・有料のものが提供されており、それぞれに特徴があります。Webサイトの成長段階や目的に応じて、使い分けましょう。有料ツールを導入する場合は、無料トライアルを活用し、使いやすさや費用対効果を確かめることをおすすめします。
また、つのキーワードツールだけに頼るのではなく、複数のツールを組み合わせることで、より正確で幅広いキーワード情報を収集できます。これにより、戦略の精度を高め、効果的なSEO対策を実現することが可能です。
まずは気になる無料ツールやトライアルを試し、自社に最適な組み合わせを見つけることから始めてみましょう。キーワードツールを賢く活用し、検索結果での上位表示を目指してください。
キーワードツールの他にも、SEO対策に有効なツールを、以下のページで用途別にまとめていますので、是非チェックしてみてください。