SEO対策(検索エンジン最適化)には、それを支援するさまざまなツールが存在します。その中でも重要なSEOツールが検索順位チェックツールです。
運営しているWEBサイトページの検索順位が狙っているキーワードで何位なのかを知ることで、WEBサイトの現在位置(WEB集客力)や成長度合いを確認することができます。
この記事では、WEB運営者、SEO担当者などプロ用のみならず、ブログやアフィリエイトサイトを運営している個人用まで、数ある検索順位チェックツールの中から便利な13のSEOツールを厳選してご紹介します。
無料/有料の検索順位チェックツールを日本国内だけでなく海外のサービスも含めて広い選択肢の中からおすすめします。検索順位のチェックはSEO対策に必須なので、気になった検索順位チェックツールがあれば使ってみましょう!
この記事でわかること
検索順位とは
検索順位とは、GoogleやYahoo等の検索エンジンを利用してキーワードを検索した際に、表示されるページの順位のことです。
Webマーケティングにおいて、「検索順位を上げる」というのは非常に重要です。
例えば、検索ボリュームの多いキーワードで高い検索順位を保つことができれば、広告費用などを支払うことなく、多くのアクセスを安定的に集めることが可能となります。
つまり、検索順位を上げることは、より多くのアクセスを集めることができるため、商品購入やサービスの申し込みといった結果に直結しやすいというわけです。
この、検索順位を上位にする施策を「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」、略してSEO(エスイーオー)と呼びます。
GoogleとYahooの検索エンジンによって検索順位に違いはある?
日本国内において特に検索のシェアが大きいGoogleとYahooですが、それぞれの検索エンジンによって検索順位は異なるのでしょうか。 結論、GoogleとYahooで検索順位にほとんど違いはありません。
2010年頃まではYahooは独自の検索エンジンを採用していました。しかし、現在ではYahooはGoogleの検索エンジンを採用しており、両者はほとんど同じ検索結果が出るようになっています。
そのため、Googleのアルゴリズムを知ることが、GoogleはもちろんYahooにおいても検索順位を上げる近道といえるでしょう。
日本における主要な検索エンジン
日本で良く利用されている検索エンジンとしては、Google、Yahoo!、bingの3つの検索エンジンが有名ですよね。 現在、日本の検索エンジンシェア率は以下のようになっています。
日本の検索エンジンシェア率※2022年11月時点 | |||
---|---|---|---|
Yahoo! | bing | ||
パソコン | 71.81% | 10.51% | 16.69% |
タブレット | 77.21% | 18.22% | 3.44% |
モバイル | 80.45% | 18.36% | 0.38% |
全デバイス | 76.44% | 14.76% | 7.9% |
データ引用元:https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/all/japan
ご覧いただいたように、日本における検索エンジンのシェア率は、GoogleとYahoo!の2つの検索エンジンで80%以上となっています。 前述したように、現在Yahoo!が利用している検索アルゴリズムはGoogle検索のものなので、実質、日本の80%以上の人がGoogle検索を使っているということです。
そのため、検索順位を上げるためのSEO対策では、Google検索における検索順位が非常に重要です。詳しくは後述しますが、検索順位を上げるために、まずはGoogle検索への最適化を進めていきましょう。 ※検索エンジンとインターネットブラウザ(Chrome、Safari、Edge、Firefoxなど)は別物です。よく混同されますのでご注意ください。
検索順位が決まる仕組み
では、検索順位はどのようにして決まるのでしょうか。一言でいうと、Googleの検索アルゴリズムによって検索順位が決定されます。
アルゴリズムとは、Googleが決めている検索順位を決定する際のルールのようなものです。検索アルゴリズムから検索キーワードと関連性の高いページを判断し、ランク付けをしています。
具体的にどんなルールなのかは公表されていませんが、Google社が運営するウェブマスター向け公式ブログや、YouTube、SNSやセミナー等、様々な場で、アルゴリズムの一部やヒントを知ることは可能です。
アルゴリズムの要素は200個以上あり、これらの要素で高い評価を得ることで検索順位が高くなる可能性があると言えます。
アルゴリズム変更による検索順位の変動は度々ある
検索順位決定の仕組みであるアルゴリズムは、常に一定というわけではありません。
Google社は日々アルゴリズムにアップデートを加えており、1日単位でも検索順位は変動します。
それは、常にユーザーに最高の価値を提供するということをGoogle社が目指しているため。常に、テストを行いながらユーザーにとって最適な検索結果を追求しているのです。
中でも「コアアップデート」と呼ばれる大規模なアップデートが行われた際には、検索順位が大幅に変動し、1ページ目だったページが、突然圏外になることも珍しくありません。 そのため、高い検索順位を保つためには、Googleのアップデートを把握し、サイトを分析・改善し続ける必要があります。
検索順位を上げるメリット
クリック率が増加し、ブランディングができる
検索順位が上がれば多くのアクセスを見込めると言っても、実際にはどれほど大きな違いがあるのでしょうか。 ここからは検索順位によるアクセスの違いを見るため、検索結果に表示されたページが、どれだけの割合でクリックされアクセスにつながったのかを示す「クリック率」を見ていきましょう。
2017年にInternet Marketing Ninja社が行った、検索順位とクリック率の関係性の調査では以下の結果が出ています。
検索順位 クリック率(CTR) 1位 21.12% 2位 10.65% 3位 7.57% 4位 4.66% 5位 3.42% 6位 2.56% 7位 2.69% 8位 1.74% 9位 1.74% 10位 1.64%
引用元:https://www.internetmarketingninjas.com/blog/google/announcing-2017-click-rate-study/
ご覧のように、検索順位1位と10位ではクリック率で「12倍以上」の差があることがわかります。これは、月間の検索回数が10,000回あった場合、検索順位が1位なら2,000以上のアクセスが見込めるのに対し、検索順位が10位だとわずか164アクセスしかないことを意味します。
1ページ目でもこれだけの差が出ますので、2ページ目以降ではさらに低いということは言うまでもありません。 以上の通り、「どれだけ検索順位の上位を獲得できるか」がマーケテイング上では非常に重要な意味を持つことがご理解いただけたのではないでしょうか。
見込みの高いユーザーを集客できる
前述では検索上位に表示されると、ユーザーのクリック率が上がることをお伝えしました。つまり、ユーザーに自社のことを知ってもらう機会が増えることにつながります。
ウェブサイトに訪問するユーザーは、目的の情報を得るために自ら商品やサービスを検索しているモチベーションの高いユーザーです。
検索順位の上位に自分のウェブサイトが表示されていれば、収益化に繋がりやすい確度の高いユーザーを集客することが可能になります。
検索順位チェックSEOツールの種類
検索順位をチェックするSEOツールは大まかに以下の3種類に分類することができます。
検索順位チェックSEOツールの種類 | |
---|---|
SEOツールのタイプ | 特徴 |
無料簡易型 | ページが対象キーワードで何位なのか無料でチェックできる手軽な検索順位取得ツール |
インストール型 | 専用ソフトをパソコンにインストールして検索順位を取得・計測するSEOツール(多くの場合、有料) |
クラウド型 | ブラウザ上で起動する有料SEOツールで、インターネットに接続できるパソコンやスマホから検索順位の確認が可能 |
無料版と有料版の違いを比較
SEO順位ツールには、無料で使えるものと有料のものがあります。無料版と有料版の大きな違いは、ズバリ機能の差です。
無料版のみで提供されている検索順位チェックツールの場合、おおむね調査できるキーワード数に制限があったり、追跡できる順位が少なかったりといったように、一部機能が制限されています。それでも、特定のキーワードで何位に表示されているのかを今すぐ知りたいという場合には十分です。
一方で、有料SEOツールの場合は複数サイトの検索順位をチェックできたり、キーワード数の制限がない、もしくは上限が大幅に高くなっているため、自分のニーズに合わせて利用することが可能。
また、同じSEO順位ツールであっても無料版と有料版の両方が用意されている場合もあります。
無料版と有料版の違い | |
---|---|
無料版 | 検索順位を調査できるキーワード数に制限がある、追跡できる順位が少ない、などの機能制限があるが、特定のキーワードが何位に表示されているかだけ知りたい場合に便利。 |
有料版 | 検索順位を調査できるキーワード数の制限がない、もしくは上限が大幅に高くなっている、複数サイトの検索順位をチェックできるなど、自分のニーズに合わせて利用可能。 |
日本のツールと海外のツールの違いを比較
SEO対策はアメリカで誕生、発展した手法です。そのため、本家アメリカをはじめ海外には優れたSEO検索順位ツールが数多く存在します。 海外製SEOツールのメリットとしては、日本製よりも高機能のツールが多い点です。
逆に、デメリットとしては日本語の表記がないため、英語が分らない方には使いづらい点が挙げられます。 この記事では、最後の方に厳選した海外の検索順位チェックSEOツールもご紹介します。
【無料】今すぐ使える検索順位チェックツール6選
まずは、無料のSEO順位ツールをご紹介します。手軽にWEBサイトの検索結果ランキングが知りたいという方には、無料の検索順位チェックツールがおすすめです。 ここでは>日本語で利用できる無料の順位チェックツールを6つご紹介します。
検索順位チェッカー
引用元:http://checker.search-rank-check.com/
『検索順位チェッカー』は、会員登録などを必要とせず、URLとキーワード(5つまで)のみで検索順位を調べることができる、速さが売りの検索順位チェックツールです。
無料で利用できるので、ブロガーやフリーランスなどの個人から企業のSEO担当者まで多くの方に重宝されています。 AND検索で5セットまでキーワード調査が可能である点や、調査した検索順位の結果をCSV形式でダウンロードできる点など、無料ながらも充実した機能を誇る検索順位チェックツールと言えるでしょう。
もう1つの注目点は、モバイル版の検索順位チェックも同時に行うことができること。近年では、モバイル向けのSEOが非常に重要であるため、簡易版でありながらモバイル版の検索順位チェックができるのは秀逸です。
SEOピッシュ
引用元:https://www.seopitshu.jp/seotool/ranking_form.html
『SEOピッシュ』は、指定のURL、指定のキーワードについてGoogle、Yahoo!、Bingといった主要検索エンジンでの検索順位をチェックすることができる簡易チェックツール。7つのキーワードまで同時に検索順位の調査が可能で、他の簡易版ツールよりも検索結果をチェックできるキーワード数が多いのが特徴です。
また、この「SEOピッシュ」では検索順位チェックだけでなく、検索順位を上げていくにはどういった改善や施策が必要かという提案までしてくれます。ただし、チェック項目が多いこともあって他のSEO順位チェックツールよりも調査にかかる時間は長いのがデメリット。 3ヶ月分まで履歴を記録しておくことも可能のため、継続的に検索順位を調査したい方におすすめです。
SEOチェキ!
引用元:http://seocheki.net/
『SEOチェキ!』は、一度に検索順位がチェックできるキーワードが3つと、他の無料検索順位チェックツールと比べると少なめです。しかし、この「SEOチェキ!」は無料SEOツールの中でも非常に高い人気を誇る検索順位チェックツールです。
その理由は、検索順位チェック以外にもSEO診断やキーワード出現頻度、発リンクなどを調査できるため。検索順位チェックだけでなく総合的なSEO診断を無料で行いたい場合にも対応できる優れたツールです。
SEO TOOLS
引用元:http://www.seotools.jp/002_rankcheck/
SEO TOOLSは、Google、Yahoo!、Bingで検索順位が調査できる無料のSEO順位取得ツール。同時に検索順位チェックできるキーワードは3つまでです。
特徴としては、パソコン版だけでなくスマホ版の検索順位チェックが可能である点です。加えて、SEO対策の効果が見込まれるサジェストキーワードの提案もしてくれるため、無料ツールでありながら非常に洗練された機能性だと言えるでしょう。 診断結果が同時に表示される無料ツールの中でスピードが速いのも特徴の1つ。上限の3キーワードを入れて検索順位チェックをしても1分以内には結果を見ることが可能です。
Google Search Console
Google Search Consoleは、googleが無料で提供している分析ツールです。調査したいURLを入力すると、検索順位の動向を確認することができます。また、何回クリックされているのか、どんなキーワードで検索されているのかなどの検索パフォーマンスを見ることができます。SEO対策を実施したい方には必須の分析ツールです。
ohotuku.jp
ohotuku.jpは、ブラウザ上にて無料で利用できる検索順位チェックツールです。検索順位が知りたいURLに対し、3つのキーワードの検索順位をチェックできます。300位までの検索順位がチェックでき、自社だけでなく競合サイトの検索順位をチェックすることが可能です。
【有料】SEOのプロが愛用する検索順位ツール5選
有料版の検索順位チェックSEOツールには、多くのプロが使用している定番ツールがいくつかあります。 その中でもSEO対策に役立つ秀逸なツールを3つ見ていきましょう。
EmmaTools
まずおすすめするのは、弊社が開発したSEOツール『EmmaTools』です。 日々の検索順位を確認できるのはもちろん、前日と比べた順位変化や過去から現在までの検索順位の推移をチャートで確認したりも可能。 パソコンとスマホ、両方の検索順位を確認することができます。
順位チェッカーで検索順位を確認するには、対策したいキーワードを登録すればOK。月間検索ボリュームも自動で取得してくれます。 最高順位や平均順位などサイトの検索順位の変化を確認するために必要な指標も一括確認でき便利です。
さらに、EmmaToolsは検索順位の調査だけでなく、SEO効果の高いコンテンツを作成できるのも特徴。使い方も簡単で、コンテンツの質を独自のアルゴリズムでスコア化することで、SEO効果の高いコンテンツを誰でも作成することができます。 検索順位を確認するのはもちろん、同時にコンテンツでもSEO対策をしていきたいという方におすすめのツールです。
BULL
引用元:https://bullseo.jp/
『BULL』は、すでに多くのWeb担当者やマーケティング担当者などが愛用している、定番の検索順位取得ツール。 クラウド型のSEOツールなので、特にソフトなどをインストールする必要がなく、同じチーム内の社員や顧客などと情報をリアルタイムで共有することもできます。
仕組みとしては、調査対象のキーワード数が増えると料金も増えていく従量課金。無料の簡易版だと自分の手で順位チェックをする必要がありますが、この「BULL」は完全自動ツールのため、日々順位変動を定点観測し、それを記録します。
ユーザーが閲覧する時には日々のチェックレポートという形になっているため、かなり精密に順位変動を追うことが可能です。
引用元:https://bullseo.jp/
Gyro-n SEO
引用元:https://www.gyro-n.com/seo/seo-check/
「Gyro-n」は、SEOの総合ツール。もちろん順位チェックツールも備わっています。また、検索順位チェックのみならず、検索結果画面のプレビューを13か月間保存する機能や、競合比較、内部対策の自動分析など、豊富な機能が揃っているのが特長です。 加えて、「Gyro-n」で注目したいのは、Google検索順位の変動幅モニタリング機能があります。
特定のカテゴリーに属しているキーワードにおいて検索順位に大きな変動があった場合にそれを検知し、モニタリングします。これはGoogleのアルゴリズム変更を追う機能で、アルゴリズム変更があった際、いち早く対策をするために役立ちます。 引用元:https://www.gyro-n.com/seo/seo-check/
RankGuru SEO
引用元:https://itunes.apple.com/jp/app/rankguru-seo/id662946309
MacOSのみの対応ですが、パソコン環境で使えるインストール型SEO順位ツールとしては最も高いコストパフォーマンスを誇ります。 すでにご紹介したクラウド型の有料チェックツールはいずれも3,000円から4,000円台の月額料金になりますが、この「RankGuru SEO」は、最初に860円を支払えば後は使い放題です。
有料版ツールによくある自動測定も可能で、最小単位は1時間ごとの計測をすることもできます。検索順位を1,000位まで追うことができるというのも他のSEO検索順位ツールではあまり見られない範囲の広さです。
GRC(有料、無料版あり)
引用元:https://seopro.jp/
『GRC』は、日本の検索順位チェックSEOツールで、2006年にはVectorのベストオンラインソフトにも選出されています。GRCはパソコンにインストールして利用するインストール型のSEOツールです。特徴としては以下の3つです。
- 順位チェックに特化していてシンプルな使い勝手であること
- 順位変動を可視化するにあたってグラフが見やすいこと
- 有料ツールの中でも圧倒的に安くコストパフォーマンスが高いこと
GRCは、Windows、Macともに対応。検索順位の調べ方も簡単で、サイトURLとキーワードを登録すれば、Google、Yahoo、Bingの3つの検索エンジンの検索順位をボタン1つで取得できることができます。 無料で使うこともできますが、有料版にアップデートすれば、調査項目数の制限を緩和・解除することも可能です。
引用元:https://seopro.jp/grc/
順位チェックのシンプルな機能があれば良いという方にとっては、動作も軽く安定しているので、長く使っていけるSEO順位ツールだと言えるでしょう。
海外の秀逸SEO順位チェックツール2選(無料、有料)
ここでは海外で開発、利用されているSEO検索順位ツールを2つご紹介します。いずれも英語環境での利用になりますが、とても高性能のため必見です。
Serposcope(無料)
引用元:https://serposcope.serphacker.com/en/
Serposcopeは、無料で使える海外のSEO検索順位ツールです。公式サイトからソフトをダウンロードして、検索順位チェックをしたいパソコンにインストールして使用します。 URLの登録数と同時にチェックできるキーワード数がいずれも無制限という、無料ツールでは考えられないような太っ腹ぶりなのが最大の特徴。
英語環境ですがそれほど難しい言葉は出てこないので、日本国内にも多くのユーザーがいます。 これだけ高性能の「Serposcope」ですが、CSV形式での書き出しができないことが唯一のデメリットでしょうか。
RankTracker(有料、ただし無料体験版あり)
引用元:http://www.seopowersuite.jp/
RankTrackerは、世界的に豊富な実績を持ち、高く評価されている有料のSEO順位ツール。大手IT企業がこぞって利用していることでもよく知られており、その他にも検索順位が生命線となるアフィリエイターにも多くの愛用者がいます。
自動で検索順位を追うことができるのはもちろんのこと、分かりやすく視覚化されたインターフェースなどのデザイン性が高いことも大きな特徴です。 インストール型として提供されており、WindowsとMacOSだけでなくLinuxでも利用可能。無料体験版も用意されているので、まずは試してみてはいかがでしょうか。
引用元:http://www.seopowersuite.jp/
検索順位を上げる5つのSEO対策施策
ここでは、検索順位を上げるために特に重要と考えられる5つの対策をご紹介します。5つの対策とは、以下の通りです。
- Googleの理念を理解する
- キーワードの検索意図を把握する
- タイトルとディスクリプションにキーワードを入れる
- 見出し(hタグ)にもキーワードを入れる
- 被リンクを増やす
Googleの理念を理解する
まずはGoogleの理念を理解することが重要です。 なぜなら、検索順位を決定するGoogleの検索エンジンのアルゴリズムはこの理念に基づき決定されているため。 公式ページに掲載されているGoogleの理念「Google が掲げる 10 の事実」は、以下のとおりです。
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能する。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
引用元:https://www.google.com/about/philosophy.html?hl=ja
上記の理念に基づき、Google検索エンジンのアルゴリズムはアップデートを重ねられているため、Googleの理念を遵守することは検索順位を上げるために必要不可欠な要素となります。 Google公式ページでは、10個の理念についてより詳細に知ることができますので、必ず目を通しておくようにしましょう。
キーワードの検索意図を理解する
次に、キーワードを検索する人がどんな疑問や要望を持って検索しているのかを把握することが重要です。 なぜなら、キーワードを検索するのは人間であり、検索するという行為は疑問や要望を解決するために行うからです。
そのキーワードの検索意図を理解しユーザーのニーズに応えることが、Googleの理念でも最初に挙げられている「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」ということにつながります。 つまり、キーワードの検索意図を理解し、ユーザーニーズを満たすことこそが検索順位を上げるために重要な要素なのです。 ちなみに、検索意図が理解しきれないキーワードの場合は、実際にそのキーワードを検索し上位に表示されているページを分析してみることをおすすめします。
キーワードについてもっと詳しく知りたい方は『SEOにおけるキーワードの重要性や種類、選び方や入れる際の注意点など』をご覧ください。
タイトルとディスクリプションにキーワードを入れる
検索順位をあげるための対策3つ目は、タイトルとメタ情報(メタディスクリプション)にキーワードを入れることです。 タイトルとディスクリプションはGoogleの検索結果上で表示される重要な要素。この2箇所にキーワードを含めることで、Googleにとっても、検索するユーザーに対しても何について書いてあるコンテンツなのかをわかりやすく伝えることができます。
特に、タイトルは検索順位を上げるために最も重要な要素のひとつですので、クリック率を上げるためにも確実にキーワードを入れるようにしましょう。 ただし、キーワードを必要以上に入れてしまうとGoogleからペナルティを受け、順位が大幅に下がる可能性もあるので要注意。あくまでも自然にキーワードを使用することを心がけましょう。
SEOに強いタイトルの作り方は『SEOに強いタイトルの付け方とは?文字数や書き方を解説』にて詳しく解説しています。
見出し(hタグ)にキーワードを入れる
検索順位を上げるためには、見出し(hタグ)にもキーワードを使うことが重要です。 見出し(hタグ)はタイトルの次に重要視されている要素です。そのため、h1・h2・h3タグなどの見出しにもキーワードを含めることで検索順位の向上が期待できます。
中でもページ内の最初の見出し(hタグ)は特に重要ですので、ユーザーが最も知りたいであろう答えを示す見出し(hタグ)を最初に持ってくるようにするといいでしょう。 なお、見出し(hタグ)の場合もキーワードを入れすぎるとGoogleにペナルティを受ける可能性がありますので、自然に入れることを心がけましょう。
被リンクを増やす
検索順位を上げるための対策5つ目は、被リンクを増やすことです。 被リンクとは、外部サイトから自サイトに張られたリンクのことを指します。
被リンクが多いということは、他のサイトから参考にされている証となり、Googleから信頼性の高いサイトと評価されます。 検索順位を上げるためには被リンクも非常に重要であり、一昔前は被リンクを多く獲得すれば比較的簡単に上位表示される時代もあったほど。 現在では、以前ほどの高い効果を持ちませんが、アメリカの著名なSEO会社であるBacklinkoの調査では、下図のような被リンクと検索順位の相関関係も出ています。
引用元:https://backlinko.com/search-engine-ranking
ただし、どんなサイトからの被リンクでもいいわけではありません。被リンクの質も重要視する必要があります。 特に良質とされているのは主に次の3種類です。
- 権威性のあるサイトからの被リンク
- 実績のあるサイトからの被リンク
- 自サイトと関連性の強いサイトからの被リンク
被リンクの獲得は簡単ではありませんが、良質な被リンクが自然と集まる状態を作ることは可能です。具体的な施策については『被リンクのSEO効果とは?対策と獲得方法を徹底解説』で解説していますので、合わせてお読みください。
まとめ:ツールを活用してSEO対策を効率化
今やWebマーケティングの必須ツールである検索順位チェックツールについて、無料、有料、海外、そして筆者おすすめの最強SEOツールまでご紹介してきましたが、いかがでしたか。
使い勝手や目的に応じて、ぜひ皆さんにとっての「最強」を見つけて、現状のWEB集客力をチェックし、検索順位アップを目指して頂けると幸いです。
またSEO対策では、検索順位をアップするために様々な業務を本当に沢山行う必要があります。そのため、SEO対策で成果を出すためには検索順位ツールで効率的に業務を行うことが必須です。
弊社で提供しているEmmaToolsは、7日間の無料トライアルを用意しています。以下よりぜひ一度、お試しいただき、上位表示されるWebサイト作りを目指しましょう。