ライティングツールはどれがおすすめ?

Webライティングには、いくつかの作業が含まれており、それぞれ求められる機能が異なります。

それらをサポートするライティングツールはさまざまなものが用意されており、利用することでライティングを効率よく進められるようになります。

このページでは、Webライティングに役立つおすすめのライティングツール15選を紹介します。

ライティングツールを利用すれば、ユーザーが知りたい情報を分かりやすく伝える文章を作成できるようになります。

また、ライティング業務に必要な時間やリソースを軽減できるAIライティングツールも紹介しているので、Webライティングを効率化したいとお考えの方はぜひ、最後までお付き合いください。

記事の監修者
株式会社EXIDEA 代表取締役社長
小川 卓真
SEO歴18年。2006年にSEOツールの開発企業を共同創業して以来、SEOを軸にデジタルマーケティングに従事。2013年に「株式会社EXIDEA」を設立。現在はEXIDEAの代表取締役社長として、Webメディア事業、マーケティングDX事業、SEOライティングツール「EmmaTools」の事業に携わる。
監修者の詳しいプロフィールはこちら
EmmaBlog監修者

WEBライティングに必要な機能

Webライティングに使うライティングツールは、大きく分けて以下の5種類に分類されます。

ライティングツールの機能5種
  1. キーワード分析
  2. AIライティング
  3. 文章校正
  4. 文章の難易度測定
  5. コピペチェック

それぞれのライティングツールの特徴とそのツールが必要な理由を見ていきましょう。

キーワードツール

Webライティングは、インターネット検索で抱えている悩みや問題を解決したいユーザーに、役に立つ情報を掲載した記事を書くことを目的としています。

そのためには、記事のテーマとなる悩みや問題に関係するキーワードを選び、そこからユーザーの検索意図を調べる必要があります。

対策したいキーワードをいくつか並べたら、それぞれどのくらいユーザーに検索されているか、キーワードチェックツールを使って月間検索ボリュームを調べます。月間検索ボリュームが多いキーワードに関する記事ほど、インターネット検索で上位表示されれば、多くのユーザーの目に留まり、読んでもらえる機会が増えます。一方で、SEO難易度が高くなってしまうため、運営しているWebサイトの成長度合いなどを含めて対策キーワードを選ぶ必要があります。

対策キーワードを決めたら、次に対策キーワードを連想させる関連キーワードを調べるライティングツールを使って、ユーザーが何を知ろうとしているか、検索意図を調べます。例えば、『SEO』の関連キーワードには『SEO対策とは』 『SEO AI』『SEOとは わかりやすく』などが挙げられます。

コンテンツに関連キーワードを含めると、対策キーワードを含むロングテールキーワードでも上位表示する可能性が高くなります。そのため、関連キーワードをコンテンツ内に含めることも重要なSEO対策の1つとなります。

関連キーワードについては『関連キーワードとは?仕組みや活用方法、取得ツールの紹介』にて詳しい解説をしていますので、ご一読ください。

また、Webライティングを行う際は、対策キーワードと一緒に頻繁に検索される共起語も重要です。例えば、『パスタ』の共起語には『スパゲッティ』 『トマト』『イタリア』が含まれます。

ユーザーが検索キーワードと一緒に調べたい共起語が含まれているということは、ユーザーのニーズを満たすコンテンツである可能性が高いということ。そのため、共起語を網羅していることはSEO効果があり、故に共起語を含めるのは大切なのです。

共起語とは何か詳しく知りたい方は『共起語とは?キーワード詰め込みを防いでSEOに強いコンテンツを作る方法』をご参照ください。

AIライティングツール

AIライティングツールとは、与えられた指示に対して自然言語処理技術を駆使し、AIが迅速かつ効果的に記事を自動生成するツールです。

AIライティングツールには、大規模言語モデルが搭載されており、指示された内容を人間のように理解し、事前学習したデータを元にまるで人間が書いたような文章を自動生成することができます。

Webライティングは、Webサイトやブログへの記事を作成するために行うものですが、人の手で行うとキーワード調査や執筆作業に時間がかかります。一方、AIライティングツールの場合、作成したい記事のテーマや構成案を文章にして入力すれば、ほんの数分で記事を自動生成してくれます。

このように、AIライティングツールには、Webライティングにかかる時間やリソースといったコストを削減し、業務を効率化できるメリットがあります。

ただし、AIライティングツールは、事前学習したデータから記事を自動生成するため、独自性に欠けたり、著作権を侵害したりする可能性を含みます。こうしたデメリットがあることも理解した上で、上手にWebライティングに活用しましょう。

文法を校正するツール

Webライティングに限らず、文章が正しい文法で書かれていることは、非常に重要です。

執筆した時点で正しいと思って使っている日本語が、実は文法的に間違っているケースは少なくありません。記事を読んでいる際、おかしい文法が多いページは、読みづらいだけでなく、書き手の信用を落とします。

また、SEOの観点からも正しい文法は重要です。「正しい文法や、誤字脱字は検索順位に直接的な影響はない」と、GoogleのMatt Cutts氏は説明しています。しかし、誤字脱字が多く、文法がめちゃくちゃなページが多いWebサイトは、ユーザーから良い評価を受けにくく、検索上位になることはありません。

そのため、Webライティングでは、ライティングツールを使って正しい文法を使えているか、誤字脱字がないか、チェックする必要があります。

文章の難易度測定ツール

Web上の文章は、パソコンやスマホなどのモバイル端末で読むため目が疲れやすく、流し読みをするユーザーが多いと言われており、ユーザーは複雑な文章を好みません。

ソフトウェア開発を行うClickHelpが行ったアメリカでの調査(Flesch-Kincaid Grade Level)では、日本の中学生にあたる13歳から15歳にとって分かりやすいレベルの文章が最も読みやすく、ユーザーの80%に読まれるデータが出ています。そのため、Webライティングを行う際は、難解な表現や専門用語をできるだけ除いた、シンプルな文章を作成する必要があります。

記事を作成したあとは、難易度測定用のライティングツールを使い、ユーザーにとって読みやすい文章になっているか確認しましょう。

コピペチェックツール

コピーコンテンツとは、既に存在する文書や画像などをコピーしたものを指します。

コピーコンテンツは、Webページだけでなく、Webサイト全体の信用問題に影響します。また、著作者の許可なくコンテンツをコピーし、インターネットでは発信することは、著作権法に違反する行為であり、著作権法第119条で「十年以下の懲役もしくは一千万円以下の罰金」という罰則が科せられる可能性があります。

意図してコピーコンテンツを作成することはないと思いますが、同じテーマについて書いているコンテンツが偶然似てしまうこともあるでしょう。著作権法に抵触するリスクを避けるためにも、Webライティングで作成した記事はインターネットに公開する前にコピペチェックツールで確認する必要があります。

ここまで、Webライティングの役に立つライティングツールについて解説しました。続いて、実際に使えるそれぞれのおすすめライティングツールを紹介します。

キーワードツール

キーワードツールには、月間検索ボリュームを調べるライティングツールから関連キーワードや検索エンジンが提案するサジェストキーワードを調査するライティングツール、さらに共起語彙を調べるライティングツールが提供されています。

Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナートップ画面
引用元:https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/

Googleが提供するGoogleキーワードプランナーは、キーワードの月間検索ボリュームを確認できるライティングツールです。

Googleキーワードプランナーを使うには、Googleアカウントを作成し、メールアドレスとパスワードを使ってログインします。最初のログイン時、ビジネス情報の確認として国とタイムゾーン、通貨を確認し(それぞれ日本でログインする場合、日本、日本時間、日本円がデフォルトとなっています)、広告運用への個別相談とプロモーションメールを希望するか任意で選択します。

ログイン後、メニューから新しいキーワードを見つけるを選択し、調査したいキーワードを入力すると、月間検索ボリュームおよび競合率などの関連情報が表示されます。

Googleキーワードプランナーは無料で利用できるライティングツールですが、Google広告に課金していない場合、表示される月間検索ボリュームが具体的な数字ではなく、幅のある表現(1万~10万など)になるので注意しましょう。

aramakijake.jp

キーワードの検索ボリュームを表示するツール
引用元:https://aramakijake.jp/

aramakijake.jpは、株式会社ディーボが提供しているキーワードツールです。

画面中央の空欄部分にキーワードを入力し、チェックするボタンをクリックするだけで、対策キーワードのGoogleとYahoo!、それぞれの検索エンジンを利用した場合の月間検索ボリュームを確認できます。また、検索順位ごとに予測されるクリック数も表示されます。

aramakijake.jpは、アカウントの作成など不要、無料で利用できます。

UberSuggest

ubersuggestトップイメージ
引用元:https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/

UberSuggestは、アメリカのNP.Digital社が提供しているSEOツールです。

画面中央の空欄にキーワードを入力し、Submitボタンをクリックすると、月間検索ボリュームに加え、SEO対策の難易度などの関連情報も表示されます。また、キーワードで検索をかけた際に上位表示されるWebページも確認できます。

UberSuggestは、1日3回までなら無料で利用可能です。それ以降は月額2,990円からの定額プラン、または29,900円の買い切りプランで利用可能です。

ラッコキーワード

関連キーワード取得ツール:ラッコキーワード
引用元:https://www.related-keywords.com/

ラッコキーワードは、関連キーワードや検索エンジン別にサジェストキーワードを調べる際におすすめなキーワードツールです。

例えば、ラッコキーワードで『パスタ イタリア 種類』で検索すると、追加で以下のキーワードを出してくれます。

「パスタ イタリア 種類」の検索結果
  • パスタ イタリア 種類
  • イタリア パスタ 種類 数
  • イタリア 料理 パスタ 種類
  • イタリア パスタ ソース 種類
  • イタリア パスタ 麺 種類
  • イタリア お土産 パスタ 種類
  • イタリア パスタ 種類 英語

この場合、『数』、『料理』、『ソース』、『麺』などをコンテンツの中に加えるとキーワードに対する網羅性が上がり、ロングテールキーワードでも上位表示しやすくなります。 関連キーワードやサジェストキーワードは、Webライティング中に記事内で使える範囲で積極的に使用しましょう。

共起語検索

共起語検索
引用元:https://neoinspire.net/cooccur/

共起語の検索で便利なのが、共起語検索です。

検索ワードのボックスに共起語を調べたいキーワードを入力すると、共起語として認識されている単語を出力します。 共起語として出てくる頻度の高さ順に出力されるのが特長です。共起語一覧をコピーするための専用欄もあるため、Webライティングに役立ちます。

AIライティングツール

対策キーワードや記事の構成など、作成したい記事に関する指示を入力すると、数分程度で記事を自動生成するAIライティングツール。Webライティングに導入してみたいと検討中の方に、おすすめのAIライティングツールを紹介します。

ChatGPT

ChatGPTトップイメージ
引用元:https://chatgpt.com/

ChatGPTは、アメリカのOpenAI社が提供しているチャット型の生成AIツールです。

作成したい記事のテーマやタイトル、見出しを入力すると、内容にそった文章を自動生成します。また、文章の校正や要約、Webページ上での文字装飾に必要なコーディングを行うことも可能です。

ChatGPTは、アカウントを作成すれば無料で利用できます。

Gemini

Geminiトップイメージ
引用元:https://gemini.google.com/app?hl=ja

Geminiは、Googleが提供するチャット型生成AIツール。

ChatGPTと同じように、作成したい記事に関する情報を入力すると、AIが文章を自動生成します。さらに、作成した文章の内容に沿った画像を自動生成することも可能です。

Geminiは、Googleアカウントを作成すると、無料で利用できます。

Claude

Claude3トップイメージ
引用元:https://claude.ai/

Claudeは、アメリカのAnthropic社が低位用しているチャット型生成AIツールです。

ChatGPTやGeminiと同じように、希望する記事に関する情報を入力することで、AIが文章を自動生成します。Claudeには、Constitutional AIが搭載されており、善悪を判断した上で人の役に立つ文章を作成します。

アカウントを登録することで、無料での利用が可能、指示は日本語で入力できますが、Claudeのメニュー画面は英語のみなので注意しましょう。

AIライティングツールについては『【最新比較】AIライティングツールおすすめ16選!選び方や無料で使えるのか、注意点を解説』で詳しく紹介しているので、ご参照ください。

日本語校正ツール

記事を作成し終えた後、文法が正しいか確認するためのおすすめ日本語校正ツールを紹介します。

Word

Microsoft Wordトップイメージ
引用元:https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/word

Microsoft社のWordは、ライティングツールでありながら誤字脱字などを発見してくれる1番使いやすい日本語校正ツールでもあります。

Wordに文章を入力すると、文章中で誤字脱字が見られる箇所は赤の波線、文法の間違いは青の線で示してくれます。 また、Wordは『校閲』→『スペルチェックと文章校正』をクリックすると、修正が必要な箇所をピックアップしてくれるため、一気に修正することも可能です。

さらに、詳細設定を行うと、漢字のレベルや表現のゆらぎなどの項目をカスタマイズすることもできます。

文章校正AI

文章校正AIトップイメージ
引用元:https://ai-tool.userlocal.jp/proofreading

文章校正AIは、株式会社ユーザーローカルが提供するAIを使った日本語校正ツールです。

校正したい文章を入力の空欄に、文法チェックをしたい日本語を貼り付け、校正ボタンを押すと、AIが内容を確認し、文法や誤字脱字、ら抜き言葉や誤用表現をチェックしてくれます。

Webライティング後は、これらの日本語校正ツールを使い、正しい日本語になっているか確認しましょう。

日本語・漢字難易度チェックツール

キーワードの検索意図に沿った情報を掲載した記事を作成しても、内容を理解しにくい文章になっていると、重要な情報がユーザーに伝わりません。

日本語や記事内の漢字の使用率をチェックできるライティングツールを利用し、読みやすい文章作りを目指しましょう。

帯3

帯3
引用元:http://kotoba.nuee.nagoya-u.ac.jp/sc/obi3/

帯3を利用すると、文章の難易度が測れます。

ボックスに日本語を入れ、難易度を測定をクリックすると、文章難易度を『小学1年生~大学・一般』の13段階(T13スケール)で提示してくれます。

Webライティングでは、中学3年生レベルを目指しましょう。そうすることで、幅広いユーザー層に対してわかりやすい記事を作成することが可能です。

漢字使用率チェッカー

漢字使用率チェッカー
引用元:http://akind.dee.cc/kanjiritsuchk-input.html

漢字使用率チェッカーの入力欄に文章を入れ、漢字率を算出をクリックすると、全体の文字数に対する感じの割合をパーセンテージで算出します。

一般的に、文章における漢字の使用率と、読みやすさの関係は以下の通り。

文章の読みやすさと漢字の使用率
  • 20%以下:締まりがない文章
  • 30%前後:最も読みやすい文章
  • 40%以上:硬い感じの文章

そのため、この漢字使用率チェッカーを利用して、30%前後の漢字使用率を目指しましょう。

コピペチェックツール

Webライティングの際に注意したいのがコピーコンテンツ。意図的ではなくとも、すでに存在する文章やインターネット上のWebページに記載されたテキストと類似した記事を作ってしまうことがあります。

Webライティングを行う際は、コピペチェックツールを利用し、コピーコンテンツと判断されたり、著作権を侵害したりしないよう心がける必要があります。

こぴらん

こぴらん
引用元:https://copyrun.net/

こぴらんは、株式会社サクラボが提供しているWeb上で使える無料のコピペチェックツールです。

ボックスにチェックしたい文章をコピペすることで、似た文章が載っている類似ページを教えてくれます。1分程度でチェックしてくれるため、時間もかからず利用できる非常に便利なライティングツールです。

指標の1つである類似数が高ければ高いほど、コピペの疑いが高いという意味になるため、高い数値が返ってきた際には、文章を修正しましょう。

CopyContentDetector

CopyContentDectectorトップイメージ
引用元:https://ccd.cloud/

CopyContentDetectorは、株式会社ニューシステムクリエイトが運営している無料のコピペチェックツールです。

調査対象テキスト欄に、コピペチェックしたい文章を貼り付け、規約に同意してコピペチェックするボタンをクリックすると、調査がスタートします。その後、調査完了通知が届くので画面をリフレッシュすると、判定結果が表示されます。

類似度、一致率およびテキスト類似度を見て、数値が高い場合はコピペと判断される可能性が高いため、文章を修正しましょう。

コピペチェックは、SEO対策および法的なリスクを避けるため、記事をWebライティングし、インターネットに公開する前に必ず行うことをおすすめします。

全ての機能を備えるSEOライティングツール【EmmaTools】

EmmaToolsのご紹介

最後に、弊社のライティングツール、EmmaToolsを紹介させていただければと思います。

EmmaToolsは、Webライティングに必要な要素が全て揃ったライティングツールです。最大の特徴は、ライティングのSEO効果を定量的(100点満点)にスコアリングできる点。主に以下のポイントから、SEO評価をスコア化しています。

Emmaのスコアリングポイント
  • タイトルや見出しタグなどのキーワード含有率
  • 文章全体における関連キーワードの含有率
  • コピー率

SEOに強い関連キーワードを提案してくれるため、自然とSEOに強いコンテンツを作成することができます。また、記事のライティングにはAIを導入しており、対策キーワードを選ぶと、タイトルや見出し、さらにその内容まで自動生成することができます。

さらに、校正チェックの機能も搭載していることから、このページで紹介させていただいたキーワード選びやAIライティング、文法・日本語難易度やコピペチェックなどの要素をすべてカバーした記事を作成することが可能です。

複数のライティングツールを行き来する必要がないオールインワンのSEOライティングツールであるEmmaToolsを是非、導入し、「SEOに強く質の高いWebライティング」を実現させましょう。

まとめ:ライティングツールを使って質の高い文章を効率よく作成しよう!

このページでは、Webライティングを進める上で重要な要素を解説し、それに付随するライティングツールを紹介してきました。それぞれ非常に有用なライティングツールでありながら、基本的に無料で利用できるツールです。質の高いWebライティングをしていくために、積極的に利用していただければと思います。

弊社で提供しているEmmaToolsは、SEOライティングのために開発されたツールです。7日間の無料トライアルもご用意していますので、以下よりぜひ一度、お試しください。