サーチコンソールの基本設定と使い方について

Googleサーチコンソールは、Google検索における自社サイトの表示回数・クリック数・CTR・平均掲載順位・インデックス状況を確認できる無料ツールです。

SEOで成果を出すには、記事を公開しただけでは足りない。検索結果に表示されているのか、どんな検索語句で見られているのか、クリックされているのか、Googleに正しく認識されているのか。これらを確認し、改善につなげる必要があります。

そこで役に立つのがGoogleサーチコンソール。このツールは、検索意図とのズレを見つけ、攻める記事・守る記事・改善すべき記事を判断するための診断ツールとして活用できます。

そこで、このページでは、そんなGoogleサーチコンソールの基本機能、設定方法、使い方について解説していきます。

この記事の監修者(最終更新者)
株式会社EXIDEA 代表取締役社長
小川 卓真
SEO歴20年。2006年にSEOツールの開発企業を共同創業して以来、SEOを軸にデジタルマーケティングに従事。2013年に「株式会社EXIDEA」を設立。現在はEXIDEAの代表取締役社長として、Webメディア事業、マーケティングDX事業、オールインワンSEOツール「EmmaTools」の事業に携わる。
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EmmaBlog執筆者
この記事の結論
  • Googleサーチコンソールは、Google検索上で自社サイトがどう見られているかを確認する無料ツール
  • 最初に見るべきは、エラー・インデックス状況・検索パフォーマンス
  • SEO改善では、ページ単位だけでなく「ページ × クエリ」で検索意図とのズレを見る
  • 11〜20位で表示回数が多いページや、表示回数が多いのにCTRが低いページはリライト候補として確認する価値がある
  • AI Overviews時代は、CTRや平均掲載順位を単独で判断せず、実際の検索結果画面とGA4の行動データも確認する

この記事でわかること

動画でわかる計測ツールの全体像

記事の要点を先に動画で掴みたい方は、以下をご覧ください。(動画をクリックすると音声が出ます)

▲ 計測ツールの解説動画(ナレーションはAI音声合成を使用)

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Googleサーチコンソールとは何か

Googleサーチコンソールとは、Google検索でのサイトの表示状況、クリック状況、インデックス状況、技術的な問題を確認できるGoogle公式の無料ツールです。

Google公式でも、Search Consoleは「Google検索でのパフォーマンスを理解し、改善するためのツール」と説明されています。

⇒公式情報は、Google Search Consoleの始め方をご覧ください。

Googleサーチコンソールを使うと、次のような情報が把握できます。

Googleサーチコンソールで把握できること
  • Google検索で何回表示されたか
  • 何回クリックされたか
  • どの検索語句で表示・クリックされたか
  • 平均掲載順位はどのくらいか
  • ページがインデックスされているか
  • サイトマップが正しく送信されているか
  • Core Web Vitalsや構造化データに問題がないか
  • 手動による対策やセキュリティ問題がないか

SEOでは、記事を書くだけでなく、公開後にどう評価されているかを確認することが外せません。Googleサーチコンソールは、その確認と改善の起点になるツールです。

Googleアナリティクス(GA4)との違い

GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクス(GA4)は、どちらもWebサイト分析に使うツールですが、見ている対象がまったく違います。

GoogleサーチコンソールとGA4の違い
ツール 主に見られること 使う場面
Googleサーチコンソール Google検索での表示回数、クリック数、CTR、平均掲載順位、流入クエリ、インデックス状況 検索結果上でどう見られているかを確認したいとき
GA4 サイト訪問後の行動、滞在、回遊、CV、チャネル別成果、ランディングページごとの成果 流入後に成果につながっているかを確認したいとき

Search Consoleでクリックが増えていても、GA4でCVが増えていない。当社で何度も見てきた典型パターンです。これは、検索意図とページ内容、CTA、導線のどこかにズレがあるサイン。

逆に、GA4だけを見ていても、検索結果に表示されているのにクリックされていないページや、インデックスされていないページは見つけられません。SEOでは両方を組み合わせて使うのが基本です。

Googleサーチコンソールでできること

Googleサーチコンソールでできることは、検索パフォーマンス、インデックス、サイトマップ、URL検査、手動による対策、リンク状況の確認まで多岐にわたります。

代表的な機能を、ひとつずつ見ていきます。

検索パフォーマンスを確認する

検索パフォーマンスでは、Google検索でのクリック数、表示回数、CTR、平均掲載順位を確認できます。

Google公式ヘルプでも、検索パフォーマンスレポートは、検索トラフィックの変化、流入クエリ、検索結果での表示状況を把握するためのレポートとされています。

Google検索で表示された回数やクリック回数が分かる

実務でよく使うのは、期間比較。これがいちばん効きます。

よく使う期間比較
  • 直近1週間 vs 前週
  • 直近1ヶ月 vs 前月
  • 直近3ヶ月 vs その前の3ヶ月
  • リライト前後の期間比較
  • アップデート前後の期間比較

この比較で、どのクエリ・どのページの順位が上がっているのか、下がっているのか、クリックや表示回数が増減しているのかを確認できます。

24時間ビューで直近の変化を見る

2024年12月以降、Search Consoleのパフォーマンスレポートでは「24時間」ビューが使えるようになりました。

24時間ビューでは、直近24時間のクリック数、表示回数、CTR、平均掲載順位を、数時間程度の遅れで確認できます。新しく公開した記事の初動、ニュース性の高い記事、急な検索需要の変化を追うとき。当社でも、リライト直後の動きを確認するときに重宝しています。

ただし、24時間ビューのデータは速報性が高い一方で、未確定データも含まれます。最終判断は、数日〜数週間単位のデータも合わせて見るのが安全です。

⇒詳細は、Google公式の24時間ビューに関する発表をご覧ください。

インデックス状況を確認する

Search Consoleでは、ページがGoogleにインデックスされているか、されていないならどんな理由かを確認できます。

インデックスされたページ数を表示

インデックス状況を見るときは、「登録済み」「未登録」だけ見て終わらせない。重要ページが登録されているか、不要ページが大量に登録されていないか、重複ページやnoindexページが想定通りになっているか。ここまで踏み込むのが基本です。

URL検査でページ単位の状態を見る

URL検査では、特定のURLがGoogleにどう認識されているかを確認できます。

Webサイト内のコンテンツがインデックスされているか確認するURL検査

未登録の場合インデックスをリクエストできる

URL検査で見えるのは、インデックス登録状況、Googleが選択したcanonical、クロール状況、モバイルユーザビリティ、構造化データ。

新しいコンテンツを公開したとき、重要ページがインデックスされないとき。URL検査で状態を確認し、必要に応じてインデックス登録をリクエストします。

XMLサイトマップを送信する

XMLサイトマップを送信すると、Googleにサイト内の重要なURLを伝えやすくなります。

XMLサイトマップのアップロード

サイトマップが効くのは、新規ページが多いサイト、階層が深いサイト、大規模サイト、更新頻度が高いサイト。

ただし、サイトマップに送信したからといって必ずインデックスされるわけではありません。noindex、canonical、重複、品質不足、内部リンク不足がある場合は、サイトマップ送信だけでは解決しないので注意。

手動による対策とセキュリティ問題を確認する

Search Consoleでは、手動による対策やセキュリティ問題も確認できます。

手動によるペナルティが課せられた場合に表示される

ハッキングなどを受けた場合に表示される

手動による対策は、毎日見るものではありません。ただし、順位が急落した、検索流入が大きく落ちた、ペナルティが疑われる。こういう場面では必ず確認するのが当社のルールです。

Core Web Vitalsや構造化データの問題を見つける

Search Consoleでは、Core Web Vitals、HTTPS、パンくずリスト、動画、構造化データなど、検索表示やページ体験に関わる問題を確認できます。表示される項目は、サイトで実装している構造化データやGoogle側の対応状況によって変わります。

コアウェブバイタルに基づくモバイル・PCそれぞれのページ判定

パンくずリストを正しくマークアップできているページ数

エラーが出ている場合は、該当ページ、テンプレート、構造化データの実装を確認しましょう。特にテンプレート由来のエラーは、1つ直すことで複数ページを改善できる場合があります。当社で大規模サイトを支援した時も、テンプレートの構造化データミスを1ヶ所直しただけで、エラー数千件が一気に消えたケースがありました。

リンク状況を確認する

リンクレポートでは、外部リンク、内部リンク、リンク元サイト、リンクされているページなどを確認できます。

自社サイトへの外部リンクや内部リンクが表示される

重要ページに内部リンクが集まっているか、想定外のページにリンクが偏っていないか、外部からどのページが評価されているか。ここを定期的に見ると、内部リンク改善やコンテンツ統合の判断に直結します。

Search Console InsightsとRecommendationsを確認する

2025年には、Search Console InsightsがSearch Console本体に統合され、コンテンツ担当者でも重要な変化を把握しやすくなりました。

Insightsでは、クリック数や表示回数の変化、上位コンテンツ、伸びているコンテンツ、検索クエリなどが分かりやすく確認できます。細かい分析に入る前の入口として便利です。

Search ConsoleにはRecommendationsも用意されています。これは、サイトのデータに基づいて、改善機会や設定上の提案を表示する機能。

ただし、Recommendationsは表示されたものをすべて機械的に実行するものではありません。自社サイトの目的、優先順位、リソースに合わせて判断する。これが外せない条件です。

Recommendationsは、すべてのサイトで常に表示されるわけでもありません。表示内容もサイトの状態やGoogle側の仕様変更によって変わるため、提案が出ていない場合でも異常とは限りません。

⇒公式情報は、Search Console Insightsの発表Recommendationsの発表をご覧ください。

Googleサーチコンソールの設定方法

Googleサーチコンソールを使うには、Googleアカウントでログインし、対象サイトの所有権確認を行います。

サーチコンソールの設定一覧

ここでは、基本的な設定手順を順を追って説明します。

1. Googleアカウントでログインする

まず、Googleサーチコンソールにアクセスし、Googleアカウントでログインします。

サーチコンソール公式トップ

Googleサーチコンソール公式ページ

2. プロパティを追加する

ログインしたら、対象サイトをプロパティとして追加します。

サーチコンソールのプロパティ追加画面

プロパティには、ドメインプロパティとURLプレフィックスプロパティの2種類があります。

プロパティタイプの違い
種類 対象範囲 向いているケース
ドメインプロパティ http/https、wwwありなし、サブドメインをまとめて確認できる サイト全体を一括で管理したい場合
URLプレフィックス 指定したURL配下のみを確認できる 特定ディレクトリや特定URL形式だけを管理したい場合

可能ならドメインプロパティで設定するのがおすすめです。設定の手間と、後の見やすさを天秤にかけても、ドメインプロパティのほうが圧倒的に楽。

3. 所有権確認を行う

プロパティを追加したら、所有権確認を行います。ドメインプロパティではDNSレコードによる確認、URLプレフィックスではHTMLファイル、HTMLタグ、Googleアナリティクス、Googleタグマネージャーなどによる確認が可能です。

HTMLファイルをダウンロード

WordPressサイトの場合、テーマやSEOプラグインの設定で所有権確認タグを入れられる場合もあります。ただし、テーマ変更やプラグイン停止でタグが消えることがある。長期運用ではDNS確認のほうが安定します。当社でも過去、テーマを刷新したらSearch Console認証が外れていたことがあり、それ以来DNS確認に統一しています。

4. XMLサイトマップを送信する

所有権確認が完了したら、XMLサイトマップを送信します。

WordPressでは、標準機能やSEOプラグインによってサイトマップが自動生成されていることが多いです。送信後は、Search Console上で取得できているか、エラーが出ていないかを確認しましょう。

Googleアナリティクス(GA4)との連携方法

Googleサーチコンソールは、GA4と連携できます。連携すると、GA4側でもSearch Consoleの検索クエリやランディングページに関するデータが確認しやすくなります。

プロパティを選びサーチコンソールを設定する

設定したプロパティとサーチコンソルをリンクで結ぶ

SEO改善では、Search Consoleで検索結果上の状況を確認し、GA4で訪問後の行動やCVを確認する。この往復が基本動作です。

GoogleサーチコンソールをSEO改善に活かす見方

当社EXIDEAが考えるSearch Console活用の基本方針

当社では、Search Consoleを単なる順位確認ツールとは見ていません。検索結果上で、ユーザーと自社サイトがどう接触しているかを把握するための診断ツール。これが当社の現時点の見立てです。

支援の現場でいちばん大事にしているのは、ページ単位だけでなく「ページ × クエリ」で見ること。同じページでも、狙ったクエリで表示されているのか、想定外のクエリで表示されているのかで、改善方針はまったく変わります。当社でも、想定外のクエリで上位表示されていた記事を発見して、新規記事として独立させた結果、月間流入が3倍以上になった事例があります。

Search Consoleで最初に見るのは、インデックス状況や手動による対策などの異常。そのうえで、表示回数が多いのにCTRが低いページ、11〜20位で上位化余地があるページ、順位が下落しているページを見つける。そこからタイトル改善、リライト、内部リンク追加、統合、削除、新規記事作成などのアクションに落とし込む流れです。

Search Consoleを見る目的は、大きく「異常検知」と「改善機会の発見」に分けると整理しやすくなります。

エラーや異常がないかを先に確認し、そのうえで検索パフォーマンスから改善対象を探す。順番だけは外せません。

Search Consoleを見る実務フロー
  1. エラー、インデックス問題、手動対策、急落ページを確認する
  2. 表示回数が多い、11〜20位で上位化余地がある、CTRが低いなどの改善機会を探す
  3. ページ単位で、どのページが伸びているか落ちているかを見る
  4. ページ内のクエリを見て、狙った検索意図とズレていないか確認する
  5. タイトル改善、リライト、内部リンク追加、統合、削除、noindex、新規記事作成などのアクションに落とす

Search Consoleを初心者が使うと、クリック数や平均掲載順位だけ見て終わりがち。ただ、本当に重要なのは、ユーザーがどんな言葉で検索し、自社コンテンツにどう接触しているかを見ることです。

リライト対象を探す

Search Consoleでリライト対象を探すときは、順位だけを見て決めない。表示回数、CTR、順位変動、検索意図のズレを組み合わせて判断します。

Search Consoleで見つけるリライト候補
条件 見るポイント 主な改善アクション
11〜20位のページ・クエリ 1ページ目に入る余地があるか。ただし、検索意図とのズレや競合性も確認する 検索意図の補強、網羅性改善、内部リンク追加
表示回数が多いがCTRが低い タイトル、説明文、SERP要素、検索意図のズレ タイトル改善、導入文改善、SERP確認
期間比較で順位が大きく低下 情報の古さ、競合強化、意図変化、カニバリ リライト、統合、情報更新
40位以下に沈んでいる 検索意図とのズレ、情報不足、内部リンク不足、競合性、記事の役割 原因を確認したうえで、改善、統合、削除、noindexを判断
狙ったクエリと実流入がズレている ページ × クエリで意図を確認 見出し修正、新規記事化、タイトル調整

たとえば、あるページが想定外のクエリで表示されている場合。記事の内容が狙った検索意図からズレている可能性もあれば、新しいニーズを拾えている可能性もあります。

前者なら、タイトル、見出し、本文を修正。後者なら、そのクエリをもとに新しい記事を作るチャンス、というのが当社の判断軸です。

インデックスされない原因を切り分ける

インデックスされない記事を見たら、まず技術的な問題から確認します。

最初に確認する技術的要因
  • noindexが入っていないか
  • canonicalが別URLを向いていないか
  • robots.txtでブロックされていないか
  • サイトマップに含まれているか
  • 内部リンクが十分にあるか
  • URL検査でクロール可能か
  • サーバーエラーが出ていないか
  • 重複ページとして扱われていないか

これらに問題がなく、クロールも可能で、サイト全体にも大きな問題がない。それでもインデックスされない。こういう場合は、検索意図とのズレ、独自性不足、既存記事との重複、ページの重要度不足など、コンテンツ面の課題も確認します。

AIで下書きした文章をそのまま公開しただけの記事、独自性が乏しい記事、既存記事と内容が重複している記事、検索意図に十分答えていない記事は、インデックスされにくい傾向があります。

最終的には、「このページはGoogleが検索結果に出す価値があるページなのか」を見直す。これが当社の結論です。

平均掲載順位とCTRを正しく解釈する

平均掲載順位とCTRは便利な指標ですが、そのまま鵜呑みにする指標ではありません。解釈して使うべき数字です。

平均掲載順位は、サイト全体で見るより、ページ単位、さらに重要クエリ単位で見るほうが実務に使えます。

平均掲載順位を見る順番
  • まずページ単位で見る
  • そのページで表示されているクエリを見る
  • 重要クエリごとの順位・表示回数・CTRを見る
  • 実際の検索結果画面も確認する

CTRは、AI Overviews、広告、強調スニペット、動画枠、ローカルパック、比較表など、検索結果画面の構成によって大きく変動します。

Googleは、AI OverviewsやAI Modeに表示されたリンクのクリック・表示もSearch Consoleの検索パフォーマンスに含まれると説明しています。ただし、Search Console上でAI Overviewsだけを完全に切り分けて分析できるわけではない、というのが当社の感触。

だから、CTRが下がったときに「タイトルが弱い」と決めつけない。実際のSERPにAI Overviewsや広告、比較枠が出ていないかも必ず確認しましょう。

⇒AI機能の計測に関する公式情報は、AI features and your websiteクリック・表示回数・掲載順位の計測方法をご覧ください。

Search Consoleと併用したいツール

Search Consoleは、Google検索上の現状を把握するには非常に有益です。ただし、Search ConsoleだけですべてのSEO判断ができるわけではない、というのも事実です。

Search Consoleと併用したいツール
ツール 見るもの 使い方
GA4 訪問後の行動、CV、回遊、チャネル別成果 検索流入が成果につながっているかを見る
SEO支援ツール
(EmmaToolsなど)
競合上位記事との差分、不足トピック、見出し構成、オリジナリティ リライト方針や新規記事の改善点を具体化する
Ahrefs・Semrushなど 競合サイト、外部リンク、キーワード候補 自社以外の検索市場を把握する
Bing Webmaster Tools Bingでの検索パフォーマンス Bing経由のアクセスが一定数あるサイトで確認する

製造業や一部のBtoB領域では、企業端末の標準ブラウザや社内環境の影響で、Bing経由のアクセスが意外と多いケースもあります。その場合は、Search Consoleだけでなく、GA4やBing Webmaster Toolsも組み合わせるのが現実的です。

Googleサーチコンソールを見る頻度と運用のコツ

Google公式は、Search Consoleに毎日ログインする必要はないと説明しています。問題が見つかった場合はメール通知も届く仕様です。

ただし、SEO運用をしているなら、目的に応じて確認頻度を決めておくと迷いがなくなります。

Googleサーチコンソールの運用頻度の目安
状況 確認頻度
通常運用 週1回〜月1回程度
新規記事公開後 24時間ビュー、数日後、1〜2週間後に確認
大規模リライト後 1〜2週間単位で表示回数・CTR・順位を比較
サイトリニューアル・移行後 数週間は高頻度でインデックスとエラーを監視
順位急落時 すぐにページ単位・クエリ単位・インデックス状況を確認

見る頻度より大切なのは、見る項目を固定すること。毎回バラバラに見ると、変化に気づけません。

まずは、検索パフォーマンス、ページ、URL検査、Core Web Vitals、手動による対策の5点を定点観測にする。これだけで異常を拾える精度が一気に上がります。

Googleサーチコンソールを初めて使う方が最初に見るべきこと

初めてGoogleサーチコンソールを開く方に、当社からひとつだけ伝えたいことがあります。Search Consoleは「操作するためのツール」ではなく、検索ユーザーとの接点を理解するツール。これに尽きます。

見るべきなのは、単なる数字ではありません。

最初に見るべき視点
  • ユーザーがどんな言葉で検索しているか
  • 自社ページがどのクエリで表示されているか
  • 表示されているのにクリックされていない理由は何か
  • 順位が下がったページには何が起きているか
  • Googleに評価されているページと評価されていないページの違いは何か
  • どのページを守り、どのページを伸ばすべきか

特に最初に見てほしいのは、表示回数。表示回数が多いということは、そのクエリには需要があり、自社ページが検索結果に出ているということです。

その状態で11位以下にいるなら、上位表示できれば大きな流入増加が見込めます。逆に、表示回数が多いのにCTRが低いなら、タイトル、SERP状況、検索意図とのズレを確認すべきサイン。

Search Consoleを正しく見られるようになると、攻めるべき記事、守るべき記事、改善すべき記事、新しく作るべき記事が見えてきます。

よくある質問

Googleサーチコンソールは無料で使えますか?

はい、無料で使えます。Googleアカウントがあり、対象サイトの所有権確認ができれば利用できます。

GoogleサーチコンソールだけでSEO分析は十分ですか?

検索流入の分析には非常に有効ですが、サイト訪問後の行動やCVまでは見えません。問い合わせや購入まで含めて改善するなら、GA4と併用するのが基本です。競合分析やリライト方針の具体化には、SEO支援ツールを組み合わせると判断しやすくなります。EmmaToolsのようなツールでは、上位記事との差分や不足トピックを確認できます。

インデックス登録をリクエストすれば必ず検索結果に出ますか?

いいえ、必ずしも表示されるとは限りません。インデックス登録リクエストは、Googleにクロールを促す機能です。ページ品質、重複、noindex、canonical、内部リンク不足などの問題がある場合は、リクエストしても登録されないことがあります。

平均掲載順位はどこまで信用できますか?

目安としては有効ですが、絶対値として見すぎないほうが安全です。平均掲載順位は、地域、デバイス、検索結果の表示要素、AI Overviewsなどの影響を受けます。ページ単位、クエリ単位、実際のSERP確認と組み合わせて判断しましょう。

CTRが下がったらタイトルを変えるべきですか?

必ずしもそうとは限りません。CTR低下の原因は、順位低下、AI Overviews、広告、強調スニペット、検索意図の変化、季節性など複数あります。タイトルを変える前に、表示回数、平均掲載順位、実際の検索結果画面、GA4での行動を確認しましょう。

流入が急に減ったときは何から見ればよいですか?

まず検索パフォーマンスで、サイト全体の問題なのか、特定ページの問題なのかを切り分けます。そのうえで、CTR低下、表示回数低下、平均掲載順位の低下、インデックス異常、手動による対策の有無を順に確認すると、原因を絞り込みやすくなります。

Search ConsoleのデータにAI Overviewsの影響は含まれますか?

Googleは、AI OverviewsやAI Modeに表示されたリンクのクリック・表示もSearch Consoleのパフォーマンスレポートに含まれると説明しています。ただし、Search Console上でAI Overviewsだけを完全に分けて分析できるわけではないため、CTRや表示回数の変化は実際の検索結果画面とあわせて確認する必要があります。

まとめ

Googleサーチコンソールは、Google検索での露出、クリック、掲載順位、インデックス状況を把握できる基本ツールです。SEOでは、記事を書くことと同じくらい、公開後にどう見られているかを確認することが効きます。

Search Consoleは、単なる順位確認ツールではなく、SEOの改善判断を行うための診断ツールとして活用できる。これが当社の現時点の見立てです。

最初に見るのは、エラーやインデックス状況。そのうえで検索パフォーマンスを見ます。期間比較を使い、順位が落ちているページ、表示回数が多いのにクリックされていないページ、11〜20位で上位化余地があるページを確認するのが基本動作です。

AI Overviewsが増えている2026年現在、CTRや平均掲載順位は以前より解釈が難しくなりました。Search Consoleだけで判断せず、実際の検索結果画面、GA4での行動、CV状況を確認する。必要に応じてEmmaToolsのようなSEO支援ツールで競合との差分や不足トピックを確認すると、判断の精度が上がります。

Search Consoleを正しく見られるようになると、攻めるべき記事、守るべき記事、改善すべき記事、新しく作るべき記事が見えてきます。SEOの改善を進めるなら、まずはSearch Consoleを定期的に確認する習慣を作るところから。

アクセス解析に関する詳しい情報を見る