このページでご紹介するGoogle Discover(グーグルディスカバー)は、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でインターネット検索をかけなくても、ユーザーの利用履歴などから自動的におすすめのページを表示させる機能です。
どのような条件からGoogle Discoverが表示させるページを選んでいるのか、その仕組みについて解説します。
また、SEOへの影響や対策方法、自社サイトが表示されているか確認する方法もご紹介。場合によっては爆発的にユーザーのアクセスを発生させる可能性があるGoogle Discoverについての知識を身に着けておきましょう。
この記事でわかること
Google Discover(ディスカバー)とは

モバイル端末でインターネットを利用しようとアプリを開くとGoogle Discoverによる情報は自動的に表示されることから、ユーザーの視界に自然と入ります。
ちなみにパソコンではGoogle Discoverは見れませんが、Googleニュースの「おすすめ」で表示される記事一覧が近い機能です。
とはいえ現在では、Discoverは“基本はモバイル中心”という位置づけを保ちつつも、地域や条件によってはデスクトップ側でもDiscoverに近いフィード体験が提供される(または段階的に展開される)ケースが出てきています。読者が混乱しやすいところなので、ここは「原則はモバイル中心だが、状況によってはPC側でも近い表示が確認されることがある」と補足しておくと、仕様変化があっても記事が急に古く見えにくくなります。
日本語版はまだ対応していませんが、アメリカなどの国々では、Google Discoverで表示されたコンテンツの中から、気になったものをフォローする機能もついており、Chromeを利用してフォロー中のページをチェックすることで最新情報を得られます。
2026年現在の整理としては、Discoverの細かな機能(フォロー機能やカスタマイズ項目など)は、国・言語・端末・アカウント条件で提供状況が変わることがあります。ですので「日本語版は未対応」と言い切るより、「一部の国・地域ではフォロー機能などが利用でき、提供状況は段階的に変わる可能性がある」と補足しておく方が安全です。実務でも「昨日までできた/できない」が起こりやすい領域なので、ここは断定を避けるのが得策です。
Google検索との違い
Google検索は、ユーザーの入力するキーワード(検索クエリ)に対し、インデックスされたWebページの中から最適な答えになるであろうものを選び、表示します。
一方、Google Discoverでは、ユーザーの興味や過去の検索履歴などに基づき、自動的に関連した情報が掲載されているWebページを表示します。つまり、ユーザーが自主的に調べるか、それともこれまでの行動によって自動的に表示されるかがGoogle検索とGoogle Discoverの違いになります。
それでは次に、Google Discoverが情報を表示する仕組みについて解説します。
Google Discoverの仕組み
その表示方法の仕組みは、ユーザーの過去の検索履歴やブラウジング履歴、位置情報、デバイス情報をAIと機械学習を活用して分析を行い、ユーザーが興味を持つ可能性のある新しいトピックや情報を発見したものの中から選んでいます。
表示されるコンテンツは、Googleにインデックスされていて、なおかつGoogle Discoverのコンテンツポリシーを満たしていなければなりません。
ただし、これらの条件を満たしていても、必ず表示されるわけではないことを覚えておきましょう。ユーザーがGoogleアプリを開くと同時に、Google Discoverは表示され、ニュースやブログ記事、動画などのユーザーの興味を刺激するさまざまなメディア形式のコンテンツを表示します。
2026年のDiscover運用では、通常の記事(ニュース・ブログ)に加えて、より視覚的に伝わるフォーマット(ストーリー形式、短尺動画、スライド的な見せ方など)を絡めることで、同じテーマでも刺さり方が変わるケースがあります。もちろん記事SEOが軸でOKですが、「見せ方の選択肢」も持っておくと、Discover側の露出やCTR改善の打ち手が増えるので、余力がある場合は検討対象にしておくと運用しやすくなります。
Google Discoverを最適化するには
配信内容はコントロール可能
Google Discoverに表示されたものの、全く興味がない分野はチェックを外しておくことで次回以降、表示されません。インターネット上に溢れる情報の中から見たいものだけを選び、興味がないものは見ないで済むよう設定できるのがGoogle Discoverの利点です。
表示させたくない場合は設定をオフにする
あれこれと情報が出てくるのが気になる場合は、Google Discoverをオフにしておきましょう。スマホやタブレットなどのモバイルユーザーにとって便利なGoogle Discoverですが、SEOと関係があるのでしょうか?次にSEOとの関係性について解説します。
Google DiscoverはSEOに影響する?
Google Discoverは、ユーザーの動向をAIが分析し、行動の傾向や興味関心から予測して、関連性のあるコンテンツを自動的に提供しています。ユーザーが自主的に情報検索を行うわけではないため、SEOとは異なり、特定のキーワードの検索順位に影響を与えるわけではありません。
しかし、Google Discoverが表示するコンテンツは、「ユーザーの興味」に基づいていることから、ユーザーにとって魅力的で価値のあるコンテンツを表示します。Google Discoverに表示されれば、そのWebサイトの認知度は上がりますし、ユーザーがクリックしてWebサイトを訪れれば、アクセス数が増えることを考えると、間接的にSEOへ良い影響を与えるといえます。
ここでいう「直接的な影響」は、Google検索のように「特定キーワードの順位が上がる/下がる」といった意味での“直接影響”と捉えると分かりやすいです。一方で2026年現在、DiscoverはSearchと完全に別物というより、Searchの品質評価の考え方と地続きの部分があり、検索のアップデート等のタイミングでDiscoverの露出が増減することも起こり得ます。なので実務上は「順位を直接動かすわけではないが、検索品質評価の延長線上でDiscoverの掲載機会が変わる場合がある」と補足しておくと、運用者の肌感にも合ってきます。
続いては、Google Discoverに自社サイトのコンテンツを表示してもらうには、どのような対策が必要なのか解説します。
Google Discoverへの対策
手動対策によるペナルティの解消
Googleは、Google Discoverについてもコンテンツポリシーを設けています。
手動対策によるペナルティを避けるため、以下の内容を含むコンテンツは作成すべきではありません。
- 危険なコンテンツ
- 不正行為
- ハラスメント コンテンツ
- ヘイト コンテンツ
- 操作されたメディア
- 医療のコンテンツ
- 露骨な性的描写を含むコンテンツ
- テロに関するコンテンツ
- 暴力や残虐行為
- 下品な言葉や罵倒語
その他にも、選挙に関わる内容やユーザーに誤解を与えるようなコンテンツを作成してはいけません。また、コンテンツ内容に記載する情報に対し、透明性が求められるため、「誰が」が書いた記事なのか、情報公開日時と併せて掲載しておくことが重要です。
2026年現在では、著者名を載せるだけでなく、「その人がなぜ語れるのか」が伝わる設計までやっておくと強いです。具体的には、著者プロフィールページ(経歴・専門領域・実績・監修体制・編集方針など)へのリンクを分かりやすく置き、必要に応じて構造化データで著者やプロフィールページの位置づけが読み取れるように整備しておく、というイメージです。とくにYMYL寄りのテーマでは、読者が安心できる材料があるほど、クリック後の納得感やコンバージョンにも効いてくるので、Discover対策という枠を超えて“サイトの信頼づくり”としても投資価値があります。
誇張したタイトルや画像、クリックベイトなどを避ける
Google Discoverは、見栄えの良い誇張した画像やタイトル、クリックベイトを推奨していません。
これの内容や誇張した情報に対し、ユーザーは不信感を抱き、信頼性の低下を招く可能性があります。また、Googleのアルゴリズムもこれらの戦略を認識し、ペナルティを与える可能性があることを考えると、使用するべきではありません。
Google Discoverで表示してもらうには、真実性と透明性を重視し、ユーザーにとって価値ある情報を提供することが重要です。タイトルが具体的で分かりやすいものなら、ユーザーの関心を引き、記事を読む気になってくれますし、適切な画像を使うことで、記事の内容を視覚的に伝え、ユーザーの理解を深められます。
2026年現在のDiscover対策では、「適切な画像」をもう一段だけ具体化しておくと実務で迷いません。たとえば、幅1200px以上の高品質画像を用意し、max-image-preview:large を許可する設定(metaタグ等)を整備しておくと、Discover上での見え方(大きい画像プレビューになりやすい)に影響し、クリック率が伸びるケースがあります。逆に、この辺りの要件が弱いと小さめの画像表示になって、内容が良くてもCTRで損をすることがあるので、制作フローのチェック項目に入れておくのがおすすめです。
興味・関心を踏まえたタイムリーなコンテンツを独自性と共に提供する
例えば、AIに関するトレンドに関するコンテンツを作成する場合、AIに関して詳しい人物だからこそ分かる、最新の情報を書くことで他社サイトの記事とは一線を画した独自性を持たせることができます。
また、リアルタイムで情報を追跡し、更新することでユーザーが求める最新の情報をすばやく提供することも重要です。これらの要素を踏まえたコンテンツは、Google Discoverでの露出を高めます。
ユーザーを第一に考えた有用で信頼性が高いコンテンツを作る
Google検索のキーワード解析などから、ユーザーの検索意図や関心を読み解き、それらに基づくコンテンツを作ります。
ユーザーが求めている情報であることと同じように、その情報が信頼できることも重要です。情報源となるデータや参照元ページを明記し、誤った情報や偏見を避けましょう。
こうした、ユーザー中心の視点で役に立つ情報を、その情報源と共にコンテンツに掲載することで、Google Discoverでの表示率を上げられる可能性があります。
上記でご紹介したGoogle Discoverに掲載してもらえる対策を進めたら、実際に表示されているか、確認したくなるものです。続いて、どうすればGoogle Discoverで表示されているか、確認する方法をご紹介します。
Google Discoverでの表示を確認する方法
Google Analyticsを利用する
Google Analyticsに表示されたデータのどれを見ればGoogle Discoverからのアクセスか確認できるかというと、リファラーがついていないため表示上は「direct/none」となってしまいます。
「急にアクセスが伸びたがdirect/noneなのでどこからの流入か分からない」といった場合、Google Discoverに表示され、ユーザーのアクセスが増えた可能性があります。次にご紹介するGoogle Search Consoleと併用して、Google Discoverからの流入である可能性を確認しておきましょう。
Google Search Consoleを利用する
Google Search Consoleを使うと、自社サイト内のコンテンツがGoogle Discoverでどのようにパフォーマンスを発揮しているか、掲載回数やクリック数、ユーザーの滞在時間などの重要な指標を取得確認できます。
Google Search Consoleにログインしたら、画面左側にある「検索パフォーマンス」内にある「Discover」をクリックすると、情報が表示されます。

先にご紹介したGoogle Analytics上で「direct/none」が急増した原因が、Google Discoverでの表示によるものか、確認できます。
まとめ
あらかじめ対策をしておくことで、SEOによる流入に加え、自動的に表示されたコンテンツをクリックしたユーザーによるアクセスが期待でき、SEOにも良い影響を与えます。
このページで紹介させていただいたGoogle Discoverのガイドラインに沿った対策で最適化を行い、結果につながっているかGoogle AnalyticsとGoogle Search Consoleを併用してアクセス解析を行いましょう。
アクセス解析とは何か、もっと詳しく知りたい方は以下のページで紹介しています。

