アメリカに本社を置くGoogleは、検索エンジンやWeb広告をはじめ、コンピューターやインターネットに関する多分野で事業展開をしているIT企業です。
日本国内のみならず世界的な検索エンジンのシェアを誇るGoogleは、利用するユーザーに最適な情報を提供するため、日々アルゴリズムを更新し続けています。
このページでは、Googleの由来や会社の概要などを解説します。また、日本で提供されているYahoo!検索との違いやGoogleが提供するツールなどもご紹介します。
今さら聞けないGoogleについて、確認していきましょう。
Googleは企業名であり、Google検索は同社のサービスの1つです。サイト運営で使う場合は、目的ごとにサービスを選びます。
- 検索での表示・クリック・登録状況を調べる:Search Console
- サイト訪問後の行動や成果を計測する:Googleアナリティクス(GA4)
- 計測タグを管理する:Googleタグマネージャー
- 検索への関心の変化を調べる:Googleトレンド
- 対象となる店舗・事業の情報を管理する:Googleビジネスプロフィール
検索順位の確認、アクセス解析、タグ管理は別の役割です。目的を決めてから、本文の各サービスの説明をご覧ください。
この記事でわかること
Googleとは?意味や由来
Googleは、1998年9月4日にラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンの2人によって設立されたアメリカ・カリフォルニア州マウンテンビューに本社を置く、世界最大手のIT企業の1つです。
そして、情報収集の際に世界各地で利用されている検索エンジンの名称でもあります。
Googleの検索エンジンは、自宅やオフィスはもちろん、出先でもスマホやタブレットで利用でき、キーワードを検索することで、詳細情報や関係性のある情報を提示してくれます。
Googleという名称は、10の100乗を表す数学用語「googol」をもじったものです。Google公式の沿革で紹介されています。なお、法人設立日は9月4日で、誕生日として祝われる9月27日とは異なります(Google公式の説明)。
ラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリンは、Googleの経営理念として「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」を掲げ、インターネットでつながる人間が、求める情報を正しく得られることを目指しています。
2026年9月時点で、GoogleのCEOはインド系アメリカ人であるサンダー・ピチャイ氏で、Googleおよびその親会社Alphabetの最高経営責任者でもあります。
検索エンジンとしての世界シェア率は、アイルランドのリサーチ会社が運営するstatcounterによると、2025年2月時点で実に89.79%というシェアでした。この数値は同社が計測する検索エンジン経由の利用状況に基づくもので、世界の人口の89.79%という意味ではありません。地域・端末・期間によって変わるため、現在の値はリンク先の条件を指定して確認してください。
Yahoo!とは?
Yahoo!は、1994年にアメリカでデビッド・ファイロとジェリー・ヤンが始めたWebサイトを起点とし、1995年に法人化されました。米国Yahoo!と日本のYahoo! JAPANは区別して理解しましょう。
元々「Jerry's Guide to the World Wide Web」というWebサイトで、2人が興味を持ったページをカテゴリごとに分類し、ユーザーは知りたいジャンルを選ぶことで関連ページが表示されるものでした。その後、このWebサイトが好評を得て、投資家から事業化を持ちかけられた2人はカリフォルニア州にYahoo!法人を設立。
日本では1996年、ソフトバンクと米国Yahoo!の合弁でヤフー株式会社が設立され、同年4月にYahoo! JAPANがサービスを開始しました。現在の国内サービスの運営会社はLINEヤフー株式会社です。米国法人の上場と日本法人の設立は別の出来事です。
Yahoo!は、Yet Another Hierarchical Officious Oracle(さらなるもうひとつの階層的でのお節介な神託)の頭文字を取ったものとされていますが、創始者であるファイロとヤンは、2人がならず者(英語でYahooの意味がある)であることを主張し、こちらが語源であるとしています。
検索エンジンのみならず、Yahoo!はWeb広告やショッピングサイト、金融(ファイナンス)やゲームなど、幅広いサービスを提供しています。
GoogleとYahoo!の違い
ここでは日本のYahoo!検索とGoogle検索を比較します。ヤフー株式会社は2010年7月、Googleの検索技術を採用すると発表しました。これは「それまで手作業のディレクトリだけで検索していた」という意味ではありません。採用以前もYahoo! Search Technology(YST)によるロボット型検索を提供していました。
技術の共通点があっても、検索画面や独自サービスの表示まで同じとは限りません。また「質問ならGoogleは教えて!goo、Yahoo!は知恵袋」と表示先が固定されるわけではありません。検索語句や地域、利用時点などの条件によって結果は変わります。
比較する際は、自然検索の結果、広告、ニュース・ショッピングなどの表示枠を分けて確認してください。米国Yahoo!の検索仕様を、そのままYahoo! JAPANの説明に当てはめないことも重要です。
出典:2010年の検索技術採用の発表、Yahoo!のYSTに関する技術解説。
Googleが提供する代表的なサービス
Googleは、検索エンジンとしての役割だけでなく、以下にご紹介する各種サービスも提供しています。
Gメール(Gmail)

無料でメールアカウントを作成できるGメールは、インターネットが利用できる環境であれば簡単に登録、使用することができます。
Gmailでは、プロバイダや携帯電話会社のメールアドレスとは別にメールアカウントを利用できます。メールの送受信にはインターネット接続が必要です。
対応する予約確認メールなどは、設定に応じてGoogleカレンダーの予定として追加できます。アプリをインストールするだけですべての予定が通知されるわけではなく、スマート機能・予定の追加・通知の設定を確認してください。
Googleドライブ

Googleサービスのアカウントを作成すると、Googleドライブというクラウドストレージサービスの利用が可能になります。
個人向けの無料Googleアカウントには15GBの保存容量があり、Googleドライブ・Gmail・Googleフォトで共有します。ドライブだけに15GBが別途付くわけではありません。有料で容量を増やす方法もあります(保存容量の公式説明)。
スマホやタブレットで簡単に綺麗な写真や動画を撮影できるようになった今、それぞれの端末だと保存できる容量に限界があります。Googleドライブを利用すると、それらのデータをクラウドストレージに保存可能です。
Googleマップ

Googleマップは、インターネットを利用した地図サービスで、現在地周辺の地図や目的地および目的地までの経路を表示してくれます。
スマホやタブレットの普及に伴い、移動中にインターネットを利用するユーザーが増えたため、Googleマップは急速な進化を遂げています。最近では、Googleマップで欲しいものや食べたいもの、行きたい場所を検索すると検索位置から近い最適な場所を表示します。
Google翻訳

Google翻訳は、2006年から提供を開始したインターネット上の無料翻訳ツールです。
調べたい語句を最大5,000文字まで入力でき、翻訳したい言語を選択すると、その言語で翻訳されます。また、現在では音声入力だけでなく、看板などを撮影し写っている文字を翻訳することも可能です。
日本語や英語、中国語だけでなく、様々な言語に対応しているため、旅先で道に迷った際、Google翻訳アプリをインストールしておけば、標識や道路案内を各言語に翻訳してくれます。
Google Chrome

Google Chromeは、Googleが提供している無料のインターネットブラウザです。
2008年にリリースされ、WindowsやMac、LinuxなどのOSや、AndroidやiOSといったモバイル端末にも対応しています。
Chromeに同じGoogleアカウントでログインし、対象の情報をアカウントに保存すると、別の端末でもブックマークなどを利用できます。端末内だけに保存した情報は、自動的に他の端末へ共有されるわけではありません。その他、Google各種サービスを利用しているGoogleユーザーにとっては、非常に便利なインターネットブラウザです。
Google Play

Google Playは、Googleが提供するゲームを始めとする様々なアプリ提供サービスです。
Googleアカウントがあれば、Google Playにアクセスすることで登録されている無料または有料のアプリケーションをダウンロードできます。
ゲームだけでなく、日常生活に役立つ便利なアプリケーションもダウンロードできるため非常に便利なアプリケーションプラットフォームといえます。
Youtube

実は動画共有プラットホーム、YoutubeもGoogleが管理、運営しています。
YouTubeは、幅広いジャンルの動画を視聴・投稿できるサービスとして利用されています。
無料で視聴できる動画に加え、有料の会員プランやコンテンツもあります。利用条件は選ぶプランやコンテンツごとに確認してください。
以上、ここまでは一般ユーザー向けに提供されているGoogleのサービスの紹介でした。ここからは、Webサイトの運営者向けにGoogleが提供している無料ツールをご紹介します。
Googleが提供している無料ツール
Googleは、Webサイトの運営者向けにも、より質の高いコンテンツを提供してもらえるよう様々なツールを用意しています。
ここでは、Googleが無料で提供しているツールをピックアップしてご紹介します。
以下の画面画像は過去の表示例です。現在のメニュー名や配置は変わる場合があるため、操作時は各サービスの公式ヘルプもご確認ください。
Googleアナリティクス(GA4)

1つ目は、自社サイトのアクセス解析に役立つGoogleアナリティクス(GA4)です。
Googleアナリティクスでは、アクセス数やアクセス経路、滞在時間などを確認することができます。WEBサイトの分析や解析をしたいという方は、Googleアナリティクスの活用をおすすめします。
Googleアナリティクスの設定方法など、詳細を確認したい方は『GA4とは?初期設定・イベント計測・キーイベント・レポートの見方を解説』をご確認ください。
Googleサーチコンソール

2つ目は、自社サイトに流入するユーザーの動向を分析できるGoogleサーチコンソールです。
先にご紹介したGoogleアナリティクスは、自社サイトにアクセスした後のユーザーの動きを分析するツールであるのに対し、Googleサーチコンソールは、自社サイトの表示回数やクリック数、平均順位などを確認できます。
その他にも、サイト全体のエラーなど、改善点を確認することも可能です。Googleサーチコンソールの詳細について確認したい方は『Googleサーチコンソールとは?機能や設定方法、使い方など初心者にわかりやすく解説』をご一読ください。
Googleタグマネージャー

3つ目は、サイト内のデータを収集するためのタグを一括管理できるGoogleタグマネージャーです。
サイト内にある問い合わせボタンや資料請求ボタンなどに計測タグを設置することで、クリックされた回数を計測できます。それら、計測タグを一括管理や設置することが可能になるのがGoogleタグマネージャーです。
Googleタグマネージャーは、GTM(Google Tag Manager)とも呼ばれることもあり、サイト内のデータ収集において、タグの導入・管理を効率化する選択肢です。計測のために必ずGTMを使う必要があるわけではありません。
基本設定はGoogleタグマネージャーの公式ガイドをご確認ください。
Googleディスカバー
関連する仕組みとして、ユーザーの関心に応じてコンテンツを表示するGoogleディスカバーがあります。これはサイト運営者用の分析ツールではなく、ユーザー向けのコンテンツ表示機能です。
Googleディスカバーは、スマホやタブレットなどでGoogleアプリやChromeといったアプリを使った際に、ユーザーの過去の検索履歴や行動傾向をAIが分析し、趣味嗜好にあったページを表示させます。
Googleトレンド

5つ目は、キーワードの傾向や急上昇中キーワードを知ることができるGoogleトレンドです。
Googleトレンドでは、指定した地域・期間内の検索への関心を相対的な指標で確認できます。通常のグラフの0〜100という値は、実際の検索回数そのものではありません。また、一般ユーザーが興味を持ち、検索回数が「急上昇中」のキーワードも確認可能です。
Googleトレンドは、世界や日本で注目されているキーワードを見つけることもできるため、ニュース感覚で利用することも可能です。
数値の読み方はGoogleトレンドのデータに関する公式FAQをご確認ください。
Googleキーワードプランナー

6つ目は、キーワードの検索ボリュームや関連キーワードをチェックできるGoogleキーワードプランナーです。
Googleキーワードプランナーは、主に検索広告のキーワード調査と配信計画に使うツールです。関連キーワード、過去の検索ボリューム、広告の成果予測などを確認できます。「競合性」は広告主間の競争を示す指標で、自然検索の上位表示難易度とは異なります。検索ボリュームも推定値として扱いましょう。
Googleビジネスプロフィール

7つ目は、Googleマップに企業情報や店舗情報を掲載できるGoogleビジネスプロフィールです。
Googleビジネスプロフィールは、Googleマップ上に、店舗情報や混雑状況、営業時間などを掲載できるツールになります。スマホやタブレットが当たり前になっている現在では、Googleマップ上に自社の情報があるのとないのでは、雲泥の差が生まれてしまいます。
自社サイトがなくても、対象となる飲食店や店舗・訪問型サービスは利用できます。原則として顧客と対面で接する事業が対象で、オンラインだけで完結する事業は対象外です。
利用対象や設定方法はGoogleビジネスプロフィールの公式スタートガイドをご確認ください。
検索エンジンの全体像の補足
検索エンジンのシェアと役割
検索エンジンのシェアは国・端末・調査期間によって異なります。比較する場合は、出典の集計条件をそろえてください。SNS検索が広がる一方、比較検討や課題解決、購入前の情報収集では検索エンジンの重要性が依然として高い状況が続いています。検索エンジンの基本的な仕組みはクロール(発見したURLの内容取得)→インデックス登録(内容の解析・保存)→検索結果の提供(検索に応じた結果の選択・表示)の3段階で構成されています。
まとめ
検索エンジンの1つとして知られるGoogleは、ユーザーがインターネットを快適に利用できるよう様々なツールを用意しています。
自社サイトを作成し、SEO対策に注力するなら、多くのユーザーが検索エンジンとして利用しているGoogleが公開している情報を把握し、ユーザーの役に立つ情報を提供し続けることが重要です。
Googleが無料で提供しているSEOツールを使ってキーワードごとの検索意図を徹底的に分析し、アクセスしたユーザーが満足できるWebサイト作りを目指しましょう。
創設者2人が掲げた「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」という理念のもと、これからもGoogleは世界中のユーザーに役立つ便利なツールやシステムを提供し続けてくれるはずです。
検索エンジンには、Google以外にもいろいろな国のものもあります。以下のページで紹介していますので、ご一読ください。

