SERPs(サープス)とは?表示される項目とSEOへの影響

SERPsとは、GoogleやBingで検索したときに表示される「検索結果ページ(Search Engine Results Pages)」のこと。

ただし、ここ数年でSERPsの中身は大きく変わりました。

青いリンクの一覧——もう、そういう時代ではありません。広告、AI Overview、PAA、動画カルーセル、ローカルパック、画像パック、ショッピング広告。種類の違う要素が、ひとつの画面に折り重なる。同じ「3位」でも、見え方は10年前と別物です。

順位を測るだけでは、流入は動かない。

SERPsの構造を押さえれば、「順位はあるのにクリックされない」「どの検索機能を取りにいくか」「どのページから改善すべきか」の判断軸が一気に揃います。

この記事では、SERPsの基本、PCとモバイルの違い、表示される19項目、表示の決まり方、SEOへの影響、そして2026年時点で効く対策方法まで整理しました。順位表だけ眺めていても、何も変わりません。実際の検索結果を見るところから、始めていきましょう。

この記事の監修者(最終更新者)
株式会社EXIDEA 代表取締役社長
小川 卓真
SEO歴20年。2006年にSEOツールの開発企業を共同創業して以来、SEOを軸にデジタルマーケティングに従事。2013年に「株式会社EXIDEA」を設立。現在はEXIDEAの代表取締役社長として、Webメディア事業、マーケティングDX事業、オールインワンSEOツール「EmmaTools」の事業に携わる。
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EmmaBlog執筆者

この記事でわかること

動画でわかるSERPsの全体像

記事の要点を先に音声で掴みたい方は、以下の動画をご覧ください。

▲ SERPsの解説動画(ナレーションはAI音声合成を使用)

SERPs(Search Engine Result Pages)とは

SERPs(検索結果ページ)の全体構造イメージ図

SERPsは、検索クエリに対して検索エンジンが返す結果画面そのもの。「順位」だけ見るのは、もう限界があります。「そのSERPsに何が出ているか」まで見ないと、改善の打ち手を間違えます。

ここに並ぶのは、通常のWebページだけではありません。広告、画像、動画、ニュース、地図、商品情報、FAQ、レビュー、求人、ナレッジパネル——機能ごとに見え方も狙い方も違います。

何が表示されるかは、クエリの意味、ユーザー意図、地域、デバイス、検索履歴、ページの構造化データ、そして検索エンジン側の仕様で決まります。クエリごとに「どの形式が最も役立つか」を、Googleが判断して結果ブロックを組み立てる仕組みです。

青いリンク中心の理解は、もう古い。情報収集系クエリでは、SERPs上で回答が完結しやすい。比較・検討系クエリでは、レビュー、価格、画像、FAQ、サイトリンクの有無がCTRを大きく動かします。

同じ3位でも、SERPsの構成次第でクリック数はまったく変わる。

当社で運営する自社メディアの分析でも、順位は維持しているのに流入が落ちたページの多くは、本文の劣化ではなく、SERPs上部にPAAや動画、ローカルパック、AI Overviewが新しく入っていたケースでした。順位表だけ眺めていると、こうした変化はまず気づきません。Search Consoleの数字に「あれ?」と感じたら、最初にやるべきは実際の検索結果画面を開くこと。これが当社の基本動作です。

検索結果の仕組みを広く理解したい方は、SEMとは?SEOとの違いや効果的な施策の選び方もあわせてご覧ください。

パソコンとモバイルにおけるSERPsの違い

パソコン画面でのSERPsとモバイル端末のSERPs比較

先に結論。SERPsに並ぶ要素自体はPCとモバイルで似ていても、モバイルのほうが「上位数スクロール以内に何が見えるか」の差が大きく、CTRへの影響も強く出やすいのが実態です。

PCは画面幅が広いため、検索結果、PAA、画像、ニュース、ナレッジパネルが同時に視界へ入る。モバイルは縦に長く並ぶので、同じ順位でも、広告やAI要約、PAA、ローカルパックの下に沈み、視認性がガクッと落ちることがあります。

タイトル以外の要素も、モバイルでは効きます。ファビコン、サイト名、日付、画像サムネイル。これらの有無で、クリック判断は意外なほど揺れます。

「タイトルさえ良ければ」は、もう通用しない。

当社でも、運営する比較サイト「HonNe」や事業サイトの改善では、PC順位よりモバイルの実SERPsを優先して確認しています。BtoC領域や「サービス比較・口コミ」系のクエリでは、検索の大半がスマートフォン経由。モバイルでの「最初の1画面」に入れるかどうかで、成果が分かれます。一方、BtoBのサービス検討フェーズではPC比率が高くなるので、デバイスごとに実SERPsを切り分けて見るのが当社のやり方です。

SERPsに表示される19の項目

SERPsに表示される19の情報を、現場の感覚も交えて整理します。

あらかじめ補足。SERPsの表示要素に「公式な正解件数」はありません。ここでは、SEO実務への影響が大きく、よく目にする主要要素を19項目にまとめました。すべて出るわけではないので、自社のキーワードで何が出ているかを照らしながら読むと使いやすいはずです。

AI Overview / 生成AI要約表示

AI Overview(生成AI要約表示)が表示されたSERPs例

1つ目は、AI Overview / 生成AI要約表示です。

かつての「SGE(Search Generative Experience)」という実験的な呼び方より、今は「生成AIによる要約表示」と理解するのが現場感に近い。検索結果の上部で、複数ソースから要点をまとめた回答が表示される機能です。

影響が一番大きいのは情報収集系クエリ。ユーザーが概要だけ把握して、サイトに来ないまま離脱する。一方で、引用元として名前が出れば、ブランド認知の機会にもなります。

2026年のSEOは、「順位を上げる」だけでは足りません。「引用されやすい構造にする」ことも、もう一つの軸として外せない。定義、比較、手順、注意点、例外条件をはっきり書く。一次情報や独自見解を増やす。これだけで引用される確率は上がります。AI検索への波及まで考えるなら、LLMOのやり方完全ガイド!AI検索で「競合ではなく自社」を推奨させる5ステップも是非参考にしてください。

強調スニペット

検索結果上部に表示された強調スニペットの表示例

2つ目は、強調スニペットです。

強調スニペットは、質問型クエリに対する答えを、検索結果の上部で抜粋表示する機能。段落、箇条書き、表形式のいずれかで出ることがあります。

クリック前に答えの一部が見えてしまう——これは諸刃。露出は強いが、ゼロクリックに直結するケースも珍しくありません。ただ、比較や手順、条件分岐が絡むテーマでは抜粋だけでは足りず、結局クリックされる場面も多い。テーマごとに効き方は違います。

抜粋されやすい型は決まっています。「定義→要点→補足」の順で簡潔に書かれた段落、手順を整理したリスト、比較表。当社のSEO支援でも、強調スニペットを狙うなら、見出し直下の40〜60字で結論を言い切る設計がもっとも再現性が高いです。長い前置きで結論を遅らせない。これだけで取れる確率がだいぶ変わります。

PAA(People Also Ask)

PAA(People Also Ask/他の人はこちらも質問)の表示例

3つ目は、PAA(People Also Ask)です。

PAAは、検索クエリに関連する追加質問を表示するボックス。質問を開くと回答が出てきて、さらに関連質問が芋づる式に増える挙動も特徴です。

PAAの価値は、ユーザーの潜在疑問が可視化されるところ。記事設計のとき、PAAに出る質問を見れば、見出しやFAQに入れるべき論点が一気に見えてきます。検索意図を「想像」で書くより、PAAの一覧をスクショして横に並べておくほうが、はるかに精度が出ます。

PAAに出る質問をそのまま並べるだけでは弱い。質問の背景にある比較軸や不安要素まで拾って答えると、他のページよりも一段深い内容になります。検索意図の深掘り方法は、【2026年最新】SEO戦略とは?具体的な立て方を5ステップでプロが解説も参考にしてみてください。

オーガニック検索(自然検索)

オーガニック検索(自然検索)表示例

4つ目は、オーガニック検索(自然検索)です。

オーガニック検索は、広告ではない通常の検索結果。SEOの中心対象です。

ただ、「青いリンクの順位」だけで成果を測るのは、もう無理があります。

同じ1位でも、上に広告、AI Overview、PAA、動画、ローカルパックが並べば、CTRは大きく落ちる。逆に3位でも、SERPsがシンプルなら十分な流入を取れる場面もある。順位という単一指標で見るのではなく、「実際の検索結果で自社のオーガニックがどの位置に出ているか」をセットで見るのが当社の現場感覚です。

サイトリンク(Sitelinks)

サイトリンクの表示例

5つ目は、サイトリンク(Sitelinks)です。

サイトリンクは、通常の検索結果の下に、同一サイト内の重要ページへのリンクが複数表示される機能です。トップページやブランド名検索、カテゴリ性の高いページで出やすく、ユーザーが目的ページへ直接移動しやすくなります。

たとえば企業名で検索した際に、「料金」「事例」「会社概要」「お問い合わせ」などがあわせて表示されるケースがあります。この表示があると、1つの検索結果が占める面積が広がり、CTR改善にもつながりやすいです。

SEOでは、情報設計が明確で、内部リンクやサイト構造が整理されていることが重要です。ブランド検索時の見え方を強化したい場合は、主要ページの役割を明確にし、タイトルや見出し、内部リンクの整合性を高めることが有効です。

リスティング広告(検索連動型広告)

リスティング広告の表示例

6つ目は、リスティング広告です。

リスティング広告は、検索クエリに連動してSERPsの上部や下部に表示される有料枠です。商材名や比較系キーワードでは、オーガニック結果より先に広告が並ぶことも珍しくありません。

そのためSEOでは、単に順位を上げるだけでなく、広告が多いSERPsでどうクリックされるかまで考える必要があります。タイトル、ディスクリプション、レビュー表示、FAQ表示の有無が差になります。

ショッピング広告

商品画像と価格が並ぶショッピング広告の表示例

7つ目は、ショッピング広告です。

ショッピング広告は、商品画像、価格、販売者名、レビューなどをSERPs上に表示する広告枠です。EC系クエリでは、通常のテキスト広告より視認性が高いことが多いです。

ユーザーはクリック前に価格帯や見た目を比較できるため、購買意図が高いクエリで強く機能します。SEOだけでなく、商品フィードの整備、レビュー情報、在庫情報の正確性も重要です。

リッチスニペット / リッチリザルト

構造化データに基づくリッチリザルトの表示例

8つ目は、リッチスニペットです。

リッチスニペット、より正確にはリッチリザルトは、構造化データに基づいて追加情報が表示される検索結果です。レビュー、価格、FAQ、求人、レシピ、商品情報などが代表例です。

通常の検索結果より情報量が増えるため、CTR改善に寄与しやすい一方、マークアップすれば必ず表示されるわけではありません。必要項目の充足、内容との関連性、ページ種別の適合が重要です。

当社でも記事改善やプロダクトページ改善の相談では、構造化データを「入れること」より、「そのページが本当にその検索機能に適したリーフページか」を先に確認します。たとえば比較サイト「HonNe」では、商品比較ページにレビュー構造化データを入れる前に、実際に評価データを保有・記載できているかを確認します。カテゴリページに無理にマークアップしても成果につながりにくいうえ、ガイドライン違反リスクも上がるためです。

レビュー(Reviews)

レビュー表示の例

9つ目は、レビュー(Reviews)です。

レビューは、星評価や口コミ件数などが検索結果上に表示される機能です。商品、サービス、店舗、ソフトウェア、レシピなど、比較検討が発生しやすい領域で特にCTRへ影響します。

検索ユーザーは、タイトルを読む前に星の数や評価件数を見てクリック判断をすることがあります。そのため、同じ順位でもレビュー表示の有無でクリック率に差が出やすいです。

実務では、単に構造化データを入れるだけでなく、ページ上に実在するレビュー情報があり、内容とマークアップが一致していることが重要です。比較・検討系のSERPsでは、レビューの有無が見え方を大きく左右します。

画像パック(Image Pack)

画像パックの表示例

10個目は、画像パック(Image Pack)です。

画像パックは、検索結果内に複数の画像サムネイルがまとまって表示される機能です。見た目の確認が重要なクエリで出やすく、記事より先に画像が目に入ることもあります。

たとえば「オフィス レイアウト 例」「ショートボブ 前髪あり」「SERPs 画像例」のような検索では、文章だけでなく画像そのものが強い判断材料になります。そのため、画像が多いSERPsでは、通常のオーガニック結果だけを見ていては実態を把握しにくくなります。

画像検索流入を取りたい場合は、画像ファイル名、alt属性、周辺テキスト、キャプションの最適化に加え、ページ自体が画像の文脈を十分に説明していることが重要です。図解や比較画像を自社で用意できると差別化しやすくなります。

動画カルーセル

動画カルーセルの表示例

11個目は、動画カルーセルです。

動画カルーセルは、検索結果内に複数の動画が横並びまたは縦並びで表示される機能です。操作手順、レビュー、比較、使い方解説など、動画のほうが理解しやすいテーマで出やすい傾向があります。

たとえば「GA4 設定方法」「掃除機 比較」「SERPs 見方」のような検索では、記事より先に動画がクリックされることがあります。特にモバイルではサムネイルの視認性が高く、CTRへの影響が無視できません。

SEOでは、テキスト記事だけでなく、動画コンテンツの保有も選択肢になります。動画タイトル、説明文、埋め込みページの文脈、サムネイル設計まで含めて最適化すると、SERPs上の露出を広げやすくなります。

ローカルパック(Local Pack / Map Pack)

ローカルパックの表示例

12個目は、ローカルパック(Local Pack / Map Pack)です。

ローカルパックは、地域性のある検索に対して、地図とあわせて店舗・施設情報が表示される機能です。店舗名、評価、営業時間、所在地などがまとまって見えるため、来店や問い合わせに直結しやすいSERP要素です。

たとえば「渋谷 カフェ」「新宿 歯医者」「近くの整体」のような検索では、通常のオーガニック結果より先にローカルパックが表示されることがあります。この場合、SEOだけでなくMEOの影響も非常に大きくなります。

実務では、Googleビジネスプロフィールの整備、口コミ管理、NAP情報の統一、ローカル意図に合ったページ設計が重要です。地域集客を狙う業種では、独立項目として必ず押さえておきたいSERP機能です。

ナレッジパネル(ナレッジグラフ)

企業・人物・場所などの情報をまとめたナレッジパネルの表示例

13個目は、ナレッジパネル(ナレッジグラフ)です。

ナレッジパネルは、人物、企業、場所、作品、組織などに関する情報をまとめて表示する情報ボックスです。PCでは右側、モバイルでは上部付近に出ることがあります。

企業名検索でナレッジパネルが整っていると、ブランドの信頼感に直結します。会社概要、公式サイト、SNS、所在地、営業時間などの情報整備が重要です。ローカルビジネスならMEOとも密接に関わるため、MEOとは?SEOとの違いや上位表示させる5つの方法もあわせて確認すると理解しやすいでしょう。

ニュースボックス

ニュース性の高いクエリで表示されるニュースボックスの例

14個目は、ニュースボックスです。

ニュース性の高いクエリでは、複数メディアの記事がまとまって表示されるニュースボックスが出ることがあります。速報性、信頼性、更新頻度が重視される領域です。

オウンドメディアでも、業界ニュースや制度改正の解説を継続的に出していると、この領域に近い露出を取りやすくなることがあります。ただし、単なる転載では難しく、背景解説や一次情報の整理が必要です。

求人情報

Google for Jobs(求人情報リッチリザルト)の表示例

15個目は、求人情報です。

求人系クエリでは、職種、勤務地、雇用形態、給与などがまとまった求人表示がSERPsに出ることがあります。求人ページでは構造化データの整備が重要です。

特に採用ページを持つ企業サイトでは、求人媒体任せにせず、自社サイト側でも職種ごとの詳細ページを整備したほうが、検索結果での露出機会を増やしやすくなります。

関連検索(Related Searches)

関連検索の表示例

16個目は、関連検索(Related Searches)です。

関連検索は、ユーザーが入力したクエリに近い別の検索語句をSERPsの下部などに表示する機能です。検索意図の周辺ニーズがまとまって見えるため、ユーザーが追加で知りたいことを把握しやすくなります。

たとえば「SERPs とは」で検索した人は、「SERP features」「PAAとは」「強調スニペット 例」など、次に知りたい関連テーマへ移動することがあります。つまり、関連検索はユーザーの検索行動の広がりを示すヒントです。

SEO実務では、関連検索を確認すると、記事内で補足すべきトピックや、別記事として展開すべきロングテールキーワードを見つけやすくなります。見出し追加、FAQ設計、内部リンク設計の材料として非常に有効です。

ディスカッションとフォーラム

ディスカッションとフォーラムの表示例

17個目は、ディスカッションとフォーラムです。

ディスカッションとフォーラムは、掲示板、Q&Aコミュニティ、フォーラム投稿などがまとまって表示される機能です。体験談、実例、ユーザー同士の議論が求められるクエリで出やすく、日本ではまだ表示は限定的ですが、今後は増えていくと思われます。

たとえば「ツール名 評判」「サービス名 口コミ」「悩み系キーワード」のような検索では、公式サイトよりも先にコミュニティ投稿が目立つことがあります。ユーザーは正解よりも、実際の体験談や生の声を求めている場合があるためです。

SEOの観点では、自社サイトだけで完結して考えないことが重要です。比較・検討系や悩み系のSERPsでは、公式情報、レビュー、コミュニティ情報が混在しやすいため、検索意図に応じて一次情報や実例をどこまで出せるかが差になります。

X(旧Twitter)

X(旧Twitter)の投稿が検索結果に表示された例
※上記画像の人物やテキストはダミーです。

18個目は、X(旧Twitter)です。

Xの投稿やプロフィールがSERPsに表示されることがあります。特に人物名、ブランド名、速報性の高い話題では、公式アカウントや関連投稿が見つかりやすくなります。

ブランド検索で公式サイトより先にSNSの印象が強く出ることもあるため、SNS運用はSEOと切り離せません。検索結果上のブランド体験として捉えることが大切です。

FAQ / Q&Aリッチリザルト

FAQリッチリザルトの表示例

19個目は、FAQ / Q&Aリッチリザルトです。

FAQ / Q&Aリッチリザルトは、質問と回答が検索結果上で追加表示される機能です。通常の検索結果より情報量が増えるため、ユーザーがクリック前に疑問を解消しやすくなります。

特に比較・検討系や疑問解決系のページでは、FAQ表示の有無がCTRに影響することがあります。一方で、単に質問を並べるだけでは効果が弱く、本文で十分に答えているテーマを補助的に整理する形が適しています。

実務では、PAAでよく出る疑問や、商談・問い合わせで実際によく聞かれる質問を整理すると、ユーザー意図と合いやすいです。本文・見出し・FAQの内容がちぐはぐにならないように設計することが重要です。

SERPsを意識した記事改善・サイト診断のご相談はEXIDEAへ
当社では比較サイト「HonNe」やAIライティングツール「EmmaTools」の運営で得た知見をもとに、SERPs上での見え方改善・コンテンツ品質改善を支援しています。順位は出ているがクリックされない/AI Overviewに引用されないなどのお悩みは、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

SERPsに表示される情報の決まり方

SERPsに何が表示されるかは、ページ単体の品質だけでは決まりません。検索エンジンがクエリ意図をどう解釈し、どの形式が最も役立つと判断するか。これが見え方を決めます。

地図、広告、Xの投稿——特定サービスとの連携で出る要素もありますが、土台にあるのは「クローリング」「インデックス登録」「ランキング」の3プロセス。順番に見ていきます。

クローリング

1つ目のプロセスは、クローリングです。

クローリングは、検索エンジンのクローラーがWeb上のページを発見して内容を取得する工程。ここで見つけてもらえないと、SERPsに出る候補にすら入れません。

クロール効率が落ちるパターンは決まっています。内部リンクが弱い、サイトマップがない、重要ページが孤立している、JavaScript依存が強い、重複URLが多い。たとえばECで色違いの靴ページがURL違いで大量に並ぶと、肝心の主要ページにクロールが回らない、というのはよくある話です。

当社でアクセス改善の相談を受けるときも、最初に確認するのはこの土台。

有用なコンテンツがあっても、見つけられない、正しく読まれない状態では評価以前の問題だからです。古い記事や薄い記事を先に整理するのは、サイト全体のクロール効率と評価をまとめて押し上げるため。優先順位を間違えないことが何より効きます。

インデックス

2つ目のプロセスは、インデックスです。

インデックス登録は、取得したページ内容を解析して、検索エンジンのデータベースに整理・保存する工程。ここでページの主題、品質、重複性、構造が一気に判断されます。

ページ理解を助ける要素は、タイトル、見出し、本文、画像alt、内部リンク、canonical、構造化データ。地域名だけ差し替えた店舗紹介ページが大量に並ぶと、どのページを優先すべきかGoogle側でも判断しきれず、評価が分散することがあります。

そして見落とされがちなのが、「インデックス済み≠狙った検索機能に出る」という事実。FAQを出したいならFAQに適した構造、商品情報を出したいなら商品ページとしての情報充足。中身と狙いがズレていると、出ません。

ランキング

3つ目のプロセスは、ランキングです。

ランキングは、インデックスされたページの中から、クエリに対してどの結果をどの順序で見せるかを決める工程。関連性、信頼性、利便性、ページ体験、検索意図との一致——複数の要因が絡みます。

ただ、今のSERPsでは「ランキング上位=最も目立つ」とは限りません。上位に広告、AI Overview、PAA、動画、ローカルパックが入れば、1位でもクリックは減ります。逆に、SERPsがシンプルなクエリでは、3位前後でも十分な流入を取れる。順位という単一指標で勝負を決めない時代になりました。

率直に言って、SERPs対策で一番効くのは順位ではありません。

「そのクエリでユーザーが何を見たいか」に合わせて、ページ形式を選ぶこと。記事で勝つべきクエリなのに商品ページを出していたり、比較が必要なクエリなのに定義だけで終わっていたり——構造のズレが残っている限り、技術面をいくら整えても伸びません。順位より先に、構造の問題を見抜く。これが当社の結論です。

SERPsがSEOへ与える影響

ナレッジパネル、ショッピング広告、強調スニペット、PAA、AI要約表示——SERPsの多様化は、SEOを「順位争い」から「表示面の取り合い」へ変えました

影響として大きいのは、ゼロクリック検索の増加と、CTRの分散です。ユーザーは検索結果上で答えの一部を得てしまうため、クリックせずに離脱する場面が増えています。

ただ、これは一概に悪い話でもありません。

ブランド名、監修者名、サイト名がSERPs上で繰り返し露出すれば、指名検索や後日の再訪につながることもある。SEOの評価軸は「流入数」だけでなく、「検索結果の中でどれだけ信頼され、選ばれるか」に広がっています。流入は減ったけれど指名検索は増えた、というのは当社が支援先で何度も見てきたパターンです。

現場で起きやすい変化を、整理しておきます。

SERPs多様化で起きやすい変化
  • 同じ順位でもCTRが下がり、流入が減る
  • FAQ、レビュー、画像などの有無でクリック率に差が出る
  • ローカル要素や動画要素の増加で、記事だけでは勝ちにくくなる
  • 比較・検討系では、他のページよりも情報の深さが求められる
  • 一次情報や独自見解が、AI要約や引用の対象として重要になる

SEO成果の時間軸も、見方が変わってきました。

公開直後の順位だけで判断するのは早計です。いわゆるGoogleハネムーンで、最初は一時的に良い順位がつき、その後に上下を繰り返して適正な位置に落ち着くケースもある。SERPsの要素変化が重なれば、なおさら短期の動きだけで良し悪しを決めると判断を誤ります。最低でも1〜3ヶ月、できれば四半期で振り返るのが当社の基本動作です。

SERPsの対策方法

進化するSERPsに対応する答えは、シンプルです。「検索意図に合うページを作る」「クリックされる見え方を整える」「検索機能に適した構造を与える」——この3点に尽きます。

ここでは、AI Overview時代のSERPsで効く対策を、3つに絞って解説します。

質の高いコンテンツの作成

1つ目は、質の高いコンテンツの作成です。

質の高いコンテンツ=情報量が多い記事、ではありません。

検索意図に対して最短で答えを返し、そのうえで比較、注意点、具体例、次の行動まで示せる。これが当社の質の定義です。

ユーザーのニーズと検索意図を理解し、それに応える情報を提供する。他サイトの要約ではなく、自社や筆者の経験に基づく独自の内容を入れる。タイトルタグ、見出し、画像alt、内部リンク——基本設計の手抜きもしない。当たり前のことを当たり前にやり切れるかどうか、が分かれ目です。

ここで最近強く感じるのは、「情報量不足」より「独自性不足」で伸び悩むケースが増えていること。

AIで下書きが量産しやすくなった分、一次情報や自社ナレッジがない記事は、似たような内容に寄ってしまう。当社が最も力を入れているのは、経験や一次情報から来るナレッジ収集と、ナレッジベース化です。AIライティングツール「EmmaTools」でも、社内に蓄積した独自ナレッジをツール側に取り込んで記事生成に活用する運用を採っています。情報資産があれば、記事だけでなくAI検索や他チャネルへの転用も効く。Web全体でのサイテーション蓄積が、LLMO対策にも直結します。

少人数運用でも、一次情報や独自ナレッジの整理は自社でやるしかありません。そのうえで、構成や下書き、表現整理にAIライティングツールを組み合わせる——この組み合わせが当社の答えです。AI活用の具体像は、SEO対策でAIを活用する方法や便利なツールをご紹介も参考にしてみてください。

ロングテールキーワード対策

2つ目は、ロングテールキーワードの対策です。

ロングテールキーワード対策は、競争の激しいSERPsを避けながら、意図が明確な検索を取りにいく方法。

「SEO」より「SEO とは」「SaaS SEO対策」「SERPs 意味」——2〜3語の組み合わせのほうが、検索意図が具体的で、必要な情報も絞り込みやすい。こうしたクエリでは、PAAや強調スニペットを取れる確率も上がります。

ロングテールはCVに直結しやすいのも強み。

「オウンドメディア 作り方」で検索する人は、定義を知りたいのではなく、進め方や費用感を求めているはず。検索意図が明確な分、ページ設計が合えば、成果に直結します。

当社のSEO支援の現場感として、SERPs改善で再現性がいちばん高いのは、ビッグキーワードで真っ向勝負するより、意図がはっきりしたロングテールから勝ち筋を作ること。そこで得た評価や内部リンクの流れが、ミドルキーワードの順位改善にも効いてきます。指名検索や関連語の表示回数が伸び始めてから、ようやくビッグキーワードに着手する——この順番のほうが、結果が出るのが早いです。

構造化データのマークアップ

3つ目は、構造化データのマークアップです。

構造化データは、検索エンジンにページ内容を機械的に伝えて、リッチリザルトの対象になりやすくする記述。FAQ、商品、レビュー、求人、組織情報などで特に効きます。

ただ、構造化データは魔法ではありません。

内容が薄いページにマークアップだけ追加しても、成果は出ません。ページ実体とマークアップ内容が一致していること。必要項目が揃っていること。対象ページが一覧ではなく詳細ページであること。この3点が揃って、ようやくリッチリザルトの土俵に乗ります。

具体例で言えば、ECで商品詳細ページに価格・在庫・レビューを正しく持たせる、採用ページに職種や勤務地を明記する、FAQページに実際の質問と回答を整理する——こうした形です。構造化データの考え方は、結局のところ「検索結果の見え方改善」と地続きの話になります。

よくある質問

SERPsとSEOの違いは何ですか?

SERPsは検索結果ページそのものを指し、SEOはその検索結果で見つかりやすく、クリックされやすくするための施策全体を指します。つまり、SERPsは「結果が表示される場所」、SEOは「その場所で露出を高める取り組み」です。

SERPsで上位表示されてもアクセスが増えないのはなぜですか?

上位に広告、AI要約表示、PAA、ローカルパック、動画などが並ぶと、オーガニック結果の視認性が下がるためです。同じ順位でもSERPs構成によってCTRは大きく変わるので、順位だけでなく実際の検索結果画面を確認することが重要です。

リッチスニペットと強調スニペットは同じですか?

同じではありません。強調スニペットは、検索結果上部に回答が抜粋表示される機能です。一方、リッチスニペットは構造化データなどに基づいて、レビュー、価格、FAQなどの追加情報が通常結果に付与される表示を指します。

AI Overview / 生成AI要約表示が増えるとSEOは意味がなくなりますか?

意味がなくなるわけではありません。むしろ、引用されやすい整理された情報、一次情報、独自見解の価値が高まっています。2026年のSEOは、順位獲得に加えて、SERPs上での引用・認知・比較優位を作る施策として考えることが大切です。

SERPs対策は何から始めるのがよいですか?

まずは、自社が狙うキーワードで実際に検索し、どの要素が出ているかを確認することがおすすめです。そのうえで、記事で勝つべきか、商品ページを強化すべきか、FAQや構造化データを整えるべきかを判断すると、施策の優先順位をつけやすくなります。

まとめ

SERPsとは、検索結果ページそのもの。2026年のSEOでは、順位だけでなく、検索結果でどう見えるかまでセットで考えるのが当たり前になりました。

広告、PAA、リッチリザルト、ローカル要素、生成AI要約表示。要素が増えるほど、同じ順位でも流入成果は変わります。だからこそ、検索意図に合うコンテンツ設計、ロングテール対策、構造化データの整備——この3点をまとめて動かすしかありません。

順位表だけ眺めていても、SERPsは見えてきません。実際の検索結果を開き、自社ページがどの位置で、何と並んで、どう見えているかを確かめる。ここが当社のSERPs対策の出発点です。

「順位はあるのにクリックされない」「AI Overviewに引用されない」——こうしたお悩みがあれば、株式会社EXIDEAまでお気軽にお問い合わせください。