SEO対策するならAhrefsを活用しよう

当社がAhrefsを導入したのは、被リンクチェックがきっかけでした。

サイトの被リンク状況を確認するためのツールとして使い始めたのですが、使い続けるうちに用途が広がっていきました。競合の順位、競合が獲得しているリンク、関連キーワードの中で自社が何位にいるか——こうした分析もまとめてできることが分かってきた。

今では、SEO分析の中核ツールとして、会社全体で使っています。

コストは年々上がってきています。それでも継続使用しているのは、Ahrefsと同じレベルで被リンクを把握できるツールが、他にほとんどないから。「分析という意味で一番使いやすい」というのが、当社が長く使ってきた率直な感触です。

本記事では、Ahrefsでできること、SEO対策での使い方、料金プラン、導入時の注意点を、当社の使用経験も含めて整理します。日本語の読み方はエイチレフスです。

この記事の監修者(最終更新者)
株式会社EXIDEA 代表取締役社長
小川 卓真
SEO歴20年。2006年にSEOツールの開発企業を共同創業して以来、SEOを軸にデジタルマーケティングに従事。2013年に「株式会社EXIDEA」を設立。現在はEXIDEAの代表取締役社長として、Webメディア事業、マーケティングDX事業、オールインワンSEOツール「EmmaTools」の事業に携わる。
執筆者の詳しいプロフィールはこちら
EmmaBlog執筆者

動画でわかる競合分析の全体像

記事の要点を先に動画で掴みたい方は、以下をご覧ください。(動画をクリックすると音声が出ます)

▲ 競合分析の解説動画(ナレーションはAI音声合成を使用)

▶ EmmaToolsを7日間無料で試す

Ahrefs(エイチレフス)とは

概要

Ahrefsは、シンガポールに本社を置くAhrefs社が提供するSEO分析ツール。世界中のSEO担当者やマーケターに使われていて、特に競合サイトの被リンクや流入キーワードを分析したい場面で有力な選択肢になります。

Ahrefsの一番の強みは、被リンク分析の精度。

大規模なWebクローラーとリンクデータベースを持っていて、被リンク分析に強い。データ規模や更新頻度は変わる可能性があるので、最新情報は公式サイトで確認してください。膨大なデータをもとに、競合サイトの被リンク傾向や獲得元を把握しやすい。

冒頭で書いた通り、当社もAhrefsを使い始めた理由はここにありました。被リンクチェックを目的に導入し、その精度の高さが継続利用の起点になっています。具体的にどんな機能があるのか、次のセクションで見ていきましょう。

Ahrefsの基本機能を紹介

Ahrefsには、主に以下の5つのツールが実装されています。まずは機能の全体像を押さえてください。

1.Site Explorer(サイトエクスプローラー)

ドメイン単位やURL単位で対象サイトのSEO調査ができるツール。被リンク数や被リンクの詳細(アンカーテキスト・URL)、トラフィック数、検索順位やPV数の変動が確認できます。Ahrefsのメインツールで、当社でも最もよく使うツールです。

site-explorer

2.Content Explorer(コンテンツエクスプローラー)

調査したいキーワードを入力すると、そのキーワードに関連するコンテンツと、それらのコンテンツがソーシャルメディアでどれくらい反応を得ているかを確認できるツールです。

エイチレフスのコンテンツエクスプローラー

X(旧Twitter)やFacebookでの反応、Domain Rating(DR:Ahrefs独自の被リンク評価指標)、誰がシェアをしたかなど、細かなデータを取得できる。表示できる指標はプランや時期によって変わる可能性があるため、最新情報は公式サイトで確認してください。

どんなサイトやコンテンツが参照されやすいかを分析することで、SEO対策の参考になります。

3.Keywords Explorer(キーワードエクスプローラー)

キーワードの検索ボリュームや難易度を調査できるツール。キーワードを入力すると、関連キーワードの提案もしてくれるので、対策キーワード選定にも役立ちます。

keyword-explorer

4.競合ドメイン比較

競合サイトのドメインの被リンクに関するデータを一覧で比較できるツール。自社サイトが競合サイトと比較してどこで負けているのかが一目で分かります。一度に5ドメインまで比較可能です。

ドメイン比較

5.Rank Tracker
(ランクトラッカー)

登録したキーワードの順位推移を、地域やデバイス別に確認できる機能。計測頻度や登録可能なキーワード数はプランによって違うので、最新情報は公式サイトで確認してください。別で検索順位チェックツールを使っている方は、Ahrefsを契約すれば一本化できる場合もあります。

ここまで紹介した通り、AhrefsはSEO対策で必要な分析機能が一通り揃った高性能ツール。次に、当社が実際に使ってきて感じたメリットとデメリットを見ていきます。

Ahrefsのメリット

Ahrefsの一番のメリットは、競合サイトの被リンクデータを取得できること。

検索順位は、コンテンツの有用性、検索意図との一致、サイト構造、信頼性、外部からの自然な言及など、さまざまな要素で決まります。その中で、関連性の高い外部サイトから自然に紹介されるリンクは、サイトやページの信頼性・関連性を理解する手がかりになる。

Ahrefsでは、被リンクの数だけでなく、発リンク先のURLやアンカーテキストなどの細かなデータも取得できます。

競合サイトの被リンクを分析することで、どのようなコンテンツが外部から自然に参照されているか・参照されやすいコンテンツの共通点は何かなどを把握しやすい。

繰り返しになりますが、当社が長く使い続けている最大の理由がここにあります。Ahrefsと同じレベルで被リンクを把握できるツールは、他にほとんどない。SEO対策で被リンクや競合の外部評価を見ていくなら、Ahrefsはまず候補に入る選択肢です。

ただし、AhrefsだけでSEO施策が完結するわけではない。Search ConsoleやGA4、自社のCVデータと組み合わせて使うのが基本動作です。

Ahrefsを利用して感じたデメリット

一方、当社が使ってきた中で感じたデメリットも整理しておきます。

費用がかかる

プランや料金は後ほど詳しく紹介しますが、Ahrefsには複数の有料プランがあり、利用機能や規模に応じて費用が発生します。料金プランや利用できる機能、クレジット上限は変更されることがあります。導入前にはAhrefs公式サイトで最新の料金とプラン内容を確認してください。

率直に書くと、当社でもコストは年々上がってきています。利用料が増えているというのもありますが、価格変更や新機能の追加による追加コストという側面もあります。

それでも継続使用しているのは、代替が見つからないから。SEO分析の中核として使う前提なら、コストに見合う価値が出やすい一方、補助的にしか使わない場合は割高に感じることもあります。

日本語の対応範囲は限定的な場合がある

Ahrefsは海外発のツールなので、機能名やヘルプ、画面表記の一部が英語中心になる場合があります。日本語での使いやすさやサポート範囲は変更される可能性があるので、導入前に実際の管理画面や公式ヘルプを確認しておきましょう。

無料で使える範囲は限られる

Ahrefsには無料で使える機能や制限付きの無料プランがありますが、本格的な競合分析、被リンク分析、キーワード調査、順位計測には有料プランが必要です。無料枠やトライアルの有無は変更されることがあるので、最新情報は公式サイトで確認してください。

注意点はあるものの、被リンク分析や競合サイト調査を重視するなら有力な選択肢になります。

なぜそう言えるのか。次は、SEO対策におけるAhrefsの具体的な活用方法を見ていきます。

Ahrefsでできることは?SEO対策での活用方法

ここからは、SEO対策におけるAhrefsの活用法を整理します。当社で日常的に使っているパターンを中心に解説していきます。

競合サイトとドメインパワーを比較する(Site Explorer)

SEO対策では、競合サイトとの外部評価の差を把握しておくと、戦い方を考えやすくなります。AhrefsのDR(Domain Rating:Ahrefs独自の被リンク評価指標)は、その参考指標の一つ。

定量的にすべてを表せるわけではありませんが、外部評価の差を比較する一つの指標として、AhrefsのDR(Domain Rating)があります。

DRはAhrefs独自の被リンク評価指標で、Googleが直接使っているランキング指標ではありません。ただし、競合サイトとの被リンク規模や外部評価の差を把握する参考指標として使える。

DRを比較すると、競合サイトとの外部評価の差が確認できます。

競合サイトとDRや被リンク規模に大きな差がある場合、同じキーワードで正面から戦う難易度は高い。その場合は、検索意図を細分化したロングテールキーワード、一次情報を含む独自コンテンツ、内部リンク設計、外部から自然に参照されるコンテンツ作りを組み合わせて考える。

単に本文を増やすだけでは効きません。独自調査、事例、無料ツール、データ集、専門家コメントなど、外部から自然に参照されるコンテンツを作ることも検討しましょう。

使い方手順その1

Ahrefsにログインして、以下の赤枠部分に調査したいドメインのURLを入力します。

Ahrefsのサイトエクスプローラー利用手順1

すると以下のような画面に遷移します。赤枠に囲まれた部分がDRです。

Ahrefsのサイトエクスプローラー利用手順2

使い方手順その2

複数サイトのDRを比較したいときに使える方法。Ahrefsにログインして、[MORE]>[Domain Comparison]をクリックします。

Ahrefsのサイトエクスプローラー利用手順3

比較したいドメインを入力してオレンジ色のボタン[比較する]をクリック。

Ahrefsのサイトエクスプローラー利用手順4

DRやその他の被リンクに関する情報が一覧で確認できます。

Ahrefsのサイトエクスプローラー利用手順5

被リンクの詳細を確認する(Site Explorer)

競合サイトがどこから被リンクされているのかを確認しましょう。被リンク施策として、真似できるものがあるかもしれません。

同時に、自社サイトの被リンクも確認して、質の低い被リンクがないかチェックします。

低品質に見えるリンクがあるからといって、すぐに否認する必要はありません。Google Search Consoleで手動による対策が出ている場合や、明らかに不自然なリンク施策を過去に行っていた場合など、必要性を確認したうえで慎重に判断しましょう。

使い方手順

Ahrefsにログインして、以下の赤枠部分に調査したいドメインのURLを入力します。

被リンクの確認方法1

画面左に概要バーが表示されているので、[被リンクのプロフィール欄]から、気になるデータを取得しましょう。

被リンクの確認方法2

[被リンク]をクリックすると、以下のように被リンクされているURLと、発リンク先やアンカーテキストのデータが一覧で表示されます。

エイチレフスの被リンクチェックの方法

競合がどんな文脈で紹介されているのかを確認し、自社でも参考になる調査、事例、資料、専門的な解説を作れないか検討しましょう。

競合サイトの流入キーワードを調べる(Site Explorer)

Ahrefsでは、競合サイトのドメインやURLを入力すると、どんなキーワードから流入しているのかを確認できます。

冒頭で書いた通り、当社でも「関連キーワードの中で自社が何位にいるか」を見るためにAhrefsを日常的に使っています。競合サイトの流入キーワードを確認すると、自社がまだ拾えていない検索意図や、コンテンツの不足領域が見つけやすい。ただし、競合キーワードをそのまま真似するのではなく、自社の強みやCVにつながるテーマを優先しましょう。

使い方手順

Ahrefsにログインして、以下の赤枠部分に調査したいドメインのURLを入力します。

流入キーワードの確認方法1

画面左に概要バーが表示されているので、[オーガニック検索]>[Organic keywords 2.0]をクリックします。

流入キーワードの確認方法2

すると、以下のようにどんなキーワードから流入してきているのかが確認できます。

流入キーワードの確認方法3

自社サイトで対策できていないキーワードがあれば、新たにコンテンツを作成するなどの対策を行いましょう。

対策キーワードを選定する(Keyword Explorer)

Ahrefsでは、キーワードの検索ボリュームや難易度が調査できます。試しに「SEO対策」というキーワードで調査すると、以下のように視覚的にも分かりやすいデータが取得できる。

対策キーワードの選定

入力したキーワードを元に、対策キーワードの候補も提案してくれるので、キーワード選定にも役立ちます。

使い方手順

Ahrefsにログインして、[Keywords Explorer]をクリック。

流入キーワードの確認

以下の赤枠部分に調査したいキーワードを入力します。

流入キーワードの確認方法2

キーワードの調査結果が確認できます。

流入キーワードの確認方法3

このページは日本語版が用意されていません。各用語の意味を以下にまとめておくので、データ活用の参考にしてください。

Keywords Explorerで確認できる主な指標
指標 意味
Keyword Difficulty(KD) Ahrefs独自のキーワード難易度指標。上位ページにリンクしているドメイン数などをもとに算出されます。0-10はEasy、11-30はMedium、31-70はHard、71-100はSuper Hardで評価。
Volume 対象国における月間検索回数の目安です。
CPC 広告出稿時のクリック単価の目安です。
Clicks 検索結果で発生するクリック数の推定値です。SERPsを見て満足するユーザーも多いため、Volumeとは一致しません。
CPS Clicks Per Search。1検索あたりのクリック数の目安です。
RR Return Rate。同じユーザーが一定期間内に再検索する頻度の目安です。
Global Volume 世界全体での月間検索回数の目安です。

順位変動の履歴から傾向を読み取る(Keyword-explorer)

Keyword-explorerには、SERP position historyという機能があります。

各キーワードにおける上位表示サイトの順位履歴が確認できる機能。たとえば「SEO対策」と入力してみると、以下のようなグラフが表示されます。

serpの順位履歴をチェックできる機能

順位が下落したサイト、上昇したサイトを視覚的に読み取れるので、検索結果が安定しているキーワードなのか、入れ替わりが激しいキーワードなのかが把握できる。順位が大きく動いたページを確認すると、Googleがどんな検索意図を重視しているかを推測する手がかりになります。

自社サイトの順位が下がったときの対策立案にも使えます。

使い方手順は先ほどと同様、Ahrefsにログインして、[Keyword Explorer]から、赤枠部分に調査したいキーワードを入力するだけ。

流入キーワードの確認方法2

検索結果画面からスクロールすると、順位変動履歴のグラフが出てきます。

serpの順位履歴をチェックできる機能

どのプランがおすすめ?料金・費用や使える機能を比較

Ahrefsはトライアルプランがありますが、無料ではなく有償です。プランと料金は以下の通り。

Ahrefsのトライアルプラン
  • 1.ライトプラン:手軽にSEO分析を実施できるエントリープラン(月額99ドル)
  • 2.スタンダードおすすめ!:標準的な機能が充実したベーシックプラン(月額179ドル)
  • 3.アドバンスド:豊富なクロールデータを活用できる上級プラン(月額399ドル)
  • 4.エージェンシー:代理店向けプラン。5ユーザーまで利用でき、複数のクライアント支援に最適。(月額999ドル)

このうち、ライトプランとスタンダードプランは、7日間7ドルでトライアルが可能。トライアル期間中も、全機能に制限なく利用できます。

まずは試したい方は、トライアルプランから始めるのがおすすめ。

各プランの詳細は以下をご覧ください。運営するサイト規模やドメイン数で、プランを決めていきましょう。(※日本語版公式サイトより引用)

ahrefsの料金表

被リンク分析と競合調査の補足

被リンクチェックを現場でどう使うか

被リンク分析では、DR(ドメインレーティング)の上昇だけで「SEO成功」と判断するのは避けましょう。検索流入、指名検索、問い合わせの増加など、事業成果に直結する指標を見ることが大事。各ツールは異なる方法でデータを取得するので、数値は傾向把握の指標として使うのが基本動作です。被リンク否認は慎重に行い、関連性が薄く見えても実際には自然な紹介であるケースがある点に注意してください。

競合サイト分析の進め方

2026年の競合分析では、通常の自然検索順位だけでなく、AI Overview、動画枠、強調スニペット、比較サイト、Q&Aサイトなど、SERP全体でどの情報源が表示されているかを見ることが大事です。Ahrefsのデータに加えて、実際の検索結果確認やSearch ConsoleのCTR変化も組み合わせて判断しましょう。分析はキーワード決定→競合抽出→共通点整理→サイト全体確認→仮説に絞る、の5段階で進めます。改善仮説は最初から多く出しすぎず、優先度の高いものに絞ると実行に移しやすい。見出し構成の模倣やキーワード数の増加を目的化するのではなく、実体験や独自データで具体的に答えることが差別化の鍵です。

当社EXIDEAが考えるAhrefsの使い方

冒頭で書いた通り、当社ではAhrefsを被リンクチェックから使い始め、現在では会社全体でSEO分析の中核ツールとして使っています。長く使ってきた中で固まった運用方針として、Ahrefsを見るときは、すべての指標を追いかけるのではなく、まず「自社サイトの被リンクは健全か」「競合と比べて外部評価にどんな差があるか」「自社が取りこぼしている検索意図はどこか」の3点に絞って確認することをおすすめしています。

Ahrefsは機能が多く、ダッシュボードにも多くの指標が表示されます。すべてを毎日見ようとすると、優先順位が決まらず、施策につながらないまま月額費用だけが積み上がる事態になりかねません。

当社では、Ahrefsを「分析ツール」として使い、ライティングは日本特化型のEmmaToolsで担う、という役割分担をしています。総合的な分析ができるツールが既にあるなら、無理にAhrefsを追加で勧めることはありません。ただし、Ahrefsと同じレベルで被リンクを把握できるツールは他にほとんどないので、本格的にSEOに取り組むならAhrefsはまず候補になります。

被リンク分析ではDRの上下だけを見るのではなく、どのページが、どのような文脈で紹介されているのかを確認するのが大事。競合キーワード分析では、競合の見出しを真似するのではなく、自社だから答えられる検索意図や独自情報を見つけるために使いましょう。

まとめ

Ahrefsは、被リンク分析、競合サイト調査、キーワード調査、順位推移の確認に強みを持つSEO分析ツール。一方で、料金や機能の幅が大きいので、導入前に「何を判断するために使うのか」を明確にしておくことが大事です。

被リンクやDRだけを見るのではなく、Search Console、GA4、実際の検索結果、自社のCVデータと組み合わせて使うことで、SEO施策の優先順位が決めやすくなります。

以下のページでは、Ahrefsの他にもSEO対策に使えるおすすめツールを紹介しています。

SEOツールは数が多いからこそ、各ツールの機能をしっかり把握した上で、自分に合ったツールを選ぶのが大切。ぜひ以下のページを読んで、ぴったりのSEOツールを見つけてください。