ナチュラルリンクとは?SEOへの影響や5つの獲得方法について解説!

ナチュラルリンクとは、他サイトが価値ある情報だと判断し、自発的に設置する自然な被リンクのことです。

「どこまでが自然なリンクで、どこからが不自然なのか分からない」という状況に陥っていませんか?

本記事では、ナチュラルリンクの定義、SEOへの影響、該当しないリンクの例、獲得方法、不自然なリンクの確認方法までを2026年時点の考え方で整理します。ナチュラルリンクを正しく理解したい方は、ここからはじめていきましょう。

この記事の監修者
株式会社EXIDEA 代表取締役社長
小川 卓真
SEO歴20年。2006年にSEOツールの開発企業を共同創業して以来、SEOを軸にデジタルマーケティングに従事。2013年に「株式会社EXIDEA」を設立。現在はEXIDEAの代表取締役社長として、Webメディア事業、マーケティングDX事業、オールインワンSEOツール「EmmaTools」の事業に携わる。
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EmmaBlog執筆者

ナチュラルリンクとは?特徴もあわせて解説

ナチュラルリンクとは、外部のウェブサイトが"自発的"に、自然な形で自サイトのコンテンツにリンクを貼ることを指します。

この「自発的」なリンクとは、金銭的な取引や強制的な方法を使わず、リンク元のサイト運営者が情報に価値を感じて自然に貼ることを指します。

例えば、自社独自の見解や調査データを公開した際に、他のサイトが情報を発見し、有益だと感じた上でその情報を紹介する形でリンクを貼る場合などです。

このように、ナチュラルリンクは意図的に作るリンクではなく、価値提供の結果として発生するリンクです。

では、具体的に「自然な形」のリンクとはどういうものなのか、イメージがつきにくい方もいらっしゃると思います。

そこで、続いてはナチュラルリンクの定義にあたる自然な形のリンクがどういうものなのか、特徴や共通点についてご紹介します。

自社と関連性の高いサイトからのリンク

1つ目の特徴は、自社の商材や業界と関連する他サイトからのリンクです。

そもそもSEO対策でリンクを貼るという行為は、情報を補完したり、根拠を示したりするために行われるのが自然です。

具体的には、あるサイトの運営者が「この情報は自社だけでは十分に説明しきれないが、読者にとって役立つ」と判断して、その情報をリンクとして貼ります。

この基本事項こそがナチュラルリンクの特徴として重要です。

というのも、リンク元のページが自社の商材や業界と密接に関連していなければ、そもそもリンクを貼る理由が弱くなります。

例えば、SEOの情報を発信しているページに対して、まったく関係のない家電レビューサイトや海外の娯楽サイトから大量にリンクが集まると、不自然に見えやすくなります。

一方で、SEOの解説記事、Webマーケティングのコラム、制作会社の技術ブログなどから参照されるのは自然です。

したがって、ナチュラルリンクは「自社と関連性の高いサイト」から発生しやすいと考えると判断しやすくなります。

実務でよくあるのは、リンク数そのものよりも「なぜそのページが紹介されたのか」を説明できるかどうかで自然さが見えてくるケースです。リンク元のテーマ、記事の流れ、紹介理由がつながっていれば、数が多くなくても質の高い被リンクになりやすいです。

文脈の流れやアンカーテキストが適切なリンク


もう一つの特徴としては、適切な文脈の流れで紹介されたリンクや、リンクの文言(アンカーテキスト)がリンク先の内容と一致するリンクです。

例えば、あるWebページで「SEO対策」というテーマを取り上げたとします。このページ内で「SEO対策にはナチュラルリンクが重要です」という内容を紹介したときに、ナチュラルリンクを解説している本記事にリンクが設置されていれば、それは自然な形です。

また、仮に本記事をリンクで紹介する際、アンカーテキストが「ナチュラルリンクの基礎知識や獲得方法」など、リンク先ページの内容を的確に表していれば、より自然なリンクになります。

逆に、「こちら」「詳細」だけの曖昧な文言や、文脈と無関係なキーワードを詰め込んだアンカーテキストは、不自然に見えやすくなります。

このように、ナチュラルリンクの定義とする「自然な形のリンク」には2つの共通点が存在します。
これらの特徴から逸れるものは、不自然なリンクと見なされる可能性があるので注意しましょう。

⇒アンカーテキストの詳細は、アンカーテキストとは?SEOへの影響や正しい設置方法、注意点についてで詳しく解説しています。

SEOへの影響

ナチュラルリンクは、検索順位の評価と発見性の両方に関わるため、SEOに良い影響を与えます。
Googleは現在もリンクをランキングシグナルの一部として扱っており、PageRankはコアランキングシステムの一つです。

PageRankはGoogleがサービスを開始した当初から使用されているコアランキングシステムの一つです。
引用元:https://developers.google.com/search/docs/appearance/ranking-systems-guide?hl=ja#link-analysis

PageRankはコンテンツの重要性を判断する仕組みの一つであり、リンクの量だけでなく、どのような文脈のリンクかも無視できません。そのため、ナチュラルリンクはPageRankの評価において重要な役割を持ちます。

具体的には、PageRankはリンク元ページの評価を考慮したうえでリンク先に評価を分配する仕組みです。つまり、業界内で高い評価を持つサイトからナチュラルリンクを1本得ることは、評価の低いサイトから多数のリンクを得るよりも影響が大きくなり得ます。リンクの「量」より「質×関連性」が重視される理由はここにあります。

というのも、ナチュラルリンクは、自社と関連性の高いサイトや業界内の信頼あるページから紹介されることが多く、「第三者からの推薦」に近いシグナルとして機能しやすいためです。

その結果、検索エンジンはそのページを信頼できる情報源として認識しやすくなり、SEO評価の向上につながります。

さらに、ナチュラルリンクは検索順位だけでなく、リンク元からの直接流入を増やせる点も見逃せません。

例えば、多くの読者を集める業界メディアの記事からリンクを獲得できれば、その記事を読んだユーザーがリンクをたどって自社サイトに訪れる可能性があります。

このように、ナチュラルリンクがもたらす影響はSEO評価に留まらず、直接的なアクセス増加にもつながります。

なお、2026年時点ではAI OverviewやSGEの普及によって検索結果画面の構成が変化しており、オーガニック枠のクリック率に影響が出るケースもあります。しかし、ナチュラルリンクの価値はクリック率の変動に左右されにくい特徴があります。なぜなら、リンクは検索結果画面を介さず、リンク元ページから直接流入を生むためです。AI時代においても、信頼できるサイトからの自然なリンクは、検索評価と直接流入の両面で引き続き重要な資産です。

当社でも被リンクの相談では、単に本数を増やしたいという要望より、「紹介される理由があるページを作れているか」を先に確認することがあります。日本市場では、良い記事を公開しただけで被リンクが大量に集まることは多くありません。だからこそ、独自データや一次情報のように、他サイトが引用しやすい材料を持つページが強くなりやすいです。

⇒被リンクのSEO効果を整理したい場合は、被リンクのSEO効果とは?対策と獲得方法も是非参照ください。

ナチュラルリンクに該当しない例

ここまでナチュラルリンクのメリットやSEOに及ぼす影響について解説しました。続いては、ナチュラルリンクに該当しない例をご紹介します。

一見すると自然に見えても、発生の背景やリンクの属性によってはナチュラルリンクとは言えない場合があります。判断基準を知っておくと、被リンクの良し悪しを見分けやすくなります。

ナチュラルリンクに該当しない例
  • 金銭のやり取りや約束ごとで発生したリンク
  • 同じIPアドレスやドメインから貼られたリンク
  • 全く関連性のない海外のIPアドレスから貼られたリンク
  • nofollowタグが設置されているリンク

金銭のやり取りや約束ごとで発生したリンク

金銭のやり取りや契約によって発生したリンクは、ナチュラルリンクには該当しません。

Googleは、検索結果の公平性を保つために、金銭的な取引を介して獲得したリンクをスパムとして扱う可能性があると示しています。

リンク自体やリンクを含む投稿に関して金銭をやり取りする。
引用元:https://developers.google.com/search/docs/essentials/spam-policies?hl=ja#link-spam

このように、リンク自体やリンクを含む投稿に関して金銭をやり取りし、それが検索順位を操作する目的で設置されている場合、Googleのポリシー違反に該当し、SEOに悪影響を及ぼす可能性があります。

ただし、金銭が発生するリンクがすべて問題になるわけではありません。例えば、アフィリエイトリンクや広告掲載は一般的な商取引です。

違いは、適切な属性が付与されているかどうかです。Googleは、広告リンクやアフィリエイトリンクなどの商業的リンクには「sponsored」や必要に応じて「nofollow」を使うことを案内しています。

sponsored属性とは、検索エンジンに対し「このリンクは対価を伴う掲載であり、自然発生した推薦ではない」と伝えるためのものです。

適切に設定されていればポリシーに沿った運用ができますが、それでもナチュラルリンクではないことは押さえておきましょう。

同じIPアドレスやドメインから貼られたリンク

同じIPアドレスやドメイン内で過剰にリンクを設置する場合も、ナチュラルリンクに該当しません。

ナチュラルリンクの本質は、外部のサイトが自発的にリンク先のコンテンツを評価し、有益だと判断した結果として生まれるものです。

そのため、本来であればリンク元のサイトは、異なるIPアドレスやドメインを持つのが自然です。しかし、意図的にリンクを増やす行為は「サイト運営者が人工的にリンクを操作している」と判断される要因となり、SEO効果が期待できないどころか、場合によっては問題視される可能性もあります。

例えば、同じ企業が複数のサブドメインや関連サイトを使って、メインサイトへ大量にリンクを送るケースです。グループサイト間のリンク自体が直ちに問題というわけではありませんが、読者のためではなく順位操作が主目的なら自然とは言えません。

ナチュラルリンクとは、第三者が価値を感じた結果として生成されるものであり、特定の運営者が自由にコントロールできるものではないため、このようなリンクは該当しません。

全く関連性のない海外のIPアドレスから貼られたリンク

全く関連性のない海外のIPアドレスを持つサイトからリンクが集まる場合もナチュラルリンクに該当しません。

例えば、日本語のみで書かれたBtoBサービスのサイトに対して、内容と無関係な他言語サイトから短期間に大量のリンクが発生している場合は、不自然なパターンとして疑うべきです。

もちろん、海外メディアに引用された、海外ユーザー向けの資料がある、英語版ページがある、といった合理的な理由があれば問題ありません。重要なのは、リンク元の言語・地域・テーマと、自社サイトの内容に接点があるかです。

関連性の説明がつかない海外リンクが急増している場合は、ブラックハットSEOの一種として作られたリンク群の可能性もあります。

nofollowタグが設置されているリンク

nofollow属性が付いたリンクは、ナチュラルリンクとして評価を期待する対象とは分けて考えるのが基本です。

nofollowとは、リンク先との関係性や評価の扱いを検索エンジンに伝えるための属性です。具体的に、nofollowが使われる場面としては下記があります。

nofollowタグの活用シーン
  • 広告やスポンサー活動のために設置するリンクの場合
  • 信頼できないコンテンツへリンクする場合
  • ユーザー投稿など、運営者が内容を保証しにくいリンクの場合

例えば、有料のスポンサー記事やアフィリエイトリンクには、sponsoredやnofollowなどの属性を設定することが推奨されます。これは、対価を伴うリンクが自然な推薦として扱われないようにするためです。

また、自社サイトと関係があっても、リンク先の情報の信頼性に不安がある場合は、通常の推薦リンクとして扱わない意図でnofollowを使うことがあります。

そのため、nofollowが付いているリンクは、「価値がない」のではなく、「自然な推薦リンクとは別の目的で設置されていることが多い」と理解するのが実務では分かりやすいです。

このように、nofollowが設定されたリンクは「自然な形で評価を渡すリンク」とは性質が異なるため、ナチュラルリンクとは切り分けて考えましょう。

⇒nofollow属性については、nofollow属性とは?SEOにおける役割や設定方法について解説も参考にしてみてください。

SEOでペナルティの可能性があるリンクスパムとは?

ナチュラルリンクに該当しないだけで済むケースもありますが、検索順位を操作する意図が強い場合はリンクスパムに該当する可能性があります。
Googleが禁止しているのは、ユーザーのためではなくランキング操作のために作られたリンクです。

・ランキングを上げることを目的としたリンクの売買。次のような行為がこれに該当します。
・リンク自体やリンクを含む投稿に関して金銭をやり取りする
・リンクに関して物品やサービスをやり取りする
・特定の商品について記載してリンクを設定してもらうのと引き換えにその商品を送る
・過剰な相互リンク(「リンクする代わりにリンクしてもらう」)や、相互リンクのみを目的としてパートナー ページを作成する
・自動化されたプログラムやサービスを使用して自分のサイトへのリンクを作成する
・第三者のコンテンツ所有者に対し、アウトバウンド リンクに修飾属性を適用するかどうか選ぶ権利を与えずに、特定の利用規約や契約、または同様の取り決めの一部として、リンクを義務付ける
・ランキング クレジットをブロックしないテキスト広告またはテキストリンク
・ランキング クレジットを転送するリンク、または他のサイトで配布されている記事、ゲスト投稿、プレス・リリース内の作為的なアンカー テキスト リンクを含む記事に対して支払いが行われる記事広告やネイティブ広告
・質の低いディレクトリやブックマーク サイトのリンク
・さまざまなサイトに配布されるウィジェットに埋め込まれている、大量のキーワードを含む非表示のリンクや低品質のリンク
・さまざまなサイトのフッターやテンプレートに埋め込まれて広く配布されるリンク
・フォーラムでのコメントにおいて、投稿や署名の中に含まれる作為的なリンク
引用元:https://developers.google.com/search/docs/essentials/spam-policies?hl=ja#link-spam

Googleは、このような検索ランキングを操作する目的で不自然に作成されたリンクを「リンクスパム」として扱います。

特に注意したいのは、相互リンクの乱用です。関連性のある企業同士が読者の利便性のために相互に紹介し合うこと自体はあり得ますが、リンク交換そのものが目的になると不自然になります。

たとえば、内容の薄い提携ページを大量に作る、テンプレートのフッターにキーワード入りリンクを広く埋め込む、コメント欄に機械的にリンクを投稿する、といった行為は典型例です。

当社でも外部リンクの見直しでは、リンクの有無より「そのリンクが読者に必要か」を基準に整理することがあります。ここが曖昧なまま増やしたリンクは、後から見返すと不自然さが目立ちやすいためです。

⇒リンクスパムの考え方は、SEOスパムとは?ペナルティになる代表的な行為や正しい施策を理解しようで整理しています。

ナチュラルリンクを獲得する5つの方法

続いては、具体的にナチュラルリンクを獲得する5つの施策についてご紹介します。

ユーザーに価値のある情報の提供

ナチュラルリンクを獲得するためには、ユーザーにとって価値のある情報を提供し続けることが不可欠です。

その中でも特に重要なのが「最新の情報を発信すること」です。

SEO対策を進めているとよくありますが、コンテンツを公開した時点では正しかった内容も、時間の経過によって古くなることがあります。

特に、法律、医療、テクノロジー、SEOのように変化が速い分野では、数年前の情報がそのままでは通用しないケースも少なくありません。2026年時点でも、検索結果の見え方や評価のされ方は継続的に変化しています。

そのため、常に最新情報を反映し、古い記述を更新していくことが、他サイトから「参照する価値があるページ」と見なされる前提になります。

そのためにも、業界の動向を継続的に確認し、定期的に記事をリライトすることが重要です。

したがって、価値ある情報を提供し、他のウェブサイトが自発的にリンクを貼りたくなるようなコンテンツを作ることが、ナチュラルリンク獲得の土台になります。

⇒リライトの詳細は、SEOのリライトとは?効果的なやり方とコツ、記事の選定方法などを解説で詳しく解説しています。

深堀した独自情報の提供する

ナチュラルリンクを獲得するためには、他にはない独自の情報を提供することも非常に重要です。

特定のトピックについて深く掘り下げ、専門的な見解や実際のデータ、ユーザーの声を取り入れることで、他のサイトが参考にしたいと思う価値の高い情報が生み出せます。

例えば、単に既存情報をまとめただけの記事と、独自調査の結果や現場の知見を盛り込んだ記事とでは、引用されやすさが大きく変わります。

特に、業界に関する統計データや市場動向を調査し、具体的な数字とともに解説することで、より説得力のあるコンテンツになります。このようなコンテンツは、他のサイトが情報源としてリンクを貼る可能性が高まり、ナチュラルリンクの獲得につながります。

また、ユーザーアンケートを実施してリアルな意見を集めるのも効果的な方法です。例えば、特定のサービスに関する満足度調査や、業界の最新トレンドについての意識調査などを行い、その結果を分析して記事に反映させることで、読者にとって新たな視点を提供できます。

こうした調査データは他のメディアにも引用されやすく、リンクを得る機会が増えます。

この領域では、情報量よりも「そのページにしかない材料」があるかどうかが差になります。たとえばBtoB商材では、導入前の比較軸、失敗しやすい選定条件、実際の運用負荷のような現場情報まで書かれているページほど紹介されやすい傾向があります。

インフォグラフィックの作成

インフォグラフィックは、情報を視覚的に整理し、直感的に理解しやすい形で伝える手法のひとつです。特に、複雑なデータや専門的な内容が理解しやすくなり、テキスト主体のコンテンツよりも他サイトやSNSでシェアされやすいという特徴があります。

この特性を活かし、高品質なインフォグラフィックを作成すれば、多くのサイトから自然にリンクを受ける機会を増やすことができます。

例えば、業界の市場動向を示す統計データをインフォグラフィックとしてまとめると、読者は文章をすべて読まなくても内容を把握しやすくなります。

その結果、他のブログやニュースサイトが「この図は分かりやすい」と感じ、情報源としてリンクを貼る可能性が高まります。特に、図表だけが独り歩きしないよう、元データ・集計条件・更新日を明記しておくと引用されやすくなります。

また、適切なインフォグラフィックを加えることで、読者の理解度が向上し、ページの滞在時間や再訪のきっかけにもつながります。

SNSのシェアボタンの設置

SNSのシェアボタンを設置することも、ナチュラルリンクを獲得する上で有効な施策です。

というのも、コンテンツを読んだユーザーが、簡単な操作で自身のSNSに共有できる環境を整えることで、拡散の機会を増やせるためです。

特に、X(旧Twitter)、Facebook、LinkedInなどのプラットフォームでは、業界関連の有益な情報や興味深いコンテンツがシェアされやすい傾向があります。

シェアボタンは、単なる共有手段ではなく、ユーザーが「この情報は役に立つ」「他の人にも知ってほしい」と感じたときに素早く拡散できるようにする役割を持っています。

また、業界内で影響力のあるアカウントに取り上げられると、その投稿を見た編集者やブロガーが記事化し、結果として被リンクにつながることもあります。SNSのシェア自体が直接的な被リンクではなくても、リンク獲得のきっかけを増やす導線として機能します。

プレスリリースの発信

プレスリリースの発信も、ナチュラルリンクを獲得するための有効な手段です。

プレスリリースとは、企業や団体が自社の新しいサービス、製品、イベント、調査結果などの情報を、報道機関や配信サービスを通じて発表する公式な情報提供の手段です。

つまり、一次情報を発信することになりますので、他メディアがそれを信頼できる情報源として扱いやすくなります。

これにより、業界関係者やメディアが情報をキャッチし、ニュースサイトやブログ、企業のオウンドメディアで紹介される可能性が高まり、自然な形でナチュラルリンクが生まれます。

ただし、配信しただけで終わるとリンク獲得にはつながりにくいです。ニュース性のある切り口、数字のある発表、引用しやすい図表、担当者コメントまで用意しておくと、転載ではなく紹介記事として扱われやすくなります。

獲得したナチュラルリンクの効果測定

ナチュラルリンクを獲得したら、その効果を定期的に確認することも重要です。

Google Search Consoleの「リンク」レポートで、新たに獲得した被リンクの数とリンク元ドメインを確認できます。リンク獲得後は、対象ページの検索順位やオーガニック流入数の変化を2〜4週間単位で追跡し、リンクがSEO評価に反映されているかを判断しましょう。

また、リンク元ページからの直接流入はGoogleアナリティクスの「参照元/メディア」レポートで確認できます。どのリンクがどれだけの流入を生んでいるかを把握することで、今後どのような施策にリソースを集中すべきかの判断材料になります。

不自然なリンクの発見方法や対処方法

自社サイトが不自然なリンクを受けていないかは、Google Search Consoleで確認できます。

まず、不自然なリンクを特定するには、Google Search Consoleの「リンク」レポートを活用します。
Google Search Consoleには、サイトへリンクしている外部サイトの一覧を確認できる機能があり、そこから怪しいリンクを見つけることができます。

Search Consoleを使った不自然なリンクの発見方法
  1. Google Search Consoleにログイン
  2. 左カラムにある「リンク」をクリック
  3. リンクを受けているページのURLをクリック
  4. 「このページにリンクしている上位のサイト」からリンク元を確認する

上記の手順で確認できます。特に、関連性のない海外サイト、内容の薄いディレクトリ、同じようなアンカーテキストが大量に並ぶサイトなどを見つけた場合には、SEOの評価に悪影響を与える可能性があるため、リンクの背景を確認することがおすすめです。

不自然なリンクを発見した際の対処方法としては「リンクの否認」があります。

Googleはリンク否認ツールを提供しており、これを利用することで、検索エンジンが問題のあるリンクを評価対象から外すようリクエストできます。

この際、リンクの否認リストを適切に作成し、Googleに申請することで、SEOへの悪影響を抑えられる場合があります。

ただし、リンクを否認する前に、まずは本当に問題のあるリンクかを見極めることが大切です。

Googleは多くの低品質リンクを自動で無視できるとされているため、怪しく見えるリンクを片っ端から否認する運用はおすすめしません。実際には、手動対策を受けている、明らかに作為的なリンク群がある、過去の外部施策の影響が残っている、といったケースで検討するのが現実的です。

また、リンク元のサイト管理者に直接連絡し、削除を依頼できるならその方法も有効です。誤って貼られたリンクや、過去に関係のあったサイトのリンクであれば、削除に応じてもらえることがあります。

連絡しても対応が得られない場合に、リンク否認ツールの活用を検討するとよいでしょう。

⇒Search Consoleの使い方を確認したい方は、Googleサーチコンソールとは?機能や設定方法、使い方などを初心者にわかりやすく解説もあわせてご覧ください。

よくある質問

ナチュラルリンクと被リンクは何が違いますか?

被リンクは外部サイトから自社サイトへ向けられたリンク全般を指します。ナチュラルリンクはその中でも、金銭や依頼ではなく、相手が自発的に設置した自然な被リンクです。

ナチュラルリンクは自分で増やせますか?

直接コントロールすることはできません。ただし、独自データの公開、一次情報の発信、更新性の高い記事作成、シェアされやすい図表の整備によって、獲得しやすい状態を作ることはできます。

相互リンクはすべて問題になりますか?

すべてが問題になるわけではありません。読者にとって自然な紹介であれば成立しますが、順位操作だけを目的に大量に交換する運用は不自然と見なされやすくなります。

nofollowが付いているリンクには意味がありませんか?

意味がないわけではありません。SEO評価の受け渡しとは別に、認知拡大や直接流入のきっかけになることがあります。ただし、ナチュラルリンクとしての評価対象とは分けて考えるのが基本です。

不自然なリンクを見つけたらすぐ否認すべきですか?

すぐに否認する必要はありません。まずはリンク元の関連性、発生時期、アンカーテキスト、過去の施策との関係を確認し、本当に作為的なリンクかを見極めることが重要です。

まとめ

ナチュラルリンクは、他サイトが価値を認めて自発的に設置する自然な被リンクであり、SEOでは今も重要な評価材料の一つです。

判断のポイントは、関連性のあるサイトから、文脈に沿って、適切なアンカーテキストで紹介されているかにあります。反対に、売買リンクや過剰な相互リンク、関連性の薄い大量リンクは避けるべきです。

獲得を目指すなら、最新情報の更新、独自データの公開、図表化、SNSでの拡散導線、プレスリリースの活用といった施策を積み重ねることが近道です。不自然なリンクが気になる場合は、Google Search Consoleで状況を確認し、必要に応じて削除依頼や否認を検討していきましょう。

ナチュラルリンクの広義である「外部リンク」について理解を深めたい方は、以下のページもあわせてご覧ください。