共起語とは?サジェストとの違いやSEOに効果的な使い方、無料の調査ツール3選を紹介


SEO対策をするなら、キーワードの種類とともに、「共起語」の意味やメリットも押さえておきましょう。

本記事では、「共起語とはなにか」を解説したうえで、サジェストキーワードや関連キーワードとの違いや、共起語を使うメリット、共起語を見つけるのに役立つおすすめの無料ツールを紹介します。

共起語の調べ方や具体的な使い方も解説するので、ぜひ参考にしてください。

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記事の執筆者
株式会社EXIDEA セールスマネージャー
大出 岳
新卒で営業の基礎を学ぶ為大手IT営業会社に入社後、2019年にUUUM株式会社にジョイン。ゲーム会社を複数担当しインフルエンサーマーケティングの基礎を学ぶ。その後新規事立ち上げの為2022年にスタートアップ企業にジョインし、01フェーズの事業立ち上げを経験。現在はプロダクトソリューション事業部にて事業開発とセールス、マーケティングを担当。
EmmaBlog監修者

共起語とは

共起語(きょうきご)とは、特定のキーワードと一緒に使われやすい単語やフレーズのことです。

主に、特定のキーワードで検索した際、検索画面のトップに現れるページで頻繁に使用されている単語が共起語とされます。

SEO記事を作成する際、共起語を適切に使用することで、対策キーワードに関する網羅性の高い内容を作成しやすくなるでしょう。

共起語の具体例

例えば、「seo」という対策キーワードに対する共起語は、以下のとおりです。(※2025年11月現在)

共起語の具体例
    解説、記事、初心、基本、対策、情報、 結果、サイト、検索、ページ、表示、上位、エンジン
    理解、最新、順位、資料、ポイント、無料、会社、キーワード、施策、コンテンツ、多く

上記は「seo」で対策したWebサイト内の文章で、頻繁に使用される単語です。

SEO記事を作成する際、「効果的なSEO対策方法」「SEOの検索順位が決まる仕組み」などを解説することで、共起語が自然に含まれるでしょう。

サジェストキーワードや関連キーワードとの違い

共起語と類似しているものに「サジェストキーワード」と「関連キーワード」があります。どちらもユーザーの検索意図を理解するのに役立つワードです。

それぞれの特徴と、共起語との違いを押さえておきましょう。

サジェストキーワードとの違い

サジェストキーワードとは、検索エンジンにキーワードを入力する際、自動的に表示される検索候補のことです。

以下の画像のようなかたちで表示されます。

サジェストワードはどこに表示される?

サジェストキーワードは、Googleの「オートコンプリート機能」によって表示されるワードです。ユーザーが検索をかける場所やキーワードに対して注目されていることや、ユーザーの過去の検索履歴などに基づいて表示されます。

共起語が「キーワードに関するコンテンツ内に含まれるワード」であるのに対し、サジェストキーワードは「検索をかけるユーザーの環境や、キーワードを検索にかけた時点で一緒に調べられているワード」という違いがあります。

関連キーワードとの違い

関連キーワードとは、検索したキーワード(メインキーワード)から関連性が高いと連想されるキーワードのことです。

検索エンジンにキーワードを入力して検索をかけると、検索結果画面の下部に「他のキーワード」として表示されます。

関連キーワードとはどういうもの?

関連キーワードは、ユーザーが検索の際に一緒に入力した語句や、検索エンジンのアルゴリズムによってキーワードに関連するWebサイトから自動抽出されたものが表示されます。

このように、サジェストキーワードや関連キーワードの定義は共起語と異なりますが、どちらもコンテンツ内にも自然と含まれるため共起語にもなり得ると覚えておきましょう。

共起語は古い?SEOとの関係性

コンテンツ内にキーワードや共起語をたくさん含ませることは、数年前までSEO対策として効果的でした。

しかし、現在のGoogleのアルゴリズムは、キーワードや共起語がたくさん使用されていることよりも、コンテンツの内容がユーザーにとって有意義であることを重視しています。

したがって、Webサイトや記事を作成する際は「どうしてこのキーワードで検索したのか」というユーザーの検索意図を把握し、ユーザー満足度の高い内容に仕上げることが大切です。共起語や関連キーワードは、ユーザーのニーズを満たすための参考程度に使いましょう。

また、キーワードや共起語を必要以上に含ませるとSEO評価が下がるリスクもあります。当社のコンテンツ無料診断は、会員登録不要でキーワードの適切な比率や、コンテンツのスコアチェックが可能なので、お気軽に試してみてください。

共起語を使うメリット・効果

SEO対策で重要なのはユーザーのニーズであることを前提として、共起語を上手く使うことで、さまざまなメリットが期待できます。

以下のメリット・効果を意識して、共起語を取り入れましょう。

ユーザーエクスペリエンスが向上する

共起語は、対策キーワードの検索上位に表示されるサイトに頻用されている語句です。検索上位に表示されるには、ユーザーの検索意図を満たした内容であることが欠かせません。

ゆえに、共起語を意識したコンテンツは、ユーザーにとって読みやすく、キーワードに関する情報の網羅性が高いコンテンツになりやすいです。

サジェストキーワード・関連キーワードの調査や、競合分析とともに共起語調査を行うことで、ユーザーエクスペリエンスの向上が期待できるでしょう。

検索結果にヒットする可能性が高まる

基本的に、SEO対策を目的としたコンテンツは、対策キーワードで検索上位に表示させるために作成します。

ユーザーの検索意図を分析したうえで適切な共起語を含ませると、検索エンジンに評価され、上位表示されやすくなるでしょう。

また、共起語を意識することで、対策キーワード以外のキーワードで検索結果に表示されるというメリットも。

例えば、対策キーワードを「SEO」に選んだ場合、共起語である「対策」「キーワード」「コンテンツ」などをコンテンツ内に含めます。すると、「SEO」という単独キーワードだけでなく「SEO 対策」や「SEO キーワード」などの複数語や、「コンテンツ」というキーワードで上位表示される可能性があるでしょう。

共起語の調べ方

対策キーワードの共起語は、検索エンジンや無料ツールで簡単に調べられます。

調べ方を押さえておきましょう。

検索エンジンから上位のコンテンツを調査・分析する

一般的に、対策キーワードで検索した際、検索上位に表示されるサイトに頻用されているキーワードが共起語に該当します。そのため、上位サイトを調査・分析することで、共起語を抽出することが可能です。

記事を作成する際は、ユーザーの検索意図や共起語を意識しながら、上位表示されているサイトを分析しましょう。

共起語検索ツールで調べる

共起語は、無料の専用ツールで簡単に調べることが可能です。

競合サイトを確認するよりも早く調べられますが、共起語検索ツールではワードのみが表示されるので、検索意図を把握するのは難しいです。

共起語検索ツールを利用する場合は、関連キーワードや上位表示されているサイトを確認しながら、参考程度に利用しましょう。

共起語が分かる無料ツール3選

無料で利用できる共起語検索ツールを3つ紹介します。

ぜひ、コンテンツ作成やリライトの際にお役立てください。

共起語検索ツール

共起語検索イメージ
引用元:https://neoinspire.net/cooccur/
共起語検索ツールは、無料で共起語を調べられるツールです。

対策キーワードを空欄に入力すると、Googleで検索した際の上位30位までのコンテンツから共起語の候補を抽出します。アカウントを作成しなくても、何度でも利用が可能です。

共起語調査ツール

共起語調査ツールイメージ
引用元:https://www.tsuyoshikashiwazaki.jp/tools/cognate/
共起語調査ツールは、サクラサクラボが提供している無料で使える共起語チェックツールです。

GoogleやYahoo!の検索結果から共起語を抽出し、結果をCSVデータとしてダウンロードすることが可能です。

利用の際は、サクラサクラボに会員登録する必要があります。

ラッコキーワード

関連キーワード取得ツール:ラッコキーワード
引用元:https://rakkokeyword.com/
ラッコキーワードは、検索エンジン別に共起語を確認できる無料ツールです。

1日15回までの使用制限はあるものの、会員登録の必要はありません。対策キーワードに対し、上位20サイトから共起語を抽出します。

共起語がタイトルや見出しに使用されている回数も確認が可能です。

共起語の使い方【例文あり】

共起語のメリットや調べ方を解説しましたが、「具体的にどう使うの?」と疑問を持つ方もいるでしょう。

ここでは、効果的な共起語の使い方を解説します。

検索意図に合わせてタイトルや本文に含ませる

SEO記事の作成で共起語を使用する際は、ユーザーの検索意図を意識したうえで、タイトルや本文に自然に含ませましょう。

具体例として、弊社が作成した「SEO対策とは?基礎知識や上位表示の方法を初心者にもわかりやすく解説」から、共起語を使った文章を抜粋しました。

※以下、太文字が共起語に該当します。

SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、日本語に訳すと"検索エンジン最適化"です。 検索エンジンとは、インターネットユーザーが検索したキーワードに対して関連度の高い情報を持ったWebページを表示するシステム。そして、有名な検索エンジンGoogle、Yahoo!、Bingなどがあります。
検索エンジンにて狙ったキーワード上位表示するためのWebサイト改善手法を「SEO(検索エンジン最適化)対策」といいます。 日本検索エンジンシェアは、Googleが約75%を占めますが、Google以外にも検索エンジンは存在します。

あらかじめ共起語を調べて、対策キーワードに適した文章を執筆します。執筆後、共起語を意識しながらリライトを行い、最後にユーザーにとって記事全体が読みにくくないかを確認しました。

キーワードや共起語よりも、ユーザーにとっての読みやすさと、求めている情報を記載することを重視しましょう。

リライトで共起語を調査する

共起語の調査は、SEO記事のリライトでも役立ちます。

検索順位やCV数の成果が現れないとき、検索上位の記事に含まれる共起語や内容をチェックすることで、自社のページに不足している情報を把握できるでしょう。

SEOリライトで重要なのは、ユーザーの検索意図をあらためて調査すること。検索上位の記事や共起語を再調査することは、ユーザーの疑問や課題の抽出に役立つでしょう。

共起語使用時の注意点

共起語を使用する際、文章や見出しに不自然に入れすぎないように注意しましょう。

キーワードと同様、共起語を詰め込みすぎてしまうと、文章の内容が不自然になることから、ユーザーにとって読みづらい記事になってしまいます。

不自然にならないポイントとしては、あくまで自然に使えるところに使用し、共起語を入れ込むための文章を作らないことです。

また、共起語はキーワードの検索意図を調べるのに役立ちますが、検索意図そのものを示すものではありません。

サジェストキーワードや関連キーワード、対策キーワードで上位に表示されているWebサイトのコンテンツ内容を含めて検索意図を把握し、ユーザーが求める情報を掲載したコンテンツ作成を進めましょう。

共起語をSEO記事作成の参考にしよう

SEOコンテンツの作成に役立つ、共起語について解説しました。

共起語は、キーワードの検索意図を満たすコンテンツには自然に含まれるキーワードです。

対策キーワードを決めたら、サジェストキーワードや関連キーワードと一緒に共起語を調べ、ユーザーにとって役に立つ質の高いコンテンツを作成しましょう。

また、弊社ではキーワード選定から競合分析、構成案作成、ライティング、公開後の計測までサポートするSEOツール「EmmaTools」を提供しています。

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