SEOキーワードの選び方

「SEO対策をいざ始めようと思ったら、キーワードの選定方法がわからない。」
「どうやってキーワードを決定すればいいんだろう?」

はじめてSEO対策を行う方にとって、キーワードの設定方法はつまづきやすいポイント。

キーワード選定はSEO対策において非常に重要であり、SEO戦略における要です。ここで設定方法を誤ると、いくら記事を書いてもCVに繋がらない、ということになり兼ねません。

そこで当ページでは、SEO対策における失敗しないキーワードの選び方を3ステップでわかりやすく解説いたします。

また、ステップごとに使えるツール(無料・有料)もご紹介するので、ぜひSEOキーワードの選定時にお役立てください。

それではさっそく見ていきましょう。

選定の前に:キーワードの種類を理解しよう

SEOキーワードを選定する前に、SEOキーワードの検索タイプ3種類について理解しておきましょう。これを知っておくことで、キーワードの選出がしやすくなります。

  • インフォメーショナルクエリ(情報型):
    「SEOとは」「英語 コツ」など、何かの情報を知りたいという検索ニーズがあるキーワード
  • トランザクショナルクエリ(取引型):
    「英会話 おすすめ」「英会話 安い」など、購買・契約などの取引をしたいという検索ニーズがあるキーワード
  • ナビゲーショナルクエリ(案内型):
    「楽天 ログイン」「ディズニーランド」など、特定のページに行きたいという検索ニーズがあるキーワード

コンバージョンに繋がりやすいのは、2つ目の取引型のキーワードであることはおわかりいただける思います。

しかし、だからといって「取引型のキーワードだけ対策をしよう」と考えるのはおすすめしません。

なぜなら、SEOで上位表示させるには、記事だけでなく、サイト全体の情報の網羅性が大事になってくるからです。

ユーザーが購買などの意思決定をするには、料金や特徴、デメリットなども多面的な情報が必要です。

このような取引型以外のキーワードもサイト内でしっかりと対策をすることが、強固なサイト作りに繋がります。

 注意
全てのキーワードが3つの検索タイプに分類できるわけではありません。インフォメーショナルとトランザクショナル両方の検索タイプを持つキーワードもあるということは理解しておきましょう。

以上の検索タイプが理解できたら、SEOキーワードの選定方法について見ていきましょう。

STEP1.軸となるSEOキーワードを選定する

SEOにおけるキーワード選定の第1ステップは、軸となるメインキーワードを決めることです。

メインキーワードは、いわばサイト運営の中心となるワード。成果に繋がるメインキーワードを決めるためには、サイトの目的とペルソナを明確にすることが重要になってきます。

サイトの目的を明確にする

SEOキーワードの選定に重要なのは、サイトの目的を明確にすることです。ブログやホームページを運営する目的は何でしょうか?「ブランド認知を促進させたい」のか、「商品やサービスを購入してもらい収益につなげたい」では、選ぶキーワードが変わってきます。

ここを曖昧にしたままキーワードを選定すると、いくら良い記事を書いても成果繋がらない、といったことになり兼ねません。

ペルソナを決める

目的の次に重要なのは、ペルソナを決めることです。検索キーワードは、このペルソナが抱いている悩みが顕在化したもの。

つまり、ペルソナを明確にすることで、SEOで対策すべきキーワードが見えてくるのです。

メインの対策キーワードを決める

サイトの目的やペルソナが明確になったら、メインのSEOキーワードを決めます。冒頭にお伝えした、検索タイプを参考に選定してみましょう。

例えば、オンライン英会話の会社が契約増を目的とするのであれば、「オンライン英会話」「オンライン英会話 比較」などの設定がよいでしょう。

メインキーワードを軸にして対策するキーワードの幅を広げていくため、できるだけボリューム数が多い、上位概念のキーワードを設定するのがおすすめです。

キーワードがまだ市場にない場合

新しく作っていくサービスなど、まだそのキーワードの検索ボリュームがほぼない場合があります。

その場合、ペルソナに沿ったキーワードを選定することが大切です。

例えば、「クラウドサイン」という単語を例として挙げた場合、そのペルソナ例として以下のような設定ができます。

  • バックオフィス事業部部長
  • 40歳男性
  • ペーパーレス化を進めたい
  • 契約書の締結にかかる時間にストレスを感じている

このようなペルソナが何に課題を感じていて、どんなキーワードで検索しているのか熟考し、キーワードを選定することが重要です。可能であれば、ペルソナにヒアリングしてみるのもよいでしょう。

STEP2.キーワードの幅を広げる【おすすめツール紹介】

SEO対策の軸となるキーワードが決まったら、その軸を元にキーワードの幅を広げます。

ここで大事になってくる考え方は、漏れがないようにキーワードを全て抽出する、ということです。

でも一体、そんなことどうやったら実現できるのでしょうか。ここではキーワードの幅の広げ方について、おすすめツールと合わせて紹介していきます。

ラッコキーワード(旧:関連キーワード取得ツール)/無料

ラッコキーワード
『関連キーワード取得ツール』は、 調査したいキーワードを検索すると、それに関連するキーワードが取得できるツールです。

このツールの特徴は取得可能なキーワード数が非常に多いこと。試しに『英語 学習』を調査してみたところ、520もの新しいキーワードを取得できました。

『関連キーワード取得ツール』を使えば、Yahoo!知恵袋や、教えて!Gooなどの情報も表示してくれるので、そのキーワードを検索するユーザーの心理状況もチェックすることができますよ。

Ahrefs/有料

Ahrefs(エイチレフス)は、自社サイトだけでなく、競合サイトの被リンク分析、検索流入キーワード、ランキング上位のキーワードなどを調査できるSEO分析ツールです。

価格は有料ですが、競合サイトのキーワード分析ができる点を踏まえると費用対効果は高いです。SEO対策従事者であれば、ぜひ活用したいツールです。

Google serch console/無料

Google serch console(グーグルサーチコンソール)は、既にサイトに流入がある場合に使えるツールです。具体的には、その記事が、「どのような検索キーワードで」「どれくらいの回数表示されて」「クリック回数はどれくらいだったか」をチェックするができます。

リアルな検索キーワードを抽出することができるので、定期的にチェックをするのがおすすめです。

Weblio 類語検索/無料

キーワードの幅を広げる際に意外と使えるのが、Weblioの類語検索ツールです。メインとなるキーワードを検索することで、多数のキーワード案を抽出できます。

SEO対策においては、同じ意味で表記が異なるキーワードを拾い、対策することも大切です。類語検索ツールを用いてキーワードの抜け漏れを防ぎましょう。

Googleのサジェスト機能/無料

Googleのサジェスト機能とは、Googleの検索窓にキーワードを入力した際に、一緒に検索されやすいキーワードを自動で表示する機能のことをいいます。以下の画像をご覧いただくと、目にしたことがある!と感じる方も多くいるのではないでしょうか。

グーグルサジェスト
サジェストされるキーワードは、一定の検索数のあるキーワードです。つまり、メインキーワードと共に対策をすることで、大きく流入数を伸ばすことに繋がります。

サジェストキーワードを一括でダウンロードできるツールには、「Google 広告 キーワードプランナー」「グーグルサジェスト キーワード一括DLツール」など複数ありますので、検索してみてください。

以上のようなキーワードツールを用い、SEO対策におけるキーワードを抽出していきます。ここまでできたら最後のステップ、「対策をする優先順位を決める」に進みましょう。

STEP3.対策をする優先順位を決める(数を絞る)

これまでは、キーワードを増やす作業でしたが、ここからは数を絞る作業となります。

ここでの作業は、一つの記事で網羅できるキーワードをカテゴライズする、対策するキーワードとして相応しくないキーワードを除外するの2つです。

除外する基準としては、下記の4項目を考慮しましょう。

①検索ボリューム

検索ボリュームは特定のキーワードが月間でどれだけ検索されているかを表す指標で、そのキーワードがどれだけ需要があるかが分かります。

また、検索ボリュームを見ることでどれだけのトラフィックが見込めるか、大まかに計算することが可能です。

検索ボリュームを調べるには、Googleのキーワードプランナーで調べましょう。

キーワードプランナー

右側の『検索ボリュームと予測のデータを確認する』から検索ボリュームが導き出せます。

検索ボリュームが1000以上あるものは上位表示が難しくなるため、早期に結果を出したいのなら、避けたほうが賢明です。

②競合性

次に、各キーワードの競合性を調べる必要があります。上述した通り、基本的に検索ボリュームが大きいキーワードは競争が激しく、上位表示するのが難しいものです。

そのため、はじめに決めたビッグワードとロングテールキーワードのバランスを基準に、キーワードをもう1度ふるいにかけましょう。

また、ツールを使って競合性を調べる方法もあります。Ubersuggestというツールを使えば、キーワードを入力すると、検索ボリューム、SEO難易度、有料難易度(広告の難易度)、トップ20に入る可能性を表示してくれます。

ちなみに、『英語 学習』で調査するとこのように、SEO難易度が50(100が最も激しい)、競争が激しいと教えてくれました。こちらの数値も参考にするとよいでしょう。

Ubersuggestの画像

③関連性

今一度、キーワードと商品やサービスの関連性を見直しましょう。たとえ、検索ボリュームが高く、競合性が低くても、望まないトラフィック(顧客となりえない流入)は必要性が低いキーワードです。

関連性の低いキーワードはこの時点で除外します。

例えば、『総合 学習 英語』というキーワードは、ボリュームが110あり、競合もあまりいませんが、関連性が低いキーワードだと言えるでしょう。

④現状のトラフィック

貴社サイトの現状も考慮に入れるべきです。もし、既にSEOで上位表示できているキーワードがあるのであれば、そのキーワードに関連するキーワードのコンテンツを充実させることで、より早い段階での結果が期待できます。

この段階までキーワードを絞り込めば、キーワードの調査、選定作業は一旦終了です。ここからは、選定したキーワードに沿って、コンテンツを書く作業となります。

選定が終了したら:SEO効果の高い記事を書くコツ

SEOキーワードの選定と優先順位の決定ができたら、あとは記事コンテンツを作成していくだけです。

とはいえ、「SEOで効果的な記事の書き方がわからない」という方も多いと思います。

SEO効果の高いコンテンツを作るには、キーワードの入れ方にコツがあります。以下のポイントを押さえて記事を書いてみてください。

タイトルタグにキーワードをいれる

対策するSEOキーワードは、必ずタイトルに入れましょう。ただし、Googleに評価されたいからといって、キーワードを何回も登場させるのは無意味です。対策キーワードの登場回数は一回が原則。ユーザーに分かりやすいタイトルが基本の考え方です。

見出しタグにメインキーワードと関連キーワードを入れる

見出しタグ(h1,h2)にはメインキーワードと関連キーワードを入れましょう。見出しタグをみたときに、ユーザーが情報が網羅されていると分かることがSEO効果の高い記事作成のポイントです。

タイトルタグと同じように、過剰に入れすぎるのは逆効果になるので注意してください。

記事に入れるキーワードの回数は?

「SEOで上位表示するには、キーワードをどれくらい使えばいい?」と疑問もあるかもしれません。しかし、ここは明確な答えはありません。

考えるべきは、ユーザーの検索ニーズを満たす情報が網羅されていることです。キーワードの登場回数が多いとユーザーにとってわかりづらい文章になってしまったり、逆に少ないと必要な情報が得られない記事になってしまいます。

ライティングは体系的に学ぶのがおすすめ

SEO対策においてコンテンツは、content is King といわれるほど、重要。SEOライティングは、検索エンジンに対して、如何にわかりやすく書くかという点で、ちょっとしたコツが必要です。

コンテンツを体系的に学ぶのであれば、SEOコンサルに依頼する、本で学ぶなどの方法がありますが、まずは無料でできる方法で試してみるのはいかがでしょうか。

以下の「SEOライティング完全マニュアル」は、SEOを熟知した当サイト編集部で作成したマニュアルです。「なかなか検索順位が上がらない」「記事の基本の書き方から学びたい」という方は、ぜひご活用いただければと思います。

SEOライティングマニュアル

まとめ:SEOで競合に勝つには常にブラッシュアップが必要

当ページでは、『SEOのキーワード選定を行う手順』に関して解説してきました。

しかしSEOキーワードの調査・選定作業は、1回で完璧というわけではありません。上記の流れで作ったものは、あくまでたたき台であり、仮のものです。

実際にWebサイトを運営する中で分析や効果測定を行い、「その記事がそのキーワードで検索してくるユーザーのニーズにあっているか?」「キーワードの取りこぼしがないか?」を常にブラッシュアップをしていきましょう。