自社サイトのアクセス数を増やすために抑えておくべきポイントとは?

Webサイトへのアクセス数を増やすために、ホームページを作成したりWebマーケティングに取り組んだりしている方の中には、アクセス数が思うように増えずに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

アクセス数を増やすためには、まず原因を把握し、それに対する具体的な対策を講じる必要があります。

このページでは、Webサイトのアクセス数が増えない主な原因や、アクセス数を増やすための具体的な13の方法を紹介します。

ただ闇雲にコンテンツを増やしたり、原因を把握せずに施策を行ったりすると、時間と予算を浪費してしまいます。以下で紹介する内容を参考に、効率よくアクセス数を増やしましょう。

記事の監修者
株式会社EXIDEA 代表取締役社長
小川 卓真
SEO歴18年。2006年にSEOツールの開発企業を共同創業して以来、SEOを軸にデジタルマーケティングに従事。2013年に「株式会社EXIDEA」を設立。現在はEXIDEAの代表取締役社長として、Webメディア事業、マーケティングDX事業、SEOライティングツール「EmmaTools」の事業に携わる。
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アクセス数が増えない4つの理由とは

Webサイトのアクセス数を増やすためには、まずアクセス数が増えない原因を調べることが重要です

もし「サイトが検索結果で上位に表示されていない」や「対策キーワードの難易度が高い」、「対策キーワードの検索ボリュームが少ない」、「サイトを更新していない」のいずれかに該当する場合は、アクセスが増えないのは当然といえます。

以下で紹介する詳細に、自社サイトが該当していないか確認してみましょう。

サイトが検索結果で上位に表示されていない

アクセスが増えない1つ目の原因は、サイトが検索結果で上位に表示されていないことが考えられます。

検索エンジンの検索結果画面では、検索順位に応じてユーザーのクリック率が異なります。2021年に海外の企業が行った調査によると、検索順位が1位の場合はクリック率が13.94%、2位では7.52%、3位では4.68%、10位まで下がるとクリック率も1.32%まで下がることがわかっています。

つまり、検索順位が低いとユーザーの目には留まらないため、WEBサイトのアクセス数は増えません。そのため、アクセス数を増やすには、まず自社サイトを上位表示させることが必要です。

アクセス数が増えないと感じた際は、自社サイトが検索結果で上位に表示されているか確認しましょう。

対策キーワードの難易度が高い

アクセスが増えない2つ目の原因は、対策キーワードの難易度が高いことが考えられます。

前述のとおり、アクセス数を増やすためには、自社サイトを検索結果で上位に表示させることが必要です。しかし、キーワードの中には、検索ボリュームが多く、競争率が高いものがあるため、それらを対策キーワードに選んでしまうと上位表示が難しくなります。

また、WEB広告においても、キーワードによっては広告出稿主が多く、広告予算を上げなければ、検索結果の上部に広告が表示されないこともあります。

検索ボリュームが多いキーワードは、多くのアクセスが見込めますが、その分、競合サイトも多く上位表示の難易度が高くなります。そのため、自社サイトのSEO対策状況やサイト規模に見合った難易度の対策キーワードを選ぶことが重要です。

自社サイトが上位表示できていない場合には、対策キーワードの検索ボリュームや対策難易度を確認しましょう。

対策キーワードの検索ボリュームが少ない

アクセスが増えない3つ目の原因は、対策キーワードの検索ボリュームが少ないことです。

検索ボリュームは、該当のキーワードがどれだけ検索されているかを示す指標なので、そのキーワードがあまり検索されていない場合には、たとえ検索結果で上位表示できたとしても、アクセス数が増えることはありません。

検索ボリュームが少ないキーワードは、競争率が低いため、上位表示しやすいというメリットがありますが、その分、キーワードを検索する人自体が少ないため、上位に表示されても得られるアクセス数は限られます。例えば、月間検索ボリュームが100回程度のキーワードで1位を獲得しても、クリック率を考慮すると得られるアクセス数は数十回にとどまるということです。

このように、検索ボリュームが少ないキーワードを対策キーワードにしてしまうと、どれだけ良いコンテンツを作成し上位表示されたとしても、アクセス数の増加は見込めないため、対策キーワードの検索ボリュームを確認しましょう。

サイトを更新していない

アクセスが増えない4つ目の原因は、サイトを更新していないことです。

検索エンジンは、最新の情報や正しい情報を好み、頻繁に情報を更新するサイトを高く評価する傾向があることから、WEBサイトは定期的に新しいコンテンツを追加したり、既存のコンテンツを更新したりする必要があります。そのため、WEBサイトの更新が滞ってしまうと検索エンジンのクローラーは訪問頻度が低下し、結果として検索結果の順位が下がる可能性が高まります。

また、ユーザーも最新の情報を求めているため、サイトが更新されていないと信頼性に欠けると感じ、再訪問する可能性が低くなります。これにより、リピーターの減少や滞在時間の短縮といったネガティブな影響が生じ、結果としてアクセス数が減少します。

そもそもサイトを更新していなければ、勝手にアクセス数が増えることはないため、定期的にサイトを更新できているかを確認しましょう。

アクセス数を増やすため知っておくべき経路

アクセス数を増やす施策を進める前に、主なアクセス経路を把握することで、効果的にアクセス数を増やすことができます。

WEBサイトへのアクセス経路は主に「オーガニック(organic)」と「広告(cpc)」、「リファラー(referral)」、「ダイレクト(direct)」の4つになります。

オーガニック(organic)

1つ目のアクセス経路は、オーガニック(organic)です。

オーガニックトラフィックとは、検索エンジンを通じて自然に発生するアクセスのことを指します。具体的には、GoogleやYahoo!、Bingなどの検索エンジンでユーザーが検索クエリを入力し、その結果ページに表示される非広告のリンクをクリックしてサイトに訪問することです。

オーガニックからのアクセスを増やすためには、質の高いコンテンツの作成や内部リンクの最適化、外部リンクの獲得、ページ読み込み速度の改善などのSEO対策を行う必要があります。また、オーガニックトラフィックを短期間で増やすことは難しいため、長期的な取り組みが求められます。

広告(cpc)

2つ目のアクセス経路は、広告(cpc)です。

広告トラフィックとは、有料広告を通じてWEBサイトに訪れるユーザーのことを指します。具体的には、検索連動型広告(リスティング広告)やディスプレイ広告、SNS広告、動画広告などの広告をクリックしてサイトに訪問することです。

広告からのアクセスを増やすためには、LPやバナー、動画の作成やターゲティングの詳細設定など広告に必要なクリエイティブと、様々な広告媒体に広告出稿費用を払う必要があります。広告経由のアクセスは、短期的な成果に適していますが、中長期的な運用には多くの予算が求められます。

リファラー(referral)

3つ目のアクセス経路は、リファラー(referral)です。

リファラーとは、他のWEBサイトからリンクを介して訪れるトラフィックを指します。例えば、比較サイトなどで自社の商品やサービスが紹介され、そのリンクをクリックしてサイトに訪問することがリファラーに該当します。

リファラーのアクセスを増やすためには、比較サイトに掲載を依頼したり、他のサイトやソーシャルメディアで自然と取り上げられたりして、自社サイトの露出を増やすことが必要です。リファラーのアクセスは、掲載されるサイトの認知度やアクセス数に左右されるだけでなく、紹介したいと思われる商品やサービスを提供していることが求められます。

ダイレクト(direct)

4つ目のアクセス経路は、ダイレクト(direct)です。

ダイレクトとは、ユーザーがURLを直接入力したり、ブックマークからアクセスしたり、メールやメッセージに含まれたリンクをクリックしてサイトに訪れることを指します。

ダイレクトでのアクセスを増やすためには、定期的なニュース配信やプロモーションメールなどのメールマーケティングを行ったり、名刺やパンフレット、広告などのオフライン媒体にURLを記載し、ユーザーに直接入力してもらったりすることが必要です。ダイレクトでのアクセスは、様々な取り組みを幅広く行うことが求められます。

アクセス数を増やす15の方法

ここからは、WEBサイトへのアクセス数を増やす15の方法をご紹介します。

アクセス数に課題を感じている方は、取り組めていない施策があれば、この機会に進めていきましょう。

良質で独自性のあるコンテンツを作成する

1つ目は、良質で独自性のあるコンテンツの作成です。

コンテンツ作成では、ただ情報をまとめただけのものではなく、ユーザーの検索意図に合致した情報や解決策を提供する「良質なコンテンツ」を作成することが重要です。これにより、検索エンジンからの評価が高まり、検索順位が上がりやすくなります。

さらに、自社独自の調査データや事例を取り入れて独自性を持たせることで、検索エンジンから評価され、上位表示がしやすくなります。

良質なコンテンツを作成するためには、対策キーワードを明確にし、読者となるユーザーの課題や悩み、求めている情報を把握することがポイントです。また、競合サイトのコンテンツを確認し、他のサイトが提供していない情報を掲載することで、コンテンツに独自性を持たせることができます。

上位表示されるコンテンツが増えると、ユーザーとの接点が増え、アクセス数も増加します。良質なコンテンツを作成して、検索エンジンとユーザー双方からの評価を高めましょう。

SEO効果の得られるコンテンツの書き方を『コンテンツSEOとは?メリットや実施手順をわかりやすく解説!』にまとめているのでぜひ、ご一読ください。

対策キーワードを入れたユーザーに響くタイトルを付ける

2つ目は、対策キーワードを入れて、ユーザーに響くタイトルを付けることです。

タイトルに対策キーワードを含めることで、検索エンジンはページの内容を認識しやすくなり、コンテンツが上位表示する可能性が高まります。例えば、対策キーワードが「SEO」の場合は「SEOとは?具体的な対策方法を解説」のように、キーワードをタイトル内に入れることで、検索エンジンから評価されやすくなります。

また、タイトルをつける際は、ユーザーがクリックしたくなるような魅力的な言葉を選ぶことも重要です。例えば、「アクセスが2倍になる方法」や「おすすめのツール10選」といった数字を使ったタイトルや、「初心者で簡単にできる5つのSEO対策」のような具体的で役立つ情報を示すタイトルは、ユーザーの関心を引きやすく、クリック率(CTR)を向上させることが可能です。

他にも、タイトルとコンテンツには一貫性を持たせることが大切です。タイトルと実際のコンテンツが一致していない場合、ユーザーはすぐに離脱してしまい、逆効果となります。

このように、キーワードを含めたユーザーに響くタイトルをつけることで、検索エンジンとユーザーの両方から高評価を得ることができ、アクセス数増加に繋がります。

タイトルの選び方については『SEOに強いタイトルの付け方とは?文字数や書き方を解説』にて詳細情報をご案内しています。

メタディスクリプションを設定する

3つ目は、メタディスクリプションの設定です。

メタディスクリプションは、検索結果画面のページタイトルの下に表示される短い説明文で、ユーザーがクリックするかどうかを決める重要な要素となります。そのため、ディスクリプションを適切に設定することで、クリック率(CTR)を向上させ、アクセス数を増やすことができます。

具体的には、主要なキーワードを自然な形で組み込み、文字数を100~150文字程度に収め、ユーザーの検索意図とコンテンツの内容に合致した文章を設定することで、アクセス数の増加を見込めます。

メタディスクリプションは、単にキーワードを詰め込むだけではなく、ページの内容がユーザーにとってどのように役立つかを明確に伝え、ユーザーの関心を引けるような文章をつけましょう。

ユーザーに興味を持ってもらい、クリック率を高めるメタディスクリプションについて『メタディスクリプションとは?SEO効果のある設定方法や最適な文字数・書き方を解説!』で紹介しているので、ご一読ください。

最新の情報に維持し続ける(リライトする)

4つ目は、最新の情報に維持し続けるためのリライトです。

Googleなどの検索エンジンは、最新の情報や正しい情報を発信しているサイトを高く評価する傾向があるため、既存のコンテンツを見直し、最新の情報やトレンドに基づいてリライトすることで検索順位を上げることができます。

また、リライトの際にキーワードの最適化を行うことで、順位の向上や安定も狙えるようになります。特に、競合サイトが多い分野では、定期的なリライトが効果的です。

さらに、リライトによってコンテンツの質を向上させることも重要です。例えば、文章の構成を見直し、読みやすい形式に変更することや、視覚的な要素(画像、動画など)を追加することで、読者の関心を引きつけることができます。

このように、コンテンツの情報を最新な状態に維持しリライトすることは、検索エンジンの評価を向上させるだけでなく、ユーザーエクスペリエンスの向上にもつながります。

コンテンツを公開し、リライトができていないと感じるサイトは定期的に公開済みのページ見直し、更新していきましょう。

リライトについては『SEOで効果的なリライト方法とは?検索順位を上げるコツや注意点を解説』で詳細をまとめています、ぜひ、ご参照ください。

内部リンクを最適化する

5つ目は、内部リンクの最適化です。

内部リンクの最適化は、サイトにアクセスしたユーザーのナビゲーションを助けるだけでなく、検索エンジンのクローラーがサイト全体を効率よくクローリングし、インデックス登録を促すのにも役立ちます。

また、関連性の高いコンテンツ同士をリンクさせることで、検索エンジンにそれらコンテンツの関連性が伝わりやすくなり、検索順位の向上が期待できます。

他にも、内部リンクのアンカーテキストに対策キーワードを含め、具体的で説明的な文章にすることで、検索エンジンはアンカーテキストからリンク先の内容を把握しやすくなり、評価されやすくなります。

ただし、内部リンクの数には注意が必要です。過剰なリンクはユーザーにとって煩わしいだけでなく、検索エンジンにもスパムとして認識されることがあります。

内部リンクの最適化は、ユーザーエクスペリエンスを向上させるとともに、検索エンジンからの評価も高めることができるため、積極的に行いましょう。

内部リンクの最適化を行うなら『内部リンクとは?最適化が与えるSEO効果や失敗しない貼り方、設置場所を解説』をご一読いただいた上で作業を進めることをおすすめします。

WEBサイトを最適化する

6つ目は、WEBサイトの最適化です。

ページタイトル、見出しタグ(H1, H2, H3など)、metaディスクリプション、画像のalt属性など、Webサイトの基本設定を正しく行うことで、検索エンジンがサイトの内容を理解しやすくなります。

具体的には、ページタイトルでは対策キーワードを含め、簡潔かつユーザーがクリックしたくなるタイトルにすることで、アクセスを増やすことができます。

また、見出しタグ(H1, H2, H3など)では、適度に対策キーワードを使い、コンテンツの階層構造を整えることで、検索エンジンがページの内容を理解しやすくなり上位表示しやすくなります。中でも、H1タグは1ページに1つだけ設定し、対策キーワードを含めることでSEO効果を高めることが可能です。

他にも、 metaディスクリプションは検索結果に表示される要約文でクリック率に影響を与えるため、対策キーワードを使用しつつ100~120文字程度に収め、ユーザーの興味を惹く文章にすることでアクセス増加が見込めます。

タイトルタグや見出しタグは、検索順位に好影響を与える要素なので、適切に設定しましょう。

タグの設定方法は『SEOに効果的な10個のHTMLタグの書き方とは?【2024年最新版】』で詳しい情報をまとめています。

コアウェブバイタルを改善する

7つ目は、コアウェブバイタルの改善です。

コアウェブバイタルとは、Webサイトにアクセスするユーザーの体験の良し悪しを図る指標で、LCP(Largest Contentful Paint)とINP(Interaction to Next Paint)、CLS(Cumulative Layout Shift)の大きく3つが挙げられます。

具体的には、LCPは、ページの読み込み速度を示すもので、ページ内の大きなデータ(画像や動画など)が表示されるまでの速度を測定するもので、2.5秒未満であることが望ましいとされます。次に、INPはWebページの応答速度を示す指標で、クリックからページが表示されるまでの速度が0.2秒であることが望ましいというものです。最後にCLSは、Webページを読み込む際、レイアウトに生じるズレを計測したもので、0.1未満であることが求められます。

Googleは、ユーザーエクスペリエンス(UX)を重視していることから、これら3つのポイントはSEOへの影響が大きいと考えられています。いずれも基準値をクリアできていればアクセスしたユーザーの満足度が高く、次のアクセスにつながるだけでなく、検索エンジンからの評価にも影響します。

コアウェブバイタルについてもっと詳しく知りたい方は『コアウェブバイタル(CoreWebVitals)とは?LCP・FID・CLSの3つ指標と改善方法』をご一読ください。

モバイルフレンドリーな状態にする

8つ目は、モバイルフレンドリーな状態にすることです。

モバイルフレンドリーなWEBサイトとは、ユーザーがスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末からアクセスした場合でも、快適に閲覧できるサイトのことを指します。

具体的には、デバイスの画面サイズに応じてレイアウトが自動的に調整されるレスポンシブデザインを採用やページの読み込み速度を最適化、タッチ操作に適したボタンやリンクの配置が該当します。

その中でも、モバイルユーザーはページの読み込み速度に敏感で、遅いページはすぐに離脱されてしまうため、画像の圧縮やキャッシュの活用、不要なスクリプトの削除などの手法を用いて、ページの読み込み速度を向上させることが効果的です。また、モバイル端末での閲覧や操作は指で行うため、ボタンやリンクは十分な大きさを持ち、適切な間隔を保つことで、誤タップを防ぐことができます。

Googleは、インターネット検索を利用するユーザーの多くがスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末を使っていることから、Webサイトのモバイルフレンドリー化を推奨しています。また、モバイルフレンドリーなWEBサイトを作ることで、アクセス数を増やすことが可能です。

モバイルフレンドリーなWebサイト作りについては『モバイルフレンドリーとは?SEO対策で必要な理由や確認・対応方法』に詳しい情報をまとめていますので、ご一読ください。

被リンクやサイテーションを増やす

9つ目は、被リンクやサイテーションを増やすことです。

外部サイトから自社サイトに向けて貼られる「被リンク」や、リンク無しで外部サイトに自社サイトや商品やサービスが紹介される「サイテーション」を増やすことで、検索エンジンからの評価を高め、検索順位を上げることができます。

特に、自社サイトと関連性があるWEBサイトからの被リンクや、業界で権威性があるサイトからの被リンクは、質の高い被リンクと見なされており、検索エンジンからの評価が高く、サイトの信頼性の向上や検索順位の向上に大きな影響を与えます。

ただし、金銭や物品の収受によってリンクを獲得する「ペイドリンク」は、Googleによって厳しく監視されており、ペナルティの対象となるため、行ってはいけません。

他のサイトが自然とリンクを貼りたくなるように、有益な情報や独自の視点を発信することを心掛け、被リンクやサイテーションを獲得しましょう。

被リンクについては『被リンクのSEO効果とは?対策と獲得方法を徹底解説』で詳しい情報をご確認いただけますので、ご参照ください。

SNSを運用し拡散する

10個目は、SNSの運用と情報の拡散です。

FacebookやX(旧Twitter)、Instagram、YoutubeなどのSNSを運営し、多くのチャネルで情報を発信することで、ユーザーとの接点が増え、Webサイトへのアクセス数を増やすことができます。

また、SNSを運用する際は、投稿のタイミングや投稿の頻度、ハッシュタグの活用が重要です。特に、ユーザーが最もアクティブな時間帯に投稿することで、より多くのアクセスを得ることができます。また、投稿頻度を一定に保つことで、継続的にアクセスを増やすことができます。

最近では、YoutubeやInstagramを使った情報収集や購入の意思決定が増えているため、商品やサービスにあわせてSNSを使い分けましょう。

WEB広告を配信する

11個目は、WEB広告の配信です。

ディスプレイ広告やリスティング広告などのWeb広告は、SEO対策と違い、短期間でアクセス数を増やすことができます。特に、Google広告やFacebook広告などは、キーワードや年齢、性別、興味関心などの詳細なターゲティングオプションを設定できるため、自社の商品やサービスに最も興味を持っているユーザーに対して広告を表示することが可能です。

また、リマーケティング広告も効果的です。リマーケティング広告は、一度サイトを訪れたユーザーに対して再度広告を表示し、再訪を促すことができるWEB広告で、購買意欲の高いユーザーに対してアプローチすることができ、コンバージョン率を高めることができます。

ただし、Web広告は、出稿を止めると同時にアクセスも止まるため、継続的にアクセス数を増やすなら、それに合わせた予算が必要です。

WEB広告は、短期的にアクセス数を増やすことができますが、それなりの予算が必要だと覚えておきましょう。

第三者メディアに掲載を依頼する

12個目は、第三者メディアへの掲載依頼です。

第三者メディアとは、専門性や信頼性の高い他のウェブサイトやブログ、ニュース、比較サイトなどを指し、自社の情報をこれらのメディアに取り上げてもらうことで、広範なユーザーにアプローチすることが可能になります。

例えば、IT関連の製品を扱っているのであれば、テクノロジー系のニュースサイトやブログ、業界専門誌など、自社の業界やテーマが関連し、自社のターゲット層と一致するユーザーを持つメディアを選ぶことで、アクセス数を増やせます。また、新製品の発表や業界のトレンドに関する洞察、専門的なノウハウなど、読者にとって価値のあるコンテンツを提供することで、掲載の可能性が高まります。

さらに、第三者メディアに掲載されることのメリットは、アクセス数の増加だけではありません。信頼性の高いメディアに取り上げられることで、自社のブランド認知や信頼性が向上するだけでなく、被リンクも獲得できます。

第三者メディアへの掲載は、アクセス数を増加させ、ブランド価値の向上やSEO効果も期待できるため、積極的に依頼しましょう。

プレスリリースを配信する

13個目は、プレスリリースの配信です。

プレスリリースとは、企業や団体がメディアに対して新製品の発表やイベントの告知、重要なニュースを伝えるための公式な声明文を指します。プレスリリースは、一般的にニュース記事形式で書かれ、メディアがそのまま記事として利用できるようになっているため、メディアは手軽にニュースを報じることができ、企業は自社の情報を広範に伝えることができます。

また、プレスリリースはブランド認知度を高める手段としても有効です。新製品やサービスの発表を広く知らしめることで、ターゲットに対するリーチを拡大し、信頼感を築くことができるだけでなく、企業の専門性や信頼性をアピールすることで、競合他社との差別化を図ることが可能です。

他にも、プレスリリースは自然な被リンクが獲得できるため、ニュースのように発信できる情報があれば、積極的に活用していきましょう。

メールマガジンを配信する

14個目は、メールマガジンの配信です。

既存顧客や読者に対して、メールマガジンを通して定期的に情報を提供することで、サイトへのリピーターを増やすことができます。特に、メールマガジンを配信する際は、ユーザーに読んでもらいやすい時間帯に、画像やバナーなどを使ったHTML形式でメールを配信することがポイントです。

また、メールマガジンを通じて新しいコンテンツやキャンペーンの情報を配信することは、アクセス数を増加させることができるだけでなく、顧客のエンゲージメントを高めることも可能できます。

ただし、送信頻度があまりにも多いとメルマガ登録の解除や配信停止をされてしまうため、しつこく送らないように注意しましょう。

セミナーやイベントを実施する

15個目は、セミナーやイベントの実施です。

オンラインセミナーや展示会などのイベントを通じて、直接的にターゲットとなるユーザーと接触することができると、参加者がその場、あるいは参加後にWEBサイトに訪問する可能性があります。また、イベントの後にフォローアップメールを送ることで、再度WEBサイトへのアクセスを促進することができます。

特に、業界の専門家や同業他社、親和性のある企業などをセミナーやイベントに招くことで、参加者の興味を引きつけることができます。

このように、セミナーやイベントを通じて直接的な接触とオンラインでの拡散を組み合わせることで、アクセス数の増加が期待できます。セミナーやイベントは一度きりではなく、定期的に開催し継続的なアクセス増加を目指しましょう。

まとめ

WEBサイトへのアクセス数に課題を感じている場合は、まずアクセス数が増えない原因を明確にすることが重要です。そもそも、サイトをあまり更新できていなかったり、検索結果で上位表示できていなかったりしていると、アクセス数は増やすことはできないため、サイトを更新し自社サイトを上位表示させることから進めましょう。

なお、それでもアクセス数が増えないと感じた際には、WEBサイトの最適化や内部リンクの最適化、被リンクの獲得、セミナー・イベントの実施など、複数の施策を組み合わせて、アクセス数を増加させましょう。

もし、対策キーワードを明確にしてコンテンツを作成していない場合や、作成したコンテンツが上位表示していない場合には、以下で紹介している正しいSEOコンテンツを作り方を参考にしてください。