Googleアナリティクス4(GA4)とサーチコンソールの連携は、GA4の管理画面からSearch Consoleのプロパティとウェブストリームを紐づければ設定できます。連携できない場合は、ほとんどが権限不足か、そもそもSearch Consoleのプロパティ設定が未完了であることが原因です。
この記事では、GA4にサーチコンソールを連携する方法を画像付きでわかりやすくご紹介します。
GA4にサーチコンソールを連携すると、流入キーワード(検索クエリ)ごとのオーガニック検索のクリック数や表示回数、クリック率がGA4から確認できるようになります。また、GA4で計測し確認できるイベント数やセッション数、エンゲージメント率などもサーチコンソールの情報と併せて確認可能です。設定後に数値差が出ても、両ツールは計測の仕組みが異なるため、完全一致しないこと自体は不自然ではありません。
サーチコンソールとの連携がうまくいかない場合の対処法も解説しますので、まだGA4と連携ができていない方は、この機会に設定していきましょう。
この記事でわかること
Googleアナリティクス4(GA4)とサーチコンソールの連携方法
結論からいうと、GA4側で「Search Consoleのリンク」を開き、連携したいSearch Consoleプロパティとウェブストリームを選べば設定できます。作業自体は数分で終わりますが、選ぶプロパティやストリームを間違えると、あとでレポートが表示されない原因になるため、URLの対応関係を見ながら進めることが大切です。
※以下の画面キャプチャは2024年8月時点のものです。GA4は管理画面のUIが更新されることがあるため、メニュー名や配置が異なる場合は、GA4の「管理」→「サービスとのリンク」からSearch Consoleの項目を探してください。
まず、GA4を開いて画面左下にある「設定」をクリックし、表示された情報の中から「Search Consoleのリンク」をクリックします。

次に、表示された画面にある「リンク」をクリック。

続いて、表示された画面で「アカウントを選択」をクリックします。

表示されたものの中から連携させるプロパティを選び「確認」をクリックします。

選択したプロパティが表示されたら「次へ」をクリックして、ウェブストリームの選択項目の「選択」をクリックします。

連携させるデータストリームを選んで「次へ」をクリックしたら、ここまでの手順で選択したGA4とサーチコンソールが表示されるので、内容に間違いがないことを確認して「送信」をクリックします。

GA4とサーチコンソールそれぞれが表示され、「リンク作成済み」と表示されたら連携作業終了です。
上記の操作が完了し、GA4の「レポート」メニューに「Search Console」という項目が追加されていれば、GA4とサーチコンソールの連携が完了です。
実務でよくあるのは、URLプレフィックスのプロパティとドメインプロパティを取り違えるケースです。たとえば「https://example.com/」で計測したいのに、Search Console側では「http://example.com/」や別サブドメインを選んでいると、リンク作成後も見たいデータが揃いません。送信前に、GA4のウェブストリームURLとSearch Consoleの対象URLが一致しているかを確認しておくと手戻りを減らせます。
⇒Search Consoleの設定や使い方を整理したい場合は、Googleサーチコンソールとは?機能や設定方法、使い方などを初心者にわかりやすく解説も是非参照ください。
もし、上記の手順を進めている途中で「操作ができない」や「連携できない」場合には、以下で紹介する原因と対処方法をご確認ください。
GA4とサーチコンソールが連携できない場合
結論として、GA4とサーチコンソールの連携ができない場合には、原因として「連携させようとしているアカウントの権限」が考えられます。あわせて、Search Consoleのプロパティ自体が未登録、または対象サイトの所有権確認が終わっていないケースも少なくありません。
GA4とサーチコンソールを連携するには、GA4側の「編集」権限とサーチコンソール側の「所有者」権限の設定がそれぞれ必要です。
GA4の編集に関する権限を付与するには、GA4の「管理者」がログインし、GA4の画面右下にある「管理」ボタンをクリックし、「アカウント設定」または「プロパティ設定」を選びます。

次に、「アカウントのアクセス管理」または「プロパティのアクセス管理」どちらかをクリック。

続いて表示されるユーザー一覧からいずれかを選び、権限を「編集者」にします。
これでGA4側のユーザー設定は完了です。

続いて、サーチコンソールの所有者権限の設定ですが、「所有者」IDでログインし、「設定」をクリックして「ユーザーと権限」を選びます。

すると、登録されているユーザー一覧が表示されるので、権限を変更したいIDの右端にある点をクリックして表示される「権限の変更」を選んで「編集者」に変更し、完了です。

ただし、連携エラーは権限だけでなく、対象のサイトURLが一致していないことでも起こります。たとえば、GA4では「https://www.example.com」を計測しているのに、Search Consoleでは「https://example.com」しか登録していない場合、見た目は近くても別物として扱われます。特にリニューアル後や常時SSL化のあとに設定を引き継いだサイトでは、このズレが残りやすいです。
当社でもアクセス解析の初期設定を見直す場面では、タグ未設置よりも「権限はあるのに対象プロパティが違う」「旧URLの設定が残っている」といった管理上のズレが見つかることがあります。連携できないときは、権限確認とあわせて、GA4のウェブストリームURLとSearch ConsoleのプロパティURLを並べて確認するのが分かりやすいです。
⇒GA4の基本設定や権限まわりを確認したい方は、GA4とは?基本の設定方法やイベント設定、レポートの閲覧方法などを解説もあわせてご覧ください。
なお、当然ながらサーチコンソールの登録が完了していなければ、GA4との連携はできません。サーチコンソールの設定方法や使い方もあわせて確認し、所有権確認まで終えてから再度連携を試すと良いでしょう。
GA4とサーチコンソールを連携すると確認できる2つのレポート
GA4とサーチコンソールの連携が完了すると、GA4を開くだけで以下に紹介する2つのレポートが閲覧できるようになります。見るべきポイントは、検索で見つかる前のデータと、サイトに入った後の行動データを同じ流れで確認できることです。
クエリ:Googleのオーガニック検索クエリ

1つ目に確認できるレポートは、検索クエリ(インターネット検索に使われたキーワード)です。
検索クエリのレポートでは、検索エンジン(オーガニック検索)経由でサイトに流入してきたユーザーが、検索に使用した語句(検索クエリ)がどのようなものだったかを確認できます。どのテーマで表示され、どの語句でクリックされているかを把握できるため、記事のリライトや新規記事の企画に直結しやすいレポートです。
- GA4の「レポート」から「Search Console」を選択
- 「Search Console」のプルダウンメニューから「クエリ」を選択
また、ユーザーがどの「国」からアクセスしたかを調べることも可能です。

他にも、どの端末からアクセスしたか、パソコン(desktop)やスマホ(mobile)、タブレット(tablet)を表示させることもできます。

このレポートで実務上見やすいのは、「表示回数は多いのにクリック率が低い語句」と「クリックはあるのにエンゲージメントが弱い語句」を分けて考えることです。前者はタイトルやディスクリプションの見直し候補、後者は流入後の内容改善候補として整理しやすくなります。
⇒検索クエリの見方や調査方法については、検索クエリとは?キーワードとの違いや種類、調べ方をわかりやすく紹介も参考にしてみてください。
Google オーガニック検索レポート:ランディングページ+クエリ文字列

2つ目は、オーガニック検索からランディングページの情報を見ることができます。
ランディングページとは、ユーザーがWebサイトで最初にアクセスしたページを指し、このレポートでは、検索流入の受け皿になっているページごとの表示回数、クリック数、セッション、エンゲージメントなどを確認できます。どのページが検索で見つかり、実際に訪問後の行動につながっているかを把握しやすいのが特徴です。
- GA4の「レポート」から「Search Console」を選択
- 「Search Console」のプルダウンメニューから「Googleオーガニック検索レポート」を選択
こちらも検索クエリと同様に、国やデバイスごとの数値を確認することも可能です。


たとえばBtoB商材では、資料請求につながるページは検索クエリ単位よりも、まずランディングページ単位で見たほうが改善点を見つけやすいことがあります。検索で流入しても、導入事例への導線が弱い、CTAが見えにくい、比較情報が足りないといった課題は、ページ軸で見たほうが把握しやすいためです。
なお、上記2つのレポートで確認できる「Googleのオーガニック検索の表示回数」という項目は「ユーザーがクリックしてWebページを表示(アクセス)した回数」ではなく、「検索結果に該当のページが表示された回数」なのでご留意ください。
また、Search Consoleのクリック数とGA4のセッション数は完全には一致しません。クリック後に計測タグが発火しなかった、同意設定の影響を受けた、タイムゾーンや正規URLの扱いが異なる、といった理由で差が出るためです。重要なのは数値の一致そのものではなく、増減の傾向が同じ方向を向いているかを見ることです。
⇒ランディングページ改善の考え方は、LPOとは?SEOやEFOとの違いや対策手順、役立つツールをご紹介で整理しています。
GA4とサーチコンソールを連携する3つのメリット
最後に、GA4とサーチコンソールを連携させることで得られる3つのメリットをご紹介します。
GA4とサーチコンソールのデータを別々に確認しても数値は確認できますが、連携して確認するとより詳細な分析が可能です。特に、検索での露出からサイト内行動までを同じ画面で追えるようになるため、改善の優先順位を決めやすくなります。
両方の情報を1つの画面で分析と確認できる
1つ目は、サーチコンソールを別途、開かなくてもGA4の画面だけで複数の情報を閲覧できるようになることです。
GA4ではサイト訪問後の行動データ(セッション、エンゲージメント、コンバージョン経路など)を追跡でき、サーチコンソールでは検索結果での表示回数やクリック数など訪問前のデータを確認できます。連携することで、この2つを同じ画面で突き合わせられるようになります。
たとえば、特定のページのセッション数やエンゲージメント率を見ながら、同時にそのページがどの検索クエリで流入しているかを把握できます。実務では、Search Consoleで表示回数が多いのにクリック率が低い語句を見つけ、GA4側でそのページの直帰率を確認する、といった分析の流れが1画面で完結する点がメリットです。
ユーザーが使用しているデバイスが確認できる
2つ目は、ユーザーが利用しているデバイスを確認できます。
デバイス情報では、ユーザーがデスクトップ・モバイル・タブレットのどれでサイトにアクセスしているかを把握できます。
たとえば、モバイル比率が高いのにコンバージョン率がデスクトップより極端に低い場合、フォームの入力しづらさやCTAボタンの視認性など、モバイル固有の導線に課題がある可能性があります。逆に、BtoB商材でデスクトップ比率が高ければ、詳細な比較表や資料請求導線を充実させる判断がしやすくなります。デバイスごとの行動差を見ることで、改善すべきポイントを具体的に絞り込めます。
⇒モバイル対応の詳細は、モバイルフレンドリーとは?SEO対策で必要な理由や確認・対応方法で詳しく解説しています。
国ごとのクリック数や表示回数が確認できる
3つ目は、国ごとのクリック数や表示回数が確認できることです。
国別のクリック数や表示回数を確認できるため、海外からのアクセスがある場合や多言語展開を検討している場合に役立ちます。
たとえば、意図していなかった国からの表示回数が多い場合、その国向けのコンテンツを整備することで新たな流入経路を開拓できる可能性があります。また、国内向けサイトであっても、想定外の海外アクセスが多い場合はhreflangの設定漏れや言語設定の見直しを検討する材料になります。
連携の価値は、単にレポートが増えることではありません。検索で見つかる前の指標と、訪問後の行動指標をつなげて見られるようになることで、「流入は増えたが成果につながらない」「表示は増えたがクリックされない」といったズレを切り分けやすくなります。改善の打ち手を誤りにくくなる点が、実務では最も大きなメリットです。
よくある質問
GA4とサーチコンソールを連携しても、すぐにレポートは表示されますか?
連携設定自体はすぐ完了しますが、レポート反映には少し時間がかかることがあります。設定直後に表示されなくても、しばらく待ってから確認すると反映されるケースがあります。
GA4とサーチコンソールの数値が一致しないのは異常ですか?
異常とは限りません。クリック数とセッション数は計測方法が異なるため、完全一致しないのが通常です。まずは大きな乖離がないか、推移の方向が揃っているかを確認しましょう。
連携に必要な権限は何ですか?
GA4側では編集権限、サーチコンソール側では所有者権限が必要です。どちらかが不足していると、リンク設定を進められないことがあります。
Search ConsoleのプロパティはURLプレフィックスとドメインプロパティのどちらでもよいですか?
どちらでも使えますが、GA4のウェブストリームURLと対応していることが重要です。http/https、wwwありなし、サブドメイン違いがあると、意図したデータを見られないことがあります。
連携後に確認すべきレポートはどれですか?
まずは「クエリ」と「Google オーガニック検索レポート」を確認するのがおすすめです。前者は流入語句、後者は検索流入を受けたページの成果を見やすく、改善の起点にしやすいためです。
まとめ
GA4とサーチコンソールの連携は、GA4の管理画面からSearch Consoleプロパティとウェブストリームを紐づければ設定できます。連携できない場合は、GA4の編集権限、Search Consoleの所有者権限、そしてURLの対応関係を優先して確認することが大切です。設定後は、検索クエリとランディングページの2つのレポートを使うことで、検索での見つかり方と訪問後の行動をまとめて把握しやすくなります。GA4とサーチコンソールが連携でき、より詳細なアクセス解析を行いたい方は、以下のボタンからアクセス解析の詳細ページをご確認ください。

